◆実録◆救急車
掲示板で盛り上がっている通り、2004年6月19日午前09時頃、某交差点に於いて右折の合図を出しながら進行する車の左側を対抗右折車両に注意しながら進行していたところ、前出の右折車が突然”左折”。上手く回避したつもりでしたがドアミラーを上手くかわす事ができずに転倒。転倒の際に自車両の下敷きとなった右足の"中指骨”を骨折して全治8週間の診断を受けました。

やっぱり歳には勝てません。右足が自分の車両の下敷きになると直感して逃がそうとしたんですが、反射神経が鈍くなっているのか、思わず地面に躓いてしまい、その上に自車両が倒れてきて足を縦に押しつぶしてしまいました。

充分な回避行動をとっていたので、体が地面に叩きつけられるような最悪の事態が避けられた(実際、周りから見ていたらバイクから飛び降りただけのように見えたでしょう)のは幸いでしたが・・。

発生の際の対処がよかったのか、医師の予想とは裏腹に、事故後6日目の本日も極端な痛みはなく、この文章を会社で綴る事ができています。いろいろ不便ですが、入院してたら会社が潰れてしまうので・・。

皆さんと一緒にツーリングに出かける際や添乗に出かける際、ファーストエイドキットをチェックしている私に、妻がいつも"自分が怪我したときは誰も助けてくれないんだから、自分だけは怪我しないように”と注意していましたが、ついに自分が怪我をするときがやってきたわけです。

自車両の下から右足を引き抜いた瞬間、右足のつま先が地面につかないことを確認。”これは折れている”と直感しました。周囲の人にバイクを起こして歩道まで移動してもらい、歩道で靴を脱いでみると、骨折箇所が橋のように外側に出っ張っています。ツーリング中と違ってファーストエイドキットは持っていないので、対処が難しいのですが、RICE(Rest, Ice, Compression, Elevation)を思い出してできる範囲を考えます。RestとElevationはできるので、歩道の自転車通行禁止用障害物に足を上げて座ります。これを見たドライバーが”救急車を呼びますか?”と尋ねてきたのですが、不思議と”そこまで必要ないでしょ”と思ってしまいました。やはり冷静さを失っていたようです。返事に迷う私を無視して、近隣の人やドライバーが次々に警察や救急車に連絡を入れてくれました。

"救急車を呼びましたから”という一言で再び冷静になった私は(どちらかというと今日の出社はムリと観念した感じ)他の箇所にダメージがないかどうかを順に確認。右肘に相手の車の車体と接触した擦過傷があるけれど出血していないし、その他には何もない事を確認して急速に冷静さを取り戻してのんびりムードで救急車を待つ私、一方、人身事故に発展してしまったことに動揺が高まり青ざめるドライバー。

そこへ救急車が到着。救急隊員がストレッチャーを押して真っ先に”どうしましたかぁ?”と駆け寄ったのは青ざめているドライバーの方。道端に足を上げて座り込んでいる私はただの態度の悪い通行人にしか見えなかったのかなぁ。

”こっち。こっち”と呼びかける私に標的を変更した救急隊員。骨折箇所を見せて、"ココが折れてるみたい”と説明しようとする私より先に、

”この出っ張ってるのは普段からですか?”・・・それはありえないでしょ。

まあ、そんな事もいろいろあって、笑っちゃいましたが、状況がわかった後はさすがにプロ。手際よくストレッチャーに乗せて、病院へ。搬送中に警察に連絡。私の住所を聞いて、通院に楽な病院まで選んでくれる気の利かせようです。


幸い、渋滞にもつかまらずに病院に到着。救急隊員の押すストレッチャーのまま医師の初診⇒レントゲン撮影。ここまで救急隊員が運んでくれました。骨折の判決が下るまでおそらく病院到着から10分ほどの出来事だったと思います。

やはり、骨折などの重傷の場合、救急車を呼ぶのが適切です。自力で病院に行ったり、車で送ってもらったりすると、病院に到着した後、どんどん腫れてくる怪我を抱えながら長時間診察待ちになります。

それから、今回再確認したのですが、ツーリング中にこういった事態になった場合は周囲の人はまず、痛み止めを飲ませてあげましょう。

今回のケースでも医師の診断完了までは救急車のおかげで”速攻"だったのですが、その後、薬をもらえるまでの間にはかなりの事務手続きが入ります。病院から出る直前にようやく薬がもらえるので、その間に腫れが進行してどんどん痛みが増してきます。

前にもどこかで書きましたが、日本の現在の緊急医療制度のうえでは救急隊員は薬剤を投与する事が許されていません。たとえ、市販されているような痛み止めに関しても違法なのです。このあたりは制度の”ヒズミ”の部分と思われますので、我々が自分で埋めていくべきでしょうね。


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