オイル交換

(出演:てらだゆうこさん)

 オイル交換は、ボルト1本(または2本)外すだけなので、非常に簡単なメンテナンス。多分、これから自分でメンテナンスをするのであれば一番最初に”自分でやる”に取り入れてよいと思います。失敗してもエンジンが焼きつく程度で済みます。

 ドレンボルトを外す。

 今回の題材はスズキ・ジェベル250XC。ウエットサンプ方式のエンジンは油冷でもドレンボルトは1箇所です。ドレンボルトとは、オイルを抜くためにクランクケースに空けた穴に”栓”がしてあるものなので、これを外せばオイルがこぼれてきます。

 気をつけなければいけない点は2点。まず、通常の場所と違って、たいていエンジンの裏側に存在するため、ボルトを回す方向を間違えやすい点です。間違って”締める”方向に力をかけると、最近のバイクのクランクケースはアルミでできているので簡単にケースのねじ山をねじ切ってしまいます。

 もう一点は、このボルトを外すとオイルがこぼれてくる事。ちゃんと下にパレットを用意しておかなければ、地面をオイルだらけにして怒られます。それから、エンジンが熱い状態の時は、オイルも熱いのでヤケドに注意。ちなみにエンジンが暖まった状態のほうがオイルは早く抜けます。

オイルフィラーキャップを外す。

 ドレンボルトを外すと、オイルがパレットに流出し始めますが、オイルを入れる側のキャップも外せば、そこから空気が入ってより早くオイルが抜けます。(済みません。写真取り忘れました。)

さらにオイルを抜く。

 今回は今まで使用していたオイルと違って、MOTOREXのPOWER SYNTにオイルの種類も変えるので、できるだけ完全にオイルを抜きます。サイドスタンドに立てたバイクを反対側に傾けたり、プラグを抜いてセルを回したり、スイッチオフのままキックしたりすれば、オイルラインに残ったオイルが抜けてきます。但し、あんまり気合を入れてしつこくクランキングすると、そのうちエンジンにダメージを与えるのでほどほどに。

ドレンボルトを組み付ける。

 ドレンボルトを洗浄して組み付けます。私の場合、パーツクリーナーでドレンボルトとエンジン側のドレンボルト周辺を洗浄した後、ドレンボルトには耐熱グリスを塗って組んでいます。相手がアルミ、ボルトが鉄、さらにある程度熱が加わる部分とくれば、ネジ山は耐熱グリスで潤滑が正論。ネバーシーズとか、MOTOREXのカッパーコンパウンド、ワコーズのスレッドコンパウンドなどが該当商品。

 で、ここでも締めすぎてネジ山をつぶさないように注意。レンチで締めていって、軽くしまらなくなったら、ギュッとトルクをかけて終了です。

オイルを規定量入れる。

 オイルジョッキにオイルを規定量とって、入れます。一応規定量入れたら、いったんオイルレベルを計って、問題無ければ、いったんフィラーキャップを締めてエンジンを始動。クラッチカバーあたりが少し温かくなるくらいエンジンを書けっぱなしにしてから、再度エンジンを切ってオイルレベルを再チェックします。オイルを抜く際、オイルラインのオイル等をきっちり抜いておくと規定量では少し少ないケースが多いです。

 オイルが規定のレベルになったらオイル交換終了。

 今回のジェベルで使用した工具は、

  1. 14mmのコンビネーションレンチ
  2. オイルパレット

 の2点のみでした。そういえば、UAEデザートチャレンジの時は、毎日ビバークに帰りつくと、夕食前にこの作業をやったもんです。こんな作業は”夕飯前”ですね。

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(撮影失敗、チョット判りにくいですが、赤丸の部分がドレンボルト)

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(通常と反対向きになるので、緩める時に回す方向に注意して下さい。)

oil2.jpg (8946 バイト)
(オイルをパレットで受けています。)

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(規定量のオイルを入れて、オイルレベルを確認したら完成。)


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