2004年の始めに
 去年は転職した関係もあって、しばしば更新をサボってしまいましたが、今年は頑張って更新します。

昨年のお題…

「今年の年末の日経平均株価を予測せよ。
今年の年末の為替レートを予測せよ。」

に対して下記のようなコメントが寄せられました。

ニックネーム 日経平均株価 1ドル**円 本人コメント                      
Heinrich 9500円 138円 我慢かつ強気。でも自分で株を買う気になれない矛盾
銀行員T 8000円 110円 今年は円高じゃないかと思っております。
特に理由は有りません。チャートも嫌いですけど、ファンダメンタルズと言う名の後付けの理屈も大嫌いです。すべては思惑であり、空疎な妄想であります。

株価のピークはGW明けで梅雨の終わりとともに景気は悪くなります。
ここら辺はエコノミストの人が口が裂けても言えないことなんでしょうけど、年末に景気が良くなるんてえのは正に「問題の先送り」であります。3月の株価対策が終われば「景気」悪くなるもんです。昔道路、今株価であります。
詩人 9700円 107円 私も一万円のちょっと手前の9.700円ぐらいに考えることにします。
それから、円はちょっと高くして107円です。
銀行員U 7720円 140円 02年末は、8578円で、引けていますので、10%下落の7720円を予想します。
03年初のドル円は、118.70円程度で寄り付いているので、140円程度を予想します。

予想されるイベント
3月 日銀速見総裁退任・・・期待されてる、インフレターゲット政策が試される。日銀が、株式買入れを増やすが、あまり効果はなく、日銀の資産内容は悪くなりました。
4月 米国のイラク攻撃始まり、円は一時105円をつけるが、すぐに110円程度まで戻す。
5月 統一地方選、自民躍進で株価は9000円を回復。
6月 3月に行われた、金融庁特別検査の結果まとまる。大手銀行中心に、引当不足明らかになり、値嵩の銀行株下落が相場の足を引っ張り日経平均は8000円割れ。小泉内閣支持率低下。
9月 自民党総裁選を、麻生太郎が制し、大規模な財政出動への期待から、株価は再び9000円台を回復。為替市場は財政悪化を敬遠し、円は120円まで急落。
10月 イラク攻撃終結していないのに、北朝鮮は米国を牽制、なぜか日本に向けてテポドン発射。三陸海岸沖100キロに落下。円相場150円、平均株価7200円まで下落。
12月 イラク、北朝鮮問題膠着のまま、年末迎える。株価7720円、円相場140円。
10月の北朝鮮のテポドンは当たって欲しくないけど,緊張は間違いなく高まるでしょうね。
証券会社員 9500円 140円 円安で株高予想です。

結局誰も一万円台回復を予想できずに終わってしまいました。
一番近かったのは、経済にはほとんど知識がないとおっしゃる女性の詩人の方でした。
詩人 9700円 107円

去年の大引け
12/30 日経平均  10,676.64円 106.95円

こうして比較すると素晴らしい精度だと思います。為替でドンピシャ、株価もこの中で最も近い金額です。主婦的な感覚が経済知識を上回ったのでしょうか。或いは詩人と言う職業柄、日頃から社会に関心があった結果でしょうか。改めて拍手です。

多少経済の知識がある人ならば
「株高=円安」
の概念から逃れられないのでしょう。ここが難しいところだったと思います。自分自身も円安を予想して米国国債や米国株式を購入しました。しかし、株価が上昇したものの、為替でトントンまで引き戻されてしまいました。

流石に今年は募集に対して返答がないので、現在着ている分を紹介します。

ニックネーム 日経平均株価 1ドル**円 本人コメント                      
Heinrich 12,000円 138円 株価上昇はあるものの、12000円どまりか?
米国はブッシュ大統領再選でドル高に。
中国元の切り下げ問題で円の地位の低下が懸念され、円安に。
銀行員2 希望的観測
14,000円
125円 どちらもあまり根拠はありません。
3月頃のイラク掃討戦で、米軍に多数、自衛隊にも多少の犠牲
が出てしまいそう・・・一時株価8000円、1ドル105円もありえるかも。
その後は、予想がつかない。対中輸出が好調で、都銀の不良債権
処理も表面上は、目途がつく事から、値がさの銀行株と鉄鋼、造船
などの重厚産業株が平均株価を押し上げてゆくのでは・・・。
米国はブッシュ再選で、また減税を行い景気を下支え、対ユーロで
やや戻すことから、円もつられて対ドルで10円程度下落するのでは
ないかと思います。
去年は、全く逆目が出てしまいました。予言は難しい。
詩人 15,000円 97円 昨年のチャンピオンの予想です。
株価、為替ともに強気ですね。
強い日本復活でしょうか。
米証券大手モルガン・スタンレーの著名ストラテジスト、バイロン・ウィーン氏 13,000円 同氏は、その年に起こりうる驚くべき出来事を十項目発表している。市場認識では可能性は低いとみられているが、5割以上の確率で起きると同氏が考える動きだ。
2002年の予想では日経平均が8000円に下落、03年は1万1000円とほぼ的中させ、市場関係者の注目度は高い。日本経済は景気回復の流れをつかむと予想した。「小泉純一郎首相が銀行改革をより積極的に推し進める」と指摘。デフレ圧力は消え、企業は設備投資を増やし、収益も改善するとしている。米国の株価については、S&P500種株価指数が18%高になるとの強気の読み。インフレ懸念は浮上せず利上げはないとみている。欧州連合(EU)崩壊との見方が一部出始め、ドルは対ユーロで反発。金相場は1トロイオンス500ドルと予想した。 (13:31)
NIKKEI NET 国際ニュース

さあ、今年の年末が楽しみです。
Copyright (c) Hiroyasu Yoshida 2002All Rights Reserved 2004年1月16日
[TOP PAGE] メール アイコン
メールはこちらから