第4回イクスカーション

 

3月8日(木)、第4回イクスカーション参加者は昼食を学校で終え、ミニバスに揺られてダブリン近郊の大ショッピングセンター、ブランチャーズ・タウンへ向かった。参加者は、10名。年度末のイクスカーションは、一年の締めくくりの良い思い出ができるようにと、映画鑑賞とスヌーカーを企画した。 ブランチャーズ・タウン到着後すぐ、映画鑑賞となった。

今回の鑑賞作品は、本年度のアカデミー賞最有力候補と呼び声高い話題作、『ショコラ』。『イングリッシュ・ペイシェント』にも出演したジュリエット・ビノッシュ、ジョ二―・デップら豪華なオールスター・キャストで、ジョアン・ハリスのベストセラー小説を映画化したものである。 あらすじは、フランスの小さな村に謎めいた母娘がやって来て、伝統が根付くその村でチョコレートショップを開店する。人々は自分の好みにピタリと合ったチョコレートを勧められ、この母娘との交流を通して少しずつ人生を良い方向に変えられていく、というほのぼのした話である。舞台が春季研修旅行の目的地フランスだったこともあり、研修旅行中、お菓子屋の前を通ると、この映画が話題になっていた。出演者たちの名演技とおいしそうなチョコレートに生徒たちは虜となっていた様子であった。

映画鑑賞の後はショッピングセンター内にあるアミューズメントセンターでスヌーカーを楽しんだ。実は、当初はボーリングを予定したいたものの、予約がとれずにやむを得ずスヌーカーとなった次第。スヌーカーはビリヤードと違ってルールも複雑、ヨーロッパでは非常に人気のある正式なスポーツである。ルールが分からない生徒が多い中、多少心得のある生徒がリードして徐々に熱戦が繰り広げられた。初めての生徒も、十分に楽しむことが出来たようだった。  

夕方6時になると、生徒は自由にショッピングセンター内で食事をとり、買い物をした。200店舗近くが入っている巨大なショッピングセンターで、生徒たちも買い物やウインドー・ショッピングを楽しんでいた。また、イクスカーションの翌日が、鍋食の学年末パーティーであったことから、食材を買う生徒の姿も目立った。  

生徒たちはアイルランドでの思い出となる楽しいひと時を過ごして帰路についた。