リム交換なんて簡単さ!


文:たかやまさくら

ここまでのあらすじ。
元ロードレースライダーでメカニックのさくらさんと、オフロードライダーでメカニックのイーアンドじじいさんの論争。

 さくらさんはマッチョバイク誌の企画でスポークの張りなおしに苦労したことがあるため、リム交換は、素人ではかなり難しいと主張。元田舎のオフ車店メカニックのイーアンドじじいは”リム換えるだけなら簡単と主張。証明のため、実際にリムを交換することになりました。

 皆さんこんにちは。元気でバイクに乗ってますか。まだ寒い?そしたらメンテナンスしよう。ねじは右に回すと閉まる?緩む? もー、解るよね。では今回は初級編のホイール交換にチャレンジです。

ホイールにクラック。

 この前の洗車の時に再確認したんだけど、リアのホイールのクラックがまた広がっていた。確認してみると、なんとスポークのはえている所いらへんの半分ぐらいまできていた。そこでyahiiのオークションでTS200専用の中古ホイールをゲットしたんだ。心配だから組替えることにした。作業開始!

タイヤを外す

 ヤッパリ洗う。綺麗だと作業もはかどるんだ。外せるものを全部外してやる。タイヤは勿論ふんどしビートストッパーなどだ。なんかたくさんついているんだオフ車のホイールって。

さすが小池さん

 むかしむかし小池さんが「ホイール交換なんて簡単さ!」と言って教えてくれた必殺技を皆さんに伝授しよう。スポークのバッテンになったところをタイラップでギュ!とシバる。それぞれのスポークの自由をなくすことであった状態の位置をとどめるんだって。これでニップルを外してもバラバラにならなくて済む。サスガ小池さん。なおかつ紐で縛ることで角度も保存できるんだ。だから新しいホイールにペイストするだけさ簡単。スゴイ小池さん。で、小池さんって誰だ?

(注:小池さんはいーあんどじじいが働いていた滋賀県大津市のバイク屋の頑固おやじ。)

ニップルを外す

 ホイールとスポークを調整する小さいパーツが重要だ。だけどこいつが悪さもするんだ。先に行こう。 ニップル君を回すニップルレンチって言った工具がある。こいつと潤滑剤を使って徐々に外していく。ここが大切徐々に。一つ一つ外してしまうとテンションがかかっていないところはスポークも一緒に回ってしまうんだ。潤滑剤を使って徐々にだよ。 ニップルのお尻がマイナスドライバーで外せるようになっている。これで回るようになればOKさ。


難しくないよねじ回すだけだもん!


縛って固定するだけ。


ケミカルのメーカはどこでもいいけど今回はワコーズでやってみました。


ここまでバラバラだと綺麗にしたくなるよね。

パーツ君のチェック!

 長い間メンテナンスされなかったパーツのチェックだ。サビがひどいやつは交換だ次のメンテナンスの時にはスポークから外れなくなるからだ。ニップル内のねじ山とスポークのねじ山の確認。ニップル側は、受けるほうなので外すことができればそれ程いたんでいない。スポークのねじ山は飛び出た部分はサビている。ワイヤーブラシなんかを使って山を再生してやる。

組み込み開始

 ここでケミカルのなかでも代表的なグリース君の登場だ。スポークのねじ山は勿論ニップルにもつけておくこれで力が均等に入って調整がやりやすくなる。 まずニップルをスポークにねじ込んでスポークの山が2〜3山ねじ山が見えるくらいに全部を閉めていく。これだとガクガクなので、ここから1/4回転ずつ閉めこんでいく。ホイールにニップルがあたりだしたらここからが調整段階に入る慎重に。この状態までくるとスポークの個体差でホイールにあたらないニップルもあってスポークちゃんもいる。この段階まできたらもう周りと一緒のところまで閉めてもOKだ。

ビ調整開始

 ここが小池さんの秘伝のすごいところ。タイヤやふんどしやビートストッパーをもとのところに戻してからビ調整に入る。スイングアームに全部取り付けてから振れを直す。以前、この振れを直すのが難しいんだと「さくらさん」は申しておりました。がホイールを回してみてビツクリ。上下の振れはゼロ、左右は2mm程度で調整がいらないくらいだ。だけどせかっくだから横の振れもなくしてやろうと、ホイールをまわして右から見てへっ込んだところを引っ張ってやったそれでOKだった。この場合右側から出ているスポークだけを閉めていく。閉めるときに一箇所だけでなくて前後3〜5箇所ぐらいで調整していく。簡単でしょ。

ミニコミ

 ここまでバラバラにすることが少ないので、せっかくなのでいろいろと手を入れよう。グリスアップするところはしてあげて、さびを落とすところはワイヤーブラシなんかで落とす。でケミカルつけて組んでやると次のメンテナンスの時に必要以上に工具やケミカルが要らないんだ。だから年に一度はメンテしましょう。ねっ!

 

活躍してくれた諸君です。 
ワイヤーブラシ:さびているところに最適な工具だ。ゴシゴシ!
その下にあるのがニップルレンチ:これもで徐々に緩めていった。 
マイナスドライバー:ニップルのお尻のところからグルグルまわす。
 グリース:ケミカルの代表選手。頼もしいい存在だ。 
一番手前がニップル君:ねじ込む前にグリースがおごられている。



この段階だと1/8回転ずつぐらいでまわす。


 

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