ボジョレ・ヌーボー解禁
 もう、毎年この話題ですみません。今年もワイン界のロリコン、ボジョレ・ヌーボーが解禁されました。フランスのトラックの運転手の影響で11月の第3木曜日に解禁だとか言う話はもはやどうでも良くなってきています。
 今年、ヌーボーデビューを果たした仲間が出来ました。

フランス生まれ(たぶん)のワイン・ストッパー、名前はまだない。


さて、いつもの胡散臭いジョルジュ・デュビュフのオヤジが
「今年は100年に一度の出来。一生に一度飲めるかどうか…」
何てどこかの広告代理店が喜んで作りそうなことを言っている。猛暑でぶどうの出来がどうの、ともっともらしいことを言っている。でもそもそも、デュビュフのオヤジ、ブドウ畑持ってないじゃん。名前は貴族っぽいけど、綴りが違うし。
ま、このオヤジがボジョレの近年の最大の功労者であることは間違いないし、そこまで言うなら飲んでやろう。
(そうでなくても毎年飲んでいる。)
こちらは15歳の元服からワインを飲んでいるが、(当家では15歳でアルコール解禁)一度としてボジョレ・ヌーボーが美味しかったためしはない。
それに、何より一年に一時期にしかないので比較のしようがない…去年の味なんてとっくに忘れている。
本当に今年は美味しいんだよね?

 今年はジミー大西のラベルデザインも登場。シャトー・ムートン・ロートシルト(英語読みするとロスチャイルドね)の絵画シリーズじゃないんだから、くだらない芸能人シリーズの絵なんてやらないでね、あらかじめ言っておくけど。来年はフミヤ、その次は工藤静香。あ、あとワイン、イラストと言えば川島なおみ…(無言)そうなったらもう永遠にボジョレ・ヌーボー飲むのやめます。結局、ジミー大西のラベルと言うだけで買うのはやめました。

さて、肝心の味は…例年より濃いかな。
(まだ一本しか飲んでいないけど。一応毎年5本程度で判定しています。)
いつもはあっさりしすぎているが、今年は広がりがありますねえ。(同額のブルゴーニュには負けるけど。)
濃厚な味わいがよければボルドーのワインを飲めばいいんだけど。

適当に買った3本。デュビュフのオヤジのところのが中央。

ボジョレ・ヌーボーってのは、初鰹と同じで、早けりゃいんだよね。江戸の頃には沖まで船を出して少しでも早く食べたように早いのに価値があるんだよね。
「そうそう、うまいのまずいのは問題じゃない。イキかどうかなんだよ。」
う、うちのおばあちゃんみたいになってきた。
「熟した方がうまいなんて野暮なこと言っちゃあいけねえ。誰よりも早く、ってのがあ、江戸のイキだ。あたしゃあ、イキなことが大好きだからねえ。」
お、いきなり江戸っ子に変身。
「おい、東ってどっちだ。あ、こっちかい。ほら、初物だから東向いて笑わねえとねえ。」
ちょっと違うだろう…


追記
今年も美味しかったのは1本だけ。
おい、ジョルジュのオヤジのところのが一番まずかったぞ。

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