サッカー観戦 アイルランド対ロシア (2月13日)

 

2月13日(水)、ワールドカップを前に、参加各国が世界各地で強化試合を行ったこの日、アイルランド代表はホーム・グラウンドであるダブリンのLansdowne Road競技場にロシア代表を迎えたロシアは、本大会では日本と同じH組、日本でもかなり注目された試合となったようだ。 アイルランドは世界的に有名なMFロイ・キーン(マンチェスターUTD)をはじめ、英国のプレミアリーグやディヴィジョン1で活躍する選手たちを中心に構成されている。FIFAランキングでは、17〜18位前後。世界のまさにトップの中のトップの選手たちを間近に見ることができた生徒たちは、日本のファンからずれば垂涎の的ではないだろうか。
鋭く攻め込むアイルランド
イアン・ハートのフリーキック
   
強化試合とはいえ、代表チームには国中の期待が集まっており、会場は5万人近い観客で満員であった。そのためか、学校を早く出発したにもかかわらず会場到着が遅れてしうほどであった。  試合の方は、私たち一行がスタジアムに入る直前、開始2分にミック・マッカーシー監督の期待する新人リード(ミルウォール)のゴールでアイルランドが先制。残念ながら、会場の入口で観客の大歓声を聞くことになり、得点シーンは見ることができなかった。 しかし、前半20分にはFWダフ(ブラックバーン)のセンタリングをエースのFWロビー・キーン(リーズUTD)がヘディングで決めて2−0として、事実上試合を決めてしまった。その後も欧州でも三指に入るフリー・キッカーといわれるDFイアン・ハート(リーズUTD)のフリーキックなど多くの見せ場があり、前半を終了した。相手選手の壁をわして大きく弧を描くハートのフリーキックは、曲がりすぎて(?)惜しくもゴールにはならなかったが、サッカー・ボールでもあんなに曲がるのかと、生徒たちはただただ驚いていた。  

後半に入り、アイルランドはロイ・キーンを残し他のメンバーはほとんど若手に交代。ロシアは反撃を試みるもののアイルランドの堅守を前に得点には至らず、アイルランドはベンチ入りのメンバー全員を出場させる余裕をみせた。終了間際には代表選手中の最長老で大御所的存在のFWクイン(サンダーランド)も登場し、2−0で勝利を飾った。  

能力の高い選手を目の前でみる事ができたし、また、アイルランドの観客はそのプレー1つ1つに対して声援を送り、熱狂ぶりを肌で感じることができた。ハーフタイムには日本語と英語をミックスさせた新応援歌(?)も流れるなど、W杯に向けて、アイルランド国民の気分も高揚しつつあるようだ。生徒たちはひと足先にW杯の気分を味わった夜であったと思う。
   
<アイルランドの<至宝>ロイ・キーン
大満足の生徒たち