Case Study 13
北欧の花のオーケストラ

ヨブスのデザインの根底を流れる思想は、北欧を代表する植物分類学者、リンネ(Carl Von Linne*, 1707-1778)を起源としています。植物や自然をこよなく愛し慈しむ北欧では、窓辺に、お庭に、そしてあらゆるファブリックやテキスタイルデザインの中に花々や植物がふんだんにあしらわれています。

町田市に新居を建てられたN様は、新築をご検討されていたころにJOBSのファブリックと出会い、その美しいデザインに魅せられ新居のカーテンはヨブスでと心に決めていらっしゃいました。
お仕事でご多忙の中、ご新居の設計打合せなどでほとんど時間がとれなかったN様は、カーテン製作のノウハウや、同じハウスメーカーである点などから、安心してカーテン製作をお任せいただきました。何よりもたった一回の生地とデザイン選びの打合せだけでご希望のカーテンが作れるという点も時間に余裕が少なかったN様には魅力的でした。その後は取り付けの日程や、操作コードの位置など簡単な電話で打合せをする程度で済みました。引渡しと同時に設置されたカーテンを見て改めてヨブスの手染めファブリックの魅力に心を奪われたことでしょう。

オーナー様にはほとんど負担なく安心して本体の設計や課題に専念できるのもカーテンを熟知したギャラリーが提供できるメリットのひとつでしょう。

2階ホールの採光用の細窓。ロンバースリンガ(ななかまど)のランナーが適度な採光と鮮やかな彩りに。

2階へと続く美しいパイン張りの階段は開放感のある高い吹き抜け。採光のために設けられた長窓。少し気なる外からの目線はDikesflora(北欧の野花)のランナーで程よい目隠しに。

対面式キッチンからダイニング、そしてリビングへ。ダイニングはサマーで纏めて、リビングはデッキドアと窓をルバーブでコーディネイトし、異なるアンビエントを演出されました。何れもインパクトがあるデザインなのですが、見事に調和しています。

*Carl Von Linne/Carole Linnea 植物学者・生物学者・物理学者 現代エコロジーの父の一人として知られる。