ウォブラー症候群とは
ウォブラー症候群(ウォーブラー症候群)
首の辺りにある神経が何らかの形で圧迫されて、
色々な部分に神経症状が出る病気の総称です。
首の長い犬種(ドーベルマン、グレート・デンなど)に
多い病気です。又、頭の重い犬種にも多いです。
症状
頚部の疼痛、痛みの為首を上げられない、後肢の跛行、
虚弱、前肢の筋萎縮、前肢のナックリング(麻痺)、
軽度の運動失調、ぎこちない歩様、四肢の麻痺など。
診断
レントゲンだけでは確定出来ないので
MRIなどの検査が必要になります。
治療
内科的療法と外科的療法がありますが、
必ず進行する病気なので、愛犬の年齢や状態を獣医師と
相談し、可能であれば速やかに外科的処置をとった方が
良いでしょう。
慢性化した神経障害がある場合は外科的処置を行なっても、予後が余り良くならないようです。
手術は神経の圧迫を解く手術で、大きな手術になります。

この病気は早期発見が大切で、
時間が経つほど治り難くなります。
手術の適応が認められたら、
速やかに手術をする事が望ましいです。

※これは、あくまでも大吉の記録であって、必ずしも皆がこうなるというものではありません。
体重の軽い犬種(30s以下)や、関節の正常な子などの場合は、また経過が違ってくるでしょう。
その子その子の身体の状態により症状も処置も違うので、怖がらずに病気を受け入れ
信頼できる獣医師と相談しながら愛犬にとって一番良い方法を探して下さい。

-大吉の場合-
7月21日
  NJ大学にて、MRIとCTの検査。
   

この日は、麻酔を入れる前の検査で不整脈があったので、胸部のエコーやレントゲンを撮りました。
異常は見当りません。
痛みを感じる事でも不整脈になります。
表には出しませんが、首が痛かったのかもしれません。
ですが、はっきりとした原因は解らないので、万が一の場合(心停止など)の説明も受けました。
そして、麻酔の影響で2〜3日麻痺が酷くなる可能性がある事も。

MRIをやらなければこの先の治療は出来ないし、麻痺症状が出てる事でも猶予は無いので、お願いする事にしました。

麻酔を切った後、不整脈の状態が暫く続き、安定した所で説明を受けました。
結果は、ウォブラー症候群でした。
大吉の場合、正式な病名は尾側頚部脊髄症だそうです。
第4〜6頚椎(特に第5・6頚椎の接合部)の不安定がみとめられ、さらに上から変成した骨が出っ張っていて、上下からの神経の圧迫が酷く、直ぐに手術が必要な状態でした。

CT

丸で囲った辺りです。
骨が変成して下へ出っ張っているのが解ります。

拡大すると良く解ります。

MRI

丸で囲った所が、第5、第6頚椎の接合部です。
上下から黒い出っ張りで圧迫されてるのが解ります。

この状態では立てなくなる子も少なく無いそうです。
大吉の場合、典型的な症状である頚部の疼痛などが無く、馬尾同様、気付くのが少し遅れてしまいました。
色々と説明を受け、手術は8月1日と言う事になりました。
本当は、早急に手術をしなければならないのですが、先生の都合上10日後になりました。
それまで安静にして、少しでも変化があったら連絡するように言われて、帰宅しました。
帰りは、麻酔の影響もあり立ち上がれず、担架で車まで運んでもらいました。
家に着いても立てないので、シーツで部屋の中に運びました。
体重は、66.1kgでした。

     
22日
  血便。
    朝は良かったのですが、お昼から下痢になり、血も混ざっています。
麻酔の影響が出てしまっているようで、完全に立てなくなりました。
     
24日
  食べ物への執念で自力で立ち上がりました。
    麻酔の影響が取れて来たようです。 しかし、下痢はまだ治りません。
     
29日
  ようやく下痢が治りました。
    この日は3回ほど、自力で立ち上がりました。
     
31日
  手術前日。
    翌日手術なので、午後9時以降は絶食です。
この日は2回、自力で立ち、良く寝ていました。