Cheepnis Press
vol.48 (2001年3月27日)
▼▼▼▼▼ ▲ ▼▼▼▼ Cheepnis Press ▲▲ ▼▼▼ ▲▲▲ ▼▼ vol.48 Mar.27.2001 ▲▲▲▲ ▼ ▲▲▲▲▲ *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- ─── 目 次 ─── 【1】著作物の再販制度を考える *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 【1】著作物の再販制度を考える ─── かなもり みきお 公取委が「著作物の再販制度を当面は存置する」という結論を発表した、と いう記事が先週の土曜日の各新聞紙上で報じられた。消費者にとっては、憂慮 すべき事態だと考えられるので、今回はこの特集を組んでみる。 記事を作成するにあたり、東京大学の三輪教授のページを参考にした。まず そのページのリンク。 http://www.e.u-tokyo.ac.jp/~miwa/MIWA_JIS.HTM 再販制度とは、メーカーが商品の定価を設定して、問屋や小売店にその価格 での販売を義務づける制度のこと。メーカーにとっては自分の都合のいい価格 で商品を販売できるのでメリットは大きい。しかし一方で、自由な価格競争が ないから、消費者は結果的に高い値段の商品を押し付けられることになるので 不利益が大きい。独占禁止法では原則禁止になっている。 しかし、新聞・書籍・音楽用CDなどの著作物に関しては、これまで例外的に 適用除外とされている。 かつて、再販制度はいろいろな商品に認められていたが、当初その存在理由 は、小売業者の保護にあった。つまり、現在のように「価格破壊」で安く売る 業者がいると、まじめに売っている小売業者が生き残れなくなるから、「小売 業者に最低の利潤を保証する」という意味合いで、多くの日用品に再販制度が 認められていたのだ。それも順次廃止され、現在再販制度が認められているの は著作物のみとなっている。 音楽CDを例に取ると、日本のメーカーで作られた商品は、一部のインディー ズ盤を除き、ほとんどが「定価」で売られている。電化製品では「メーカー希 望小売価格」というのがあって、大概の家電量販店ではそれより安く売ってい るものだが、音楽CDに関しては、安売りしている店を探す方が難しい。(一部 には存在する。大学生協や「安売りします」と言っていないのにレジに持って いくと勝手に割引してくれる店、サービス券を発行する店、など。) 読者には、音楽CDや書籍・雑誌が、どの店で買っても同じ価格で、それが当 たり前のように感じておられる方も多いと思う。一方で、輸入盤CDが安く、ま た店によって価格が違うことも、よくご承知のことだろう。この価格差は、仕 入れ先によって違うという面もあるだろうが、本来、海外では音楽CDの販売価 格は店によって違うのが普通なのだ。(ネットショッピングをされている方な らご存知ですね。) さて、本当に著作物に再販制度が必要だろうか? その検討を公正取引委員 会が始めたのが1994年のことで、それを受けて、新聞各社が猛烈な再販制度維 持キャンペーンを張りはじめる。その結果かどうか、先の公取委の調査では、 なんと国民の99%が再販制度を支持しているらしい。当日の新聞(朝日)の消費 科学連合会の会長の談話で「再販維持を求める意見が多くでたのは、再販制度 は必要だとするマスコミの一方的な主張が背景にあったのではないか。たとえ ば新聞協会の広告も、『新聞の来ない朝を想像してみてください』という言い 方だった。」とあるように、消費者が真実を知るのは遠い先になりそうだ。 それにしても、消費者の立場に立って、メーカーの独禁法違反を指弾するマ スコミも、いざ自分達が俎上に乗ると、猛烈なキャンペーンで、読者に反対意 見を見せないようにするという、かなり悪どいやり方をしていた。 再販制度の維持には「相当の特別な理由」が必要なのだが、維持を主張する に割にはあまりに貧弱な理由なので、よくこんなことで、国民が納得している なと感じさせる。(詳しくは三輪教授のページでご確認を) 今回、微力ながら、弊誌で著作物の再販制度の廃止を訴えたが、あなたも一 消費者として、是非この問題について考えていただきたい。 [PR * Event]~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ Cheepnis presents "未知との遭遇 vol.1" ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ◇出演=Communication Brain Buster,テーベ,ハンチュー,キャバレー ◇日時=2001年5月13日(日) 19時スタート ◇会場=難波ベアーズ http://home.att.ne.jp/orange/bears/ ◇料金=前売1,500円 当日2,000円 ◎チケットの予約受付け中!! mailto:cheepnis@osb.att.ne.jp ______________________________________________________________________ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆ウズベキスタンのプロッガー、ヴィタリー・メンシコフ氏に援助の手を! 記事= http://home.att.ne.jp/surf/cheepnis/article/vitaly.html 問い合わせ先=北田裕幸 email mailto:grouptherapy@usa.net URL http://grouptherapy.tripod.com/ ______________________________________________________________________ [PR * *****]~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ■この欄の広告募集中■ □ □全角文字で35文字×5行〜 □ □ ______________________________________________________________________ ★ニュース・フラッシュ →6/20の本誌イヴェント。某バンドには断られてしまって残念ですが、代わり に某新人バンドに声をかけています。まだライヴしたことがない本当の新人 さんなんですけど話題性は十分。いい返事を期待してます。 ★編集後記 ゲームソフトの中古販売についての是非を問う裁判結果も出ました。 今回は、中古販売者の勝訴だったわけですが、この裁判のメーカー側の主張 は理解に苦しみます。本やCD、ヴィデオの中古販売が良くて、なぜゲームソフ トは駄目なのか? メーカーの言いなりで価格決まるって言うのは、著作物の 再販制度と同じですが、それを中古品にまで及ばせたいという主張にはビック リです。メーカーは劇場映画を引き合いに出してるようですが、それと同列に 論じられるものなのかな? ********************************************************************** ▽△▽△▽△▽△▽ Cheepnis Press ▽△▽△▽△▽△▽ ********************************************************************** □発行 Cheepnis □編集・発行人 かなもり みきお □毎週2回発行(火曜日・金曜日) ☆記事に関する、ご意見・ご要望などのメールをお待ちしています。 メールの宛先は、mailto:cheepnis@osb.att.ne.jpです。 ☆本誌への広告申し込みについては下記をご覧ください。 http://home.att.ne.jp/surf/cheepnis/CP_media.html ☆配信先アドレス変更、配信の休止・停止の方法、および記事のバック・ナン バーは下記で公開しています。 http://home.att.ne.jp/surf/cheepnis/index.html ☆本誌専用の掲示板は下記です。何かあればご利用ください。 http://bbs1.otd.co.jp/cheepnis/bbs_plain ☆本誌はインターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。 http://www.mag2.com/ マガジンID: 0000047276 ☆このメール・マガジンの再配信・無断転載を禁止いたします。 Copyright (c)2001 Cheepnis Press All Rights Reserved. **********************************************************************リンク先は消失していたり内容が変わっている場合があります。
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