爆音

一昔前であれば爆音をとどろかせながら走り回るバイクはカミナリ族あるいは暴走族(同じか)と決まっていたのですが、最近ホントに多くなりました。しかもフツーの若者だったり、時にはフツーのオヤジだったり。

私はかなり”信号あわせ”しながら走る習性の持ち主のため、前方の信号が赤になると必ずスロットルオフ、ニュートラルでの惰性走行で停止線まですり抜けて再スタートという走り方をするのですが、前方の信号が赤になると得意げに抜いていくマフラーを交換したバイクが前方に停止し、爆音を遠慮なく浴びせかけてくると殺意を覚えざるを得ません。うるさいんだからアイドリングストップするとか、人の後ろに止まるとかしろって思うのだが。それ以前に”自分はうるさいと感じないの??”

BMWボクサージャーナルというムック本(vol2を見よ)に紹介されていたとあるライダーは”バイクは音が大きいほど安全”などと自分勝手な意見を述べていて、雑誌の編集者もそのまま紹介してましたが、爆音を撒き散らして他人に迷惑かけないと自分の安全が確保できないくらいヘタクソな人はバイクに乗っちゃいけません。別にあなたにバイクに乗ってくれとは誰も頼んじゃない。バイクに乗る自由を奪うものではありませんが、自由には必ず責任が伴うのです。社会における責任の基本は”他人に迷惑をかけない”

ちなみに私はBMWはあんまり好きなバイクじゃありませんが、それでもあの四輪なみに静かな排気音は非常に品があると思っています。

こういうわけのわからない”安全”の公式の主張をみると、”爆音狩り”やった方が良いと思えてきました。つまり、爆音を立てて走ってると斧を持ったジェイソンが追っかけまわすとか・・”爆音”=”危険”の図式に書き換えてあげた方がよいのでは無いかと思ったりもします。

それは行きすぎとしても、やっぱり”ちょっとうるさいんじゃない?”とか注意した方が良いかもしれないとか考えていた今日この頃ですが、よく考えたらこういうマフラーを販売したり、取り付けたりしてるショップや、”うるさいマフラー”=”カッコ良い”と煽り立てる雑誌社に洗脳されて悪気なくやってるだけのライダーを一人一人注意して回ってもしょうがないのかもしれません。

私が昔働いていた滋賀県のバイクショップでは、マフラー交換をはじめとして”周囲に迷惑になる改造をしたバイクはパンク修理もオイル交換もすべてお断りでした。マフラーを交換した車両が修理に入ってきたら

”ノーマルマフラーに戻して出直すか、ココで廃車手続きしてフレームナンバーを削り落とすか(つまり再登録不可にする)どっちか選べ”と迫っていた。

もともとバイクはうるさい乗り物、危険な乗り物、暴走族の乗り物という認識が世の中にある中で、ホントにうるさいバイクが世の中をウロウロ走りまわったら、”自分の子供にはバイクには乗らせない”という意識が高まるばかり。そうするといずれバイクに乗る人口が激減して自分たちの商売のクビを締める事になる。

とりあえず金になるからといって、違法改造をお客さんに勧めてマフラーを売りつけ、取り付けてるショップの皆さん、こういうちゃんとものを考えているショップに見習って欲しい。それから、あなたのつけたうるさいマフラーをつけて走ってるお客さんがいつか私の前で信号待ちしてて鉄パイプでぶん殴られないように一応注意しておいた方が良いかもね。

金のために魂でも何でも売り払う商売はあまり長くは持たないと思いますし、早く消え去って静かな社会がやってきて欲しいものです。

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