食虫植物テラピー

 ガーデニングが流行し、「癒し」がキーワードとして語られる中、その複合体ともいえるものが誕生して

話題を呼んでいる。

その名を「食虫植物テラピー」という。

食虫植物テラピーはその名の通り庭先やベランダに凶悪な食虫植物を植え、かれらが虫を捕食する

さまを見て日々の疲れを癒そうというもの。造園家で美食家で陶芸家で格闘家の海原☆YOU山氏が

199X年7の月に雑誌「すてきな奥さん」誌上で紹介して以来主婦層を中心に爆発的なブームを呼び、

今では小学生から高齢者まで幅広い層に人気を博している。

以下に愛好者の喜びの声を紹介する。

 「ショクチュー?マジ可愛いよね」(17歳・高校生)

 「ご近所付き合いで悩んでいたんですが、元気に虫を食べる食虫植物を見ているうちに元気がわいてきました」(25歳・主婦)

 「教室に食虫植物を置いたら生徒が世話に夢中になってクラスが一つになりました。いじめも解決です」(34歳・小学校教員)

 「受付に置いたら、なぜか来客が減って仕事がはかどるようになりました」(40歳・事務職)

 「食虫植物の生命力にあやかろうと思って競馬場に持っていったらオメエ、万馬券よ」(52歳・建設業)

 「旅先で買ったやつを盆栽の隣に置いたら、これが映えましてのお」(62歳・前副将軍)

 「食虫植物はんのお陰で、いらん虫をとる必要がのうなって肩の荷がおりましたわ。ほんまありがたい話やで」(1歳・クモ)

 

このブームを逃すまいと生花輸出国のオランダではすでにチューリップ畑をつぶして一面の食虫植物

畑をつくっており、その上をセントバーナードをつれた少女が楽しそうに走り回っているそうである。

                                                                   うそ