ダーラヘスト(ダーラナ木馬)の歴史
The Dalecarlian horse history

なぜ馬なのでしょう
ダーラナ木馬は世界に広く知られています。無垢の木材から手彫りで形取られ一つひとつ手塗りで豊かで伝統的な絵柄に仕上げられています。絵柄は、古いKurbits農民画様式で、通常花柄とその表情が一つひとつ異なり、一つとして全く同じものはありません。
森の奥深く、小さなログハウスで長い冬の夜に、牧火を灯りにダーラヘストの先駆者は生まれました。ナイフなど簡単な道具で子供たちのために遊具は彫られたのです。馬は彼等にとって掛替えのない存在であったため、木馬が多く彫られました。信頼できる友であり冬の間重い材木を森から運び出す労働者でもあり、夏は農場で働いてくれました。

行商人たちは美しく塗られた彫り物を農村から農村への巡業に持っていき他の商品とともに売り歩いた、というよりも、行商人達は宿泊や食事の代金として用い、こうしてダーラナ木馬の市場が生まれたのです。

記録に残る最も古い商用の木馬は1624年に遡り、市場などで400年も前から売られていたことになりますが、現在の一際目立つカラフルな絵柄になったのは19世紀からで、18世紀のカービッツ塗りが元になっています。この手法はレクサンド、ラトビックやモーラで生まれ、一般的なモチーフは拡がるような花柄模様で、二色の一筆画きが大きな特徴です。モーラから始まりスウェーデン全国で作られていた木馬は今ではヌースネスを含むダーラナ地方のフェルネスとラトビックにある5箇所で作られています。ダーラナ地方はまた、その他の木工工芸や芸術が盛んで、キャンドルホルダー、クロック、ファブリック、家具が生産されています。

最初のころ木馬の原木は斧で切り出されていたため、個々の形は大きく異なっていました。1920年ごろ、G.A. Olssonが初めて帯ノコを手に入れ、型板を用い始めました。これによって個々の木馬のサイズと形が一定し、それを職人が手で仕上げるようになりました。職人のナイフ裁きと芸術家の刷毛が、個々の木馬の個性的な表情の決め手となります。

1939年のニューヨーク万博でスウェーデンパビリオンに巨大なダーラヘストが設置され、世界の注目を浴び有名になりました。現在ではダーラナ木馬は広く知られるようになり、スウェーデンではダーラナ地方のシンボルとして知られ、世界ではスウェーデン王国のシンボルとして認知されています。

Scandinavian Handcrafts

300年前のダーラヘストのレプリカ


一筆画きで2色を操る技術、クルビッツ。絵柄は一体毎に異なる

 北欧の森に住む妖精トムテ達
こちらから>>Xmas>

Photos: courtesy of G.A.Olssons

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型取りされた原木から一体づつ職人の手によって掘り出されるダーラヘスト

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モーラクロック(ミニチュア)とルースター(鶏)。この他にピッグやムースも。

本場木製クロッグ(木靴)。履き心地抜群。室内履きでもいけちゃいます。

ウェルカムプレート。これは金属製


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楽しいダーラヘストDIYキット
3体とクラフトナイフ付

NHKおしゃれ工房で紹介された、幸せを呼ぶ木馬「ダーラヘスト」です。
 カットアウト素材3体とナイフをセットにしたスターターキットでオリジナルのダーラナ木馬を。 

左:人気の重厚なパイン製ウォール・クロック 右:木製フラグ。風がなくともたなびいてます。

なんと言ってもスウェーデン人はキャンドル好き。長い冬の夜を灯すキャンドルは昔から生活に欠かせず、ビーワックスが原料のキャンドルは煙やススも出ない優れもの