#1 プロローグ


○冒頭ナレーション
N「かつて・・
  きょうきの てんさいかがくしゃ
  マカマカというおとこがいた・・

  マカマカは にんげんを はるかに こえた
  のうりょくと あくまの こころを もち・・

  せかいせいあつの やぼうにもえ
  じんるいを きょうふの るつぼに おとしいれた・

  だが しょうねんを リーダーとした
  8にんのなかまが ちからをあわせ ゆうかんに
  マカマカに たちむかった

  そして マカマカは ほろびた・・

  それから 10すうねんの つきひがたった・・」

○科学研究所
    画面、中央、暗闇に極小の物質が浮かぶ。
    ショーケースに入り、電磁波に吊られたマカマ
    カの遺伝子である。(ビビビビーという効果音)

    まわりが明るくなって−−−
    ここが、科学研究所であることがわかる。
    パスカル博士とともに、何人かの科学者がいる。


*「パスカルはかせ。 これが 10ねんまえに
  よのなかを だいこんらんに おとしいれた
  マカマカの さいごの いでんしですか?」
パスカル「そうでだ。 あれが あくむのような
  できごとだったじゃった・・

  われわれは にどと あのような できごとが
  おこらぬように マカマカの すべてをいでんしを
  このよから けしさろうと こころみました

  だが なぜか・・ この さいごの
  いでんしだけは あらゆる ほうほうを
  ためしてみましたが はかいできないのです」

助手*「ふーむ・・
  やはり このいでんしには あくまの ちからが
  やどっているのでしょうか?」

    この時、激しい音がして、数人の男(マカマカ
    団の残党)がなだれ込んでくる。

パスカル「な、なんだ きたちは?!」
*「ふふふ・・
  その いでんしを わたしてもらおう・・」
    マカマカ団の手から、爆弾!
    倒れ、苦しむパスカルと科学者達。
パスカル「うう・・ うう・・」
*「ううう・・」
    マカマカ団のボス(小ボス)、ショーケースに
    近づく。
    遺伝子が、ボスの手に。
*「ふふふ・・・ わはははは・・・」
    再び、爆弾が破裂して、室内に煙が充満する。

    場面転換。

○豪華客船
    その甲板に、前回の主人公とヒロイン(10年
    後)がいる。
    そばを走りまわる男の子。主人公のXXXXで
    ある。
    船上レストランの従業員たちが、いそがしくう
    ごきまわる。
ママ「あおいそら・・ ひろいうみ・・
  やっぱり へいわは いいわね・・」
パパ「10すうねんまえ マカマカとの たたかいが
  まるで うそみたいだ・・

  こうして あいするきみと ひとりむすこの
  XXXXと 3にんで のんびり たびに
  でられるなんて・・」

    そのとき、やってくる小さなボート。
*「おーい! おれだよ! ジョニーだよ!」
    ボート、船につけ−−
    上がってくるジョニー。箱をつけている。
ママ「まあ さすらいのジョニーさん!
  おひさしぶり!」
ジョニー「それどころじゃないぜ! たいへんだ!
  あんたたちの おとうさんの パスカルはかせの
  けんきゅうじょが おそわれた!」
ママ「え? パパの けんきゅうじょが・・!?」
ジョニー「どうやら マカマカだんの
  しわざらしいんだ!」
パパ「そんなばかな!? マカマカだんは ぜんめつし
  たはずだ・・」
ジョニー「みんな そうおもっていた。
  だが まだ その いきのこりが いたらしい。

  マカマカだんは パスカルはかせの
  けんきゅうじょを おそって さいごの
  いでんしを・・

  そして やつらの つぎの ねらいは・・
  おまえたちだ!」
    その時、突如、船上のすみで爆発!
    大混乱の甲板。
    動き回る船員、ウェートレスたち。
*「キャー! たすけてー!」
    あらわれるマカマカ団。
    パパとママに迫る。
マカマカだん「わははははは!」
    XXXXを後ろにかばうパパとママ。
XXXX「パパーーっ! ママーーっ!」
    もみあうマカマカ団とパパ・ママ。
パパ「XXXX! さがっていろ!」
    パパ、XXXXを突き飛ばす。
    飛んでボートに着地するXXXX。
    ジョニーも、ボートに着地。
    その時、再び、爆弾が破裂!
*「ふ、ふねがーーっ・・!」
    船、真っ二つになり、沈没していく。
ママ「XXXX! あなただけは いきてーっ!
  いきのこってー!」
    船、大爆発!
    だが、その時、小さなボートに飛ばされるジョ
    ニーと子供。
    そのボートを、爆撃が追いかける!
    全速力で逃げるボート。
    ボートに爆撃!
    ふっとばされる二人。
    海を漂流し、ある辺境の陸地の砂浜に着く。
    倒れているジョニーと、XXXX。
    打ち寄せる波。
    やってくる村の少女キララ。

○タイトル「摩訶摩訶2 愛伝説(仮題)」

○キララの部屋
    ベッドで眠っているXXXX.動けない。
    そばで、かいがいしく動き回っているキララ。
    となりのベッドのジョニーが、起き出す。
ジョニー「うう・・ ? ? ?
  ここは・・?
  あんたは だれだい?」
*「あたし キララ。
  あなたたち ふたりは はまべで きを
  うしなったまま たおれていたのよ・・」
ジョニー「そうか・・ おれたちは マカマカだんに
  おそわれて ぼーとで にげて・・ それで・・
  ありがとう。 れいを いうぜ。
 ☆おっ XXXXは ぶじか!
  おっそこにねているのはXXXXではないか。
  うっ・・ イテテッ・・!
キララ「まだ ムリしちゃダメよ」
    ジョニーとキララ、XXXXのベッドをはさんで−−
ジョニー「こいつは まだ きを
  うしなったままか・・・?」
キララ「そうみたい。 ・・・さっきは
  うなされていたわ」
ジョニー「ところで あんた マカマカだんって
  しってるかい?」
キララ「うん! とっても わるいやつら
  だったんでしょ?
  あたしの うまれるまえの ことだけど・・」
ジョニー「そのマカマカを ゆうかんな
  しょうねんと ガールフレンドが やっつけたんだ
  おれも ちょっぴり てつだったけどね」
キララ「ふーん・・」
ジョニー「たたかいが おわったあと ふたりは
  けっこんをした・・ そして うまれたのが
  そこに ねている XXXXなんだ」
キララ「へえー!
  そういえば ゆうかんそうな かおしてるわね」
ジョニー「だが どうやら マカマカだんの
  いきのこりが いたらしい・・

  こいつの ちちおやと ははおやが おそわれた!
  きっと いきてはいないだろう・・」
  これも マカマカだんの しわざだ。 クソッ
キララ「・・・」
ジョニー「おれも ここで のんびりしてられねえな。
  いろいろ しらべなきゃならないことが あるんだ・・・・」
    外へ出ようとするジョニー。
ジョニー「キララちゃん。 わるいけど そいつの
  かんびょうを してくれないか?」
キララ「いいわ」
ジョニー「そうだ。 このはこを おいていこう。
  こいつは いろんなものがはいってて
  べんりな はこだ。

  もし XXXXが ねむりからさめて
  そとにでたがったら このはこを いっしょに
  もっていくように いってくれ」
    箱からスルッと抜けるジョニー。
ジョニー「じゃあ たのんだぜ」
    ジョニー、去って行く。
    しばらくして、キララも、入り口近くのシャワー
    室に入る。

    やっと、動けるようになるXXXX。
    部屋を出ようとすると−−
    キララが、ペロンと裸で出てきて−−
キララ「あれ!? きがついたの?
  ご、ごめん! いま シャワーあびてたとこなの。
  ちょっと まっててね!」
    キララ、もう一度シャワー室に戻り、服を着て
    出てくる。
キララ「まだ むりしちゃダメだって!
  しばらく このいえに いていいわよ。
  なにも ないとこだけど。

  わたし ちいさいころに おとうさんと
  おかあさんを なくして ずーっと
  ひとりぼっちなんだ・・」
    その時、画面揺れて、色調が変わったり、落雷
    などの激しい効果音がする。
キララ「きゃーーっ!」
    XXXXに抱きつくキララ。
    しばらくして、おさまり−−
キララ「いったい なにが おこったのかしら?」
    XXXX、出ようとすると−−
キララ「ジョニーさんの箱は
  とっても役に立つっていってたわ」
    XXXX、家の外に出る。
    浜をもつ、あまり広くない感じの村。今の騒動
    で、いくつかの家などが破壊された。
    何人かは、街を、いそがしそうに(1.52倍の
    スピードで)走り回っている。


*「て、てえへんだ!
  じしん かみなり かじ おやじ・・・
  だいさいがいが まとめて おそってきたぜ!」

*「よのなか ひっくりかえっちまった!
  いったい どうなっちまったんだ!?」

*「まちの そとに でないほうがいいわ!
  みょうーな やつらが うろついてるから!」

*「このまちだけじゃないみたい! せかいじゅうが
  だいパニックよ!ちかくへんどうが おきて
  ちけいが すっかり かわっちゃったみたい!」

*「ちかくへんどうが おきて
  せかいの ちけいが すっかり変わっちゃったらしいぞ!」
老婆
*「くわばら〜! くわばら〜!
  このよの おわりじゃ〜!
  しゅうまつがやってくる〜!」
老人
*「むむむっ・・
  じゃあくなものが うごきだしている・・・
  おそろしや〜! おそろしや〜!」

*「ま、まさか・・
  10すうねんまえと おなじことが・・
  そんな アホな・・!」
老人「どうやら マカマカだんの いきのこりが
  うごきだしたらしい・・
  マカマカだんは おにじゃ! あくまじゃ〜!」

*「わたし おひるごはんの キツネウドンを
  だべそこなっちゃったわ」
男の子
*「ぼく オシッコしてたんだ・・
  まだ とちゅうだったのに・・ シクシク・・」

*「うわさに よると さいしょに おそわれたのは
  パスカルはかせの けんきゅうじょだそうだ・・」

  パスカルはかせは おおけがをしたけど
  いのちだけは とりとめたらしい」
女の子
*「パスカルはかせの けんきゅうじょは
  このむらを でて みなみの ほうに
  いったところよ」
    XXXX、街を出ようとすると−−
    キララが来て−−追いかけてきて−−
キララ「XXXXくん! いっちゃうの?
  なごりおしいわ・・ ゆっくり やすみたい
  ときは いつでも かえってきてね
 ☆私は、いつでもへやにいるわ
(註:以降、村に戻り、キララのベッドに入るとHP,MP回復する)
  そうそう、ジョニーさんが いってた・・
  たびに でるなら はこを わすれるなって!
  いろいろ やくにたつらしいわよ」
    XXXX、ジョニーの箱を持ってなければ、取りに行く。

    XXXXは、旅に出た。
    戦いの時、XXXXの他に、箱がくわわる。
    しばらく(長い距離ではない)北に行くと−−
    橋が、壊れている。
    近くに、街がある。