Diary

Ichiro Satoh

もともとは研究用ソフトウェアの開発履歴に関するページだったのですが、開発関連よりも雑談の方が多くなったので、2001年分から別のページを用意することにしました。リンクは勝手にしてください(でもリンクしたい人なんているのでしょうか)。

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2008年9月30日

国際会議(SEUS'08)に参加・発表をするためにカプリ島に移動。会場&ホテルはカプリ島といっても観光地から離れた山奥。ということでバスをおりて迷路にように入り組んだ住宅地でなんとかホテルと会場をなんとか発見したという感じです。それにしてもアナカプリはなんにもないところです。9時前だというのに街の中心部の商店街にいっても、開いている店は小さなレストラン一軒とカフェ一軒だけ。昼間はそれなりに観光客がくるようですがね。さてカプリ島ですが、経済が観光だけに頼っているようなところですね。

2008年9月29日

パリからイタリアに移動です。実は7月に同じフライトを使っていました。パリのCDG空港にたどり着いたところまではよかったのですが、パリは濃霧。というわけで飛行機の登場時間は大幅に遅れて、予定よりもかなりおくれてナポリ空港に到着。なんとかソレントまでは移動しましたがたいへんでした。

2008年9月28日

なんか3日前にパリ経由で戻ったような気がしますが、再びANAの成田発パリ便です。そのうえ7月にパリに飛んだときと同じで機体。通常、欧州路線は同じ路線に2機用意して運行するので確率は半分ですがね。さて行き先はイタリアなのですが、一日では着かないのでパリで一泊。ホテルに着いたのは6時、この時間で開いている美術館というと国立現代美術館(ポンピドー)なので、荷物をおいてポンピドーにいってきました。7月にいったばかりなので展示や企画展が同じではないかと心配したのですが、さすがポンピドーです。企画展は違っていましたし、通常展示も2割ぐらいは入れ替わっていました。ところでリヨンは寒かったので、パリはさらに寒いかとおそれていたのですが、思ったほど寒くなかったです。ただ、コート姿の人もちらほら。やはりすっかり秋のようですね。

2008年9月27日

さすがにぐったりです。

2008年9月26日

朝から委員会です。委員長&座長なのに審議案件の半分が当方のものという事態になっていました。さて昨日まで出張中に発生した残務処理と明後日から出張の事前処理。そうです、昨日はヨーロッパから帰ったばかりなのですが、明後日からまたヨーロッパにいきます。ところで米国S&L銀行の最大手、ワシントン・ミューチュアルが破綻したそうですね。モルガンが買収するそうですが、リーマンは証券銀行だったのに対して、貯蓄&ローン(S&L)なので事態はだんだん深刻になってきていますね。これが商業銀行に波及すると取り付け騒ぎになるのは必至。米国政府も商業銀行への波及はなんとしてでも避けるでしょうが、無理して延命するわけにもいかないので難しい段階ですね。

2008年9月25日

成田空港に到着後、勤務先に駆けつけて会議。それにしてもいろいろたいへん。

2008年9月24日

Air FranceでリヨンからParis CDG空港に移動。これからANAの成田便で帰国です。ところでホテルの近くにH&Mがあるのでひさしぶりにいってみました。銀座に日本一号店をだしましたが、リヨンのH&Mの商品にも、スエーデン本社ととともに「渋谷区・・」という日本語の表記のある商品が多くおかれており、日本向けと思われる商品が数多くならんでいました。実は22日と24日の二回H&Mに行っているのですが、H&Mは少量生産で売り切りを主体とすることと頻繁に商品陳列を入れ替えることで有名なのですが、やはりリヨンの店も商品を入れ変わっていましたし、同じ商品でも陳列場所を三日間で変えてきていました。当面はH&Mの話題性もあって、国内の小売業界でもH&M方式が流行るのではないでしょうか。ただ、日本では斬新性よりも利便性や多種展開がうけるので、H&Mが受けるかは未知数ですがね。これはWeb系の各種サービスにいえて、欧米のWebサービスはFrickerに代表されるようにランダム性がウリがなのですが、日本では見たいときに見たいコンテンツが見られることが求められ、未知a°のコンテンツに対する冒険はあまりウケませんよね。

2008年9月23日

Lyon大学で博士論文の審査。論文はしっかり書けているのですが、プレゼン自体は表層的でいまひとつ。フランスの大学の博士論文審査ははじめてではないので、特に目新しい感じもないのですが(というか日本とほとんど同じ)、論文審査の場に学生さんのご家族まできていたのはびっくり。その後、Lyon大学の先生のご自宅に伺って、今回の出張はおわり。実質、2日間なので忙しかったですね。Lyonは10年以上前、列車で1時間半ほど離れたGrenobleに住んでいたので、なんどか訪れており、だんだん土地勘が戻ってきたところだったのですがね。

2008年9月22日

Lyon大学で講演。一時間ちょっとの講演。聴衆は結構多かったですね。最近は頼まれ講演が増えましたね。今回は博士論文審査ですが、国際会議に論文発表に行っても、論文発表以外に地元の大学で講演をすることが多くなりました。頼まれるだけいいわけですが、それはそれでたいへんだったりします。また、出張日程もタイトになってくることが多く、今回も明後日には帰国なので三泊5日に旅となります。ところでLyonは寒いです。特に朝晩は東京の晩春の寒さです。実際、コートをきている人も結構見かけます。

2008年9月21日

Lufthansaでフランクフルトに移動、それからLyonに移動。欧州出張が多い方はよくご存知だと思いますが、Lufthansaの成田発フランクフルト便は9時台で早朝から成田空港。素直にパリ便でAir FranceでLyonにいきたかったのですが、チケットがとれずフランクフルト経由になりました。またご存知のようにLufthansaはプレミアムエコノミーがないので、シート電源もなく、予備のバッテリを2本をもっての出張。Lyonは空港や駅は行く機会はなんどかありましたが、市内は久しぶりです。ところで成田空港で、エアバスA380がゲートに着いたところを見かけました。やっぱり大きいですね。客室は二階建てなので、当然出入り口も一階だけでなく、二階にあり、ゲートから飛行機に伸びる乗り降り用通路が二階にもつながっていました。

2008年9月20日

今週は株式市場はリーマン騒動で大荒れでした。コンピュータサイエンスは経済市況とは無関係に見えますが、例えば英国の一部の大学ではコンピュータサイエンスと金融工学は融合しており、実際、両者は一緒に教えているコンピュータサイエンス学科も複数あります。少なくてもいまの市場システムというは巨大なリアルタイムシステムですし、株の売り買いの多くはコンピュータにより自動化され、人工知能手法を駆使して行われます。このためコンピュータサイエンスの応用という点では経済市場というのは極めて大きな存在です。しかし、国内のコンピュータサイエンスのお偉い先生方は金融工学=悪者という単純な図式で語る人がまだおられるようです。例えばご年配の大学教員の多くは理系の学生さんが金融・証券系会社に行くことをひどく嫌います。例えば金融工学は、一昔前の経済学よりも物理学に近いわけですから、メーカに行くよりも大学で学んだ知識が活かせるかもしれません。また、自動株取引のソフトウェアも推論やデータマイニングを使うわけですから、こうした分野を学んだ学生さんにとってはメーカに就職して、慣れない組込プログラミングをするよりもいいかもしれません。それなのにご年配の先生方はいまだに学生さんが金融・証券系会社に行くことに強く拒否反応を示しますが、社員の職種ではなく企業の職種しかみていないのでしょうね。こうした前近代的な発想から抜け出してもらいたいです。なんでこんな当たり前のことを書くかというと、お偉い先生の一人は、今回のリーマン騒動も金融工学のせいとご教授いただいたのですが、たしかに不動産ローンの債券化はサブプライム問題の原因になっていますが、債券化と金融工学は違います。それにローンの債権化も、ローンを含め金貸しは誰かリスクを負わないと成立しないわけで、ローンの債権化そのものを否定するのは違和感を覚えたからでした。

2008年9月19日

国際会議のカメラレディ論文の送付。夜は某大学の学長の勲章受章パーティ。当然、参加者の中では当方はお子ちゃまな訳でして大人方々に叱咤激励をいただくのでした。

2008年9月18日

ANAのシステムトラブルの原因がわかったそうですね。暗号化認証機能ソフトウェアの有効期限切れに気づかなかったという初歩的なミス。空港内の端末を認証するために使っていたソフトウェアのようです。これである日突然、動かなくなったのは合点がいくわけですが、こうしたミスはソフトウェアのロジック的な問題ではなく、業務プロセスの問題。ただ、業務プロセスは複雑ですし、最終的には業務を動かす人間の問題。個々に見れば簡単な問題かもしれませんが、。大規模システムではなかなか難しく、特にソフトウェアの有効期限の更新のように年に一回あるかないかわからないような業務に関しては見落とす可能性は高くなります。研究者は、例えば形式的手法を使ってソフトウェアを開発すれば、信頼性がある情報システムが作れるとか、軽くいうわけですが、実際の情報システムはコンピュータだけでできるわけではありませんし、ましてソフトウェアだけでできているわけではありません。ソフトウェアに関する研究者は、ソフトウェア開発経験がなければ開発において何が問題かがわかりませんし、さらに(小さなシステムでもいいので)実システムでの運用実績をしないことにはシステム全体として何が難しいのかもわからないことになりますね。少なくても論文を読んでいるだけでは本当の問題はわかりませんから。ところでANAはトラブルがあった当日、日付情報を送らないことで暫定的にシステムを動かしたと報道されていましたが、認証システムは日付情報を必要とするので、認証システムを止めて動かしていたということでしょうか。実はCRS端末ソフトウェアが入ったコンピュータを用意すれば、誰でも発券処理ができる状況だったりするかも。まぁそれはないとおもいますがね(ないと思いたいですが)。

2008年9月17日

一昨日書いたAIGは米国政府が救済するようですね。ファニーとフレディなどのGSEは米国政府が救済することになるわけですが、問題はその救済範囲ですよね。例えばGMやFordなどまで広げてしまうと、米国政府の財政赤字は広がり、債務国に転落しかねないですね。GSEを一時的に政府の管理下に置くにしても負債額相当で売却できる可能性はないわけで、実質は政府による不良債権の補填と同じはずで、米国政府の財政負担は相当なものになります。いずれにしても、米国経済はいよいよ泥沼化してきた様相ですが、米国は大丈夫なのでしょうかね。

2008年9月16日

リーマンの騒動で市場は大荒れだったようですね。それとは関係なくプログラミング。国際会議のカメラレディ論文を書いている真っ最中なのですが、その論文に使うデータのために性能評価用ソフトウェアを作成。ただ、なぜか測定データが暴れるのですよね。というわけで思案中。性能評価のやり方や設定は研究対象によっていろいろなのですが、最近はある程度、規模が大きいシステムを仮定して実験をしないと論文として評価されないのでなかなかたいへん。

2008年9月15日

たいへんなことになっていますね。リーマンが破綻。メリルリンチはバンカメに合併吸収。世界的に市場は大荒れになると思いますが、何十年に一度あるかないかの事態でしょう。両証券会社とも噂があったとは、噂よりも早い展開で回り始めていますね。ファニーとフレディは米国政府が国有化されるようですから、次の焦点はAIGになります。早めに処理ができればいいですが、先延ばしにすると日本のバブル崩壊時のデジャブーになります。リーマンは六本木ヒルズですが、専用エレベータを持つほど有力顧客。破綻となれば六本木ヒルズからも完全撤退でしょう。それにしても六本木ヒルズはどうして騒動が多い企業ばかり集まるのでしょうね。ライブドア、村上ファンド、グッドウィル、エムファクトリーなどなど。そうそうリーマンの外国人社員たちは六本木ヒルズなどの超高級レジデントにすんでいたので、彼らも退出を余儀なくされるので都内の超高級レジデントには空き室が増えそうです。当方はまったく関係ないのですがね。

2008年9月14日

ANAのシステムが止まったそうですね。Webニュース記事によると日付処理だそうですが、それが9月14日という特に何かあるわけでもない日に起きるのは不思議。

2008年9月13日

大きな見本市が控えていることもあり、カメラの新製品ラッシュですね。個人的には、マイクロフォーサイズに期待していたのですが、松下のマイクロフォーサイズ機LUMIX DMC-G1はデザインが一眼レフっぽいのでがっかり。レンジファインダーカメラ風のデザインにしてくれたら、(ちょっとだけですが)興味があったのに。それとも松下はLEICAにOEM供給しているので、レンジファインダーカメラの本家本元のLEICAからMシリーズっぽいデザインのカメラがでるのでしょうか。それはともかくG1という名前はCONTAXユーザから反感を買いそう(CONTAXのG1やG2好きが、マイクロフォーサイズに興味を持ちそうなのにね)。ネーミングとしてはリコーのR10も物議を醸しそう。というか、LEICAはR10を商標登録をしていなかったということになり、Rシリーズは打ち切るつもりなのでしょうかね。個人的に興味を持ったのは、NOCTILUX-M F0.95/50mmだったのですが、お値段を聞いてびっくりです。8000 ユーロだそうです。絶対に買えませんね。それにF0.95という明るさだとフォーカスは紙のように薄いはずで、マニュアルフォーカスで合わせるのは至難の業ですよね。レンジファインダー用にF0.95/50mmは何十年も前にCANONにありましたね(F0.95/50mmは映画用のレンズには他にもあります)。気になるといえばコシナ/CARL-ZEISSのPlanar T* 1.4/50 ZEなのですが、オートフォーカス用に開発されたEOSマウント対応でマニュアルフォーカスレンズというのがいいですよね。シグマの50mm/1.4Fとどちらが写りがいいのでしょうかね。

2008年9月12日

為替レートが変動していますね。今週になってユーロもドルも一段と安くなっています。仕事柄、海外出張が多いので外貨をもつことが多く、安くなったときに買っておきます。しかし、今回のように変動すると買うタイミングも難しい。もっとも出張中の交通費と食料調達程度なのですがね。

2008年9月11日

Apple Storeの前を通ったので新型iPod nanoを拝見。再生中にiPod nanoを振ると曲がシャッフルするという機能は強く振らないと曲が変わりません。実は新型iPod nanoのニュースを見たときに、再生中に歩いたり、走ったりすると曲が変わったりしないのかなぁと思ったのですが、その心配はなさそうです。また、振り方にもコツがいるようで、強く一回振るというのがいいようです。ちなみにApple Storeのスタッフの方々曰く、iPod担当のスタッフはみんなで振り方を練習したそうです。確かにスタッフの方々はスマートに振っていました。なお、二回以上振ると曲が変わらないのですが、これは走っている場合に曲が変わってしまうこととを防ぐためだそうです。ちなみに説明してくれたスタッフさんは、操作中に思わず液晶画面をさわってメニューを変えようとして、照れ笑いをしていましたが、きっと普段はiPhoneかiPod Touchを使っているのでしょうね。iPod nanoの液晶はタッチパネルではありません。さて新型iPod nanoですが、 デザイン的に縦長iPod miniという印象しかなかったのですが、確かに良くできていました。ビデオ再生は結構きれい。きっと売れるでしょうね(個人的には買う予定はありませんがね)。

2008年9月10日

新型iPodが発表されましたね。リークされていた写真通りだったので驚きもありませんでいたが。さて話題はiPod Touchのこと。ご存知のようにiPod TouchとiPhoneの違いは前者の通信機能は無線LANだけなので、無線LANがつながる場所に行かないと通信ができませんが、後者は無線LANに加えて第三世代携帯電話が入っているので、たいていの場所で常時通信ができます。ただ、無線LANだけでも常時接続はできるかもしれません。e-mobileのWindows Mobile搭載端末を無線LAN基地局にするソフトウェアが出回っているそうで、高速な広域通信ができるe-mobile端末を経由して、iPod Touchでもたいていの場所で常時接続ができることになります。いわゆるパーソナルエリアネットワーク(PAN)の一種なのですが、これからは個々の端末に携帯電話機能をいれるのではなく、ユーザは一台だけ無線LAN付きの広域&高速通信デバイスをもって、そのデバイスを経由して、他の無線LAN対応機器をつなぐ時代になるのかもしれません。どちらかというとBluetoothの使い方に近いのですが、無線LANの使い方の一つして普及するかもしれませんね。

2008年9月9日

今週末、H&Mが銀座にオープンするようですね。当方はファンションには疎いのですが、フランスに住んでいた頃はH&Mをのぞいたことは何度かありました(フランスでは安い服を買えるところは、H&MかスーパーのMONONPRIXぐらいでしたから)。H&Mですが、確かにモードっぽい品揃えだけどお値段はそこそこ(だけど生地・縫製も値段相当)。モード系でワンシーズンしか着ないと割り切ればH&Mはいいと思いますし、実際、はまる人ははまるのではないでしょうか。ということで、オープンする週末は大混乱でしょうが、海外のH&Mの売り方を知っている方々は、狙っている商品が在庫処分価格で売られるまで様子見しそう。巷ではUNIQLOとバッティングするいわれていますが、ちょっと違うかなぁという気がします( UNIQLOは強いていえばコンサバですからね)。むしろGAP やZARAあたりの方が食われるような気がします。それとH&Mは店ごとに商品展開が違うし、売れたからといって増産はしない。一方、日本はファンション雑誌に登場した服や売れ筋の服を好む人が多いのですが、そうした客層には「ほしい服がない店」と思われて終わりかも。ところで当方ですが、結局、H&Mであまり買ったことはないのですよね。ファンションには縁がないので、当然ですよね。

2008年9月8日

国内シンポジウムのプログラム委員会に出席。もうなんだかなぁというか、プログラム委員会は査読結果は集計などの整理してから開かないといけないと時間の無駄ですね。このシンポジウムは長くプログラム委員をしていましたが、今年を最後にしたいですね。

2008年9月7日

某国際会議の論文締め切りが今日までだったので、朝方までかかって書い投稿したら、締め切りが伸びたというメールがきてました。もう少し早くいってほしいです。

2008年9月6日

GoogleのWebブラウザChromeですが、いずれはGoogleの携帯電話・組込コンピュータ向けOSであるAndoridにも搭載されるのでしょうね。Andorid自体はLinuxをベースにしているので、プロセッサを含むハードウェアをそれほど選ばないと想像されますが、ChromeのJavaScriptはJITを使っているので、JavaScriptの実行時にはプロセッサにネイティブの命令に動的に書き換えられて実行されます。ただ、ネイティブ命令に依存することになるので、AndroidとChromeの組み合わせは、プロセッサの種類を限定するんかもしれません。JITが特定のネイティブ命令を前提としてしまい、例えば組込向けプロセッサもx86系とARM系だけに集約されてしまうかもしれません。

2008年9月5日

Intel Atomを搭載したノートPCが数多く出てきました。お値段もLinux搭載モデルは5万円、Windows版でも6万円。このDellのマシンはほしいかも。ところで国内PCメーカはノートPCに強いのですが、Atom搭載のノートPCマシンを出してきませんね。Atom搭載ノートPCは価格が安いですから、下手をすると通常のノートPCの値段も下げることになるので、Atom搭載ノートPCは諸刃の剣ですよね。個人的にはAtom搭載ノートPCには価格よりもバッテリ持ちを期待していたのですが、多くのマシンはバッテリ持ちは3〜4時間ぐらい。いずれにしても3万円以下のノートPCも出てくるでしょうし、Atom搭載PCの安価&低速プロセッサ、ハードディスク&光ディスクなし、というシステム構成はパソコンの使い方そのものも変えてしまうでしょう。当然、アプリケーションはサーバ側で動くことになり、一方のPC側はWebブラウザが動けばいいということになります。こうなるとOSに求められるのはWebブラウザのローダーということになりますが、昨日書いたようにChromeではないですが、Webブラウザのタブやガジェット(例えばブログパーツ)が、現在のプロセスに相当する実行単位になった方が都合がいいわけで、近い将来、Webブラウザに特化したOSというのが登場するのではないでしょうか。それにいま一番近いのはGoogleのAndoridとApple iPhoneのOSだと思いますが、Webブラウザ専用OSという点では工夫の余地がありますよね。

2008年9月4日

GoogleのChromeが話題になっていますが、ソフトウェアの研究者としては、タブごとにプロセスを割り当てたという実行モデルが気になります。タブは当たり前のように使われていますし、Webベースのアプリケーションが増えてきており、今後はウィンドウではなくタブによりアプリケーションを切り替えるようになるでしょう。一方でWebベースのアプリケーションにはJavaScriptなどを多用して計算負荷やメモリ消費量が大きいものも増えていますから、タブ単位で管理・停止できるWebブラウザは正しい実行モデルといえるでしょう。計算リソースの有効利用という点ではスレッドの方がいいわけですが、メモリもいっぱいあるので気にしなくてよくなるのでしょう。それとUNIX系のOSはスレッドを提供しているとはいえ、スレッド実行のチューニングでWindows系の方がいいようですから、Linux上でWebブラウザの性能を上げるという点でも正しいように感じます(Linuxでもカーネルをコンフィギュレーションすればいいのですがね)。また、ChromeではJavaScriptの実行エンジンがJITなど斬新なもののようですね。SaaSなりクラウドコンピューティングの時代になり、オフィスアプリケーションがWebブラウザ上で動くとなると、JavaScriptの実行性能はアプリケーションの描画・処理性能に大きく影響するので、今後はJavaScriptの実行エンジンの性能が重視される時代になるのでしょう。JavaScriptはサーバサイドでほそぼそと使われていますが、性能が上がればサーバサイドJavaScriptは盛り上がるかもしれません。ところでJITの方式にもよるのですが、JITはネイティブコードへの変換コストも馬鹿にならないので、クライアント側の場合、アプリケーションを選ぶと思いますが、どうなのでしょうか。

2008年9月3日

午前中は慶大SFCで開催されている国内学会の全国大会(FIT)のイベントで、講演とパネル討論。パネラーは当方を含めて4名でしたが、その一人は脳科学者の茂木健一郎氏。パネル討論は各パネラーの講演時間を含めて2時間30分。今回はパネラーの面子からいって、当方はがんばらなくていいと思ったのですが、質問などを何度も振られてしまいました。でも、学会の(客寄せ)イベントの望まれる「盛り上げ」はできたのではないでしょうか。午後は勤務先とは同じビルにある一ツ橋ホールで開催されている国際会議で講演。さすがに慶大SFCと一ツ橋は離れているので、パネル終了後、早々に移動したのですが、国際会議の会場にはぎりぎりセーフでたどり着きました。ほとんど芸能人並みのタイトなスケジュールでした。それにしても一日に2ステージは疲れますね。

2008年9月2日

博士課程の入試面接&判定会議。面接は9時に始まって14時に終わり、判定会議は15時に始まって17時半。それにしても長かった。国立大学では気にしてはいけないことですが、合否判定会議は博士課程の専攻担当教員が全員参加。その人件費の総計はすごいことになっていますよね。

2008年9月1日

勤務先とは同じビルで開催されている国際会議(IVA'08)に参加。エモーショナルエージェントやAR関連の国際会議で、まったく専門外なのですが、フルペーパーを通してしまったので仕方ないです。ちなみにこの国際会議は当該分野では有名国際会議だそうですし、当該分野では採択倍率も高いそうで、なんか申し訳ないです。プレゼンは明後日ですが、今日はちょっとだけ様子見。派手な研究が羨ましいのですが、派手なだけとしか思えない研究も多く、当方にはよくわからない世界。いずれにしても世界が違いすぎ。二度と出すこともないでしょうね。ところで当方は国際会議で発表するために海外出張が多いと思われているようですが、実は国内開催の国際会議で発表することは多く、今年は国内開催の3つの国際会議で発表する予定。

2008年8月31日

Street Viewについての続き。Street Viewは情報サービスの本質的な問題を含んでいますよね。良くも悪くも情報サービスは貨幣的な価値基準ができるほど成熟していません。値段がつけられない以上は、実現可能な経済モデルは物々交換と広告の二つにしかない。前者はGive-and-takeな関係であり、ユーザは例えばプライバシー情報、例えば住所やメールアドレスをサービス提供会社に提示することにより、その代価としてサービスを受けています。後者は、ユーザは広告を見ることによって、その代価としてサービスを受けています。さてStreet Viewですが、家を撮影された側からすると、なんの代価もありません。つまりGive-and-takeな関係にはなっていないわけで、この問題を解決しない限りは問題は解決しないと思います。ではどうやって解決するかですが、一つはGive-and-takeな関係に持ち込む、つまりGoogleは撮影された側に代価を支払うという解決策がありますが、これはむずかしいでしょう。でも、もうひとつの経済モデルに基づく方法もあるかもしれません。つまり各自が家の前に広告看板をはって、その広告主から代価をもらう方法です。というわけで香港のような看板だらけの町並みが出現するかもしれませんね(もちろん美観などの問題はあると思いますがね)。ところでGoogle Earthが登場したときに最初に思ったのは、今後、誰でも高解像度の衛星写真や航空写真をみることができるのならば、屋根に看板をたてれば(貼れば)儲かるだろうということでした。いまのところ、お遊びでGoogle Earthを狙った地上絵はありましたが、Google Earth狙いの看板を屋根に貼ったという話はきいたことがないのですが、今後、ビジネスとして成立するのではないでしょうか。いっそのこと屋根にURLなどを表す二次元バーコードまたは電子透かし絵を塗って、そのURLのWebページに誘導して、その誘導先のWebページからお金をもらうという方法もありますね。つまり物理的なAbSenseですね。Street Viewは問題が多いとは思いますが、まずはStreet Viewで儲ける方法を考えた方がいいかもね。

2008年8月30日

IntelのAtomが発表されてから、小型&廉価ノートPCが脚光を浴びていましたが、ASUSのAtom搭載デスクトップPCはいいところをついているのかもしれません。一般のユーザや法人にとっては小型&廉価デスクトップPCの方が売れるかもしれませんね。今後、情報システムがクラウドコンピューティングに移行すると、アプリケーション実行はサーバ側で、手元のクライアントPCはWebブラウザが動く程度の処理能力をもっていれば十分なわけで、こうした小型&廉価デスクトップPCは市場性がでてくるのでしょう。それとASUSのデスクトップPCやDellの小型デスクトップPCもそうですが、消費電力の少なさをウリにする商品がふえてきました。ちなみにASUSのデスクトップPCの消費電力は20Wと小さいですね(ちなみにMac miniは110W)。大企業は、消費電力削減は重視するようになっており、ノートPCよりも(法人需要が大きい)デスクトップPCの方が省電力性が重視される可能性もありますね。また、コンシュマー用に関してもWindows Home Serverのように24時間動かすようなPCが使われると、消費電力の大小がPCの評価を決めることになりそうです。

2008年8月29日

結局、オフィスに泊まり。

2008年8月28日

大雨で予定が狂う。もっとも新幹線が止まってしまって行く前に断念することになったのですが、帰れなくなる可能性もあったので、止まってくれてよかったのかもしれません。

2008年8月27日

GoogleのStreet Viewのプライバシー問題になっていますが、重箱の隅をつつくのような技術論も重要かもしれませんが、長期的な視野に立って、プライバシーのあり方について議論してほしいですよね。今回の騒動で一番重要なのは、Googleというひとつ民間企業が個人情報の収集・保持ができてしまうことではないでしょうか。いままでこうした大規模な個人情報の収集・保持は、これまで国家しかできませんでしたが、情報技術の発展が民間企業にも可能にしてしまいました。実態は別にしても、民主国家では国民に主権があるわけで、個人情報を収集される側、つまり国民がノーと言えば個人情報の国家統制は拒絶できますが、Googleのような民間企業の場合は、個人情報を収集される側には個人情報の収集をやめさせる権利をもたないことが方が問題だと思います。GoogleのStreet Viewにかかわらず、情報技術の発展はプライバシーという概念を変えていくことになるでしょう。カメラが安くなり、家の中を別にすると我々は常時撮影されているような状態になりつつあります。テクノロジーの進歩によって旧来のプライバシー概念は通用しなくなるのは明らかですし、少なくても(Googleが今回集めているような)膨大な情報の前では、プライバシーに関する我々自身の認識も変わってしまうでしょう。Street Viewで旧来のプライバシー概念が満足できないことに不満をいいあっているより、テクノロジーの進歩を前提に新しいプライバシー概念とは何かを議論した方がよっぽどいいと思いますがね。

2008年8月26日

ソフトウェアの販売メディアとしてUSBフラッシュメモリを使うそうです。フラッシュメモリの値段がさがっている、光学ディスクを搭載しないノートPCがふえている(当方もマシンも)、という現状では、CD-ROMのかわりにUSBメモリでソフトウェアを売るというのは正しい判断ですよね。すでに国際会議の論文集では、印刷でもなく、CD-ROMでもなく、USBメモリが配られるというのは珍しくないです。初めて買ったUSBフラッシュメモリは32MBでした。おそらく国内に出回ったUSBフラッシュメモリでは最初のものだったこともあり、同業の研究者でもキーホルダーと間違える方が多かったのです。しかし、いまはコンビニでも売っているほどコモディティ化しました。値段も二束三文ですよね。さてここで問題なのは光学メディアはUSBフラッシュメモリに置き換わるかです。さすがにDVDの容量4.7GB相当のUSBフラッシュメモリは現状では高いのですが(といっても2000円ちょっと)、CD-ROM容量程度(640MB)は千円以下。ただ同然のCD-ROMメディアと比べれば当然高いわけですが、携帯性や書き換え可能などの利便性を考えるとUSBフラッシュメモリによるソフトウェア配布はありえると思います。また個人的には音楽CD-ROMをUSBメモリで置き換える方がおもしろいように思っています。USBメモリ側で認証機構などをいれて、PC側や(USBメモリが接続できる)携帯プレーヤーで再生するという方式にすればコピー問題はクリアしやすい。

2008年8月25日

手持ちのMacBook Airに、温度上昇に伴う片コアのアイドリング問題を直すアップデータをインストールしましたが、アップデータを仕込んでからはアイドリング状態になってないのですが、ここ数日は気温が下がっているので、効果がいまひとつわかりません。ただ、この問題はマルチコア化されたプロセッサにおけるの省エネ・発熱対策を考える上で本質的な問題ですよね。つまり温度が上がると一部のコアをアイドリングすればプロセッサの時間当たりの発熱量はさがりますが、処理に時間がかかるので処理時間がながくなります。Appleは異常高温になることを避けたかったのでしょう。ただ、コンピュータの温度は気温に依存するので、夏場と冬場でプロセッサ制御をかえるというのはアリだと思います。サーバはガンガンに冷房をかけた室内で使うので、季節の差はないのですが、ノートPCはそとで使うこともあるので、外気温に冷やし方がかわるはず。いずれにしてもコンピュータ内やサーバ室内といった閉じた世界で熱対策や省電力対策を考えている時代ではないですよね。

2008年8月24日

オリンピックが終わったようですね。以前書いたように個人的にはオリンピックの中継やニュースはあまり観ないのですが、その理由はテレビのオリンピックの扱い方が苦手なのですよね。まず違和感を感じるのが、実況や報道は「感動」という言葉を連発すること。こうした醒めたことをいうと嫌がられるのですが、実況や報道ならば客観的に伝えてくれればいいのだと思います。また、日本人選手がメダルをとれた試合や競技のビデオを繰り返し、繰り返し・・・、繰り返し放映。そんなに感動を求めているのであれば、実況中継で日本人選手だけを写さずに、国を問わず高水準の試合や競技を放映してもいいと思います。一方、メダルが取れなかった日本人選手には実況や報道は「ケガをしているなか、頑張った」などなど美談を強調。それもその結果が出るまでは、上位入賞間違いなしと強調していたのに、結果によって豹変。さてオリンピックがおわるとニュース番組などで、オリンピック名場面などと称して、日本人選手が活躍したところだけを繰り返し、繰り返し・・・、繰り返し放映するのでしょうね。

2008年8月23日

夜、横浜線に乗ったのですが、土曜の夜だというのに大混雑。今日はサザンオールスターズの公演が日産スタジアム(横浜国際競技場)であったのですね。ちなみに菊名駅でJR側の職員やガードマンさんたちの数が多くは、ワールドカップの時以来の人数でした。それにしても今夏は人の多く集まるイベントに遭遇することが多いです。

2008年8月22日

MacBook Airは高温になるとプロセッサの二つコアのあるうちひとつのコアを止まるのですが、この問題に対するアップデータが出たようですね。さてさてどの程度、解決されたのでしょうか。この問題はMacBook Airを使っている人でないとわからないのでしょうが、高温になる状況というのは高負荷になっているわけで、その状況でコアの片方を止めるのでますます高負荷になって、温度が上がります。対処方法としてはいったんスリープさせて冷やしてから処理させるのですが、しばらくするとまた片方のコアが止まるということを繰り返すことになります。

2008年8月21日

iPod nanoの発熱が問題になっていますね。AppleはMobileMeのトラブル、iPhoneの不安定などトラブル続きですね。製品・サービスを拡大しすぎたことが裏目に出ていますね。一連のトラブルにどうする対処するかによって、Appleの行く末も決まりそう。当方ですが、iPod nanoとiPhoneはもっていないのですが、MobileMeのトラブルは直撃をうけました。今月になってからはメールに関しては安定してきましたが。Appleは結局、MobileMeの利用期間を30 日間の延長に続き、60日間延長することになりましたが、たしかに有償サービスとしては問題が多すぎ。

2008年8月20日

いそがしいです。8月だというのに。

2008年8月19日

最近のDellはいろいろおもしろいPCを出してきますが、小型デスクトップPCはちょっと惹かれるかも。ただしデスクトップPCクラスタ用としてですが。

2008年8月18日

お盆休みをあけて電車が混んできましたが、今年は例年ほどお盆休み中とそれ以外の差が少なかったのですね。実は今年はフランスやイタリアからも8月だというのにメールがいろいろやってきますから、世界的に夏休みが短くなっているのかもしれません。おかげでプログラミング仕事に集中できないので、こまったものですね。

2008年8月17日

テレビをつけたら某自動車メーカが「エコ替え」というTVCMをやっていました。燃費の悪い車より燃費のいい車の方がCO2排出量が少ないのはわかりますが、そもそも車を一台作るためには壮大なCO2排出量があるわけで、本当にCO2が削減するのでしょうかね。すくなくても、燃費のいい新車に買えるよりは、そこそこ燃費のいい中古車に買い換える方がトータルではCO2排出量が減るような気がしますが。不思議です。そのTVCMでは白熱電球を蛍光灯またはLED型電球にかえるシーンが出てくるのですが、これも不思議です。確かに白熱電球は電灯効率は悪いのですが、白熱電球は製造コストも製造中のCO2排出量は蛍光灯や白色LEDよりも少ないでしょうから、素人考えでは常時つけていない電灯では白熱電球の方が効率がいいのではないかと思ってしまいます。それとLEDとは指向性が高い、つまり白熱電球や蛍光灯や広い方向に光がでますが、LEDは特定の方向にしかでないので、例えば天井につり下げた蛍光灯をLEDでおきかえると、下方向は光がでますが、上や横方向には光が弱いので、上の方は暗いという状況になります。

2008年8月16日

お盆休み中はお台場に絶対に近づいてはいけないのに、それをわすれて所用のためにお台場にいってしまいました。バスで入ったのですが、りんかい線の国際展示場前駅はビックサイトの漫画系の某イベントから帰る人たちで長蛇の列。あの列だと駅の改札にたどり着くのに1時間半以上はかかるのではないでしょうか。噂には聞いていましたが、すごいですよね。もちろん怖いので近づかないようにしましたが(車窓からみるだけでもすごい状況ですから)。それにしても先月はパリで空港から市内に電車でるときに、空港の隣駅で開催されていたパリ版の同種イベントに巻き込まれたり、今年は漫画系イベント系に巻き込まれやすいですね。当方は一般の漫画ですらよまないので、こうしたイベントの世界はさっぱりわからないですがね。

2008年8月15日

世の中は夏休みらしいですが、関係なくお仕事。まわりが休みなので雑用が減っているのはありがたいですが、例年よりも忙しいような気がしますが、やっぱり気のせい。ひさしぶりにMacBook Airのこと。普段持ち歩いているのですが、夏場は一間昔のPowerPC用のアプリケーションは使えません。PowerPC用アプリケーションはIntel x86上でエミュレーションして動作しているのですが、そのエミュレーションは負荷が大きいようで、プロセッサの発熱が増えます。一方、MacBook Airは温度が高くなると二つあるコアのうち一方を止めるようになっています。おかげで、夏場は高負荷から高温、そしてコア停止となり、処理が急に重くなってしまうことが頻発。というわけでMacBook Airはクールビズ環境では軽い仕事しかできません。

2008年8月14日

霞ヶ関方面から電話。報道されている範囲で書きますが、今年度は補正予算があるようですね。各省ともにいまごろは皮算用をはじめているのでしょうか。でも来年度予算で与党と財務省対策も終わらないうちにたいへんですね。もちろん4-6月期は実質GDPはマイナスですし、米国も小売売上高がマイナスになっているそうですから、なんらかの下支えは必要なのかもしれませんが、当方はお手伝いできることはないと思います。当方はひっそりと生きたいと思っていますので。さて新聞などに書かれているように補正予算は原油高騰対策がキーワードになりそうだそうですが、過去の大型補正でITがキーワードとなったときのように、水道管敷設工事でも水道管に光ファイバーを通せばIT関連となったようなことが起きなければいいのですが。

2008年8月13日

更新をまちがえました。

2008年8月12日

OpenJDKはMacOS Xを含むBSD系OSにも正式対応することになるようですね。これではMacOS X向けJavaは安定供給されることになりそう。OpenJDKも一時はグラフィックやサウンド関連ライブラリの一部がライセンスの関係でオープンソース化できないなどの問題がありましたが、年内にはGPL準拠のオープンソース化されるようですね。さてJavaといえばver.7のことが気になりますが、これ以上、言語拡張をしないでほしいです。可読性がどんどん下がっている感じ。もっともJavaのライバルであるC#を見ていると仕様の複雑さはすでにC++を超えている感じですよね。それにしてもMicrosoftがカラムとどうして複雑怪奇になるのでしょうね。Javaはまだまだという気がしてきますが、記述性や再利用性よりも可読性やメンテナンスが重視される時代ですから、いたずらに言語プリミティブが増やすのは長期的には問題を引き起こすと思いますがね。ところでWeb系ニュースの記事に「Rubyを核に産業活性化を目指す福岡県」というのがあったのですが、プログラミング言語によって書きやすさやメンテナンスのしやすさの違いはあっても、記述対象のソフトウェアの機能や使いやすさに違いがでるわけではないと思います。すくなくても適地適材でプログラミング言語を選んで使い分けた方がいいと思いますがね。まぁ県ぐるみで何かすがりたい気持ちはわかりますが、ここまでくると宗教みたいになっていますね。

2008年8月11日

現在、大きな世界選手権が開催中ですが、一位になることを期待された方が三位だったようですね。ただ、これはその順位以前に、世界選手権の国内選考大会で一位ではなく、次点だった方を世界選手権の代表にしたことがおかしいですよね。一位な人を一位として扱わない世界では頑張って一位になる必要はなくなります。そうなると後進の方々はやる気を失い、全体の水準も競技者数も下がることになります。ただ今回の選考で失ったものは大きいでしょうが、今回の世界選手権の結果から国内選考会で一位の人を代表にしないといけないということになればいいですよね。さてこの問題は研究の世界にもあります。情報系の国内学会では研究会やシンポジウム単位で最優秀論文とか推薦論文を選ぶことがありますが、最優秀論文とか推薦論文をもらった学生さんはそれでやる気を出すので、実際に最優秀であるか否かは問題ではないとおっしゃる方もおられます。たしかにその通りかもしれません。研究会やシンポジウムなどはコミュニティが小さいために、論文よりも人間関係が優先される場合もあるし、露骨に多数派工作が行われることがあります。そして何かの間違いでどうみても、ぱっとしない論文を優秀論文に選んだりすると、他の研究者のやる気を失わせますし、学生さんたちはその程度で優秀論文になるのだと思い始めます。その結果、そのコミュニティから優秀な人材が逃げていき、ますますコミュニティが小さくなるという負のスパイラルに落ち込んでいきます。さらに情報系の国内学会で不幸なのは、研究会ごとに推薦枠をもっていることです。このため仮に該当する優秀論文がなくても、(他研究会への対抗上なのか横並び意識なのかは知りませんが)推薦枠数分だけ適当な論文を選んで優秀論文に仕立てるということが繰り返されます。ただ、研究の世界がいい点は、国内学会(国内選考大会)で世界大会代表と認定されなくても、国際会議(世界選手権)に論文を投稿(出場)することはできることです。もちろん採否査読(予選)に残って、発表(決勝に出場)できるかは別ですがね。いずれにしてもアクティブな研究者は国内学会をパスして国際会議を狙う傾向があるので、世界指向の研究者と国内指向の研究者に分かれてしまい、国内からメジャー国際会議に採録された論文の多くは国内では発表されていないのではないでしょうか。

2008年8月10日

日本語入力メソッドATOKをATOK 2007からATOK 2008へアップグレード。何が新しくなったかもわからないのですが、負荷が軽くなったような気がする(気のせいかもしれないけど)。OS付属の日本語入力メソッド(Windows付属のIMEやMacOS X付属のことえり)があるのに、日本語入力メソッドを買うのかと聞かれますが、IMEもことえりも変換エンジンも辞書もダメダメ。当方からするとOS付属のメソッドを使っていることの方が信じられません。やはり変換効率がかなり違います。

2008年8月9日

オリンピックが始まったということで中国の写真。といっても香港、それも泊まったホテルから半径300メートルの範囲内で撮った写真。当たり前ですが用務(国際会議)で拘束状態だったので、朝と夜に撮ったものですが、ともかく一週間もいたのに行動半径が狭い。ところでオリンピックのキャラクターですが、かわいくないです。ちなみに以前の香港写真はここ

2008年8月8日

今朝の日経新聞に出ていましたが、NECと松下が携帯電話向けOSの共同開発をやめるそうです。Linuxをベースにして携帯電話向けOSを共同開発することになっていたのですがね。ただ、ここ数年で携帯電話向けのOSに関する状況はかわったのも事実。GoogleがLinuxをベースにした携帯電話向けOS(Andorid)を発表などがありましたが、一番大きいのはSymbianの動きではないでしょうか。Symbianは携帯電話向けOSではシェアが一番大きく(国内でもシャープや富士通の携帯電話端末はSymbian OSをつかってます)、携帯電話ではLinuxベースの最大のライバル。先月、(Andoridに対抗するため?)Symbian OSをライセンスフリー化を発表したので、ライセンス的な理由でLinuxを使うメリットが減ってしまいました。もちろん、NECと松下のOS共同開発については昨年ぐらいから縮小の動きが出ていたので、Symbianの動きはダメ押しになったかも。またサードパーティからLinuxベースの携帯電話向けOSはいろいろ出てきていますから、NECと松下はわざわざ共同開発するメリットは少なくなったのかもしれませんね。Symbian OSはもともとPDAから始まったこともあり携帯電話に特化していますが、組込系に入ってきたりするとOSの勢力図は大きく変わるかも。それからNECと松下の提携ですが、メインバンクが同じということもありますが、両者の携帯電話の開発部門は道路を挟んで隣り合っていたのです。NECはその後、そこを売り払って武蔵小杉に移りましたがね。ちなみにその跡地は今ではららぽーと横浜。

2008年8月7日

徹夜明け。でもそのまま早朝出勤。世の中は夏休みモードのようですが、ともかく忙しいですね。さて明日からオリンピックですね。でも個人的にはオリンピック開催中はテレビを見なくなります。サッカーなどのゲーム性のある種目のテレビ中継は見ていてもおもしろいと思いますが、陸上やマラソン、水泳のように記録や順位が重要となる競技は結果だけを知れれば十分と思ってしまうのです。スポーツ鑑賞の醍醐味がわかってないといわれるのでしょうが、新聞からテレビまでオリンピック一色になるのはちょっとついていけません。

2008年8月6日

一昨日書いた某大学の大学院レポートの件で、某大学の方から連絡をいただく。書ける範囲で書くと、まず大学院でも授業レポートの丸写しをする学生は結構いるので、レポートがちょっと似ている程度で驚いていてはいけない。また非情報系と学生との差については某大学では情報系学科・専攻は不人気なので仕方ない、とのことでした。前者については過去にその某大学は学部の授業をもったことがあり、その授業では試験をしたのですが、持ち込み不可の試験なのにそっくり答案が結構あったので、そんなものなのでしょう(当時の学科長曰く、そっくり答案の発生率は試験監督をしてくれた教員に依存するそうです)。後者についてはなかなか難しい問題を含んでいますよね。ちなみに当方の兼務先は大学院はあっても博士課程だけなので苦労知らずなのですが、学部や修士のある大学の先生はたいへんですね。

2008年8月5日

オリンパスが中心になって決めたデジタル一眼レフカメラシステム規格であるフォーサーズに、マイクロフォーサーズという規格を追加するそうですね。でも、今回の発表はもともとのフォーサーズという規格の失敗を宣言したようなものですよね。フォーサーズはデジタル一眼レフ用のマウント規格なのですが、他のデジタル一眼レフカメラと比較して撮像素子が小さい割にマウント径は大きいし、一眼レフカメラとしてのミラーの奥行きもフランジバックに含まれます。このためご存知のようにフォーサーズの一眼レフカメラは他のデジタル一眼レフカメラと大差ないという状況でした。しかし、いまは一眼レフカメラでもライブビューが多用されるので、そもそもミラーをつける必然性もないしね。今回のマイクロフォーサーズはミラーはつけられない代わりに、フランジバックの長さは約20mmと短い。オリンパスの全盛期に人気を集めたようなオリンパスPen-Fシリーズやペンタックスauto-110シリーズのようなレンズ交換が式の小型カメラができるとおもしろいのですが。マイクロフォーサーズで、フォーサーズはやっと正しい方向に向かってきたというところでしょうかね。レンジファインダーカメラ好きとしては、往年のレンジファインダーカメラ用レンズ(やPen-F用レンズ)が使えたらおもしろいかもと思ったりします。フォーサイズのフランジバックが20mmならば、レンジファインダーカメラのフランジバック(Mマウントの場合、フランジバックは28mmぐらい)よりは短い計算になるので、レンジファインダーカメラ用のレンズはつけられるかも(マイクロフォーサイズがマウント直径が小さいので39mmスクリューでも入らないかもしませんが)。レンジファインダーカメラは一眼レフカメラよりフランジバック長が短いので小型&広角レンズが設計しやすいのと同様に、マイクロフォーサイズでもフランジバックの短さをいかして、小型の広角レンズがそろえられるとおもしろいかも。

2008年8月4日

毎年担当している、某大学の理工系大学院授業の最終レポートを採点中。計算モデルの授業なのですが、履修者は情報系とそれ以外の学生さん(例えば機械系や制御系、バイオ系、数学系)が半々ぐらい。予想通りといっては失礼なのですが、情報系大学院生より非情報系大学院生の学生さんの方が出来がいい。実は例年、情報系よりも非情報系の大学院学生さんを比べると、さすがに優秀なレポートは情報系の大学院学生さんによるものですが、全体としては情報系よりも非情報系の学生さんによるレポートの方が出来がいい、特に洞察力というか、論述能力では差がありました。今年は、例年通り優秀なレポートの多くはさすがに情報系の学生さんによるものでしたが、全体としては情報系より非情報系の大学院学生さんの出来がいいですし、今年は論述だけでなく知識でも差がついているようですね。また例年通りというのも失礼なのですが、情報系は兄弟レポートが多い傾向があるのですが、今年は大元のレポートの出来に問題があったようで、情報系は同じ間違いのレポートがいっぱい。しかし、この問題は情報系の学部・大学院で全般にいえることかもしれませんね(もちろん一つの大学、一つの授業の履修者20人強で判断することでないのですが、ここまで差が開くとね)。いくつか理由が考えられると思いますが、そのひとつは情報系の場合、学部教育の実習はプログラミングが主体なのですが、課題プログラムを作ることが最終目標になっていることが多い。つまり作って終わりになってしまう。一方、非情報系の場合、実験をしてその結果の考察をすることが目標になっているので、単に実験をするだけでなく、そのレポートの論述が重視されます。このため洞察能力やディスカッション能力が養われるのでしょう。また非情報系もプログラミングは避けられないわけで、例えばロボットなどの制御系の学生さんは情報系の学生さんよりもたくさんコードを書いていることも多いですし、ハードウェアの知識も豊富。情報関連企業が非情報系学生さんを取りたがる気持ちがわかりますね。あまり他大学のことは書くべきではないのですが、今年は目に余るということで、今回はお許しください。

2008年8月3日

イギリス人の研究者と新宿待ち合わせ。漫画好き、それも時代劇漫画が好きということで書店を回りをすることになってしまいました。それで中野の中のブロードウェイにいったのですが、ここは一階を通り抜けたことはありますが、二階以上にいったのは初めて。噂通り、濃い世界が展開されていました。当方にはついて行けませんが。ところで何軒かのソフトバンクの携帯電話販売店で、「iPhone入荷中」というポスターを見ましたが、出回っていたようでした。一瞬、ほしいかもと思ったのですが、2年契約がベースであることを思うと躊躇。もちろん未来を先取りするための投資としては安いかもしれませんが、手元のiPod Touchでも無線LAN接続はできるので、iPod Touchでも出先での常時接続以外に関しては体験できてしまいますから。

2008年8月2日

コンピュータが熱いです。毎年、夏になるとノートPCの発熱が辛くなってきます。これも毎年のようにいっていますが、例えばキーボードから冷風がでてくるとか、パームレストはいつも冷や冷やのノートPCはないのでしょか。それはともかく、やりかけのプログラミング仕事を再開。この案件は先月の海外出張で復路の飛行機のなかでプログラミングしたのが最後。というわけで何も覚えていないので、ソースを読んでも新鮮です。一人ペアプログラミング状態です。

2008年8月1日

これほしいです。まぁ乗り物に頼らず、自分の足で歩けと、いわれそうですがね。

2008年7月31日

AppleのMobileMeの問題が解決されたようです(ステータスレポート)、どこまで信じていいのかは謎ですが。以前から.Macを使っていたことから、その後継であるMobileMeも使うことになっていましたが、今月はメールは遅延するなどたいへんでした。なお一部のメールがなくなっているかもしれませんが、届かないメールがあったことは自分ではわからないので、謎のままです(謎のままにしておきましょう)。それにしてもAppleはMobileMeは事前テストなしで、行き当たりばったりでシステム移行したとしか思えない状況で、Apple製品・サービスはミッションクリティカルなシステムでは使ってはいけないということを自ら証明したようなものでした。ただ、いろいろ問題があるにしてもMacintoshユーザで複数マシンやiPhone(またはiPod Touch)を使っている方などは、やっぱりMobileMeは便利。またMobileMeはiPhoneよりもはるかに重要な製品・サービスではないでしょうか。ネットワーク側との連携が必須な時代ですから、iPhoneという端末側だけを取り上げて大騒ぎしないでほしいですね。それはともかく今後のアプリケーションソフトウェア(スケジュール、メールなどなど)やOSは、設定情報を含めてデータをMobileMeのようなオンラインサービスで共有することになるでしょうから、アプリケーションやOSにあわせてオンラインサービスを選ぶのではなく、オンラインサービスにあわせてアプリケーションやOSを選ぶ時代になるはずです。当然、Microsoftも自前のオンラインサービスであるLive!で、OfficeなどのアプリケーションソフトウェアとWindowsの連携を狙ってくるでしょうが、PC側アプリケーションとオンラインサービスのシームレスな統合におけるヒントと問題点をMobileMeは見せてくれます。長期的にはクラウドコンピューティングに向かうのでしょうが、いきなりクラウド側にアプリケーションを移行させるのか、PC側とクラウド側でハイブリッドな状態をしばらく続けるのかは議論がわかれるところですが、後者を予想している研究者ならばMobileMeは(反面教師としても)体験しておいた方がいいかもね。

2008年7月30日

ドコモは儲かっているようですが、端末メーカはたいへんそうですね。携帯電話はドコモは端末購入は割賦制になったので、代理店手数料が減少したので、各種割引コースの導入で通信収入が下がっているはずなのに4-6月期の収益は前年度同期比45%増。まぁそれだけ代理店手数料がおおかったということですが。一方、携帯電話端末の販売数は前年度同期比25%減。割賦制になると端末の買い換えサイクルが伸びるので、端末は売れなくなりますからね。端末も長期間を使うことを想定した端末が増えそう。ファッション用語でいうと、国内携帯電話は「モード」の時代から「コンサバ」の時代に変わったということでしょう。日本の携帯電話はガラパゴス諸島にたとえられることが多いですが、個人的にはやや違和感があったりします。ガラパゴス諸島のように外界と孤立した環境では独自進化になりますが、日本の携帯電話の進化速度が異常に速かったことは説明できません。むしろ日本の携帯電話はモードファッション化していたのではないでしょうか。つまり通信会社側が端末を買い取ることで端末の販売価格をただ同然にしていたために、端末の買い換えサイクルが短かった。そのため端末の製品開発サイクルも短くなり、端末の進化が速かった。そしてユーザの方も1年程度で買い換えるので、尖った機能やデザインの機種でも冒険して買います。これはモードファッションでは流行の移り変わりが速いですし、消費者も流行の移り変わりが早いのはわかっていますから、長期に着ることは最初から考えずに、いま着ることだけを考えるので流行先端のモードファッションに飛びつく傾向があるのと同じ。このためモードファッションはますます先鋭化していくように、日本の携帯電話も先鋭化していったのかもしれません。もちろんコンサバもいいのですが、携帯電話端末が「コンサバ化」すると、ユーザは長期間、同じ端末を使うため買い換えサイクルが長くなりますし、長期間を使うことを想定して設計された「コンサバ」端末はさらに買い換えサイクルが延ばしてしまうので、ますます売れなくなるという悪循環になりやすい。また「モード」のように次から次へと新しい端末に買い換えてくれた方が技術の進化はすすみます。このまま「コンサバ」化が進むと数年先には海外の携帯電話端末に引き離されているのは確実でしょう。ビジネスとしては割賦制の方が健全だとは思いますが、モードファッションを追い求めるのであれば、とことんモードを突き詰めてもよかったかもしれません。

2008年7月29日

大学の課題レポートの売り買いのサイトについて書きましたが、知り合いから授業ノートの売り買いが行われている大学もあることを教えてもらいました。当方の場合、前の勤務先で黒板の板書をデジタルカメラで撮って、それをWeb で公開するという強者がおりましたし、以前、横浜にある某大学理工学部の授業をもっていたときは、過去問をスキャナーで取り込んだものがWeb で公開されていました。ちなみに過去問に関しては、手持ちの過去問のデータをなくしたときに使わせてもらい、授業中にWebにおいてくれた方にお礼をいいたいと話したら、それから過去問データがなくなっていました。本当に感謝したつもりだったのにね。著作権とかいろいろ問題がありますが、ある程度は授業内容が公開されるのは仕方ないと思います。ただ、授業にて出て、ノートを取っているので勉強はできるし、さらにいいか悪いかは別にしてノートを売って儲かるのだから、ノートのコピーを買う人よりも、ノートを売る人の方が利益がはるかに多いことになります。長期的にはノートを売る側と買う側はwin-win のビジネスモデルとはいえない気がします。

2008年7月28日

大急ぎで国際会議用のカメラレディ論文を作成。Springer LNCS用のフォーマットですが、今年度はLNCSフォーマットの論文は4本目。さてコンピュータサイエンス系の国際会議の論文はIEEEかACMか、Springerのいずれかで出版されることがほとんど(ちなみにACMとIEEEは学会の名前、Springerは出版社の名前です)。ACMとIEEEの場合、論文フォーマットは2段組なのに対して、LNCSは一段組。コンピュータサイエンス系の場合、一段組は書きにくいという人が多いのですが、個人的には一段組のLNCSが一番書きやすいです。また論文は印刷して読むのではなく、オンラインで読むことが多くなるでしょうから、多段組はいいとはいえません。最近、手を焼くのはACM。近頃、ACMは行の折り返しやキーワードの書き方など、細かい注文が多すぎて苦労することが多いです。またLNCSは編集は国際会議任せなのですが、ACMとIEEEは学会事務がすることになっていますが、実際にはインドの請負会社にアウトソーシング(Springerも論文誌の編集作業はアウトソーシング)。オフショアの流れは学会にも来ているということですね。国内学会もアウトソーシングできることは多いように思いますが、どうなのでしょうね。

2008年7月27日

昨日に続いてカメラのこと。ただし、わかる人にしかわからない話題ですみません。松下電器が最近、発表したコンパクトデジタルカメラのLX3ですが、レンズがF2.0〜2.8とコンパクトデジタルカメラにしては明るいレンズを搭載。コンパクトデジタルカメラは暗いレンズを搭載したものが多いので、なかなかおもしろそう。ところでそのレンズにはVARIO-SUMMICRONという表記があり、レンズ構成は8枚玉。そうです、SUMMICRONという名前のレンズで、8枚玉といえば、50年前の有名なレンズですよね。もちろんLX3はズームレンズなので、本家のSUMMICRON-8枚玉とはレンズ構成がまったくちがいますが。さてLX3ですが、レンジファインダーカメラが好きなこともあり、LX3のオプションの光学ファインダーの方が気になったり。

2008年7月26日

先日、修理に出していた一眼レフカメラの引き取り。ミラーまわりを全取っ替えという大手術となったようです。購入後、2年半ほどたっていますが、修理代は無料にしていただきました。それにしても一眼レフは可動部分が多いので壊れるときは壊れますね。カメラといえば、今月購入した携帯電話は、515万画素のカメラ、オートフォーカス(AF)、6軸手ブレ補正機能、画角は35mmカメラ換算で28mm。携帯電話としてのカメラというより、2,3年前のコンパクトデジタルカメラの水準以上。肝心の画質ですが、515万画素カメラと思うと解像感がないのですが、1MBモードでセーブする限りは(フルにセーブしていたらSDメモリがすぐになくなりますから)必要にして十分のクオリティ。この携帯電話は受光素子が1/2.8インチCMOSですが、コンパクトデジタルカメラ並ということもあって、意外にノイズが少ない。日常のメモ代わりのスナップではコンパクトデジタルカメラをわざわざ持ち歩く必要もなく、携帯電話で十分ですね。

2008年7月25日

「コンピュータ」は「コンピューター」と表記することになるようですね(記事)。MicrosoftはWindowsでの表記で長音に「ー」をつける名称に変更するそうです。Microsoftは従来はJIS規格の表記にあわせていたのですが、実際の表記に合わせるそうです。ただ、この問題は根は深い。JISの表記が変なのです。例えば「プログラミング言語」はJIS表記上は「プログラム言語」だったりします。JIS規格では外来技術用語はZ8301で定められていますが、ただ、Z8301は工業製品全般の外来技術用語の表記規則なので、情報系の都合に合わせられるとは限らないのですが、せめて「プログラム言語」をはじめとする情報系の規格ぐらいは、当該の学会で名称を議論すべきですよね。

2008年7月24日

3年後の7月24日で地上アナログ放送は終了。ということになっていますが、本当に終了できるのでしょうかね。TVCMの放映料は視聴者数に応じてきまるのですが、3年後に地上デジタル放送用テレビがないなどで、テレビ放送が見られない人がいれば、その分TVCMの放映料は下がります。つまり民放としては収益が減りますし、民放テレビ局のお客さんである大手広告代理店も収益が減ります。仮に地上デジタル放送対応機器の普及率が80%だとしたら、20%はテレビが見られなくなるので、民放テレビ局各社は20%収益が下がります。しかし、テレビ局は1%の視聴率の増減でも収益に反映する世界ですから、視聴者数が20%も少なくなることは絶対に許容できないでしょう。ということで今後ありえる展開としては地上アナログ放送終了の延期への世論形成。地上デジタル放送用テレビがない家庭やデジタル放送の電波が届かない地域を取り上げて、いわゆる「みのポリティクス」式に「怒りの告発、情報弱者をほっとけない!」などという地上アナログ放送の終了にともなう問題を連日報道して、地上アナログ放送の終了が非人道的な行為のような雰囲気にするのがオチかもね。実は2001年の電波法改正時に2011年の地上アナログ放送停止をいれてしまったので、停止を延期するには法律改正が必要で、そのためには世論を使うしかないです。また、NHKを含めてテレビ局は地上デジタル放送への移行キャンペーンで、「地デジチューナーが5000円以下で発売される予定」ということをいうのですが、チューナーを作るメーカ側は5000円以下は無理という見解。このギャップはなんなのでしょうか。これも地上アナログ放送の終了延期の口実をつくるための伏線だったりして。つまりテレビ局や某省は「メーカが5000円以下の地デジチューナーの開発・発売に失敗」したから「地上デジタル放送が普及がおくれた」と責任をメーカになすりつけておいて、「当面、地上アナログ放送の継続」という流れ。地上アナログ放送終了の延期の口実につかわれてしまうメーカはたまったものではないでしょうが、メーカとしては単価の高い(つまり利益率の高い)地上デジタル放送対応テレビを無理して値段を下げたくないですし、まして無理してまで5000円チューナを開発・発売するメリットはどこにもありません。ただ、メーカとしては地上アナログ放送終了を延期にするとしても、その延期決定が遅くなればなるほど、高価な地上デジタル放送対応テレビが売れるわけですから、早急な延期決定だけは避けたいところでしょう。いずれにしても作られたシナリオに沿って動いている感じですよね。

2008年7月23日

大きな地震があったようですね。ちょうど地震がおきたときにたまたまテレビをつけていたのですが、緊急地震速報というのを始めて見ました。たしかにちょっと遅れて揺れてきました。でも、その間にできるのは火の元を確認するぐらいでした。緊急地震速報を見たからと行って何ができるというものでもないですね。ところで最近のノートPCなどは加速センサーを内蔵しており、落下や衝撃を検知するとハードディスクなどを停止させる機構が入っています。加速度センサーはノートPCだけですが、現在のコンピュータは温度センサーなどが多数組み込まれており、その意味ではコンピュータ自体が、ユビキタスコンピューティングなどのスマートスペースに近い。サーバではこうしたセンサーを使ってシステム管理をしていますが、今後は外気温上昇や緊急地震速報などの外部状況情報も使ってシステム管理をすることになるのでしょうね。なお、緊急時に最終的にコンピュータを止めることになるでしょうから、コンピュータの高速停止が重要になるかもしれません。以前、高速起動が話題を集めていた時期がありますが、むしろ高速かつ安全に停止させる技術の方が先にあるべきですよね。

2008年7月22日

今日で授業もおわり。やれやれです。ところで大学関係者ならばご存知だとは思いますが、最近は課題レポートの売買サービスがいくつかあり(例えばここ)、課題レポートが売り買いされる時代。買う人がいるのでしょうかね。逆にいえば、とりあいず何か書いて出しておけば単位が取れる授業が多いということかもしれませんが。また、こうしたサービスでは教育系科目のレポートが数多く登録されているのも皮肉といえば皮肉ですね。また最近は就職活動のエントリーシートも、各社ごとに志望理由や自己PRなどの入力済みエントリーシートが売り買いされているようですね。大学教員もたいへんですが、企業の人事担当者もたいへんですよね。ただ、登録されている課題レポートにしても、エントリーシートにしても、単位が取れた、または人事書類選考が通ったとは限らないので、クオリティはなぞですよね。

2008年7月21日

新しい携帯電話はワンセグ対応。ワンセグ対応でなくていいのですが、いまどきワンセグ対応でない携帯電話を探すのが難しい。ところでワンセグといえば地デジはどうなるのでしょうね。個人的には地上アナログ放送停波には懐疑的なのですが、それ以前に地上デジタル放送には問題山積。例えば押上に出来る東京スカイツリーによる問題。事業者の東武鉄道によると東京スカイツリーの竣工は2011年12月。そして実際に地上デジタル放送の送信が始まるのはその数ヶ月後ですから、2012年になってからは確実。しかし、2011年7月24日に地上アナログ放送は停波する予定。つまり地上アナログ放送の停波後しばらくは、地上デジタル放送は東京タワーから送信されることになります。ここで問題となるのは東京タワーの場所(芝公園)と東京スカイツリーの場所(押上)が離れていること。何が起きるかというと地上アナログ放送が終わるので地上デジタル放送対応テレビを大枚投じて買うと、しばらくは地上デジタル放送をみられても、送信元が東京タワーから東京スカイツリーへの切り替えとともに観られなくなる可能性があるのです。その理由ですが、各家庭の屋根にあるアンテナは現在、東京タワーを向けておけばいいのですが、東京スカイツリーからの放送に切り替わると、アンテナの向きを変えないといけません(東京23区でも東側の区は変更が必須になるでしょう)。しかし、アンテナの向きを変えたからといって、現在、地上デジタル放送が受信できている全家庭で今まで通りに受信できるとは限りません。つまりアンテナから東京タワー向きにはビルなどの遮蔽物がなくても、東京スカイツリー向きには遮蔽物があると受信ができないのです。東京タワー及び東京スカイツリーからある程度離れた地域は影響がすくないと思いますが、都内ではトラブルがいろいろおきそうですね。

2008年7月20日

後日談になりますが、携帯電話を買いました。もちろんiPhoneではなく、普通の携帯電話。

2008年7月19日

このページの16日分にカメラの故障のことをかきましたが、メーカのサービスセンターから連絡があり、原因はミラー貼り付けが不具合ということでした。どうもミラーとミラーの取り付け部分を接着剤をRoHS指令で変えたところ、形質変化で外れるそうでした。修理品の引き取りはまだなのですがね。それにしてもRoHS指令準拠の機器は壊れやすいものが多いですよね。実際、ISPやデータセンター系でもRoHS指令準拠、とくに準拠初期の製品に故障が集中している様子。RoHS対応製品の軽質変化が原因なので、ある時期に同系列&同時期生産された製品で一斉に故障が起きる可能性もあるわけで、今後、問題になるかもしれませんね。それにしても有害物質が少ない製品でお、その製品が壊れやすいと、次から次へと製品を買うことになってしまいます。そして、それぞれの製品および製造段階で有害物質はでるわけですから、どこまで環境にいいのやらですね。

2008年7月18日

朝から取材。実は5月の報道発表の取材がまだ続いております。ところで電子情報通信学会と情報処理学会の合同大会(FIT)というのが9月始めにあるそうですが(すみません、国内学会はさっぱりわかりません)、そこでパネル討論を頼まれているので、そのパネルでの題目や講演を送る(遅れて済みません>関係者様)。ちなみにそのパネル討論は4人で行うそうですが、その一人はテレビによくでている脳科学者の方。学会関係者曰く、当方がそのお方と互角に議論できるという理由で選んだそうですが、当方はこうした議論は大の苦手です。研究者としてひっそりと生きたいのです。

2008年7月17日

ISOのRFIDの委員会と学会の委員会。いずれも近場で歩いていける距離なので助かりますが。ところでイタリア・ソレントでの出張の写真をWebにおきました。まずはホテルの近くの村の写真。パリの写真があるのは、その日のうちに現地に着かないのでパリで一泊する羽目になったため。このためパリの写真は6時過ぎから10時までの4時間ほどでとったもの。ついでに昨年のEUの委員会で行ったフランスのEzeの写真と一昨年にプライベートでGordesに行く途中で経由したMarseilleの写真もおいておきました。でもいまは写真をおいたサーバがちょっと不安定かも。しばらくすると直るでしょうか。

2008年7月16日

それにしても忙しいですね。帰り道に一眼レフカメラをメーカの修理センターにいって修理を依頼。なんと一眼レフの心臓部分ともいえるミラーが外れるというトラブルが発生。まぁミラーがないのでは内蔵ファインダーは真っ暗で何も見えないのですが、ミラー部を上げておけば写真は撮れるので、被写界深度の深いレンズをつけて、目測でマニュアルフォーカスして外付け光学ファインダーでフレーミングして写真を撮るという暴挙に出ておりました。多くの方にはむちゃくちゃに思えるかもしれませんが、普段はレンジファインダー方式のカメラを使っているので、広角レンズをつけた場合は、内蔵ファインダーはつかわずに、目測でマニュアルフォーカス&外付けファインダーでフレーミングというのは普通だったりします。おかげで10メートル以内であればだいたい目測で被写体までの距離がわかるようになってしまいました(撮影のためだけなのでかなりいい加減ですがね)。

2008年7月15日

勤務先の博士課程の授業。こちらはあと一回。それにしてもいろいろ忙しい一日です。それと論文を急ぎ仕事で仕上げる。ところで手持ちのiPod Touchをアップグレード。これで新しい日本語入力などのiPhone 3Gの新機能の一部がつかえるようになりました。iPod Touchといえども無線LANはついていますから、携帯電話機能がなくても、ある程度のこと、例えばWeb、Mail、Google Mapなどはできますね。ところでiPhoneでも採用されている新しい日本語入力ですが、いわゆるFlow Menuの一種で、母音メニューを長押しすると、いわゆる子音を選ぶための十字状のFlow Menuがあらわれるもの。興味深いのですが、使いやすいかは別の問題。そもそもFlow Menuは大画面においてマウスまたはペン入力でポインティングデバイスの移動距離を短くできるというメリットがあるのですが、それが指によるタッチ入力に向いているかは疑問がのこりますね。どのぐらいユーザビリティ試験をしたのでしょうかね。iPhoneやiPod Touchはマルチタッチがウリなのでマルチタッチを使った方法もあったと思いますが。iPod Touchのプロセッサが非力だからかもしれませんが、日本語入力モードと英語入力モードとの切り替えが遅いですよね。実用的かというと?マークがつきます。いずれにしても日本語入力関連は、Appleにしてはチューニング不足というか、こなれていない印象をうけますね。

2008年7月14日

慶大の大学院授業。今日は最後、残りの仕事はレポートの採点。さてこのページの7月3日のパリでみたアニメコスプレ集団の謎がとけました。やはり漫画関連の見本市があったようですね。フランスはもともと漫画の文化があったのですが、ものすごく広まっていますよね。当方はフランスでドラゴンボールのアニメ放送がブームになっている頃にフランスに住んでいたのですが、子供たちはドラゴンボールの漫画をよんでいましたよね。その世代には漫画はふつうなのでしょうね。日本では漫画売れなくなっているのですが、海外ならばまだまだ市場性があるのかもしれません。ところで勤務先のすぐ近くには、サンデー誌を擁する小学館とジャンプ誌を擁する集英社があり、両者の本社は隣り合っています。両社の関係を知らない人が意外に多いのですが、小学館はもともと教育書を中心にしていた出版社だったので、娯楽系書籍が小学館のイメージにあわないとして娯楽系書籍の部門を別会社にしたのが集英社。ですのでオーナーは同じ一族ですし、集英社の株式の半分程度は小学館がもっています。オーナー一族としてはあえて両社の業務内容を重ねて、競わせることで両社の規模を大きくしてきたのですが、あくまでも集英社は小学館の子会社という位置づけ。ちなみにジャンプ誌とサンデー誌は営業的にはライバル誌かもしれませんが、経営的には姉妹紙なのですよね。

2008年7月13日

昨日の続きですが、iPod TocuchはiPhoneのライバル製品といえますが、これでも思いついたのは、通信機能がない携帯電話には市場性があるかです。現在、未成年者を有害情報から守るため(?)に通話機能以外を削った携帯電話が想定されているそうですが、ユーザである未成年者が携帯電話を欲しがる理由は、電子メール、ウェブ、ゲームだとしたら、携帯電話向けのゲームができる端末というのがあってもいいかもしれません。iPhone用サードパーティ向けのソフトウェアの多くはiPod Touchでも動きます。同様に携帯電話から通話、電子メール、ウェブ以外の機能を削った端末を作ったら売れるでしょうかね。つまり携帯電話で、ゲームができなくなった未成年向けに端末を売ろうということ。問題はゲームのダウンロードの仕方なのですが、コンビニなどにゲーム購入マシンをおけばなんとかなるかも。もちろん任天堂DSを買った方がいいといわれますが、携帯電話向けゲームのようなライトウェイトなお手軽携帯ゲームのマーケットというのは大きいと思うのです。いずれにしても未成年者は機能制限された携帯電話しか買えなくなると、任天堂DSを含めて、その制限された機能(の一部)を提供する端末が売れるだけですよね。

2008年7月12日

iPhoneが話題になっていますね。発売日には行列ができたそうですし、連日ニュース番組などのメディアでもiPhoneが取り上げられています。いつまでつづくのでしょうか。まえにも書きましたそんなに売れないのではないでしょうか。理由はiPhoneを買いそうな方々はiPod Touchをもっているでしょうし、それに話題性があるから買われる方々は話題性が薄れれば興味を失いますしね。いずれにしてもiPhoneが売れるとすると、サードパーティが作るiPhone向けソフトウェア次第でしょうね。現状はiPhoneという新市場にいろいろな企業が集まってきている状態で、PC聡明期に近いのかもしれません。ただ、サードパーティが作るソフトウェアについてもiPod Touchで動くものが多いので、やっぱりiPod Touchで十分ということになってしまうかも。

2008年7月11日

成田に到着。よく揺れたフライトでした。大きな揺れはないもののロシア上空でもトータルでは2時間以上はシートベルトサインがついていたような状態。10000メートル以上の高度では気流は安定していることが多いのですがね。さて機中では3時間ぐらいは寝たのですが、論文が書けたのでいいことにしましょう。空港からオフィスに直行。いくつかお仕事。それにしても東京は湿気が多いですね。

2008年7月10日

まずはAir Franceでナポリからパリ。それからANAで成田。ANAのチェックインで、間違ったラウンジを教えられて、空港内をうろうろ。困っていると突然、ANA の職員の方に名前で呼ばれてびっくり。どうも間違った情報を教えられたのは当方だけだったらしく、探していたそうです。チェックイン業務を空港公団に委託しているのですが、ANAの方曰くいろいろたいへんみたいですね。以前、ANAの方に伺ったところで、フランス人の雇用確保を目的に空港公団に委託を要求されているらしく(ANAの職員の場合、現地雇用にしても日本国籍の可能性がありますが、空港公団はフランス国籍の職員が大部分でしょうから)、ANAとしてもつらいところらしいです。シラク政権時は雇用対策が重要課題でしたからね。実は今回の国際会議では、フランス人研究者から、サルコジ政権後の研究予算の配布スキームの変更などいろいろ伺ったのですが、フランスの場合、プロジェクトベースでの重点配分になっているそうで、研究予算があると組織とそうではない組織で差が大きくなっているみたいですね。これは日本も同じですが、プロジェクトの研究スパンが2年程度短い場合も多いそうで、フランスの研究らしさというか、じっくりとしつこく研究するという良さがなくなって、米国みたいにならないといいのですがね。

2008年7月9日

国際会議(ICPS'08)の本会議。今日は発表。自前のミドルウェアを使ったユビキタスコンピューティングの実験の論文なのですが、実運用経験だけに的を絞って講演。かなり好評だったようで、フランスで二カ所、イタリアで一カ所、フィンランドで一カ所で講演を頼まれした。ということで年内に欧州講演旅行しないといけないかもしれませんね。ちなみに懸案の発表スライドは発表の数分前にやっと完成、というか完成したことにしてしまったというのが正しいかも。夜は国際会議のバンケット。バンケット会場に行く途中でビーチによるというので、みなさん泳ぐ気満々だったのものの、水温が冷たいし、ビーチは湾になっていて7時近くだとすっかり日陰で(天気は快晴なのですがね)、結局、誰も泳がず。そのかわりに小さなカフェを占領して雑談。

2008年7月8日

国際会議(ICPS'08)の本会議。当方は発表は明日のですが、どうもスライドがまとまらず、思案中。学会発表も、エンターテイメントと同じで、どこかで盛り上がりをつけないと、単調に終わってしまいます。もっとも出張に行く前にスライドを作っておけといわれそうですがね。さて学会ですが、どこかで見たような研究が多いですね。それと自分で問題を作って、それを解きましたという研究も多い。ユビキタスコンピューティング系の研究全般にいえるのですが、この分野は20年近く前から研究されているのですが、ユビキタスコンピューティングを実運用ケースがほとんどない。このため実運用で何が問題になるかを知っている研究者は極めて少数。なので論文を書く側もその論文を評価する側も、実際の問題を知らないので、自作自演的に問題を作ってそれを解いただけのような研究の論文が採択されてしまいます。もちろん学術研究ですから、ニーズベースだけでなく、シーズベースでも研究テーマを設定しないといけないのはわかりますが、非現実的な問題設定ばかり。どの研究分野でもいえますが、研究者が論文を書くために、非現実的な問題や重箱の隅を突っつくような問題を作り始めたら、その分野はおわりですよね。

2008年7月7日

国際会議は今日もワークショップ。今日は二つワークショップがあって、ひとつはエージェントとPervasive Computingに関するもの。すごく低調というか、そもそもエージェントとは全く関係の話ばかり。それからPervasive Computingにおけるサービスインテグレーションのワークショップ。こちらは関係者。前回とくらべると低調。Pervasive Computingの研究トレンドは、かなり乱暴にいうと個々のデバイスを作ったとか、個々のアプリケーション(サービス)を作ったとかはすでにトレンドなく、むしろすでにあるデバイスとかサービスをどうやって統合するかに向かっています。ただ、今回のワークショップの場合は、統合する準備のための研究(サービス仕様の記述方法とか)ばかりで、実際に統合する技術や統合した後の問題を扱う研究はなかったですね。またどの発表もサービス統合で難しい問題はWeb向けのサービス統合技術を使えばいいというだけでソリューションを示していない。そもそもUbiquitous ComputingやPervasive Computingにおけるサービス統合技術とWeb系のサービス統合技術は、似ているようで違っている部分も多いと思うのですがね。 Pervasive Computingの場合、サービス同士は物理世界を共有しているので、物理世界に影響をあたえるようなサービスは、その影響が他のサービスに影響を与えるために、サービス間通信だけを考えればいいWeb系のサービス統合のようにはいきません。

2008年7月6日

国際会議は今日と明日はワークショップ。なんかマネージメントがひどいというのか、本会議ではなくワークショップだから仕方ないとはいえ、ちょっとね。ただ、幸いにして会場を出入り口側にあるテラスはソレントの街やナポリ湾が眺望できるので、そこで会議関係者としゃべっている時間の方がながかったかも。ところで日本ではG8サミットが開催されるわけですが、イタリアのテレビではサミットのニュースはちょっとだけ。むしろ日本、特に東京での限界な警備の方が大きなニュースになっています。国際的には警備しか話題のならないサミットって、いったいどうなっているのでしょうか。

2008年7月5日

国際会議(ICPS'08)は明日からですが、Publicity Chairなので今日は準備の手伝い、まぁ漂っていただけという気もしますが。実はネットワークもプロジェクターもなぜかMacintoshとはすこぶる相性が悪いところです。会場はSorrentoは絶壁の上にある街。国際会議&宿泊先のホテルはSorrentoの街から結構離れた高台。ということで景色はいいのですが、結構不便です。ホテルから市内へのバスがあるのですが、それも朝と晩だけ。ということで軟禁状態です。

2008年7月4日

Air Franceでパリからナポリに移動。ソレント(Sorrento)には、たまたま空港からSarelno行きのバスが着ていて(一日6便しかない)、そのままソレントに移動。実はナポリ市内(それも怖いのでは有名なナポリ中央駅)に出てから、列車で移動することを想定していたので助かりました。

2008年7月3日

ANAでパリ。着陸した4時過ぎ。ナポリ近くのソレントで国際会議があるのですが、一日では着かないのでパリで一泊。パリは空港近くのホテルではなく、市内のホテルに泊まることに。ホテルに着いたは6時頃。なじみのホテルのでスタッフの方や犬に挨拶をすませると、やはりなじみの小さいパン屋に行ってクロワッサンを買って(パンのコンテストでクロワッサン部門で優勝したパン屋)と、なじみのスーパーにいって飲み物などを確保。それから夜までやっている国立現代美術館(ポンピドー)にいってくる。ところで驚いたのは空港から近郊線電車のRERのラインBで市内に出たのですが、空港の次の駅(Parc des Expositions)では、日本のアニメ関係のコスプレを着た大量のフランス人で車内は満員。異常は雰囲気となっていました。

2008年7月2日

ソニーとパナソニックが電子書籍ビジネスから撤退するそうですね。以前、電子書籍に関わった方から、電子書籍のの標準化の裏事情を伺ったことがありますが、出版業界は電子書籍に関心があったとはいえず、さらに書籍をそのまま電子化することを強く要求した、正しくいうと紙の書籍と同じであることを電子書籍の条件にしました。この結果、例えば横書きの場合、各行の高さを左右のページでそろえさせるなど、海外の(物理的な)書籍で考慮しないような品質要求が、電子書籍に課せられることになって、デバイスのコストも高くなりましたし、コンテンツを電子書籍データにするコストも高くなってしまったそうです。実際、標準化作業は、あくまでも紙の書籍と同じ見た目を要求する出版業界の方と、メーカなどの電子書籍推進派とのあいだでバトル状態で、修羅場の様相だったそうです。電子書籍は紙の書籍とは違うのですから、紙の書籍の流儀を無理にいれてもいいことはまったくないのにね。電子書籍は電子書籍としてのコンテンツの見せ方があるし、電子書籍は電子書籍として使い方、例えば検索やリンクをいれることもできたはず。非電子的世界の流儀を電子的世界に無理にいれたことでマーケットをつぶしたいい例になってしまいました。

2008年7月1日

昨日はあのべーダ卿がストーム・トルーパーを伴って郵便局の局長コンビニ店長をしていたようです。スターウォーズの公開30周年の記念イベントのようですが、べーダ卿もたいへんですね。あのべーダ卿も帝国軍の給料だけではやっていけないのでしょうか。ちなみに局長をしたのは千代田の霞ヶ関郵便局だそうですが、サミット期間中で警備が厳重にも関わらず、中枢である霞ヶ関から侵略するとはさすがはべーダ卿ですね。郵便局では郵便を投函したそうですが、その郵便の宛先はルークでしょうか。それともレイア姫でしょうか。コンビニ店長ではR2D2(白いロボット)が来店したそうですが、コンビニでは何を売っていたのでしょうか。しかし、こんなに一日○○長に会わないキャラクターはないですよね。

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Ichiro Satoh

Ph.D, Professor
National Institute of Informatics

2-1-2 Hitotsubashi, Chiyoda-ku, Tokyo 101-8430 Japan
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