サッカー・ワールドカップ予選観戦

 

 

4月25日(木)、生徒17名がサッカー・ワールドカップの予選を観戦した。場所は、ランズダウンロード競技場、相手はアンドラである。

競技場周辺の交通渋滞のためキックオフには間に合わず、やや遅れて到着。座席は北側の屋根の無い部分である。小雨にもかかわらず競技場ほぼ満席で、観衆は最初からエキサイトしている。

チームの要ロイ・キーン(マンチェスター・ユナイテッド)を負傷で欠くアイルランドは、開始早々ちょっとした油断があったのかもしれない。生徒が席につくやいなや、まさかの失点。場内は騒然となった。 しかし、底力ではアイルランドが確実に上。その後は落ち着いた攻撃が続き、終始ボールを支配。前半32分にケヴィン・キルベーン(サンダーランド)、34分にマーク・キンセラ(チャールトン・アスレティック)が連続得点をしてあっという間に逆転に成功した。

後半も、アイルランドが攻め続けたが、事実上11人全員が守りに入ったアンドラも必死で抵抗。コーナーキックとゴール前の攻防が繰り返されるが、シュートはゴールに当たったり、わずかにはずれたりと、惜しい場面が続いた。この日のアイルランドは多少決定力に欠け、右サイドの攻撃がほとんど無く、攻め方はやや単調。それまで比較的静かに見ていた観衆も、欲求不満から興奮し始めた。しかし、後半残り15分となったところで、ゲリー・ブリーン(コヴェントリー・シティー)がゴール前で落ち着いてシュートを放ち、これが3点目。アイルランドの勝利は決定的となり、そのまま試合終了。帰校は23:00を過ぎたが、生徒はみな大満足の表情だった。

アイルランドはアンドラに勝って4勝2分、勝ち点14となり、グループ2の単独トップに躍り出た。今後の試合は、6月2日のポルトガルと9月1日のオランダ戦で、いずれもホームの試合となる。この強豪2国とは すでにアウェーでは引き分けているだけに、ホームで最悪でもドローとすれば、来年日本で緑のユニフォームを見られることになる。

満員の大観衆(45,000人)
雨に濡れながらの観戦
ゴール前の攻防
攻め続けるアイルランド