彼女 番外編 〜episode8前後。相田ケンスケから見たあの二人〜
俺、相田ケンスケ14歳。ルックス普通、頭はいいとは言えない。運動神経普通。彼女いない歴14年。
俺の親友その1、鈴原トウジ。背は高いが、ルックス普通。頭普通。運動神経抜群。13歳の時から彼女あり。硬派。
親友その2、碇シンジ。背も高いし、ルックスは抜群。頭はいい部類に入る。運動神経抜群。超お金持ち。くさいセリフを臆面もなく言える、とんでもない男。5歳の時から彼女持ち。
トウジとは幼稚園の時から親友だ。初めて会ったときのことなんて、覚えちゃいない。いわゆる腐れ縁って奴さ。
シンジとは小学校一年の時に俺達と同じクラスになった。
こいつとの出会いは衝撃的だったぜ。
なにせ、初めてあった時から、すでに女がいるんだからな。
碇シンジの彼女、綾波レイ。ルックス抜群。成績は常にトップ。性格に多少変なところがあるものの、基本的にはかわいい性格をしていると思われる(シンジがいるときのみ)。シンジ以外の男には愛想がない。
この二人が俺の前に登場したときのことは今でも鮮明に記憶に残ってるぜ。
小学校の入学式の頃からすでにあいつらは周囲から少し浮いてた存在だった。
綾波の水色の頭と赤い瞳もさることながら、その綾波と手を繋ぎながらシンジが登場さ。
そして、二人の後ろから保護者として付いてきた、泣く子も黙る碇ゲンドウと美人ママ碇ユイが、リムジンから登場。
さらに、この4人のまわりには、黒服の男が数人護衛として取り囲んでいた。
本当にあの迫力は凄かった。
誰もあいつらのまわりには近づこうとしなかったからな。
これが、俺がシンジと綾波を見た最初さ。
それから、何の因果か、俺、トウジ、シンジ、綾波の4人は同じクラスになった。
俺やトウジみたいな悪ガキにとってシンジは格好のイジメのターゲットだったぜ。
あのシンジのオヤジがいなければ、こいつら全然恐くないからな。
『や〜い、お前ら手なんかつないで、夫婦だ、夫婦だ!』
『や〜い、夫婦、夫婦!』
今思えばかわいいイジメだ。だが、俺達の言葉にシンジがなんて答えたか………。
『え? そう言ってくれるのはうれしいんだけどね、ボクたちまだ夫婦じゃないんだ。ごめんね? でも大人になったらボクたち夫婦になるんだよ!? ね? レイちゃん』
『………うん、なる。夫婦になるとずっとシンジ君と一緒なの』
『えっと、たしか、相田くんと鈴原くんだったよね。お礼に結婚式には呼んであげるね?』
シンジの野郎、笑顔でこう答えやがった。
単細胞の俺とトウジはぐうの音も出なかったぜ。
それから、いろいろあって、何故かシンジと親友になった。
シンジの親友になって気が付いたこと。
綾波はシンジの前では笑顔を見せるくせに、俺達の前では鉄壁の無表情。最初は挨拶しても話しかけても何も言ってくれなかったぜ。
まぁ、昔のことを振り返ってても別におもしろくない。
問題は今だ。
親友二人には彼女がいるのに、俺にはいない。できる気配もない。
この間、惣流・アスカ・ラングレーという美女が転校してきて、俺達の仲間になり、『やっと俺にも春が来る!』と思ったが、『先に言っておくけど、あんたと付き合うつもりはこれっぽっちもないわよ』と、言われた。
けっ! お前みたいな気の強い女、こっちから願い下げだぜ。
と思いながら、俺、その日は落ち込んだ。
前は良かった。親友2人に彼女がいたって、俺的には何の問題もなかった。
奴らのラブラブも笑って見ていられた。
だが今は違う。俺だって年頃、俺だけに彼女がいないことに無性に焦りを感じるんだ。
トウジと洞木は別に問題じゃないんだ、あいつらに比べればこの二人のラブラブなんてかわいいものさ。
だが、しか〜し! シンジと綾波、こいつらは絶対に許せん!
女のいない俺の前で、ところかまわずイチャイチャラブラブしやがって!
抱き合うことすら許せんのに、人前でキスなんてすんじゃねえ!
いくら何年も見てる光景で慣れてるからって、俺に見せつけんじゃねぇよ! いいかげんにしろ!
ちょっとは、周りの目も考えろ!!
はぁ、はぁ、はぁ、…………いかん、あいつらのことを考えると感情的になってしまう。
・
あいつらに対する恨みはこれだけじゃない。もう一つ奴らには恨みがある。
奴ら2人には悪いところはひとつもない。所詮は、俺の逆恨みさ。
それは中学校に入学した頃のこと。俺の写真好きはすでにクラスの奴らの間では有名だったから、クラスメートの1人が俺に、『綾波の写真をくれ、金は払う』と言ってきた。
こういう奴が何人か現れた。
これが俺が校舎裏で写真を売るようになったきっかけさ。
俺の商売は口こみで客を増やした。
2人に対して、悪いとは思っていたのだが、写真ぐらいいじゃないかと俺は思った。俺の写真が原因で、2人が喧嘩するとか、仲が悪くなるとか、絶対有り得ないからな。
そして、シンジに黙って綾波の写真で商売をはじめてから一ヶ月ほど経過し、売り上げも伸びてきた頃、シンジにばれた。
『ケンスケ、………これはどういうこと?』
『あ、シンジ! …………こ、これは……』
『レイの写真で商売してたの?』
『い、いや』
『レイの写真、撮るのは別にいいけど、売るのは絶対に許さないから』
こうして俺は商売ができなくなった。
別に、シンジに言われたぐらいでひるむような俺ではない。
だが、シンジの目が恐かった。あいつ、暴力は振るわないが、その代わりに目線で人を殺すという術を身につけてやがった。
本当に恐いぜ。シンジは綾波のことになると人が変わる。
普段はいい奴さ。だが、綾波にかかわることに対しては友達だからって容赦しない。
だから、俺はこのまま商売をすることが恐かった。
しかし、俺は次の商売を思いついた。
綾波の写真がダメなら、シンジの写真を売ってやろう。
男の写真なんか売りたかないが、俺は金に目がくらんだ。
今度はシンジにバレないように場所を変えて、女子の客をターゲットにした。シンジの写真の売れ行きは上々だった。
なぜ彼女持ちの男がこんなにモテるのか。
だんだんむかついてきた俺は、数人の女子に聞いてみた。
『シンジにはもう綾波がいるのに、どうしてそんなにシンジがいいんだよ』
そして、返ってくる答えはいつも決まっていた。
『だって、碇君って、かっこいいし、スポーツできるし、お金持ちだし、優しいし、文句の付けようがないのよ。綾波さんがいるのは最初から分かってるけど、こうなったら、二番目の女でもいいって感じ?』
けっ、最近の女は現実的だぜ。まぁ、二番目っていうのも絶対無理だろうけどな。
確かにシンジはいい男さ。だが、“優しい”……これは違う。
女子は本当のシンジを知らないんだ。
シンジが優しいのは綾波に対してだけだということを。
いつも綾波といるシンジしか見たことがないからこんな事が言えるんだ。
内心、そう思いながら、俺は商売を続けた。
だが、これもバレるときがやってきた。
シンジと四六時中一緒にいるはずの綾波が、なぜか1人で俺の商売をしてるところに通りかかった。
『……相田君、…シンジがいないの。見なかった?』
『げっ! 綾波! どうしてここに』
『…………………………………………それ、……シンジの写真』
『あ、ああ』
『………売ってるの?』
『い、いや、別に』
『………売ってるの?』
『あ、…ああ』
『………そう、……やめて、その写真は全部私がもらう』
『……あ、ああ』
こうして、俺は綾波に写真はおろかネガまで没収され、商売はできなくなった。
綾波に『お金払え』とは、口が裂けても言えなかった。
別に、綾波に言われたぐらいでビビるような俺ではないんだ。
だが、目が恐いんだ。
あの氷の目線で、俺は殺された。
どうして、シンジの前と、俺の前とで、こんなに差があるんだよ。
今、俺の商売は、惣流の写真で成り立っている。こいつが転校してきたときには神様のように見えたぜ。
親からもらってる小遣いだけじゃとても生活できないからな。
新しいカメラも欲しいし、フィルム代もバカにならないし。
惣流には別にばれてもかまわないと思う。いや、既にばれて、一発殴られた。だが、俺は続けている。
惣流の怒り方は、分かりやすいからな。
シンジや綾波に睨まれるよりは、惣流に一発殴られた方がまだましさ。
だが、二人に対する鬱憤は、日々つのっていくばかり。
年齢と共に、エスカレートしていく奴らのラブラブ。
そして俺は考えた。
ほんの少しこの二人を揺さぶってやろうと。
だが所詮、俺は定期テストの結果が最後から5番の男さ。
たいしたことを思いつくわけでもない。
俺は、綾波がトイレかどこかに行ってシンジから離れる時を見計らってシンジに話しかけた。
「なぁ、シンジ。ちょっと話があるんだ」
「どうしたの? 改まって」
「ああ、あのな? もしさ、『綾波のことが好きになった』って俺が言ったら、お前どうする?」
シンジが少し驚いた顔をした。きっと少なからずショックを与えたはずだ。俺は心の中でニヤリと笑った。
だが、シンジは俺を哀れむようにこう言った。
「そっか、レイは美人で性格もかわいいからね、好きになっちゃうのは仕方ないよ」
予想外にあっさりとしているシンジに、俺の方がショックを受けた。
なぜ、こいつは親友が自分の女を好きだという事実(ジョークだけど)をあっさりと受け止められるんだ。
俺はシンジの反応にちょっと怯んだ。
「でもね? はやく諦めた方がいいよ? レイが男としてケンスケを好きになるなんてまずありえないから」
そんなの最初から分かっているが、ハッキリ言うシンジに俺は男として少なからずショックを受けた。
「な、なんでだよ。そんなの分からないじゃないか。世の中絶対なんてことはないだろ?」
そう、世の中絶対なんてことはない。こいつらだって今はラブラブでもずっとこれが続くとは限らないじゃないか。別れる可能性だって0ではないはずだ。
俺は、男としてのプライドをかけて反抗した。
「そうかもしれないけど、今のところ絶対だよ。レイの目には僕しか見えてないからね。きっとこれからもそうだと思うよ? 僕は断言できるな。僕もレイを他の男に渡すつもりなんてこれっぽっちもないしね。いくら親友でもだよ……」
こいつの自信は一体どこから来るんだ…………俺は思った。
余計に二人のラブラブさを見せつけられたことで、俺の心の中にはまたひとつ鬱憤がたまった。
「そうか、ちょっと二人の絆の強さを確かめてみたかったんだよ。親友としてね」
「? じゃあ冗談だったんだ。ごめんね、心配してくれて。でも、僕とレイの絆は死ぬまで切れないから心配しないでいいよ?」
「あ、ああ」
またもや、断言するシンジを前に俺は為す術もなく崩れ去った。
そして、今度は綾波を揺さぶってみることにした。
綾波にショックを与えることは人間としても男としても少し気が引けるが、俺にだってストレス発散は必要だ。
俺は、シンジがトイレに行っている隙を利用して、綾波に話しかけた。
「なあ、綾波」
「………………………………………………なに?」
な、なんなんだこの反応の遅さは。
だがこんな事でショックを受けてたらはじまらない。むしろ綾波が反応を返してくれるだけでも喜ばしいことなんだ。
無表情で俺を見る綾波に、少し腰が引けるが、俺は勇気をだして言った。
「もし、シンジから“他に好きな女ができた”って言われたら、お前どうする?」
その瞬間、綾波の眉がピクッとわずかに動いたのが見えた。
俺は、綾波にショックを与えられたこともさることながら、俺の言葉が綾波の表情をわずかでも崩すことができたことに心の中で驚喜した。
だが、綾波はこう言った。
「………………………………………………それは、……ないと思う」
そろいもそろって、シンジと同じことを言う綾波に、少し怯む。
俺が、なおも言葉を続けようとしたとき、シンジが早くも帰ってきてしまった。
「あれ? 二人が一緒に話してるなんてめずら………!…」
シンジは言葉途中でハッとした顔をし、綾波のもとに駆け寄った。
「どうしたの? 何か悲しいことでもあったの? レイ?」
綾波の無表情な顔を見て、この顔のどこが悲しいのだろう………と思っていると、綾波は突然シンジに抱きついて泣き出した。
俺は唖然とした。
俺の言葉は相当ショックを与えていたらしい。
だが、ストレスを発散になるどころか、俺は自分が綾波を泣かせたことにとてつもないショックを受けた。
立ち直れないほど、ショックだった。
「………ケンスケ、レイに一体何を言ったの? いくら親友でもレイを泣かせる奴は、僕、許さないよ」
シンジは綾波を泣かせたことに逆上するどころか、恐ろしいくらい静かな声で言った。
そして、シンジの人を殺傷する威力のある眼光は俺の目に固定された。
シンジの目に射竦められた俺は、目をそらすこともできず、恐怖に身を震わせながら、必死に弁解した。
「い、いや、俺はただ、あ、綾波の気持ちを確かめようと………」
「何を言ったのか知らないけど、今度、レイを泣かせたら絶交だからね。ケンスケでも許さないから」
シンジはなおも静かに言う。
「ああ、当たり前だ。ほんの冗談のつもりだったんだよ。悪い! シンジ!」
「……別にいいよ。ただ、レイには言っていい冗談と悪い冗談があるってこと覚えておいて」
「ああ、お、俺、次の授業の準備があるから教室に戻るよ」
俺は逃げるようにシンジのクラスから逃げ帰った。
教室を逃げる間際に、一部始終を見ていたらしい惣流とトウジが『相田、あんたもバカね』『なに考えとんねん』と言うのが聞こえた。
自分の教室に戻りながら、俺はシンジの親友をやっていることに疑問を感じた。
いくら綾波が一番大切だからって、アレは親友に向ける目じゃないぜ。
所詮、親友より女なんだよな。
そして、今度からはきちんと作戦を立てて実行しようと決意した。
それから、数日。
俺は綾波を泣かせたことが、どうしようもなく心にひっかかりながらも、二人のラブラブは相変わらずだったため、フラストレーションは溜まる一方だった。
そんなある日、シンジと綾波が二人そろって学校を休んだ。
なんでも、綾波が熱を出して、シンジは看病らしい。綾波のところだと子供がうるさくて、落ち着いて休めないから、わざわざシンジの家に綾波を連れてきて看病だとさ。
けっ! ラブラブもここまで来れば呆れるぜ。
「…………今日一日、あのラブラブを見ないで済むかと思うと、せいせいするよな。平和だぜ」
俺はトウジ達に対して、そう言った。
他のメンバーも、
「まったくね」
「そうやな」
「……ほんとね」
と、答えた。
それから、いつも会話が途切れることのない俺達の間に、沈黙が訪れた。
その沈黙は洞木の発言によって破られた。
「………でも、なんか、もの足りない気がするわ。私」
俺とトウジと惣流は、洞木の顔を見た。
そして、しばらくたって呟いた。
「それもそうね」
「ほんまやな」
「………そうだな」
そう呟くと、俺は何故かシンジと綾波のラブラブがどうしても見たくなった。
なんだかんだ言っても、俺はあの二人のラブラブがないと落ち着かないのさ。
何度もラブラブを見せられると鬱憤がたまるのは事実さ。
だけどあの二人のラブラブが学校で一日一回は見れないと、こうやって禁断症状が出て来るのも事実なんだよな。
なにせ、俺は小学一年の時から、あれを見せられ続けているんだから。
まったく、やってらんねぇぜ。
そして俺は呟いた。
「なぁ、放課後、見舞いにでも行ってみないか?」
と。
午後7時、それぞれの部活を終えた俺達は、校門で待ち合わせをして、シンジの家に向かった。
インターホンを押すと、シンジの母さんが出てきた。相変わらず美人だぜ。
「レイちゃんの見舞いに来たんですけど」
洞木が伝えた。
すると、美人ママ碇ユイは、こう言った。
「レイちゃんならシンジの部屋にいるわ? 入ってもかまわないけど、ショック受けないでね?」
さらに
「私はあれを見続けてかれこれ10年だからもう見慣れてるんだけど、あなたたちにはちょっと刺激が強いかもしれないわ? 気を付けてね?」
と、苦笑いしながら言った。
俺達は、恐る恐るシンジの部屋に入っていった。
シンジの母さんの言うとおり、俺達は少なからずショックを受けた。
。
シンジの部屋に入ってまず目に入ったのは、ベッドで寝ている2人の姿だった。
だが、その寝方は普通じゃなかった。とても、熱を出して寝ている女と、その看病をしている男の姿とは思えなかった。
ベッドの上で、壁にもたれかかりながら、膝を立てて座っているシンジ。
毛布にくるまった状態で、シンジの長い足の間に、横向きに体を入れて、シンジにもたれかかるように座っている綾波。
毛布の上から、綾波の体に腕をまわして、綾波の髪の毛に顔を埋めているシンジ。
毛布から手のひらだけをわずかに出し、シンジの体にしがみついて胸のあたりに顔を埋めている綾波。
そして、気持ちよさそうに眠っている2人の姿。
「ふふっ、どう? すごいでしょ? レイちゃんって、ベッドで寝てるよりも、ああやってシンジに抱かれてる方がはやく熱が下がるらしいわ。氷枕よりも、どんな薬よりもシンジが一番よく効くの。……レイちゃんが熱だした時って、いつもあれなのよね。昔は2人でベッドに横になって抱き合って眠ってたんだけどね? 最近はシンジが意識しちゃって、あの格好になってるのよ」
「……………。」
「……………。」
「……………。」
「……………。」
「2人とも私が育てたとは言え、凄い事になっちゃったわ。シンジがキザ男になることは昔から予想は付いてたけど、レイちゃんもこれだモノねぇ。……ふふっ、おもしろいことになったものだわ」
「……………。」
「……………。」
「……………。」
「……………。」
俺達は、結局何も言葉を発さないまま、シンジの部屋を後にした。
そして、シンジの母さんに挨拶して、シンジの家を出た。
「あ〜あ、結局ラブラブだよ」
「ただ、見せつけられただけだったわね」
「ホンマ、暑苦しいやっちゃ」
「ラブラブもあそこまで来ると、ちょっと引くわね」
俺達は口々に愚痴をこぼす。
だが、その言葉とは裏腹に、帰路についた俺達の顔は晴れ晴れとしていた。
そして、もし、俺に彼女ができたとしても、ああいうのは御免だなと、少し思った。
………………本当に、シンジはとんでもない男さ。
俺には、絶対、真似できないね。
おわり
あとがき
この物語で最も不幸の運命を背負っているケンスケ君。人間味のある彼が書きたかった。
レイを泣かせた極悪人ですが、・・・彼を責めないであげてください。
さぁ、次は誰を書こうかなぁ。