クランクケースの分解D

 SSTの作成で時間をとりましたが、とりあえずクランクをそれなりに安心して引き込める条件がそろったのでクランクケースを完全分解&洗浄します。ベアリングもすべて取り外し♪
 

 今回はベアリングプラーも用意しましたが、やはり最初にやるべきは温度差でのベアリング抜き。
 写真が上手く写ってなかったのでテキストでの説明になりますが・・・

 ・クランクケースはアルミ鋳造
 ・ベアリングは鉄
 つまりこの2つの部品には熱による膨張率の差があるわけです。クランクケースを暖めてやれば軽圧入されているベアリングは温度差でクリアランスが広がって抜け落ちます。

 もちろん、走行中の温度位で抜け落ちてはヤバイわけで、もっと温度を上げる必要がありますが、キッチンのコンロで充分。コンロの上に鉄板をおいて、その上でクランクケースを鉄板焼き。これで温度が上がればベアリングは簡単に鉄棒などで押し出せます。

 TSの場合、カウンターシャフトの左側ベアリングが止まり穴になっていますので、これだけは押し出せません。でも、ココはそれほど圧入が硬くないので内輪にピックツールとかを引っ掛けて引っ張れば大丈夫。

 
 ベアリングを外したクランクを洗浄中。やっぱり写真が暗い。私の最近の愛用はカストロールのスーパークリーン。ピストンヘッドのカーボンなんかもバッチリ取れます。最近私の所にメンテナンスで来た人は見たかもしれませんが、エンジン整備以外でも、外したボルトやナットはこれの溶液に放り込んで、後で水洗いして、干して、潤滑して組み込みます。スプレー式のパーツクリーナーと違って何度か使いまわせるので経済的。
 洗浄が完了したクランクケース。洗浄中にこの部屋の切れていた蛍光灯が新しくなったので少しきれいに写っています。

 次の組み立てに向けての作業に入ります。

 ガスケット面の清掃中。例によって私の場合、特にキズなどが無ければすべて真鍮ブラシでの仕上げとなります。バリが出ている部分のみオイルストーンで修正。丁寧に扱っていたのでオイルストーンを使う箇所はありません。
 ケース同士やカバーのあわせ面は私の場合、すべて糸面取りします。この部分は叩かれたり押されたりしてうっすらバリになっていることが多いので、バリ取りしないと手を切ったり、あるいは何かにぶつけてガスケット面へ出っ張ったりしやすいからです。

 使っている工具はノガというイスラエルのメーカーのバリ取りカッター。こういうのをもっているとちょっと通っぽいかもね。

 それから、すべてのボルト穴にタップを通してねじ山清掃します。ケース内のねじ山は、ねじロック指定部分なんかもあって、ねじロック剤が残っていたり、液体ガスケットが残っていたりしてそのまま組むとねじ山トラブルの原因になりますので念入りに。

 M5,M6,M8あたりのタップは持っていて損がない工具です。

 これらの作業が終了した後、再度洗浄が必要になるのはいうまでもありません。

とりあえず清掃にて今週の作業は完了。

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