「関東」と「関西」こんなに違う事典
日本博学倶楽部 PHP文庫 定価476円
私自身が大阪出身者で東京で5年生活してきたが、やはり東京に行った当初はそれなりに驚くことがあった。山手線で大阪弁(河内弁)で話していると視線を感じたりしてずいぶん気まずい思いをした。このように言葉の問題は思いのほか数多く存在する。大阪近辺でつかわれる「なおす」が違った意味にとられ、妙な食い違いが生じたこともある。例えば、夏も過ぎた頃に「そろそろ、涼しなったし扇風機なおしといてーな。」というと、これを聞いた関東人はドライバーを持ってきて「どこが壊れてるの?」というコメントをしてくれる。最近は、テレビ番組のおかげで大阪弁を理解してくれる関東の人が増えたので、前述の例のようにここまで極端なことはそれほど起こらない。しかし、表面にあまり現れてこない関東と関西の違いはたくさんある。
この本では食、生活習慣、言葉、商売、金銭感覚などの比較を行い説明を加えている。よく、東京vs大阪という対決ものの本やテレビ番組があるが本書のノリはこれに近く、さらりと軽く読めてしまう。しかし、軽さだけでなく史実や統計などのデータに裏付けられた議論もなされているので、興味深く読むことができる。
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