クランクケースの分解D

 さて、先週、完全分解を完了させたクランクケース、必要な部品を注文して部品待ちの今週は、できる作業はありません。でも、何にもしないのももったいないので、先週に続いてバリ取り開始。今週も張り切ってまいりましょう。
 洗浄の完了したクランクケースを観察してみます。
 これはクランクケースのシリンダー直下。ちょうど掃気ポートへつながる部分です。中央の穴は燃料と混合してケース内に入ったエンジンオイルの一部をクランクケース大端のベアリングへ補給するオイル通路。

 写真でわかるでしょうか。左側に鋳型のバリが縦に走っています。これは大端へのオイルの流れを阻害する可能性をはらんでいるので削除します。ついでに掃気ポートへ向かうこのあたりの鋳砂跡も磨いてみましょうか。

 流石にサンドペーパーとかでは気が遠くなるので右のような刀具を使用します。ボールバンにフレキシブルシャフトを接続して、フレキシブルシャフトの先に各刀具を接続。即席リューターとして使用。
 まずはコベリツイテいる汚れやバリをサンディングドラムで荒削り。こういう作業は最初はある程度ガンガン削れる道具を使った方が結果的に上手くいくと思う。慎重になりすぎて細かめの工具を使用すると時間がかかりすぎて結局飽きてきて中途半端になりがちです。
 そして、これがフエルト・バフまでかけたところ。一番上の写真と比べると、いかにも高性能エンジンになった感じでしょう?ちなみに実際にはエンジンのパワーアップにはまったくといっていいほど寄与しない作業なのであしからず。

 よく、チューニングエンジンは内部がピカピカに磨かれていて、これ自体をチューニングと思いがちですが、実際には圧縮比のアップや排気量アップ、バルブタイミングの変更などが主体で、それに対応する強度を確保するためや、混合気の流量を確保するために磨かれているものなので、磨いただけじゃ体感するほどの効果などないと思います。

   
 左右クランクケースを研磨して、これで本日の作業時間は約4時間位かな。パーツもまだ来てないので今週はこの辺で勘弁しておいてあげる。

 注文中の部品はほとんどそろったので、予定通り、海の日の連休にはケースの再組み立てができそうです。シリンダーのボーリング&ピストン交換はその次の週かな。実際、毎日出動しなければならないマシンなので私のようにクランクケースを2基持っていても走らせながらの修理は結構困難を伴いますね。

 でも、ゴールは見えて来た!


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