「遺書・夕子」

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アルバム

みらいさんと一緒に学校探検

どんな場所も、大好きな友達となら冒険世界になります。
学校の中は不思議でいっぱいです。

やさしい若森先生

まるで、お姉さんのような、優しい先生。
笑顔の暖かさが、安らぎを分けてくれます。

けんかしちゃった…

苦悩。
自分のなかの知らない自分。
もう一人の自分。
その存在に気づく事は、苦しみを味わい、
そしてその人を、一回り大きく育てます。

久しぶりに…

大切な人に何かをしたい。
くすぶる心に優しさが灯ります。
新たに名前を与えられる古い機械は、
とてもとても大きな仕事を遂げます。

その事にまだ、未来さんも夕子さんも気付いていません。

うーん。違う髪形ってどうだろう?

新しい発見と、自分自身の変化。
互いに関連しあいながら、少しずつ「世界」を変えて行きます。

あ!それいいアイデア!

大切な事は見えません。
小さな発見を、ひとつひとつ積み重ねたとき、初めて気付くのです。

二人は一体、どれだけの発見が出来るのでしょうか?

びっくりしたのよ!

夕子「え?!」

不意討ち撮影されてしまった夕子さん。
未来さんはその写真を、大切に大切にしています。

え?寝てた?!

未来「夕子、お昼にしましょ」

ごくあたりまえで、ごく普通で。
そんな時間があります。

それが「たからもの」だということに 二人が気が付くのはいつのことでしょうか?
それとも、もう気付いているのでしょうか?

初めての時はどきどきします

…はじめて声をかけたのは、夕子さんでした。
それはとても勇気の必要な事でした。
同時に。
大切な、大切な出来事でした。

あの子、ちょっと気になる

まだ何も始まっていません。
まだ何もわかっていません。
まっしろです。

それは、未来さんと夕子さんの優しさでつづられる、アルバムです。

まっしろで小さな、ふたりのアルバムです。

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