縦横夢走 2009年 北海道一周編

 北の大地 再び [前編] (2009/07/29-08/03)

・07/29 始まりは船から
・07/30 退屈な船内
・07/31 ライダーの集い
・08/01 絶品!打ち立て十割そば
・08/02 積丹の名物
・08/03 白金の青い池


07/29 曇り 始まりは船から 日本海/新日本海フェリー上/94.6km

 2年ぶりの長期ツーリング。行き先は以前にも訪れた北海道だ。2005年に訪れた時は、現地で5泊しか出来なかったが、今回はうまく休みが取れたので北海道で16泊できることとなった。これだけ時間があれば、のんびりと色々な場所を巡り、色々な人と出会えるかと思うとワクワクしてくる。

 今回、旅をするにあたって、各種装備を変更した。一番の目玉はデジカメ。以前からの念願だったレンズ交換式の一眼レフを投入!軽量コンパクトを売りにしているオリンパス製のものをチョイスしたが、かなり重たいレンズを持ってきたものだから、結局のところ重量は大幅にUPしてしまった(笑)
北海道の広い空が写せるといいなぁと言うことで 広角レンズも持ってきたので、今回は色々なものを撮影してきたいと思う。

 デジカメを新しくしたものの、PCは欧州一周時にアンドラで購入した時代遅れ感たっぷりのマシン・・・こちらは買い換える余裕がなかったので変更できなかったが、画素数が大幅にUPした画像を処理するのに時間が非常にかかるので、ちょっと辛いものがある。

 それはさておき、今回も前と同じ新日本海フェリーを使って小樽に入ることになっていて、自宅から2時間掛けてフェリー乗り場の到着。フェリーに乗り込んだ瞬間に雨が降り出すという幸運っぷりを見せつつ、船は舞鶴の港を出港した。

07/30 曇り 退屈な船内 札幌/ニコーカプセルホテルリフレ/36.8km

 昨夜は知り合ったライダー達と2時半頃まで飲んだが、この時期まだ乗客は少ないようで、静かな船内という表現がしっくりくる。どれくらい客が少ないかといえば、2等でも難なくコンセント前の席をGETできる程。帰りは人が一番多い時期なので覚悟しないといけないけどね。昼前まで寝て日記を書きつつ、何処へいこうかと思案する。こういう時間もなかなか楽しい。

 船は定刻通り小樽港に入港し、北海道に降り立ったのはその15分後の21時。第一印象はというと・・・「寒い!」この一言に尽きる。ある程度は涼しいかなぁと予想していたものの、小樽でさえその予想を覆す寒さ。ちなみに気温は18度。初日からレインコートを着込んで走ることになった。小樽から札幌はそれほど離れていないので、1時間ほどで札幌に到着。札幌の町は交差点に「北○、南○(○には数字が入っている)」という名前が付けられており非常に分かりやすい。

 今回も今まで同様無計画の行き当たりばったりの旅なのだが、オレにとっては珍しく1泊目だけは宿を予約してみた。実は今までカプセルホテルなるものに泊まったことがなかったので、一度泊まってみることにしてみたのだ。価格は1泊2700円と北海道においてはかなり微妙な価格設定だが、夜到着して宿探しする手間を考えると悪くないかなぁと。そういう考えになったってことは、それだけ歳をとったということなのかもしれない(笑)
 で、そのカプセルホテルはというと、施設はとても綺麗であらゆるものが揃っている。部屋はハニカム構造の巣みたいなの中にハシゴで上がる感じをイメージしていたが(さすがにそれは無いか^^;)、沖縄行きフェリーの2等寝台とそっくりだった。ただ、荷物は全てロッカーに入れて、部屋では他の人が寝ている手前ゴソゴソは出来ない。つまりPCをベッドでさわるなんて出来ないし、着がえや荷造りもロッカーでしないといけない。結論から言うと、オレ向きの宿では無かったんだけど、これも一泊したから分かったことなので、とりあえずは良しとしよう。

07/31 曇り ライダーの集い ニセコ/黄金温泉(キャンプ)/288.6km

 昨夜は名物の味噌ラーメンを食べ、起床は8時。それからひとっ風呂浴びてから9時過ぎに出発。まずは南下し、北海道三大秘湖のひとつであるオコタンペ湖へ立ち寄り支笏湖へ。日本で第4位という透明な水の支笏湖を後にして、苔の洞門という場所で散策し、「きのこ王国」という楽しそうな名前のドライブインで昼飯を食べた後、ひとつの出会いがあった。

 ゴリラに乗った旅人とちょっと話をしたのだが、その方から「今夜日本一周を目指すライダー達と集まるので、是非一緒にどうですか?」とお誘いを頂いたのだ。今日は登別・室蘭・洞爺湖と巡るつもりだったので、集合場所のニセコまでたどり着けるか微妙なところだったので、その場では返事が出来なかったが、結果的には何とかたどり着いた。

 ライダー達の集まりの前に今日巡った場所について書いておくと、オロフレ峠から登別へ行き、地獄谷と大湯沼という場所を散策した。ここは以前に訪れた北海道の硫黄山や、青森の恐山のようなところで、辺りに植物が無く、いたるところから温泉が湧き出しているといった場所。まわりには柵がつくられており、近づくことは出来ないのが残念だが、ハイキングコースがつくられていて、時間は掛かるが展望台や、いろいろな噴出口、温かい水が流れる川に足を浸す、天然の足湯なんかも楽しめる。地獄谷までは大型の観光バスが入ってくるので、数多くの外国人でガヤガヤと大騒ぎしていてあまりいい雰囲気ではなかったが、もう少し奥にある大湯沼のあたりはなかなか良かった。

 その後は地球の丸さが実感できるという、室蘭の地球岬(チキウ岬)へ行ってみたが、霧で水平線も見えず。でも、悪いことばかりでもなく、ここの売店で揚げいも(少し甘い衣をつけたじゃがいもを油で揚げ、串にさしている)を頼んだら、「揚げるのに時間がかかるからこれでも食べて待っていて」と言っておばさんが売り物のイカ焼きをタダでくれた・・・ 旅をしていると、人から何かを貰うことがよくあるが、そんなにもの欲しそうな顔をしているのだろうか?なんて(笑)

 霧は晴れぬままお次は昭和新山へ行ったけど、ここも残念な結果だった。そのまま北上し昨年サミットが開かれた洞爺湖畔を走り、留寿都経由でニセコへ。ニセコへついた時には、夜7時を回っていた。

黄金温泉 目的地であるニセコの黄金温泉にオレが到着した時には、ライダーの集いはすでに始まっており、途中から飛び入り参加という形だったが、みなさん誰一人として嫌な顔もせず、一緒になって大騒ぎすることとなった。

  バーベキューや生ビールまで用意されており、感謝感激。そんな本格的な宴会まで楽しめて、宴会の後は露天風呂まであるという至れり尽せりのライダーの集い。
ツーリング歴20年という方や、最近バイクを買ったという方まで、参加者は様々だが、みんなそれぞれ「旅に対する『想い』」をもっており、改めて旅はいいなぁと思った。

 宴会、温泉、さらに宴会の後はテントで就寝。毎度の事ながら眠りについたのは、夜もかなり更けたころだった。

08/01 曇り|雨 絶品!打ち立て十割そば 上ノ国町/夷王山キャンプ場/269.4km

絶品そば ライダーの集いは朝へとつづく。今日の朝食は、黄金温泉オーナーのおじさんが、挽きたて、打ち立て、ゆがきたての十割そば!これがまた美味いのなんの。今まで色々な場所で十割そばを含めてそれなりに食べてきたと思うが、文句無しに一番の味。麺にしっかりしたコシがあって、つゆをつけずに麺だけを食べても、その味が楽しめる。この美味さのそば屋があったら、毎週のように行ってしまうだろう。(ロールオーバーイメージは麺を打つおじさん)

 そばに舌鼓を打ったあとは、さらに温泉。朝っ風呂を浴びてから、10時ごろになってようやく出発^^;

 みなに別れを告げて、向かった先は長万部。ここで名物の駅弁「かにめし」を昼食にする。満腹になったあとは、海沿いを南下し、大沼という場所に。ここは全く知らなかったのだが、結構有名な観光地らしい。大沼という名の通り、やたらとでかい沼でカブでぐるっと一回りしてみたが、かなりの時間を費やしてしまった。

 その後函館へ行き市内をうろうろ。有名な五稜郭の側も走ってみた。函館の後は西へ進み、江差という港町へ。ここから奥尻島へ向かうフェリーが出ているので、それに乗ってみようと考えたのだ。フェリーの時間は朝6時45分と、昼12時45分の一日2便。今からでは乗れないので、近くで一泊することにした。フェリー乗り場の近くにキャンプ場があったのだが、バイクを置いてから荷物を持って結構歩かないといけないということもあり、隣町にある夷王山キャンプ場という所でテントを張る事にした。

 テントを張ったところまでは良かったのだが、しばらくすると風が出てきてポツポツと雨まで降り出しやがった・・・今はテントの中で日記を書いているが、結構強い降りになっていて、テントがバリバリとうるさい。以前のテントなら雨=浸水の危機だったのだが、今回はゴアテックスのテントなので精神的には結構安心。フライシート無しでも、それなりには耐えてくれるハズ・・・今のところ浸水は無い(笑)

 とはいえ、明日の朝にテントがびしょ濡れだったら、片付けるのに時間がかかるし、奥尻島へ行く予定だったが、状況によってはそれもちょっと厳しいかもしれない。行くか行かないかは明日になってから判断するとしよう。

08/02 曇り/雨 積丹の名物 余市町/モイレ浜中海水浴場(キャンプ)/311.1km

 結果から言うと奥尻島へ行くのは諦めた。昨夜は結構な雨と風で、フェリーの時間に間に合うように起きたのだが、小雨で風も強かったという悪条件で行くのはもったいなかなぁと思った次第。なので、そのまま海岸線を北上していくことにした。

 国道229号をどんどん北上していく。天候は微妙で曇ったり小雨が降ったりという状況。概してこういう時は走行距離が伸びる。札幌以西を走ってみて思ったのだが、以前走った北海道のイメージよりも非常に距離が長い。北海道とはいえこのあたりは直線の道路も少ないので、地図で見るよりも、走ってみた方が広く感じる気がする。そんな感じだったので、ここらで距離を稼ぐもの悪くないかもしれない。

 道中セイコーマートで200円おにぎり(これが結構美味い)を食べ朝食にし、みなとま〜れ寿都という道の駅でいかめしを食べて昼食に。その後もどんどん北上し、積丹半島をまわる。積丹半島には神威(カムイ)岬というスポットがあり、そちらに立ち寄ってみたが、なかなかの絶景。駐車場から灯台まで歩くと結構な距離だが、行く価値はあったかな。天気がよければ積丹ブルーという青い海が望めるそう。

 神威岬を後にし、そのまま半島沿いの道を走ると、名物の生うに丼の店が立ち並んでいる。たくさん店があるのだが、その中でオレが選んだ店は、国道229号から道道913号に入った直後にある民宿「大島」。大漁旗をのれんにしており、見かけはお世辞にも綺麗な店とは言えないが、経験上こういうところは当たりの可能性が高い。

 結果から言うと大当たりで、漁師さん民宿をしながら、最近になって食事だけの営業も始めたという店だった。で、このあたりでは唯一ウニを海水を殺菌処理したものを使っているらしく、店の人が言うには、他店は人工海水を使うので、取った時と味が変わってしまうのだそう。しかも今日は運がよく、先ほど水揚げされたばかりの取立てのウニが楽しめた。ここまで書いて言うのもなんだが、味はもちろん最高。この味を言葉で伝えることはできないので、是非食べに来て貰いたい(笑)
バフンウニとムラサキウニが半々に乗った丼で、オマケにヘラガニが1匹入った味噌汁や、その他つけ合せや、オマケでツブ貝やエビまでつけてくれて、2600円。高いか安いかは人によって感じ方は違うだろうが、この味は一度食べておいて損は無いと思う。

 その後、余市の道の駅に立ち寄ったのだが、神威岬で出会ったライダーと再び出会う。少し話をしているうちに意気投合し、近くの浜でキャンプをすることとなった。幸い近くに温泉(何と宇宙飛行士の毛利衛さんの実家だったらしい)があり、そこで汗を流すとともにコインランドリーで洗濯も出来て、オマケに380円でツブ貝の入ったカレーまで食べて大満足。帰りにコンビニでビールを仕入れてテント横で、道の駅で知らないおじさんに貰ったプラム(?)をつまみに色々と語り合った。ライダーの彼は学生さんで、来年の春に就職するとのこと。未来に期待している若者を見ると、こちらもがんばらなきゃという気持ちになるね。そんなおっさんじみた事を思いながら、夜も更けていった・・・

08/03 曇り/晴れ一時雨 白金の青い池 中富良野町/ふくだめろん(RH)/283.4km

 昨日は日記を書いていなかったので、今日は5時に起きた。起きたというか目が覚めただけだったりするが、いい機会だったので日記を書いてアップロードしておいた。日記の後はテキパキと片付けて、早々と出発。

 まずは小樽に向かい朝食にする。今日のメニューは鱗友市場内にある食堂で、サンマ刺定食を賞味。あまりに満腹になってしまい眠くなってきた(笑)

 その後は札幌に向かい、途中から国道337号、国道275号、国道38号と乗り継ぎ、昼過ぎには富良野に到着。今夜はノートPCの充電や携帯の充電をしたかったので、中富良野にあるメロンの直売所がやっているライダーハウスに泊まることにしてみた。直売所ではメロン半玉を300円で販売しているが、宿泊料500円でメロン半玉がついてくるので、実質200円という安さ。

白金の青い池 とりあえず、荷物を置いて早々と宿を出て、今回北海道に来た目的のひとつである「白金の青い池」へ向かう。ここは結構有名な場所だったのだが、数年前から立入禁止になっていたため、前回の旅では訪れなかったのだが、今年から立ち入りが出来るようになったらしい。以前から知ってはいたが、今回ようやく念願がかなったというわけ。

 この青い池は上流で湧き出る温泉の影響で川の水が青く濁り、その水が流れ込む池が青くなったというもので、非常に幻想的な青い色をしている。池から流れ出した水ももちろん青色で、とても不思議な景色だ。(ロールオーバーイメージ)

 その後はそのまま山を登り、吹上露天の湯という山上にある無料露天風呂へ。結構熱い湯だったが、大変気持ちよかった。ただ、風呂に入った頃から雨が降りはじめ、帰り道にびしょ濡れに・・・山を降りると、雨は止んだので、富良野の周辺をあてもなくさまよってみた。いわゆる農道などでも、写真のような絶景が眺めることが出来るのは、北海道ならではといった感じかな。

 天気予報によると、明日は天気が良さそうなので、富良野と美瑛の丘巡りでもしてみようと思う。


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