夕子「でね!…未来聞いてる?」
夕子「そうそう!そんな感じそんな感じ!」
夕子「わははっ!」
夕子「あ、だからそうじゃなくて」
夕子「猫って可愛い〜」
夕子「…えっ?!」
夕子「おはよう未来!」
夕子「
声ヨリモ早ク…
想イヨリモ早ク…
未来さんは、声以上の「ことば」を持っています。
未来さんは、自分の中にある夕子さんの言葉を丁寧に書き残します。
今日までの夕子さんを、指が語ります。
あした夕子さんが語る言葉も、細く小さな指が記録します。
未来さんのたからものが、また1行増えます。
そこには、夕子さんの知らない未来さんがいます。
そしてまた、あたりまえのように明日がやってきます。
二人は明日、どんな事を話すのでしょうか?