いっそう闇が深まり、人間さえも眠りについていく時間。 そんな中、世界の流れを変えていく事象が起こる。 少年と少女の出会い、そして別の少女と少年の旅。 全く別の平面を進んでいた直線が互いにねじれ、からみあっていく・・・
第2話 依頼・後編

 「ちょっと、どこ見て歩いてんのよ!!」  突然響く怒声にそこらを歩いているものたちの足が止まる。  が、次の瞬間にはほとんどのものが声のした方に走り出していた。  ここは、ある街の盛り場である。  鉱山街ということもあり、日が落ちた後のこの時間帯は、  酒場に多くの労働者がたむろしているのが常であった。  荒くれものが酒を飲んで騒いでいれば、ケンカが起きるのは当たり前だろう。  酔った上でのケンカならば皆慣れてしまっていて、わざわざ見物しに行くようなものはいない。  なのに、先の怒声で道行くものが足を止め声のした方に走り出したのは、  その声が若い女のものだったからに他ならない。  その場には非常に多くの野次馬が群がっていた。  そしてそんな人垣の中心、台風の目のようにあいた所では、  1人の少女が明らかに酔っている様子の中年の男に向かって怒鳴りつづけていた。  「まったく、この私に正面からぶつかるなんて、何考えてんのよ!   もっと気をつけなさい!   あ〜あ、どろどろに酔っちゃって、人様の迷惑くらい考えなさいよ!!」  まだ幼い感じが残りはするが、数年すればきっと、といった感じの少女、  要するにかなりの美少女の小振りな口から、なかなか辛らつな言葉がポンポン飛び出す。  その様子は見ている男たちにとっては小気味のよいものであった。  野次馬たちは少女を応援?したり、口笛を吹いたり、とかなりノっていた。  怒鳴られている当人はと言えば、確かに自分が悪かったことは分かっていたし、  少女の迫力にちょっとひいてもいたのでしばらくは黙って聞いていた。  が、もともと短気な山男―今はさらに酔ってもいる―、ののしられていることに我慢できず、  とうとう少女に向かって手を振り上げてしまった。  「この、クソアマが!!」  男は、息も継がずに言葉を吐く少女の顔に、その拳を振り下ろす!  次の瞬間、男の視界はぐるっと1回転し、「?」と思った時には背中を強打していた。  まわりからはいっそう大きくなった野次が聞こえる。  何が起こったんだ?  結論から言えば、男は少女に投げ飛ばされたのだった。  少女も満足したのか、男を見下ろし、  「これに懲りたら、もうあんなに酔わないことね!」  と言い残して去っていった。  この男は、以後同じことが無いように酒の量を自主規制し、  それによって家計のやりくりが楽になったその妻は見知らぬ少女に感謝したという。  先の少女が、自分が泊まっている宿に帰ってきた。  ドアを入ると、いきなり後ろから肩をたたかれる。  何っ!  ものすごい速さでふりかえると、そこにあったのは最も信じている仲間の顔。  「なんだ、あんたか・・・」  「なんだ、ってこともないと思うけどねぇ。   それにしても派手にやったもんだねぇ」  「?ああ、さっきのこと。    派手にやったって言ったって、ちょっと投げ飛ばしてやっただけじゃない。   あんたも、見てたんなら助けなさいよね」  「君に助けなんか必要ないだろ?   それに、何か手伝おうとすると『1人でできるわ!』って答えてたのは君じゃないか」  「ま、まあそれもそうね。   ・・・・そうだ、次はどこに行くの?   この辺にもやっぱり手がかりは無かったみたいだし」  その言葉に少女に相対していた少年は考え込む表情を見せる。  「そうだね・・・   ここから南って言っても山を越えるのはきついし、   西と東は海までずっと旅したし.....   今度は北に行ってみようか。   試しにアークまで行って、船乗りたちに聞いてみるのもいいかもしれないし」  「そう、分かったわ。   よし、そうと決まったらもう寝ましょう。   そうそう、1部屋しか取れなかったからって言って、   私を襲うんじゃないわよ!」  少女の言葉に少年は首を振りながら答える。  「そんなことはしないさ。   君に対してそんなことをしたら、熊でも生き延びれそうにないからね」  その笑顔に少女の肘がめり込んだ。  結局、彼らが取った部屋は1人で使われたようだった。
 「そうか・・・・・・ルナの子供か」  「なんで母の名を知っているんですか!?」  ゲンドウが発した言葉を理解した時、レイは思わず叫んでいた。  決してそんなことをしてはいけないと教え込まれていたにもかかわらず。  「あ、すみません・・・でも、どうしてですか?   セリダーの城に入れば、いろいろなところで母の名を聞くとは思います。   でも、こんな遠いところまで一小国家に過ぎないセリダーの女王の名など   知られているはずがないでしょう?」  非礼をわびはしたが、抑え切れない疑問に突き動かされるように  レイはゲンドウに質問する。  自分がこの男におびえていた事など忘れているようだ。  その時、2人の様子をうかがっている加持は、ある考えに行きついて愕然とした。  ま、ま、まさか・・・この子は碇さんの、碇さんの、  隠し子なんじゃないか??  そ、それならば最初レイちゃん・・・いや、レイさんの顔を見て固まった理由も分かる....  だが、女王ともあろうものがこんな胡散臭い男に気を許すものだろうか?  ・・・・・・許しそうにないな。  決して悪い考えではないとは思うが、  招かれている家の主人に向かってそういう考えを抱くのはまずいんではなかろうか。  少なくとも私はそう思うぞ、加持君。  加持は考えていることをつぶやきとして外に出していたらしい。  隣に座っている冬月を、かなりあきれさせていた。  「なぜ、知っているか、か・・・」  「そ、そうです。   教えて下さい」  自分を見るゲンドウの視線に少し引きながらも、レイはしっかりと自分の疑問を口にした。  「冬月、かまわんな?」  「ああ、いいだろう。   加持君には知られても大丈夫だろうし、   シンジ君にもいずれは教えなければならなかったのだから」  レイは思った。  どうして碇君が関係あるの?  加持は思った。  どうしてシンジ君が関係あるんだ?  はっ!!やっぱり俺の考えは間違ってなかったんだ!  「シンジ、ちょっと来い」  「父さん?   ちょっと待って、これが最後だから」  ゲンドウの声に答えるシンジ。  そして、言葉どおりにすぐに居間に戻ってきた。  「座れ。話がある。   レイ君も座ってくれたまえ」  ゲンドウの、普段の様子からは想像もつかないしっかりしたホストぶりに、シンジは固まった。  そのままふらふらと椅子に座る。  レイも、シンジの隣の椅子に座った。  「レイ君、まず君の質問に答えよう。   ああ、加持君に言っておくが、この場で聞いたことは外でもらさないように。   葛城君も寝たふりはやめて、ちゃんと話を聞いてくれ」  ビクっとしたミサトは、ゆっくりと顔を上げ、ゲンドウの方を向いた。  「す、すみませ〜ん。   レイちゃんの声で目は覚めてたんですけど、   なんとなく起きづらくて・・・」  「かまわん。   さてと、質問の答えだが、私はルナ、君のお母さんとは義理の兄妹に当たる。   つまり、シンジとレイ君とは従妹、と言うわけだ」  「「えっ!!」」  ユニゾンして答える2人。  2人そろって口をポカーンとあけている様は、かなり滑稽であった。  ちっ、違ったか。  ・・・・・別のことを考えているものが1人いたようだ。  「シンジにはこのことは言っていなかった。   シンジがもっと大きくなってから話そうと思っていたのだが、   そうもいかなくなったようなのでな」  「ちょ、ちょっと待って下さい。   母に姉妹がいたなんて話は、聞いたことが無いんですが。   それに、セリダー王家のものと結婚するものは、   必ず婿入りという形を取らなければならないはずでは?」  「そのあたりのことは私が説明しよう」  「冬月?」  「かまわんよ、碇。   このくらいの事はさせてくれ。   まず、碇の妻、つまりシンジ君の母であるユイ君は、   純粋なセリダーの王族ではない」  「??どういうことですか?」  「そ、それに、何で冬月さんは母さんのことを知ってるんですか?   僕たちがここに来た時、既に・・・母さんは死んでいたのに」  「(シンジ君・・・)   よし、こうなったら最初から説明しよう。   私はこの国の宰相の子として生まれた。   当時のセリダー女王の婿は、名宰相とうたわれていた。   それで私は親に、セリダーに送られその宰相について   政治の勉強をすることになったのだ」  冬月の昔話に、一同聞き入っている。  どことなくゲンドウが不機嫌そうに見えるのは、  出番を取られたせいだろうか。  「私は、そこで懸命に勉強した。   そして、私が28才の時、ある事件が起こった。   いや、事件というほどのものではないか。   ともかく、その日宰相様にいいつかった仕事を私が片付けていると、   セリダーの城壁警備隊の隊長が部屋に駆け込んできたんだ。   何事かと思って話を聞くと、なんと、城門の前に子供が捨てられていたというのだ。   とりあえず拾い、今は女中部屋に預けてきたが、   こんな事は珍しいので報告しに来たということだった」  ピチョン.....  台所から、水の落ちる音が聞こえてきた。  「私もどうしたらいいか分からず、宰相に報告しに行った。   だが、宰相も私と同じで、初めての出来事に対処のしようが無かった。   そこで、当時の女王―レイ君の祖母だな―に判断を仰ぐことにしたんだ」  冬月はそこでまた話を切り、お茶を一口、口に含んだ。  「その時、女王には2才の娘がいた。   そう、レイ君の母の、ルナ君だ。   女王は、その赤ん坊が1才の女の子だということを聞き、   ルナ君と一緒に育てることにしたのだ。   ちなみに、赤ん坊の歳は、赤ん坊を包んでいた布に   名前と誕生日を書いた紙が入っていたから分かったのだ。   そして、この赤ん坊こそが  「ユイ・・・シンジの母親だ」  冬月のセリフを横取りするゲンドウ。  狙っていたらしい。  「(くそっ、碇の奴め)   コホン、うん、これで、私がルナ君とユイ君を知っているわけは分かっただろう。   そして、ここからは碇の話だ。   私は、父が亡くなるまでセリダーに居ることになっていた。   碇がセリダーの学院に入ってきたのは、確かルナ君が19、   ユイ君が18の時だった。   村の魔術師に基本を教えてもらっていただけと本人は言っていたが、   その魔法の才能はかなりのものだった。   他のものの3分の2くらいで過程を修了してしまい、   セリダー王家直属の魔術師となったのだ。   それはルナ君が21の時だったが、何を思ったのか   ルナ君、ユイ君ともにこの男と友人になろうと考えたのだ。   碇―当時は六分儀という姓だったが―は、妙齢の、   それもとてもきれいな女性2人に話しかけられて、   非常に困惑しているようだったがな。   なあ、碇?」  「くっ、そんなことはどうでもいい、続きを早くしゃべれ」  ゲンドウに仕返しできた冬月は、とても満足そうな顔をしていた。  そしてシンジは、困惑するゲンドウの顔を思い浮かべて背筋を寒くしていた。  (想像しちゃダメだ想像しちゃダメだ想像しちゃ・・・)  「ふぅ、まあいいだろう。   結局2人とも碇と仲良くなり、1年が過ぎた。   その頃、ユイ君はなぜかこの男を好きになり、   付き合い始めてしまった。   ルナ君はと言えば、他の男性、これは若くしてある国の将軍になっていた男だったが、   ともかく違う男と付き合っていた。   そして、とうとうユイ君と碇が結婚することになってしまった時、   その使者は現れたのだ。   ・・・碇、ここからはおまえが話したほうがいいだろう」  「ああ、そうだな。   私がユイと2人で話して居た時、下男が言伝を伝えにやってきた。   私たちにぜひとも会いたいという男がやってきている、と。   客間に行ってみると、旅をしているのか、衣服がすりきれ、   見るからに疲れている様子の男が椅子に座っていた。   私たちは型どおりに歓迎の挨拶をし、男に用件は何かと聞いた。   すると、男はおもむろに懐に手を入れ、ある丸い物を取り出したのだ」   誰かがのどをごくりと鳴らす音が、居間に響いた。
 コンコン  「おお、空いとるで。   誰かいの?」  「こ、こんばんは」  ある家の扉を開き、おずおずと口を開く少女。  「ああ、ヒカリやないか。   どないしたんや、こんな夜中に」  家の中で少女を迎えたのは、なかなか精悍な感じのする少年。  「えっとね、鈴原に頼みごとがあって・・・」  「?なんじゃ?   わしにできることだったらなんでもするで?」  「えっとね、私、今度セリダーに派遣されることになったの」  「そうか!   そらおめでとさん。   これでヒカリも見習い卒業やな」  そう言って少年は微笑む。  だが、次に少女が発した言葉は少年の想像をはるかに超えていた。  「それでね、鈴原に・・・ご、護衛を、頼みたいの」  「へっっ?」  顔を赤くして俯く少女と、大口空けて固まる少年。  物陰から覗き見ていた1人の女性は、予想通りの展開に笑いを抑えるのに苦労していた。
 「その丸い物とは、   ・・・・・・・・・・・   秘密だ」  その言葉に、固唾を飲んでゲンドウの次の言葉を待っていた冬月以外の人間は椅子からずり落ちた。  レイだけは、幼い頃からされてきたしつけのためか、  なんとか床に落ちずに耐えていた。  ずり落ちなかった冬月は、予想もしていなかったゲンドウの答えに苦笑いしている。  「な、なんだよそれ!   とうさん、一体それってなんだったのさ?」  納得できないシンジがゲンドウに詰め寄るが、ゲンドウはどこ吹く風で話を進める。  「まあ、それが何だったかは口外するわけにはいかない。   そして、その男の用件は....」  再び言葉を切るゲンドウ。  まあ用件が聞けるならいいかと思い椅子に座りなおす聴衆たち。  「それも秘密だ」  碇家の居間に、椅子が転がる音が響いた。  しばらくして再起動をはたし、ゲンドウを追及したい欲求をなんとか抑え、  全員が今一度テーブルについていた。  「コホン。   使者の用件は秘密だが、この時ユイに碇の姓が返されたことを言っておこう」  「返された?」  「そうだ、シンジ。   先ほど冬月が、私の旧姓は六分儀だと言っていただろう。   碇の名はユイが持つ、いやユイの家系のものなのだ」  「「「「?」」」」  「要するに、ユイ君は事情があってセリダーの前に捨てられ、   成人してからその一族のものと会えたということだ。   これ以上は話せないな、碇?」  「ああ、そうだな。   いや、ここからの流れだけを言っておこう。   その後私とユイは結婚し、セリダーを出てある村に住むことにした。   そして私達の間にはシンジが生まれた。   その後、ある事件が起こってユイは亡くなり、私とシンジは冬月を頼ってこの街にきたのだ」  加持とミサトは『ある事件』と聞いた時にシンジを一瞬見やった。  そこには、大きな決意を秘めた男の顔があった。  レイも、疑問を感じてシンジを見たのだが、その時にはもうシンジはいつもの顔に戻っていた。  「これで話は終わりだ。   ちょっと遅くなってしまったな、   みんな良かったら家に泊まっていくとよい。   冬月、ちょっと話がある。書斎に来てくれ」  その言葉でみな動き出す。  ゲンドウと冬月は居間を出ていった。  その時、ミサトの一言で再び動きが止まった。  「そうだ、レイちゃん。   私に何か相談することがあったんじゃないの?」  「あ・・・」  レイも言われるまで忘れていたようだ。  「あの、えっと、私、今度セリダーに帰るんですけど、   最近街道沿いに獣や盗賊が出るって聞いて....   それで、どうしたらいいか葛城さんにお聞きしたくて.....」  「ああ、確かにちょっち危ないわね。   そうねぇ、どうしたらいいかしら?   ......そうだ、いい案があるわよん(ハート)」  「本当ですか!?」  うれしそうなレイは気付かなかったが、  横で聞いているシンジと加持は、ハートマークが語尾についたのを聞き逃さなかった。  ((こんなときはやばいんだよ・・・))  「そうよ、名案だわ!   シンちゃんについてってもらえばいいのよ」  「!!な、何言ってるんですか、ミサトさぁん。   そ、そんなこと、できませんよぉ」  瞬間沸騰するシンジの顔。  それに対する小悪魔なミサト。  「なに、シンちゃん。   あの『誓い』は嘘だった、とでも言うの?   レイちゃんは絶対にシンちゃんが守ってあげるべきだと思うんだけどな〜」  軽い口調で言ってはいるが、ミサトはちゃんと計算した上でこの言葉を言っている。  シンジの誓いは、シンジ自身の中でかなりのウエイトを占めているに違いない、と考えていたのだ。  「う........」  その計算どおり、シンジは答えに困った。  口篭もるシンジに、後ろからさらに追い討ちがかかってきた。  「シンジ・・・困っているものを助けようともしないのか.....   そんな風に育てた覚えはないぞ....」  いつの間に戻ってきたのか、シンジの1メートル後ろからゲンドウがしゃべった。  一瞬驚いたシンジであったが、  「僕も育てられた覚えはないよ」と言いたいのを我慢して再度口を開いた。  「で、でも、そんなの綾波さんが困るんじゃ・・・」  「碇君は、嫌なの?」  そのシンジに意外なところから追及の手が!  レイが顔を赤らめつつ、少し上目遣いにシンジを見つめている。  「碇君に、お願いしたい・・・   碇君に、守ってもらいたいの......」  シンジは、レイの言葉と仕草にノックアウト寸前である。  「ダメ?」  そして、駄目押しの一撃。  「うん、分かったよ…」  この瞬間、世界の流れに、大きな修正が加わることが、決定した。  ゲンドウはシンジの返答を聞き、ニヤリと笑っていた。
<後書き>  「旅」第2話・後編をお送りします。  第2話にしていろいろな伏線が明らかになってしまいました。  ま、その分これから先は謎が少しづつ増えていくと思います。  だけど、同じ位のペースで解明されていくはずだから、いつかは謎が尽きるはず。  多分、その時が「旅」の最終話になることでしょう。  今のペースではいつそこまでたどり着けるのか怪しいものですが(汗)。  では、次回「出立」を、お楽しみに。

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NACのコメント:
本編第二話・後編です(^^)
レイとシンジの浅からぬ関係が明らかにされましたね。しかし、そうは言っても、ゲンドウがやたらと秘密にするせいで(^^;肝心なところがよくわからない。でもまぁ、今後、明らかになっていくことでしょう。
他にもパーティーが二つほど出てきましたね。ヒカリたちはともかく、もう一組は・・・かたっぽはどう考えてもあの人ですが、もう一人は、あの人かな? まぁ、そうでしょうね。
今後、お話がどう絡み合っていくのか楽しみです(^^)
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