サービスマニュアル・パーツリスト
 自分自身のバイクを整備してみようというときに、バイク雑誌に載っている情報や、あるいはここのようなWEBサイトに載っている情報を頼りにする前に一度チェックしてみるべきなのが整備手帳とサービスマニュアルです。

 少なくとも、このサイトに掲載している内容は私自身がバイクショップに勤務していたときの経験やその後の経験からサービスマニュアル等に記載されて”いない”部分を中心にしているので、大前提として、メーカーが指定する整備方法としてのサービスマニュアルに目を通した人向けとなっています。

 余談になりますが、ちょっと”腕が良い”と勘違いしているメカニックの中には”マニュアルなんて見ない”とか”トルクレンチなんてなくても自分はだいたい感覚でわかる”と豪語して敏腕を気取ってみせる人がいますが、この辺の人は”危ない”ですね。私の知っている中にも何人かいます・・・。

 ホントに腕のよいメカニックは、必ず作業前に暗記するくらいマニュアルに目を通しています。たいていのメカニックは自分の経験である程度処理して、わからない部分だけマニュアルでチェック。私は・・・どうかなぁ。今は結構ちゃんと目を通していますが、昔は適当だったかも。

 特に整備手帳に掲載されている内容は法令でも所有者が自分で実践すべきとして定められている点検項目なので、メンテナンスに手をつけたことのない人も一度は目を通してみましょう。自身のない方も大丈夫。整備手帳に記載の項目はたいていの場合、分解組み立てを伴わない内容となっています。新車で購入の場合は車両と一緒に手渡れていますのでまずはチェック。

 私のTSの整備手帳・・・・いったいどこへ行っちゃったんでしょうか。

 分解・組み立てを伴う作業にも挑戦してみようと考える方はサービスマニュアルを手に入れましょう。そこから更に自分の車両のデータをそろえるならパーツリストです。

 ここでも注意点。

 パーツリストはパーツの位置関係が図解されているので、これを頼りに分解組み立てをする人を時々見かけます。これは大きなミスの原因になることが多々あるので、あくまで注文する部品の部品番号をチェックするために使いましょう。

 つまり、自分で整備はするけれど、部品の注文はバイク屋さんに任せるならパーツリストは必要ないと思います。

以下、TSの例で実物を見てみましょう。


スズキではサービスガイドと呼ぶようです。整備初心者は見たこともないでしょう。バイクショップでも全車種をそろえていないところもあります。

これはどこで手に入れるかというと、本屋さんではなく、バイクショップです。

サービスマニュアルはバイクの部品という位置付けのようで、純正のパーツ番号も設定されています。

 よく、”そこまで自分で触らないから”という人がいますが、あまり触らないなら、なおさらマニュアルをよく読んで作業をしたほうが良いのではないかともいます。


 ちょっと見づらい画像になってしまいましたが、内容の一部。スズキのマニュアルはメカニックの間で評判が悪かったのですが、89年から大幅に編集方法が変更されて、非常に見やすくなりました。実際の作業を説明する画像と注意点、作業方法、関連数値が説明されています。

 前半の方では”チェーンの調整”とか、クーラントの補充なども説明されていて、メンテナンス初心者にも役に立ちます。だから、自分のバイクのマニュアルは是非手に入れておきたいものです。見てみれば”自分でやってみよう”という勇気がわくかもしれません。

 この画像を見て気がついた人もいると思いますが、私の作成しているこのページの構成と似てますね・・・・偶然ですよ。


 こちらはパーツリスト。これもマニュアルと同じく純正部品扱いでバイクショップで入手できるはずです。

 でも、マニュアルほど高い必要性はないと思います。


これはページ内。うーん、よく見えませんね。各パーツの図解と、それぞれの部品につけられた番号が掲載されています。バイクショップではなく、部品商などに発注する際にはこの部品番号が必要となります。ショップで注文するときはパーツリストを見せてもらうか、あるいは見てもらうことができるかもしれません。

部品商の例

一部の部品商ではパーツリストの必要なページを伝えればファックスで送ってくれたりもします。それから、マニュアルやパーツリストは前に書いたように純正部品という位置づけなので、これらの部品商で注文することもできます。


 サービスマニュアルはそれなりに高価なものなのですが、最近ではインターネットオークションなどでもマニュアルが出品されているのをよく目にするようになりました。バイクショップではマニュアルが改定されるたびに冊数が増えていくので旧版をオークションに出したりしているようです。

 そういうのをうまく見つけて手に入れるのもひとつのアイデアですね。

 一番の問題は逆輸入車や絶版車。逆輸入車のマニュアルは手に入っても英語版になります。そこで最近見つけたのが「リンドバーグ」 という書店。車とバイクの専門書店で、絶版サービスマニュアルもコピー版などを探してくれます。私もNX650のマニュアルを探していただいたことがあります。マニュアルがなくて悩んでいる人は一度あたってみましょう。

 ちなみにここはバイク関連の洋書なども豊富に扱っていて、メーカー製のマニュアル以外にもちょっと興味深いような書籍が手に入るようですね。たとえば・・

これなんか興味がある人がたくさんいるんじゃないですか?私も見てみたいですね。

でも、高いんだなこれが。


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