インタビューキシヅチリュウシOnTheWeb
【ホーム】>【インタビュー】
Last Modified2011-09-15 5:37

みんなの夢を応援する総合掲示板「じゃぱどり」[2001年7月掲載]
【1】夢について

1)学生時代(小・中・高〜)について
●a.どんな夢を持っていたか●

人前に出て何かを表現する仕事がやりたかったです。子供の頃、テレビで藤山寛美さんの舞台中継が好きで放送を楽しみにしていました。学生時代はバブルの絶頂期でしたから、アナウンサーになろうかとも考えていました。とにかくもう、なにがなんでも「東京に出たい」と思っていましたね。

●b.その夢を持つことになったきっかけとは●
名古屋での浪人時代に観た愛知学院大学の芝居が、面白くてエネルギーがあって、今にして思うと、何よりその集団がどこか一つになっているような気がして「大学生って楽しそうだなぁ」と思っていました。自分も東京の大学に入って、とにかく劇研に入ろうと決めていましたね。その頃から「演劇」「舞台」「俳優」を意識しはじめていたような気がします。

●c.影響を受けた人(キーマン)、本、言葉等は●
日本大学法学部演劇研究会「劇団群狼」での活動が、今の自分の原点です。「劇団群狼」で、色々な人々に出会い、色々な事を教えてもらいました。学生時代があったからこそ、仕事として職業として芝居を続けていこうと、俳優になる決意が出来たように思います。在学中にもかかわらず留年してまで、文学座に入りました。でも、ちゃんと卒業もしましたよ。

2)今の業界でご活躍されるまでについて
※学生時代からの夢を軌道修正した場合のみお願いします
日本大学法学部新聞学科在学中に、文学座に入座しました。

3)これからについて
●a.これから実現したい夢はありますか●

岸槌隆至として、大きな俳優になること。もちろん名実共に、です。魅力的な人間になって、沢山の人々と出会うことが出来ればと思います。自分自身が輝いていなければ、人と出会うことは出来ないような気がします。そして、お客さんの心がポーッと温かくなるような芝居をして、喜んでもらいたいですね。そんな俳優になりたいです。

●b.その夢を持つことになったきっかけとは●
新国立劇場「母たちの国へ」に出演した時、岡本健一さんの同僚で、南果歩さんの元恋人役をやらせていただきました。小川範子さん、福井貴一さん、谷川昭一朗さんの同世代6人だけの出演でした。本当にみんなが仲良くなって温泉旅行にも行きました。もちろん、芝居も大好評でした。いよいよ打ち上げの後、涙で抱き合って別れました。

●c.影響を受けた人、本、言葉等は●
日々是決戦です。北村和夫さん、江守徹さん、渡辺徹さんなど、文学座の大先輩とお会いすると、人間として俳優として、まだまだ何でもない存在でしかくなく、本当に「あぁ自分はまだまだ」で、途上なんだと思います。一つ一つの仕事を真摯に取り組み、これからもこれまで以上に一生懸命に頑張りたいと考えています。どうぞ末永く宜しくお願い致します。

【2】夢を実現したときの気持ちを教えてください
ぼくは、細かいことに一喜一憂しウジウジしてしまう癖があって、でも、時間が経ち気がつけば、実現していたり解決していたりすることが、よくあります。悩み事も、コンプレックスも、少し前の自分が悩んでいたことが、もう何でもなくなってしまっいて、それまでとは違う次の悩みであくせくしている時に「あ、ちょっとは前進したかな」と嬉しくなります。でも、やっぱり「まだまだ、もっともっと」と思うのですよ。
ぼくは、またまだその途上にいると思っています。
【3】夢を実現するために必要なこと
ぼくの場合、理想の自分と現実の自分を比べると、理想の自分に達していない現実の自分がいて、現実から理想までの距離に落ち込みます。うまくいかない時は、開き直ってあせらずに、自分のペースを大切にしようとしています。今は、まだここまでしかできないけれど、「まっ、いいか」とそういうダメな自分を受け入れるようにしています。目標の立て方も、例えば「踊れないから、オーディションに受からない」などと否定で考えず、「踊れるようになって、オーディションに受かろう」と肯定で発想しようと心掛けています。ぼくは、落ち込むとマイナス思考になりがちなので、開き直って、プラスで考えようと努力します。そして、理想の自分から現実の自分までの距離を埋めるために「今の自分に必要なものは何か」を考えると、おのずとやるべき事は決まっていくような気がします。その時その時の、大きな目標と小さな目標とを、常に見失わないようにしています。前向きに具体的に考えていくことが、大切だと思います。
【4】現在ご活躍中の業界で活躍するためのアドバイスをお願いします
舞台や映像の仕事に限らず、どんな仕事でもそうだと思うのですが、そこで覚えてもらって、関係を作ること。やっぱり人間関係が大切だと思います。相手はコンピューターではなく、結局のところは人間ですからね。嫌だなぁと思う人よりも、好感の持てる人と、一緒にまた仕事がしたいなぁと、ぼくでも思ってしまいます。上手いとか下手とかは本当に二の次で、なにより人間関係で繋がっているような気がします。もちろん、技術も必要なのですが、そんなことより、その人の人間性だと思います。媚びることなく、自然体の自分でいられる時に醸し出す人間性。それは、どれだけ苦労してそれをどれだけ乗り越えてきたかが、勝負ではないかと思います。
【5】座右の銘
「No.1を目指すのではなく、Only.1を目指せ」
大勢の人間の中で、自分自身を差別化できる武器となる物を、自分自身の中から自分自身で探し出す。「自分には、何が、できるか」。今の僕の場合、太っていることと、声が大きいことぐらいしかありませんが、コンプレックスだった太っていることすら、武器になっていますから。
【6】頑張っているドリーマーへのメッセージをお願いします
自分自身が迷っている時は、「夢」を実現するための目標をはっきりさせるべきだと思います。辛くて苦しい時は、Inputの時期。「吸収」して「脱皮」に備える。順調で楽しい時は、Outputの時期。「解放」されて「発散」している。苦しい時に自分自身がどう過ごしたかが、大切だと思います。今の若い時にしか、苦労はできないと思っています。苦労は買ってでもして、逆に自分に負荷をかけるつもりで頑張ります。今の若い時に苦労したことが、年をとった自分に繋がると信じています。今、苦労しないで、いつ、苦労します。あせらず、大器晩成を目指して、30代・40代で花を咲かせるつもりで、今、基礎固めをしているつもりです。
ごめんなさい。偉そうな事ばかり言ってしまって。ぼくも、まだまだ途上にいると思っています。みなさん、お互いに頑張りましょう。


文学座公演「最後の晩餐」パンフレット [2000年5月掲載]
【1】喜劇の魅力について。

「涙と笑い」。悲しい時に泣いているより、悲しい時に笑っている姿。人を騙すなら、人に騙されていたい。笑かすより、笑われて、お客さんが帰り道に、心がポーッと温かくなるような芝居をして、喜んでもらいたい。そんな役者になりたいです。

【2】お気に入りの喜劇作品とコメディアン。
藤山寛美さんが好きで、子供の頃、学校から帰ってきてテレビの舞台中継を観るのが楽しみでした。松竹新喜劇の中でも「笑艶・桂春団治」は、今でも何かにつけて、ビデオで繰り返し観てしまいます。「大阪ぎらい物語」「花ざくろ」なども、はずせません。
【3】別役実作品について。
「雰囲気のある死体」を研修科の発表会でやりました。前日の舞台稽古の時、演出の藤原新平さんに「いつまでそんな大袈裟な芝居をするのだ」と途中で止められてしまいました。新平さんが、的確なダメを出して下さろうとも、なお、抑制をきかせることが出来ずに、ただ闇雲に大声を張り上げていたのを憶えています。


文学座通信・2000年5月号
【Q】もし、今日を限りの命だとしたら、その「最後の晩餐」にあなたは、何を食べたいですか?

母の作った「朝ごはん」。炊きたてのコシヒカリに、昆布と煮干しで出しをとった味噌汁。葱の入った甘い厚焼き玉子と、紅鮭に大根おろし。醤油をたらり。パリパリの海苔と、納豆に生卵。でも、そんな親不孝は絶対にしたくありません。


 

文学座通信・2000年4月号
【1】芝居以外で今一番熱中していることは?

パソコン。Macintoshでホームページを作成中です。

【2】仲間になりたい人、なりたくない人は、どんなタイプですか?
仲間かどうかの前に、常に自分自身が向上しなければ、人と出会うことは出来ないと考えています。「一期一会」を大切にして、これからの仕事に真摯に取リ組んでいきます。

ホームキシヅチリュウシOnTheWeb