カブでヨーロッパ一周編

 フランスを駆け抜けろ [フランス] (2001/04/13-04/16)

・04/13 パリ脱出
・04/14 ボルドーに到着
・04/15 ボルドー1日観光
・04/16 フレンチバスク

通貨単位:F(フランスフラン)/1F=約 17円


04/13 曇り/雨 パリ脱出 Tours/HOTEL DE ROSNY/240.0km

 やっとのことでパリを脱出。朝9時頃パリを出発、パリ市から抜け出す際オートルートへ入り込み、少し道に迷いはしたが、Versaillsを経由しToursに3時過ぎに無事到着。ちなみにTGVなら70分らしい。

 こちらの道路の案内標識はほとんどオートルートを走ることを前提に作っているようだ。だから、一般国道で行こうと思うと結構ややこしい。一般国道といってもほとんど高速道路みたいなもので、ほとんど直線で走りやすい。また郊外の高速区間では110km/h制限のところが多い。エンジン保護のため70km/h程度で巡航したけど結構疲れるね。また、主要な交差点はみんなロータリー。今日だけでいくつも通ったから要領が分かってきた。慣れるとなかなか便利なシステムと思うぞ。といいつつ最高にカッコ悪い「出口を逃して一回り」も経験した(^_^;;

 しかし景色はいい。菜の花の黄色と草原の緑がとてもきれい。今日はずっと曇りだったけど、晴れていたら最高だろう。また、曇っているととても寒くて吐く息が白い。ライダースーツを買って良かった。

 ホテルにチェックインしてから暗くなるまでToursの町をぶらぶらしたが、Parisとは違いこじんまりしていてなかなかよい。ホテルも駐車場のあるところが見つかったのだが、理由はよく分からないが一泊しかできいようだ。二泊してロレーヌ川の古城巡りでもしようかと思ったけど、明日はBordeauxを目指して南下することにした。多分途中で一泊することになるだろう。

04/14 晴れ ボルドーに到着 Bordeaux/Mercure HOTEL/334.5km

 朝起きると、珍しく快晴!。早速出発の準備を済ませ朝9時にTorusを出発。天気がいいと気分もいい。景色も最高!

 手前の街で一泊する予定だったけど、昼4時前に無理なくBordeauxまで来てしまった。4時といったら日本なら夕方だが、こちらは今サマータイムのため9時頃まで明るいので昼。写真はガロンヌ川からの眺め。まさにヨーロッパといった感じでしょう?

 そういえば道中、外国の偉いさんがフランスの訪問をしてたみたいで、交通整理の場面に出くわした。警察だけでなく軍隊も出てたのでびっくり。陸軍にもバイク部隊があり、陸軍バイクを何台も見た。偉いさん達は大型の観光バスを改造したほとんど部屋みたいなバスに乗って、周りにはパトカーの群れ。デカいバスなのに10人くらいしか乗ってなかったぞ。

 走行の方は昨日同様、ほとんど高速のような道。またしてもオートルート走行とロータリーの一周をやってしまった。フランスの交通網は標識同様、オートルートが軸になっている。一般国道が突然オートルートになってしまった。訳がわからん・・・。まぁ、スクーターやモペットで郊外を走っている人なんて全然見かけないから、当然なのかも。また、自動車専用道路と思しき標識のある道路も走ったけど、法的に大丈夫なのかなぁ。でも、専用道路はほとんどが2車線で、クルマはすぐに追い越していってくれるからある意味安全だと思う。

04/15 曇り/雨 ボルドー1日観光 Bordeaux/Mercure HOTEL/0km

 しかしどうしていい天気が続かないものなのかね・・・今日はあいにくの曇天。昼頃ホテルを出て、徒歩で昨日から目をつけていた軍艦の見物へ向かう。日曜日の昼だからなのか、その周りには人が集まり露店がたくさん出ていた。その中からで生牡蠣とワインをチョイス。これがなかなかウマイぞ。そういえば日本では生牡蠣が食べられない季節があった気がするけど、フランスではどうなのだろうか?さらに、ピザを一枚。これも露店なのだが、注文してから作って焼いてくれる。焼きたてということもあってか、かなりおいしかった。

 満腹になったところで、軍艦「COLBERT」の見学。ここは博物館化されていて、入場料さえ払えば見学できる。案内表示に従って歩くと、内部をほとんど全て見学できる。それぞれの船室にはポスターやメモ書きがあったりして当時の状況を再現している。他に作戦会議室、レーダー室、甲板、機関室、ミサイル、艦長の豪華な部屋、食堂、洗濯室、散髪屋、手術室、船の模型作り師の作業場、等々。かなり大きい船なので、見学に2時間くらいかかったが、内容は大満足。いい経験になったよ。

 それから自然史博物館(学生は無料だった)で鉱物の展示を中心に拝見(内容はいまひとつ・・・)。この2つは日曜日だというのにやっている珍しい博物館。他にワイン博物館なんてのもあったけど、残念ながら休館。普通のお店だけでなく、ツーリストインフォメーションまで閉まっているから日曜日は観光には不向きだ。でも、現地の人々が生活している「飾らない街並み」を眺めるには結構いいかもしれない。8時頃までぶらぶらして、ボルドーの街を楽しんだ。

04/16 曇り/雨 フレンチバスク Biarritz/Biarritz-Auglet YH/210.2km

 今日もあいにくの曇りだが、スペイン国境のすこし手前にあるフレンチバスクの町Biarritzまでやってきた。道中は昨日までとはちょっと変わって田園風景が少なかった。ピレネー山脈に近づいているからだろうか。でも、単調なことに変わりはない。写真は郊外の道路。こんな道をのんびり走るのは気持ちがいい。

 Biarritz到着後、インフォメーションで地図をもらって、ユースホステルへ。えらく中心から離れたところにあって足がないとこれないような所。まわりは自然がいっぱいのいい環境。しかし、このユースが問題で、午後6時にならないと開かない。4時頃ついたから、2時間も時間をつぶした。カブで近くをぶらぶらしたら楽しかった。

 チェックイン後は夕飯を食べ、同室のイタリアーノ2人とブラジリアンと少し会話はしたもののすぐに爆睡。結構疲れが溜まっているのかなぁ・・・明日はいよいよフランス脱出!スペイン側のバスク地方中心都市Bilbaoが目的地だ。


戻る 続く