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アメリカン レポート
Inside America
◆ 新テロリズムの時代
米国の政治・経済の中枢であるワシントンとニューヨークが9月11日、連続テロに襲撃され、米国史上最悪の被害をもたらした。この事件は、米国の威信を打ち砕くとともに、冷戦後も生きている核兵器の抑止力による安全保障体制が、もはや機能しないことを強く印象付けた。今回の事件は新テロリズムの時代の幕開けを告げるものとなるだろう。テロ組織のネットワークは世界に拡大し、テロの手段もより高度に洗練され、ハイテク化している。秘密工作はより巧妙化しており、核兵器や生物化学兵器など大量破壊兵器の使用も懸念される。テロ攻撃の標的は、米国だけではない。欧州や日本のG7(主要先進7ヶ国)や、ロシア、中国もまた新たな脅威に曝されている。
◆アフガニスタン−空洞の標的
米英両軍は7日午後零時半(日本時間の8日午前1時半)、米国のニューヨークとワシントンの連続テロ事件から26日目に、アフガニスタンでの軍事行動を開始、12日間の空爆に続いて地上戦に入った。アフガニスタンには、テロ事件の首謀者とされるオサマ・ビン・ラーディンが潜伏するとされ、国際テロリスト・ネットワーク「アル・カイダ」の基地が散在する。攻撃の狙いは、その軍事関連施設を徹底的に破壊し、ビン・ラーディンをかくまっている「タリバン」を殲滅することにあるのだ。だが、この作戦には、明らかな論理の飛躍があり、戦略的見地から見て、ほとんど成果が期待できない選択である。だが、本当の標的を見出せない米国は、やり場のない怒りに任せて“空洞の標的”を攻撃することになった。続き 10月20日
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