I am a motorcycle fan


4年ほど前のことになるだろうか。カナダのバイクツアー、ウエストクートニールートの2日目、ルビーナ展望台といえば覚えている人もクラブの中に何人かいると思います。何とか全員頂上へたどり着いたものの、何台かのバイクは激しいスロットルのオン・オフでチェーンが伸びて、チェーン調整が必要になったり、上りキャンバーで倒れたバイクはクラッチレバーが折れていたり、いろいろトラブルが出て、ガイドのデイブと悪態をつきながら整備していました。

そんな時、ふとデイブが、”お前は確か、ホンダとスズキの両方に乗ってるけど、ホンダ・ファンなのか、スズキ・ファンなのか”と聞いてきた。

こういう話題は、日本人ライダーの間でもよく出る話題で、その話題をそのまま海外のライダーが自然に持ち出した事がちょっと面白いな 。こういう感性は万国共通なのかと思いながら・・・

私は”I am a motorcycle fan."と答えた。この答えが、現地スタッフ一同、痛く気に入ったらしく、その後、会った、さまざまな人にいちいちこの説明を繰り返していたのが印象的だった。

曰く、"smart answer"(気の利いた答え)

なんだか最近、”TS・エンスー”と勘違いされがちになってますが、実態はそういうことなんですよ。ここで明言しておきます。たまたまTSの不動車が身近にあったから、これで遊んでるだけ。たとえばこれがXLR250であっても、KDX200であってもおんなじ。バイクに関する許容範囲は広いです。かなり。 そうじゃなければ”添乗員”はできないので。

ただ、あくまで私にとってはバイクは"気持ちよく乗る”あるいは”乗って気持ち良い”が基準なので、そこに確たる基準が存在します。 つまり、”元気”なバイクが好みなんです。”TS・エンスー”も"DT-1・エンスー”みたいな旧車マニアには絶対なれないんですね。

要するに、オフロードで乗って遊べるだけの戦闘力のないバイクじゃ意味がないんです。

と、ここまで読み進んできた人はいよいよ何が言いたいか読めてきましたか?

さて、日本4メーカーのカタログを見てみましょう。

ホンダXRシリーズはバハ以外カタログ落ち。ニューモデルは旧車デザインのXL230。わがスズキはジェベルとDRZ400を残してDR250Rはカタログ落ち。ヤマハはセローだけ。カワサキはがんばってKLX250。驚くべきことに4メーカー合わせてもニューモデルはXL230だけ。生き残った車種で、TSより楽しそうな車両はDRZ400だけ。(ジェベルも好きなバイクですが・・。)

うーん。こうなってくると外車エンデューロレーサーに元気を求めるしかないのかな。 でも、そんなもんで通勤するのもかっこ悪いし・・・。

と、ココで気づきました。トライアル車は???純粋な日本車ってもう残ってないんですね。逆に”純粋な外車?”は残ってる。 数年後には一般オフロードバイクもトライアルマシンと同じ道をたどるのかな。

モーターサイクルという乗り物は趣味的な要素が非常に高い乗り物。これを”大量に売れるものしか作れない”日本やアメリカの”大量生産・大量消費型”産業体制の中で作ろうというのに無理があるのかもしれませんが、(逆にヨーロッパのギルド社会では可能) モーターサイクルファンを名乗る私としては、そろそろ日本メーカーも方向転換して、"売れるもの”をいっぱい作るんじゃなくて”納得できるもの”を作ってくれるようになってほしいものです。


▲トップページへ戻る▲