Diary

Ichiro Satoh

もともとAgentSpaceというモバイルエージェントシステムの開発履歴に関するページがあったのですが、開発関連話よりも雑談の方が多くなったので、2001年分から別のページを用意することにしました。

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2007年9月30日

一日査読。それにしても出張と徹夜疲れでフラフラ。ということで今日はオフィスにいかなかったのですが、昨日の夕方にメールボックスに届いた書類を回収していないので、明日はいったんオフィスに行ってから出張に出ないといけません。

2007年9月29日

徹夜のまま昼間で作業。それから野田の理科大。徹夜仕事は朝が眠くなることがあるのですが、一昨日までの海外出張で時差ボケになっていたのでしょうか。眠くなることなくひたすらプログラミングとテストの繰り返し。海外出張あけは徹夜仕事をすると効率がいいということですね。特にプログラミングはトータルな作業時間よりも、集中してプログラミングができる最長時間が勝負なので、時差ボケも使い用ということのようです。もちろん体力的にはボロボロになりますが。さて理科大では出張に作っていたソフトウェアとは別のソフトウェアで、理科大側のシステムと接続して結合テスト。接続部分は去年に行った実験とは変わらないので、特に問題なく動作確認。

2007年9月28日

まだ疲労状態なのですが、オフィスで出張中に発生した大量の残務処理。ということでプログラミング仕事の方は夕方からで、そのままオフィスに泊まって徹夜作業。懸案の結合テストですが、センサーの動作には程度の空間が必要なので、深夜は人が少ないことをいいことに廊下に大量の機材を並べての作業。もちろん出張中はそのセンサーの動作をエミュレーションするソフトウェアを作って仮想的に結合テストは行っていましたが、実際にセンサーにつなげると簡単なテストケースすら通らない。ということでプログラムを修正してはテストの繰り返し。そのうえ美大の学生さんにつくっていただいたコンテンツですが、懲りすぎたコンテンツもあり、描画処理に時間がかかりすぎるという問題が発生して、チューニングまでする事態。おかげでGUIまでは手が回らずでした。

2007年9月27日

ANAの座席ですが、ボーディングする直前、呼び出しがかかって変更してもらう。やれやれです。機内ではひたすらプログラミング、成田エクスプレスの車中でもプログラミング。それにしても海外出張だとプログラミングが捗りますよね。海外にいると雑務が減るというか、断る理由ができますから、プログラミングに集中できます。今回の出張ではライン数でいうとJavaで1万行強(コメントを含まず)。出張は9日間だったのでまぁまぁのペースではないでしょうか。もちろん。ライン数は何の指標にもなりませんがね。それにしても疲れました。さすがにオフィスにはよらずにそのまま帰宅。ところで作っているソフトウェアはセンサーを利用するものなのですが、出張にセンサーを持って行くことはできないので、今回はツールやテストプログラムの開発を先行。今回はいわゆるテストファースト手法にしたというか、そうするしかなかったわけですが。また、PythonやRubyなどのスクリプティング言語を使わずにいまだにJavaを使うかというユニットテストのツールがそろっているからだったりします。ユニットテストはある程度してありますが、問題は結合テストなのですよね。

2007年9月26日

長かった出張もやっと終わり。ウルムから列車でフランクフルト空港に移動。ウルムは一昨日の夜から雨続き。さてANAの成田行きはプレミアムエコミー席がとれないどころか、エコノミー席の通路側もとれない状態。最悪です。ということでプログラミング仕事はバッテリが尽きまるまでとなりました。今回の出張では3回乗ったルフトハンザと毎回遅れで最悪でしたが、ANAのフライトも辛い旅になりそうです。

2007年9月25日

国際会議の2日目。当方は午前中に発表、午後は座長。発表の直前までプログラミング。発表後はお昼をのぞいてプログラミング。もちろん座長をしながらプログラミング。不謹慎ですね。でもプログラミング仕事の方が切羽詰まっているので。ただ、なんとか間に合いそうな気配。明日のANAの成田便でプレミアムエコノミー(シート電源がある)にアップグレードしてくれるか否かにかかっています。ところで会場となったUlm Univesityの校舎は比較的新しいと思われる3階建てのかなり大きな建物で、外見は転勤コンクリートのようですが、木造建築。窓のサッシも木製。中からは木の柱や木の天井が見られます。

2007年9月24日

国際会議(IE'07)の一日目。この会議は3回目で初回から役員などで関わっていますが、規模が大きくなったために会議そのものが発散している感じ。大きな会議をやりたいのはわかりますが、こぢんまりとでもいいので分野を絞って議論をした方がいいと思うのですがね。ところで泊まっているホテルですが、古い建物で傾いています。柱も床もななめ。外から見るといかにも崩れそうなのですが、なかなかモダンに改装されています。ただ、ホテルの部屋の床もさかになっていて、ペットボトルを床におくといきおいよく転がります。ちなみにベッドには水準器がつけてあり、ベッドそのものは水平がでていました。

2007年9月23日

Ulmに鉄道(DB)で移動です。列車までに時間があるので、美術館の駆け足ではしご。まずMuseum fur Moderne Kusnt。ここでは展示品以上に建物に興味があって、どうしても行きたかった美術館。過去にフランクフルト空港で成田行きの飛行機(20時半頃の便)まで待ち時間が4時間あったときに、大胆にも行ったことがあるのですが、美術館に辿り着いたのは17時ちょっと前。美術館の閉館は17時ということで涙をのんだことがあります(そもそも無謀でした)。さて展示品はもちろん現代アートなのですが、どちらかというと入門的になる作品を展示していているので、素直に楽しめます。建屋はハンス・ホフラインの設計。彼はウィーンのシュテファンドームの向かいにあるガラス張りの建物の設計者です。さて美術館ですが、立体迷路のようですが、実は展示作品をいろいろ角度から見られるように工夫されており、ただのヘンテコ建物ではなかったです。それからStadelmuseum、Deutsches Architekturmuseum、Museum fur Angewandteを大急ぎで鑑賞。Stadelmuseumは中世物が主体と思っていたのですが、意外にも近代作品もクオリティが高かったです。Museum fur Angewandteは期待していたのですが、MunchenのPinakothek der Moderneに質量とともに負けている感じ。建屋はおもしろいのですが、アンティーク家具の展示品とあっていないのです。

2007年9月22日

ドイツに移動する都合で、ひとまずフランクフルトに移動。ルフトハンザ便でしたが、ヘルシンキ出発が1時間遅れ、フランクフルト空港に到着してからも、駐機場を探して30分近く空港を徘徊。結局、1時間30分はおくれたことになり、機内の雰囲気は最悪。また荷物がでてくるのも遅い、遅い。今回の出張で乗ったルフトハンザ便はすべておくれたことになります。さすがにルフトハンザへのイメージが変わります。さて夜はフランクフルト歌劇場(Oper Frankfurt)でWagnerのオペラ「Tannhauser」を鑑賞。金持ちの多いフランクフルトで、ドイツ語オペラが悪いはずもなく、全体を通して出来はよかったです。舞台セットは現代風。Tannhauser役のテノールScott MacAllisterは代役のようですが、今シーズンにベルリン歌劇場でTannhauser役に決まっているそうで、かえってよかったかもしれません。ともかく圧倒的な声量です。Elisabeth役はソプラノAnti Baderも声量よかったのですが、ちょっと演出的に目立たなかったかも。一番よかったのはWolfram役のバリトンJohannes Kranzleでした。脇役なのですが、存在感という点では一番上でした。演奏は出だしのフォルンが不揃いだったことをのぞくと(音あわせをしていない?)、隙のない演奏でした。ちなみにフォルンの方々は休み時間も居残って練習していました。これで10月に初台の新国立劇場でTannhauserのチケットをとれなかったことの雪辱がはらせました。もっともフランクフルト歌劇場でドイツオペラを見た後に新国立劇場で同じ演目をみられるのかというと微妙かも。

2007年9月21日

さてHIITでの当方のホスト役はイタリア人のユーザインターフェースの研究者。このお方はただ者ではなく、ACM CHIを毎年のようにフルペーパーで通していて、ある年は一度に3本フルペーパーで通したという強者。日本では当方の周りを含めて、ACM CHIにショートペーパーやポスター、デモが通ったことを自慢される方が多いのですがね。最近のACM CHIはユーザ評価が重視されていますが、彼の研究グループもコンピュータサイエンティストだけでなく、心理学や教育学、社会学などの研究者から構成されています。当方はCHI 的な研究はしていないのでいいのですが、日本でCHI関連研究をしようとするとすると海外トレンドや研究手法にキャッチアップをするだけでも相当な時間がかかりそうです。ちなみに彼は曰く、ACM CHIにフルパーパーが1本通ってはじめて、ユーザインターフェースの研究をはじめましたといえて、毎年コンスタントに通ってはじめて、ユーザインターフェースの研究者を名乗れるのだそうです。まぁこれは当然で、ユーザインターフェースに限れず、どの分野でも当該分野のトップ国際会議にフルペーパーを一回通しただけではだめで、やはりコンスタントに論文をとおしてはじめて、その分野の研究者といえますよね。特にユビキタスコンピューティング系はアイデア一発的な研究が多いので、メジャーカンファレンスにフルペーパーを通しても、その一本で終わる人がたくさんいますからね。何本か通さないと評価されません。でもその当該分野のトップカンファレンスにフルペーパーを一本も通していない人はいったい何なの聞かれると困るのですがね。

2007年9月20日

ヘルシンキ大学とヘルシンキ工科大学が共同で作った研究所(HIIT)で講演と打ち合わせ。公式的な訪問ではなかったはずだったのですが、研究所のマネージャーまでがお迎え状態になっており、到着早々焦りました。なぜか当方がERCIM(FP7などの欧州科学技術ファウンド)のテーマ設定&評価委員ということを知っており、先方は相当気合いをいれていたらしいです。HIITへの訪問は二回目。前回は二つある研究所のうちもう一つの方(アラビアータの工場の近く)にいったのですが、今回はヘルシンキ工科大学の方。ただ、ヘルシンキ工科大学も、HIITの手前にあるテクノポリスもいったことがあるので、この地域ははじめてではないのですがね。講演は無事に終了。やたらに質問されて疲れましたが。夜はひたすらプログラミング。一部の関係者向けに開発状況を書いておくと、センサーのエミュレータはひとまずできたので、これを使ってシステムの開発を開始。センサーを使ったシステムは、出張中のようにセンサーが手元にないと先に進めないので、ソフトウェア的にシステム全体を再現できないと先に進まないのです。

2007年9月19日

フランクフルト空港を経由してヘルシンキに移動です。ヘルシンキのホテルについたのは18時でしたが、そのままモダンアート美術館(KIASMA)に直行。ここは規模が大きい美術館なのですが、頻繁に展示品を入れ替えます。今回も総入れ替え状態。写真やビデオの展示ばかりとなっていたのですが、どの作品もテイストが似ていていてちょっと見飽きました。ちなみにヘルシンキの気温は10 度を切っていて、街ゆく人はコートを着ています。

2007年9月18日

国際会議の2日目です。昨日の発表やデモを見て思いましたが、この国際会議は2002年ぐらいがピークだったかもしれません。この会議に出るのは2年ぶりですが、今回はユビキタスコンピューティング分野の研究の終焉を確かめるために来たようなものでしたが、やはり先はなかなか難しいかもしれません。実際、投稿数も参加者数も減っていますし、特に機転の利く研究者というか、他の分野に逃げ出せる研究は逃げ出した感じで、以前、数年前にいい研究をしていた研究者はあまりきていませんね。現在のユビキタスコンピューティング系の研究は、90年代末のCHI研究の雰囲気に近いかもしれません。CHIの研究はGUIが広まった90年代はアイデア一発的なGUI提案ばかりで、見た目はおもしろいのですが、実際に使えるのか否かは謎のものばかり。2000 年代に入ると、ACM CHIなどのトップカンファレンスを中心に定量評価を徐々に重視するようになり、アイデア一発的な浅い研究は排除されていきました。ユビキタスコンピューティング系も思いつきのレベルの研究に行くのか、評価重視に行くのかでこの先の運命がわかれそうです。当然、研究者も評価重視にシフトできる方とそれ以外で運命が分かれそうですが。そうそうカンファレンスバンケットはロープウェイで山の上に上がり、山の上のレストランでのオーストリア料理でした。ドイツ語圏なのでお味は期待できないのですが、場所的なおもしろさはありました。

2007年9月17日

いわゆるユビキタスコンピューティング分野の国際会議の1日目。ワークショップは昨日あったそうなので、正しくは2日目ですが。基調講演はフェラーリの方だったのですが、一般的な話をして、フェラーリの話をするわけでもなく、自動車やF1の話題をするわけでもなく、1時間の予定を30分程度でおわってしまい。最初から?モードでした。発表されていた論文も、がんばっているのはわかるのですが、データ解析や統計など他の分野ならばもっとすすんでいることばかり。また、デモとポスターがありましたが、将来性を感じるものはありませんでした。デモは日本からも何件か出ていました。はるばるインスブルクまで機材を運んだ労力は評価しますが、あいかわらず、アイデア一発の工作レベルのものが多いですね。

2007年9月16日

LufthansaにのってFrankfult。それからAustrian便でInnsbruckに到着。機体は事故の多いことで有名なボンバルディアのDHC8-400。そのうえ座席からは主翼車輪がよく見える位置。この機首の主翼の車輪はトラブルが多く、折れたり、出なかったりするそうです。日本でも最近、胴体着陸がありました。ということで到着時には車輪が出てきて、着地したときは車輪が折れなかったことでほっとしたのでした。でも数日後には同じ機首に乗ることになります。LufthansaのFrankfult便に到着が時間が早いのが問題ですが、18時にはInnsbruckについていました。Innsbruckは寒いことをおそれたのですが、東京でいうと10月末ぐらいでしょうか。前回、Innsbruckに行ったときは真冬のど真ん中だったのでたすかります。

2007年9月15日

六本木の森美術館でコルビュジエ展をみる。やっぱりコルビュジエは偉大です。彼が晩年過ごした家など実物大の模型があり、それを体感できるだけでも十分価値があります。おもしろかったです。それにしても2階建ての住居まで実物大模型をおいていたのですが、現代アート系の博物館でも天井が高い、森美術館ではないと無理ですよね。

2007年9月14日

秘書さんに手伝ってもらっていろいろ事務仕事。なにしろ当方は事務処理能力ゼロなので、秘書さんがいてくれないと何も進まないのです。それと同時に実験用ソフトウェアの開発。一部の関係者向けに書いておきますと、来月の実験の一方はセンシング部分と統括ソフトウェアの動作するようになりました。あとは月末に再生系部分との接続試験をすればなんとかなりまそう。もう一方はやはり出張中に開発することになりそうです。

2007年9月13日

朝から委員会。しかもその委員会の委員長。最悪です。でも半分ウトウトだったのですがね。実験の準備のためにセンサー類の接続試験。実験までには2週間あり、かなり先なのですが、その間に海外出張があるので、実質では3日間で準備をしないといけません。もっとも前回の実験でも直前に海外出張があり、2日間で準備だったので、それと比べると今回は時間的余裕があります。機材の輸送を考えると実質2日なので、結局、変わらないのですがね。

2007年9月12日

普段使っているショルダーバック(形状はメッセンジャーバックぽいけど、ちなみに吉田カバン製)の肩掛けバンドの金属製留め具が折れて、バックはコンピュータごと地上に落下。留め具が弱いのか、摩耗して直径が半分以下になっていたのですが、まさか折れるとは想定外。そのバックは勤務先近くの小さなカバン屋さんで買ったものなのですが、勤務先に行く前にカバン屋さんに相談したところ、新品のカバンから肩掛けバンドをとって、取り替えてくれました。このカバン屋さんは吉田カバンの販売では最古参の店の一軒だそうですが、吉田カバンの製品は留め具のトラブルが多く、吉田カバンにクレームを付けても、吉田カバンの場合は製品の設計や部材の変更には消極的で、10年以上前に発売したカバンでも発売当時に発覚したトラブルをいまでも引きずっているという愚痴を聞かされてました。それにしてもコンピュータが無事だったのが不幸中の幸いですが。それにしても、みなさん、たまにはカバンの留め具やバンドが傷んでないか見ましょうね。

2007年9月11日

午後からは理科大の野田キャンパスで打ち合わせ。オフィスを出たときは文字通りの豪雨でタイミング悪いです。さてその打ち合わせの結果、実験のうちこちらはサポートにまわればいいと思っていたシステムも引き受けることになり、徹夜でプログラミング。10月の実験では複数の実験システムがあり、何を優先順位をおくかなのですが、残りの実験システムは諦めた方がいいというか、時間がないので諦めるしかありませんね。実験会場側はプレス発表されているようですが、こちらにあれこれ任されても無理なものは無理です。

2007年9月10日

今日もスーツだったのですが、昨日と違って涼しかったので助かりました。さて開発用に使っているMacBook ProのOS(MacOS X)の再インストール。一部のアプリケーションが起動しなくなるという謎の症状。おそらくライブラリのロードで問題が起きていると思われますが、どのライブラリで問題が起きているかが特定できないので、マシンについてきたインストールDVDを取り出して、ユーザ領域やアプリケーションはそのままにして、OSだけを再インストール。それで見事に解決。でも、Macintoshマシンではではなく、Windowsマシンだったらユーザデータまで消してくれるので、助かりました。ところでソニーが次世代音楽プレーヤーとして、部分情報しかだしていなかったRollyがやっと正式発表。AIBOの元開発部隊が関わっているなど話題にことをかかなかったのですが、結局、音楽と合わせて動く卵形のデバイスでした。それはともかく液晶ディスプレーをなくすなど、いわゆるタンジブル系ユーザインターフェスの先駆け的な製品事例としては評価できますが、玩具の域を超えていない感じ。お値段(4万円)だけは玩具の域を超えていますが。ただ、逆に言えば、タンジブルユーザインターフェスの限界を垣間見せてくれていますね。今回の場合はスピーカ付きのオーディオプレーヤーというデバイスにタンジブルユーザインターフェスを導入したことになりますが、そのためにデバイスそのもの価格に対して製品単価が倍以上になっています。タンジブルユーザインターフェスは採算性度外視の学術研究ではありかもしれませんが、消費者が買ってくれるとは限りません。単純デバイスほど価格が安いわけで、それにタンジブルユーザインターフェスを導入して、数倍の価格になったら買う人はそうはいない。いくら目新しさがあっても、価格を無視した研究はいずれは消えていくことになります。

2007年9月9日

還暦パーティに出席。ということでスーツを着ていったのですが、暑かったです。フラフラになりました。場所は外苑前の反対側だったのですが、このエリアはあまり変わりませんね。商業的には他のエリアに吸い取られている感じ。

2007年9月8日

科学技術振興機構(JST)の発表をみると、CRESTの「実用化を目指した組込みシステム用ディペンダブル・オペレーティングシステム」領域は応募が5件で、採択は0件だそうです。同じCRESTでも生物系領域では応募97件、採択4件というところもあり、CREST全体では応募536件、採択53件。評価概要がありますが、この領域テーマ設定を外していたのか、領域の運営に問題があるのか。国内ではOSの研究者は少ないのですが、端から見ているとCRESTという大きな予算なのですから、LinuxベースのOSで各研究プロジェクトの成果を統合することを目標とするよりは、従来にはない新しいOSを作るぐらいの目標を上げてほしかったように思います。その新しいOSそのものは普及しなくても、その新しいOSを作る上で研究された部分機能が普及すれば十分だと思いますし、新しい機能は既存OSから出てくるとは限らないです。いずれにしても採択したプロジェクトの研究成果の統合を最終アウトプットにあげているのですが、今年は採択が0件だとすると参加プロジェクトの数が減るとアウトプットそのものも大丈夫なのか、という意見が出てくるのは必至でしょうから、関係者の苦労は続きそうです。いずれにしても、こうした研究予算では、応募数が多い=(当該分野の)研究が盛ん、という図式なので、このCREST領域のように応募数が少ないと、JSTに限らずコンピュータサイエンス系予算全般に影響が出そうです。

2007年9月7日

朝は台風はおさまっていると思ったのですが、起きてみると大雨状態。玄関先でネコの鳴き声がするので、ドアを開けてみると、小さい子猫がうずくまっているのを見つけてびっくり。子猫はこちらをみてびっくり。一目散で階段を走り降りて逃げていきました。台風の雨風から待避していたのでしょうね。ドアを開けたときは雨ややんでいたとはいえ、気の毒なことをしてしまったかも。それにしても方々で台風の傷跡がのこっていますね。午後は多摩美で10月の実験向けの絵コンテ。今回は当方は描かずに学生さんに描いてもらっているのですが、順調に進んでおりますね。むしろ問題は当方がつくるプログラムの方かもしれません。これをここで書くと関係者が困惑するのですが。

2007年9月6日

今日は台風の影響で傘が大破。強風で壊れてもいいように安物ビニル傘を持ってきていたのですが、想定した通りに、強風でフレームが見事に折れ曲がりました。ただ、安物ビニル傘はフレームが柔らかい分、手で直せてしまいました。逆の意味でロバスト性が高いかも。さてAppleが、iPod Touchを発表。携帯電話機能のないiPhoneなのですが、むしろ携帯電話機能のなく、通信機能が無線LANだけということが重要。6年ほどまえに無線LANだけを搭載した携帯端末向けのソフトウェア開発・試験システムの研究をしてきました。海外では受けがよく、携帯電話ではもっとも有名な技術雑誌(IEEE Wireless Communications)はそのシステムのチュートリアル記事まで載せてくれていたのですが、肝心の携帯端末の方はPDAがある程度、メジャーな製品がなかった状況でした。というわけでiPod Touchがほしいのですが、どうなることやらです。

2007年9月5日

台風の影響でしょうか、大雨でスコール状態かと思えば、青空が見えたりとたいへん。さてアスキーのMacPowerが休刊するそうですね。Macintosh関連月刊誌では古株MacLife、MacWorld、MacUser、日経MACが廃刊になり、古株で最後に残ったのはMacPowerでしたが、そのMacPowerも終わりのようです。PC雑誌も軒並み廃刊になっていますから、パソコン雑誌そのものが時代にあわなくなったのでしょうね。Webのニュースで人当たり情報は入りますし、パソコン雑誌はニュースの速報性としての需要はない。特集記事に力をいれればいいのですが、どの雑誌も表面的な記事ばかりですからね。それとなんといってもパソコン雑誌は広告が減っていますよね。これでは商売になりません。

2007年9月4日

博士課程の入試があるので会合は早々に退散して、越後湯沢からオフィスに戻る。打ち合わせで一瞬オフィスを出たのですが、突然の大雨でスコール状態。傘を持たずに出たのでびしょ濡れ状態です。NICTの会合は、いわゆるNGNの次のネットワークアーキテクチャを議論する場なのですが、どうなるのでしょうね。コンピュータ屋の当方を呼ぶという時点で、通信屋さんも変わりましたよね。ところでJR線からはオフィスはみえないと思っていたのですが、2階建て新幹線だと神田駅を通過するあたりでちょっとだけ見えますね。

2007年9月3日

越後湯沢で開かれている、総務省系の研究所(NICT)の会合に呼ばれる。その会合で何か話をさせられることは認識していたのですが、そもそも何を話していいのかも、講演時間も聞かされていない状態。講演の3分前に、実は講演テーマが具体的に決まっていることが知らされて唖然。まぁ何とかしましたが、せめて15分前にいってほしいかも。15分あればスライドは何とかなりますからね(この発想が間違っています)。それにしても(特に国内の)通信屋さんの集まりはなかなか興味深いものがあります。コンピュータと通信は近いようですが、研究者の発想や文化や結構違うものがあります。

2007年9月2日

海外論文誌の招待論文の執筆。何ページでもかいてもいいといわれてもね。結局、ダブルカラムで12ページ概算で終わらせて送付してしまいました。ちょっと仕事が粗いですね。ソニーは欧州でCONNECT Musicに非対応の、ソニーのiPodを発売するというニュースがでていました。つまりCONNECT Musicをやめるそうですね。御存知のようにCONNECT MusicはAppleのiTunes Storeに対抗して始めたわけですが、3年間で終わりですか。でもその代わりにMicrosoft Windows Media Playerを搭載するというのはなんかね。結局、ソニーは遠回りをしてMicrosoftに首根っこを押さえれられたという感じですよね。

2007年9月1日

所用でお出かけ。ところで一昨日に書いたワープロソフトウェアですが、最近はApple純正のオフィスソフトウェアのiWorks'08にはいっているPagesを使うことが多いです。理由はMS-Wordと違って機能が少ないから。もちろんPagesがいいというわけではないですが、15年ぐらいのワープロソフトウェアぐらいの機能しかないのです。最新のMS-Wordはプルダウンメニューに必要最小限の機能だけがあらわれるようになるなど工夫がされていますが、当方にはプルダウンメニューそのものからしてうざったい。ちまたではMicrosoftオフィスとの互換性をウリにしたオフィスソフトウェアがいろいろでてきていますが(Pagesもその一つですが)、互換性も重要でしょうが、作業時間を短くしてくれるようなオフィスソフトウェアにしていただけないでしょうかね。経済的な理由で互換オフィスソフトウェアを選ぶというのもありますが、Microsoftオフィスをもっていて、それを補完するために互換オフィスソフトウェアを使うというのもありだと思うのです。その場合はMicrosoftオフィスと同等機能を提供することよりも、Microsoftオフィスの欠点をカバーしているくれる方が重要です。

2007年8月31日

シャープが光センサーつきのタッチパネルを発表しましたが、これはおもしろい。たしかにこれならばマルチタッチができるし、おそらくコスト的にも安くできるはず。それとスキャナーがわりになるのもいろいろ応用がありそうですね。久しぶりにおもしろいと思ったデバイスでした。

2007年8月30日

8月もあと1日で終わりですね。例年は8月はまとまった時間がとれたのでが、今年はダメでしたね。バラバラとはあるのですが、連続して時間がとれない。いったいどこにいったのでしょうか。ミヒャエル・エンデのモモにでてくる灰色の男たち(時間泥棒)がいるのでしょうか。それにしても最近のソフトウェアは時間泥棒の重要参考人ですよね。例えばワープロソフトウェアを高機能化をすすめるあまり、必要な機能を探すのに一苦労。使う方も文書を見栄えをよくする機能があればつかってしまいがち。いっそのことほとんど機能のないワープロがあってもいいかも。例えばフォントは種類も字体、サイズもひとつだけ。そうなればフォントの種類や字体で悩むこともないし、サイズをかえることもない。

2007年8月29日

午後は早大で打ち合わせ。一日、オフィスにいられる日は少ないですね。さてJALが国内線にファーストクラスを導入するという記事がでていました。エコノミークラスしか縁のない当方にはどうでもいいのですが、羽田-伊丹間では1時間未満のフライトのはずで、そんな短い時間に高級料亭や有名レストランの機内食を楽しめるのでしょうか。それにしてもJALって不思議な会社ですよね。まぁエコノミークラス以外は乗れない当方には関係のないことなのですがね。関係ないといえば、昨日から始まった東京コレクションのチケットを今年もいただいたのですが、時間的に行けそうもないです。そもそも当方の場合、ファンション系イベントとは地球の裏側ぐらい離れております。

2007年8月28日

所用で四日市。海外出張中をのぞくと毎週、新幹線に乗っています。なんだかんだで「のぞみ」に乗ることが多いのですが、早朝の下りの「のぞみ」に限ると列車番号から発車時間がわかるようになってきているのですが、これでいいのかという感じですね。今日はめずらしく往復ともに「ひかり」になってしまいました。確かに「ひかり」はすいているし、実は「のぞみ」と比べて時間的にもあまり大差ないですね。値段も少し安い。ちなみに「こだま」で東京から新大阪までいったら4時間かかるのですよね(のぞみだと2時間半ちょっと)。さすがに「こだま」は遠慮したいです。

2007年8月27日

梨をいただく。もうすぐ秋なのですね。ひたすら論文の手直し。それも日本語の論文。実は日本語の論文より英語の論文の簡単。英語の論文は英語的な間違いが多少あっても、英語ネイティブではないからといういいわけができるのですが、日本語の論文はそんないいわけは許されない。というわけで日本語の論文の方が手間がかかります。ただ、いまさら日本語の論文に学術論文としての価値があるかというのは疑問ですね。いずれにしても研究者の業績としての論文数に日本語論文がカウントされなくなってしまう日は意外に近いように思います。そうなると情報系の研究者は猛反発することが予想されますが、研究者の評価というのは、情報系の中で閉じているわけではなく、理学・工学という枠の中で評価されるようになると、情報系研究者ローカルな評価基準が通用するわけではないのも事実。

2007年8月26日

早朝、勤務先にいくもののカーペット清掃なので、早々にオフィスから退散。それにしても今日も暑いですよね。熱帯気候とはいわないものの亜熱帯気候ですよね。すくなくても温帯湿潤気候というのはすでに違うような気がします。

2007年8月25日

日経ビジネスの最新号(書店では8月27日発売)に、ソニーがロボット部門をトヨタに売却という記事が出ていました。すぐにソニーが売却を否定したプレス発表したので真偽はわかりませんが、現状では二足歩行ロボットに関してはソニーとホンダは数多くの特許をもっており、トヨタにしてはホンダとの特許のクロスライセンス交渉をするためにもソニーのロボット関連特許はほしいところでしょうね。それとトヨタとソニーは意外に仲がいいというか、互いに社員が出入りしています。今回の話も裏はいろいろありそうですね。個人的にはロボット研究には興味がないというのか。正しく言うと工場とかで使われている工業用ロボットはすごく重要だと思うのですが、ヒューマノイド系ロボットには興味がない。仮にロボットが普及するにしても、最初は業務向けで、それが徐々に民生需要に降りてくるはず。人間そのもの研究を間接的に行う手段としてのヒューマノイド系ロボットはありかもしれませんが、やはり業務向けとなると用途に応じてロボットの形状が決まるでしょうから、別にヒューマノイドである必要はないはず。知り合いのロボット系研究者からは夢がないといわれるのですが、やはり形状は機能により決定されると思うのです。

2007年8月24日

朝から多摩美です。以前撮った多摩美の写真のページにこっそりと写真を追加(内輪ネタです)。MicrosoftのTech-Ed'07が終わりましたね。当方は行く機会がなかったのですが、どうだったのでしょうか。すでに行かれ方たから一部の資料などをいただいているのですが、MicrosoftはなんかいまひとつVista移行の展望が見えないですよね。長期的にはサーバもクライアンも、いわゆるユーティリティコンピューティング向けにいくのでしょうが、中期的に見れば現在の形式とユーティリティコンピューティングのハイブリッドに向かうでしょうが、Microsoftはいったいどうしたいのかがさっぱりわからないです。おそらくオフィスソフトウェアと同様に、SaaS的なオフィスアプリケーションもMicrosoftでも独占したいのでしょうが、ソフトウェア会社とサービス提供会社というのは方向がやっぱり違うのだと思います。

2007年8月23日

秘書さんのPCが壊れる。起動不能になったのですが、ハードディスクだけを取り出したところ、データだけは読めたのでそのまま必要データを救出して、別のコンピュータに移行。ところで今週はキヤノンに続いて、ニコンがデジタル一眼レフを発表。ニコンはAPS-Cサイズを堅持していましたが、今回はフルサイズのようです。もちろん買えるわけでもないし、そもそもこんな大きなカメラはいらないし。でも気になるのは常用ISO領域が6400、最大で25600となっていること。ISOが25600っていったいどんな写真が撮れるのでしょうかね。ほとんど暗視カメラ状態でしょうかね。真夏の昼間を絞り開放で撮るためにNDフィルターを買ってしまった当方は高感度とは逆の方向に行っているわけですが。

2007年8月22日

今日は経産省の外郭団体の会議室で委員会だったのですが、今日は電力不足対策とかで、経産省の要請で空調の設定を温度をあげたそうで、おかげで会議室は蒸し風呂状態。暑さで倒れそうになっていました。室温が高いと思考能力が鈍って、会議の時間が長くなるだけで、かえって電力の無駄なような気がしますが。こうした委員会では席次表がまわってきて記名するのですが、その席次表の真ん中に誰かが忍耐と書いていました。ところで一昨日あたりからいくつかの省から来年度概算要求書類が届きはじめています。毎年、この時期になると思うのですが、当方に送っても意味ないと思うのですがね。それにしても、石油・エネルギー対策や地方公共団体補助と比べると情報通信関連は微々たるものですよね。もちろんこれから財務省折衝でどんどん減らされていくわけですが。それにしても今年度は情報系は目玉がすくないですね。もっとも去年も話題は他省を含めても情報大航海だけだったのですが。その情報大航海も経産省の概算要求書類をみると50億円。今年度の配分は45億円だったそうなので、財務省折衝での何割かは減らされることを考えると、経産省自身も実質予算減を想定していると読めますね。

2007年8月21日

所内会議。15分で終わると思ったのに、2時間近くかかりました。ところで卒論代筆業というものがあるそうです。結構いい商売ではないでしょうかね。大学の研究室内でみたら、出来がいいとはいえない学部学生さんの論文をその研究室の修士や博士の学生さんが代筆するというのは珍しくないと思います。それに卒論を審査する側の大学教員でも昇進人事や大学院設置の基準に必要な論文数を稼ぐために、誰から構わず論文の共著に名前を入れて欲しいと懇願してくる方は結構おられます。当方は即お断りするのですが、ただその依頼を律儀に引き受ける方はまわりにもおられます。なりふり構わず論文数を稼ぐのと比べれば、卒論代筆などはかわいいもののように思います。

2007年8月20日

わけあって朝から新幹線。そして朝から会議の日。仕事帰りにカメラのレンズ用にNDフィルターを買う。F値の明るいレンズは絞りで開放で撮るという変な信条があるのですが、夏場は日差しが強いので、絞りを開放にして撮ろうと思うと、当然、シャッター速度が速くしないといけないのですが、カメラのシャッター速度には限界があって速くできるわけではないのです。さてNDフィルターというのはカメラレンズ用のサングラスみたいな黒いガラス板で、レンズに取り付けるとそのレンズを通る光を弱まるのです。そんなものをつけずに素直に絞りを絞ればいいのですが、それではF値の明るいレンズのボケ味が失われてしまいますからね。そもそもレンズもマニュアルフォーカスの単焦点をいまだに使っていますし、時代から取り残されています。ちなみにカメラの方も、いちおうデジタルカメラなのですが、マニュアルフォーカスレンズしか対応していません。

2007年8月19日

富山から帰還です。ところで学会会場は富山県にあるソフトウェア開発会社の研修施設でした。この会社は一部上場だし、地方のソフトウェア開発会社としては大手になります。ただ、一般論として地方のソフトウェア開発会社はたいへんですよね。国内ソフトウェア市場のほとんどが受注ソフトウェア。国内大手のソフトウェア会社は東京で請け負ったソフトウェア開発の案件を地方のソフトウェア開発会社にまわします。現実問題として人件費を含めて格差があるわけで、東京で開発するよりは地方で開発した方が数割安くつくのです。つまり、ある種の国内オフショア状態。しかし、ここ数年は、大手のソフトウェア会社は、ちょっと安く請け負う国内地方ソフトウェア開発よりも、もっと安く請け負ってくれるインドや中国にまわします。つまり、インドや中国へのオフショアで最初に仕事がなくなるのは、都会のソフトウェア開発会社ではなく、地方のソフトウェア開発会社なのですよね。結局、それに対抗するには地方のソフトウェア開発会社もインドや中国にオフショアするしかない。ところで学会は昼に終わったのですが、帰りの飛行機は夕方で時間があるので市内に出てみました。お目当ては富山県立近代美術館。北陸地域では最近できた金沢21世紀美術館のようなインパクトはないのですが、現代と言うよりは近代という点では地方美術館としてはなかなかいいコレクションをもっているのではないでしょうか。ちょっと広く浅くという感はありますが、それは仕方ないのでしょうね。

2007年8月18日

今日も富山です。情報系の会合ではないのですが、その分、新鮮ですね。ただし問題なのは会場で実質監禁状態であること。昨日、会場についたところでスリッパに履き替えさせられてしまい、休み時間といえども外には出られません。また会場のまわりは雑木林でまわりにいったいなにがあるかもさっぱりわからない(というか何にもなさそうな予感)。もちろん会場が研修用施設なので仕方ないのですが、逃げたくても逃げられないという場所です。ちなみに前回、この会場に来たときは大学の同期で富山に住んでいる友人に救出に来てもらったのですが、今回はそれもなし。つらいです。

2007年8月17日

今日は富山。空港からそのままバスに乗せられた会場に護送、というか連行。この会場はいろいろな学会で来たので、これが3回目かも。かわりばえしないというか、まわりになんにもないというのか。さてさていったん収束するかと思われたサブプライムローンの問題が再燃ですね。今日、日経新聞はエコノミスト4人の日経平均株価のレンジ予想を載せていたのですが、その日のうちに4人全員の予想が崩れたことになります。しばらくは調整局面が続きそうですね。株式を持っている人はきっと株価が気がかりで仕事どころではなかったのではないでしょうか(ちなみに当方は株はもっていません)。そうはいっても株安はいろいろなものに波及するので他人事でいられるわけではありません。

2007年8月16日

暑いですね。今日は夜になっても暑い。ずっとオフィスのビルを出なかったので実害はないはずですが、一日仕事の効率がまるであがらず。困ったものです。暑くなるとつらいのが、コンピュータの発熱。アームレストのあたりが暑いです。例えばキーボードから冷たい風が出てきて、使っていると気持ちがよくなるPCを作ってくれませんかね。あとは疲れてくると低周波振動でマッサージしてくれるとか。やはりこれからのコンピュータは使いやすさよりも気持ちよさです。

2007年8月15日

博士論文の予備審査。副査なのでいいたいことを行っていればいい立場。詳しくは書けませんが、がんばっていただきましょう。結局、博士の研究はトレーニングですから、研究の過程でどれだけ考えて、どこまで突きつめたのかが重要。その対象となる研究テーマはどうでもいいというか、そのトレーニングがしっかりできるテーマを研究することが重要なように思います。だから、博士の研究をシェルスクリプトやRubyで簡単に実装できるのはいいかもしれませんが、トレーニングになっているかというとそれはべつなのですよね。それとテーマにも博士論文に向くテーマで向かないテーマがありますね。例えばユビキタスコンピューティングをテーマにした場合、ひとつちがうと既存要素技術や部品の組み合わせでデバイスの工作になりがち。その研究自体はいいのですが、それで何が身につくかというと既存要素技術や部品の組み合わせ。でも組み合わせだけでは研究としての差別化は難しいわけで、やはり要素技術で勝負できるような思考能力が身についていないと後が辛い。いずれにしても博士をとってから3〜5年間にオリジナルの仕事ができるか否かなので、博士の研究テーマに執着するのがいいとは限らないですからね。

2007年8月14日

東京理科大学で打ち合わせ。神楽坂キャンパスのならばすぐなのですが、野田キャンパスの方。やはり遠い。ところでつくばエクスプレスができてからは、野田キャンパスにいくときはところでつくばエクスプレスで流山おおたかの森駅まで行って、東武野田線に乗り換えて、最寄り駅の運河までいくことになりますが、流山おおたかの森駅は、つくばエクスプレスと東武野田線がクロスしている場所に作られた駅。このため駅の周りには何もなかったのですが、駅横に高島屋系のショッピングセンターができていました。紀伊国屋書店などが入っていました(実は紀伊国屋書店は自宅の最寄りの駅にもできたので、めずらしくないかも。ところで報道によると防衛省の事務次官人事はもめていますね。事務次官は通常1〜2年で依願退職するのが慣例ですから、4年も事務次官をしていると内部的にいろいろ不満がでてきますよね。ただ、次期事務次官の人事なのに事務次官会議を通さなかったのはまずかったですよね。以前、某省のお偉い方にレクチャーを受けたのですが、事務次官会議は、文字通り各省の事務次官の事務連絡会なのですが、内閣が提出する予算や法案、人事案件などの内容を事実上決定する最重要会議だそうです。それならば閣議ってなんなのとなるのですが、閣議は事務次官会議の翌日に開かれ、事務次官会議の決定内容通りに署名していくことになります。ちなみに当方にレクチャーしてくれた方によるとお習字の時間だそうですが。さて事務次官会議は官房長官のもとにおかれる(非公式)会議ですが、主宰は官房長の下におかれる内閣官房副長官。この副長官の力量がきわめて重要になり、各省の顔を立てながら落としどころを見つけられる調整能力が必要となります。ちなみに内閣官房副長官は首相が替わっても失職するわけではなく、実際この20年間で内閣官房副長官になった方は4,5人しかいないはず。前首相政権時の内閣官房副長官をしばらく続けさせた首相がうまく内閣を維持したような気がしますね。

2007年8月13日

世の中は夏休みらしいですが、そんなことは関係なくお仕事です。Business Week誌の恒例のデザインアワードの記事(こっちのスライド版の方が見やすいかも)。あいかわらず建設重機から文房具まで幅が広いのですが、今年の特徴は工具類が多いことでしょうか。個人的に気になったは、半田ごて台です。半田付け作業の暗いイメージを払拭できるかも。なんか歯医者さんの道具という感じもしなくはないですが。工業デザインというと国内では奇抜なデザインで商品力をつけることが流行していますが、世界的にはデザイン性よりも機能重視ですよね。すでに周回遅れという感じ。それと例年と比べるとエコデザインやユニバーサルデザインは減っているので、すでに当たり前になって、デザインコンペでは一段落なのかもしれません。

2007年8月12日

それにしても暑いですよね。所用で横浜にいったのですが、何かの販促イベントで、ピンクのウサギと思われる着ぐるみさんが倒れたらしく、関係者が大騒ぎをしていました。通りがかっただけなので原因はよくわかりませんが、この暑さであんな暑苦しそうなものを着ていたら熱中症か脱水症になりますよね。New York Timesの記事によるとSCOによるUNIX著作権騒動ですが、結局、UNIX権利はNovellが持っていてい、SCOはもっていないかったという判断がされたそうです。ということはSCOは何も権利がないのに権利主張をする裁判を起こしていたことになります。裁判所がSCOに証拠の提出をもとめても何も出てこないはずです。まぁ米国らしい訴訟なのですが、SCOのスポンサーといわれるMicrosoftの思惑が見え隠れする不思議な裁判でしたね。それにしてもこの裁判はいったい何だったのでしょうかね。

2007年8月11日

今日は横浜ダービーマッチです。前回(3月)は海外出張の前日で準備が終わらずに行けなかったのですが、そのときは三ツ沢で横浜FCが1-0で勝利したのですが(J1初勝利)、今日は横浜国際競技場(日産スタジアム)で一方的なゲーム展開。結局、8-1で横浜Fマリノスの勝利。勝ったとは試合としてはがっかり。それにしても横浜ダービーマッチを見に行ったのは久しぶり。考えてみれば98年にフリューゲルスがなくなった年に見に行った以来ですからね(そのあと今年の3月まで横浜ダービーマッチそのものがなかった)。たぶん、横浜国際競技場で開催のダービーマッチは全部見ていると思います(そして来年はたぶんない)。そうそう試合前に横浜市長が登場し、「私の立場もつらい。どちらか一方のチームを応援することができない」といいつつも、(横浜マリノスには)「J1最下位チーム(横浜FC)をぶちのべせ」、おわりがけに(横浜FCに)「J1に生き残れよ」などと叫んで帰って行きました。ずいぶんわかりやすい人ですね。ところで横浜国際競技場は近所でして、今日も9時20分に家に着いていました。

2007年8月10日

懸念され続けていたサブプライムローンの問題の影響がいよいよ表面化してきたようですね。ECBの緊急資金供給が逆に火に油を注いだような感じもしないではないですが。いずれにしても一斉にサブプライムローンの圧縮に動くと収拾がつかなくなりますよね。それにしてもサブプライムローンの問題は2000年前後のITバブルとよく似ているように感じます。もちろんニューエコノミーのような変な経済論が出てこないだけ、今の方が健全ですが。しかし、ITバブル崩壊ではソフトンディングを目指すためのFRBの低金利政策が功を奏したわけですが、ITバブル崩壊に起因する低金利政策が、サブプライムローンのような高配当証券を生んだともいえなくもない。そうなると遠因としてITバブルもあがることになります。いずれにしても、このままサブプライムローンの余波が続くと、(投資効果がよくわからない)ITベンチャー投資は厳しくなり、Web 2.0バブルが終わるになるのでしょうね。問題なのは、GoogleやYahooなどの大手の株価。サブプライムローンから引き上げた資金が流れ込んで株価があがる可能性もありますし、逆も考えらます。つまり現在の株価が実態と離れているとすると、これを機会に市場は見直しにはいるかもしれません。いずれにしても潮目の変わりですね。

2007年8月9日

Appleのインターネットサービスである.Macの更新。実はやめようかと思っていたのですが、ディスク容量が1GBから10GBに変わったので継続です。1万円弱のパッケージ版を買って、その中に入っているシリアル番号を入力。なんかオンラインサービスなのにオフラインに更新情報を手に入れるところが情けない。もちろん、クレジットカードなどを使えばオンラインで更新できますが、パッケージ版の方が安く手に入ったので。ところで10GBは安いのでしょうか、高いのでしょうか。純粋のストレージサービスとしては割高なのですが、ローカルなハードディスクとシームレスに使えるという点では便利。いまは.Macのような有料サービスも、Gmailのような無料サービスもストレージ容量を競い合っているのですが、将来的にはハードディスク容量は増えるわけで、そうなるとストレージ容量ではなく使い勝手でサービスが選別されることになるのではないでしょうか。

2007年8月8日

慶大の大学院授業の採点。なんか成績提出の締め切りから一週間ぐらい遅れていますが、それは気にせず、提出していただいた最終レポートをひたすら読んでいます。今回、最終レポートは大学教務に提出していただいたので、おそらく提出締め切りは厳密だったと思いますが、採点する方はずるずると一週間遅れています。何か世の中の不条理を感じさせますね。ところで授業の感想を書いてくださいとは一言もいっていないのですが、半分以上のレポートで授業の感想を書いてきいてくれています。ただ、その感想のすべてが、授業ではなく雑談がおもしろかったということ。それっていったい。

2007年8月7日

神戸大学で打ち合わせ。ところで8月2日に勤務先の市民講座で講演しましたが、そのときのアンケート集計結果を事務局からいただく。「良く理解できた」が9割、「ふつう」が1割弱。そして問題の「理解できなかった」はゼロだったそうです。やれやれですね。仕事柄、講演は学会を含めれると月に2回はありますが、そのほとんどは専門家相手、というわけである程度、興味やバックグランドは予測できるのですが、市民講座は聴講される方の幅が広いので、どの話題をどこまで話すかがむずかしいです。ところでAppleが新型iMacとMac miniを発表。ただし、個人的には.Macのディスクスペースが1GBから10GBになったことの方が気になります。実は写真のページで、イスタンブールウィーンパリなどの最近の写真は.Macにおいてありますが、すでに半分近く使っていました。これでだいぶ余裕ができます。それとiWorksですが、これまでのワープロ、プレゼンテーションに加えて、噂通り表計算ソフトウェアが追加されて、いわゆるオフィスソフトウェアとしては完成したようです。ただ、個人的にはMicrosoft Office 2004 for Macをもっているので、人から送られてきたファイルを開くために購入&インストールすることになるとは思いますが、ちょっと微妙。

2007年8月6日

朝から兵庫県の博物館で実験の下見。かなり遠いです。でも一昨日、動作試験をしたセンサー類一式を運んで動作試験。外来ノイズの影響はなさそう。それにしても一昨日、センサーの動作試験用のプログラムを作ったときは、コンパイル&動作確認ができていたのに、なぜか大量のコンパイルエラーが出る始末。コンパイルに使ったJavaのバージョンが違うみたいなのですが、なぜそうなったのかがわからない。仕方ないので博物館で機材を並べながら、大急ぎでプログラム修正。もちろん事なきを得たのですが、今回は原因不明。実は月曜日なので休刊日と伺っていたのですが、夏休みは毎日営業ということで、来館者がいるなから動作試験。このため博物館関係者や来館者が興味津々でよってきてしまいました。確かに一般では見ることもない怪しい機材だらけですから、子供でなくても興味を持ちますよね。ただ、下見でこの状態だと本番はいったいどうなるのでしょうか。

2007年8月5日

ドコモが(日本の)タワーレコードの株式のうち40%をもっているのはご存じ通りですが、タワーレコードのライバルである(日本の)HMVは英HMVから大和証券&三井住友銀行系の証券会社に全株を譲渡するというプレス発表がありました。仮にコンテンツのオンライン販売をする場合、HMVのコンテンツ販売量を考えると、コンテンツホルダーであるレコード会社なども意向を無視できない。ドコモはそれを狙ったのでしょうが、どこもはコンテンツ配信に立場を使わずに、タワーレコードの店頭に置ける携帯電話のクレジットカード機能(iD)にご執心。今度はauことKDDIあたりが動くのでしょうかね。もっともタワーレコードと違って、今度はライバルが多いかもしれませんね。著作権と知的立国だとか叫んでいるよりは、コンテンツホルダーに経済的圧力をかける方がいいと考える企業は少なくないはず。さて携帯電話会社がコンテンツのオンライン販売をしたいのはわかるのですが、個人的には音楽コンテンツは一曲あたりやアルバムあたりで購入するので、月単位の課金モデルしかない携帯電話会社は必ずしも相性がいいとは思えなかったりします。それは大昔の有線放送が個人客に伸びなかったのを考えれば明らかだと思いますが。さてさてどうなることやら。以前も書きましたが、HMVはHis Master's Voiceの略。ここで彼とはビクターのマークに出てくる蓄音機に耳を傾けるイヌのこと。でも日本のHMVのマークには蓄音機はあってもなぜかイヌがいませんが。

2007年8月4日

オフィスで仕事。センサー関連機材の接続テスト。人が少ないことをいいことに廊下に機材を広げて実験。ところで某英文ジャーナルの採録論文の原稿をかなり前に送ったのですが、論文中の図版がカラーなので白黒にしてほしいという依頼がきたのであわてて修正作業。図版はIllustrator 10で作ったのですが、手持ちのコンピュータに入っているIllstrator CS2では読み込めない。あわててIllustrator 10をインストールしてもやはり読み込めない。困り果てて知人のデザイナーさんにきいたところ、Illustrator 10をver.10からver.10.0.3にアップデートを勧められ、確かに読めるようになりました。

2007年8月3日

雑用の日です。そのよこでノートPCの置き換え。250GBのハードディスク(2.5インチ)が納品されたので、MacBookの160GBハードディスクを置き換え。それまでのハードディスクも40GB近く余っている状況なのですが、それで250GBのハードディスにお引っ越し。安直にOSごとコピー。これでイスタンブール出張直前に壊れて以来、不調だったMacBookが完全復活。このところこのページの更新が遅かったのもこれが原因。ついでにデータバックアップ用の外付けハードディスも500GBから1TBにお引っ越し。最近興味があるのは情報量増加とハードディスクの記憶容量増加の速度差。ここ数年はハードディスクは垂直記録方式の導入のおかげで、記憶容量は急激に増えて、3.5インチならば1ディスク枚あたり200GB、来年の後半には1ディスク枚あたり500GBを超えるのは間違いないでしょう。ただ、そのあとは伸び率が鈍化するといわれているので、指数的に増える情報量には追いつかなくなるかもしれません。個人レベルでは深刻にならないかもしれませんが、例えばGoogleでもWeb情報の増加にサーバの記憶容量が追いつけなくなる日がいずれくるのではないでしょうか。そのときにはGoogleはその設立目的である「世界中の情報を整理して,便利に使えるようにする」という看板を下ろすことになりますが、個人的にはそれは意外に早く来るのではないかと思っています。

2007年8月2日

朝から先日の国際会議の採択通知の後始末。市民講座の都合で急遽、デモの仕込み。そして夜は市民講座。今日はいつもより大入りだったそうですが、いかがでしたでしょうか。ところでミネアポリスで橋が落ちたそうですが、ミネソタ大学の近くの橋だったそうですが、ミネソタ大学は知り合いが多く、そのうちの一人は九死に一生を得たとメールをおくってきましたが。

2007年8月1日

明日の市民講座用のスライドを事務に渡す。一般向けの講演なので、普段使っているスライドが使えないので、結局、半分以上は新たにつくことになってしまいました。午後は早大理工で打ち合わせ。早大理工は理工学部が基幹理工学部と創造理工学部、先進理工学部の三つの新設3学部に分かれたので、正しくは早大理工という名称は存在していないのでしょうが。それにしても最近できた学部や学科はその名称から何を教えている学部や学科なのかが想像できません。

2007年7月31日

三重県で一仕事。あわてて戻って国際会議の採否の送付。といっても送付自体は他の方にお願いをしたので、当方は採択論文リストと通知文の作文だけですが。

2007年7月30日

それにしても休日がしばらくないので、しんどいです。夜は国際会議(UCS'07)の採否を決めて、プログラム委員に問い合わせ。確かに上位の論文はかなりレベルが高いのですが、ボーダーに近い論文はいろいろ問題があるも少なからずなかなか難しいです。さて何本救いますかね。フルペーパーを減らして、ショートペーパーを増やせば数は増えるのですが、それではクオリティが維持できない。

2007年7月29日

今日も休日出勤。さすがに休日なので9時頃にはオフィスを出たのですが、大雨で電車が大幅に遅れてました。それにしてもテレビは選挙速報ばかりですね。すでに投票はおわっているのですが、開票状況をリアルタイムに報道してもしなくても選挙に影響をあたえるわけではない。次の日に開票が終わってから報道してくれれば十分です。そもそも開票も即日開票しなくても次の日でも十分。

2007年7月28日

雑用のために休日出勤。こういうのが一番むなしい。ただ、自宅の前の公園で盆踊り大会をやっているので、それが終わるまでは帰らない方が賢明。うるさいですからね。

2007年7月27日

最近はよくコンピュータが壊れますね。MacBookに続いて、今度はMacBook Proが不調。キーボードとタッチパッドが反応せず。USBで外部キーボードやマウスをつけてもだめ。ただ、ファイル共有はできるのでOS自体は起動しているので、ひとまずデータだけ救い出し。ウェブのニュースサイトにRay Ozzieの記事が出ていますが、彼のビジョンは正しいのですが、問題はマイクロソフトという会社が彼のビジョンについて行けるかということですね。すでに彼のクラウドコンピューティング構想そのものが、Windowsを否定するというジレンマを抱えているわけで、彼はいっそGoogleにいった方がよかったかもしれません。

2007年7月26日

霞ヶ関で打ち合わせ。関係者の皆様は省庁関連以外がいいといいながら、サンダル履きでいけるところというのは無理があります。午後はRFID&バーコードのISO委員会。頭の切り替えに時間がかかります。そのうえISO委員会は、会話の主語と動詞が5,6桁のISO規格番号だったりするので、端から見ると暗号で会話しているような世界です。規格の仕事をしおいていうことではないのですが、国内では規格や標準化は善で、独自使用は悪という雰囲気があるのですが、なんでも規格をすればいいというものではないです。RFIDの応用では物流や在庫管理も重要ですが、真偽判定に使う場合には標準化される必要ようもないし、むしろ仕様が見えない方がいい。また、在庫管理でも工場の中で使うのであれば機密保護の観点からも仕様公開されていない方がいい場合もあります。

2007年7月25日

IEEEから盾が届く。1月に開催されたIEEE主催の国際会議でベスト論文賞をいただいたのですが、そのときの盾。米国だからハデハデと思っていたのですが、意外にもウッディな盾でした。

2007年7月24日

RFID関連の3時間講演。さすがに長かった。たぶん聞いている方々も疲れますよね。なお、聴衆は業界の専門家の方々。来週も講演があるのですが、こちらは勤務先の市民講座。ということは無料だし、対象は一般の方。いっけんすると一般よりも専門家相手の講演の方がたいへんそうですが、むしろ難しいのは一般の方相手の場合。まず専門用語が使えないので、言葉を選びながら話さないといけないので、話す内容以前に言葉で気を遣う。これは大学の授業でも同じで、授業スキルでは大学院授業より、学部授業の難しい。特に大学一年生とかになると限りなく高校生ですからね。普段、大学院以上しか教えない当方には想像するだけでも暗くなります。また、一般相手かつ参加費無料セミナーの難しいことは客層がまるで読めないこと。普段の講演は学会、役所、業界団体、見本市などから頼まれるわけですが、その場合は仮に参加費無料のセミナーでもだいたい客層が想像つくのですが、市民講座の場合は客層の幅広いはずで、どの辺にターゲットをおくのかが大問題。実は個人的には1/3が一般の方、1/3はバリバリの業界人と予想しているのですが、どうなることやら。もちろん、業界の方にきていただいてもいいのですが、質疑でハイエンドな質問が飛び交う事態だけは、市民講座という趣旨から避けたいです。

2007年7月23日

文科省もディプロマ・ミル(Diploma or Degree mill)対策に乗り出すそうですね。結局、博士号(学位)も商品ということなのでしょうね。米国の場合、大学の設置は市場の判断に任せるというもの、つまり事前審査は甘くして、評価されない大学は淘汰していくというもの。このため怪しい大学もできてしまうことになります。でも怪しい博士号でも、会社経営者や評論家が単に経歴に箔を付けたいだけならば需要と供給が合致しているわけで、個人的にはそれはそれでいいと思います。むしろ第三者が博士号をきちんと評価できる問題ですね。ただ、怪しい博士号の持ち主が大学教員だった場合は倫理的な問題もありますし、特に博士を出す側が怪しい学位しかもっていないというのは健全ではないですよね。ただ、企業の研究所では、取引先の役員や社員に論文博士を撮ってもらうための接待研究もあります。当方もはじめは真偽を疑っていたのですが、メーカ系の研究所に勤める知人に実際にそうした研究をさせられている人がいました。その方は電力系の関係者のために接待研究をしているとかで、論文代筆&投稿はもちろんのこと、国際会議の航空券や宿泊の手配、さらに口頭発表用のスライドと原稿まで用意するそうです。これに比べるとディプロマ・ミルはまだかわいいもののように思ってしまいます。

2007年7月22日

ANAのフランクフルト発成田着便で帰国。プレミアムエコノミーはいっぱいで結局、アップグレードしてもらえず。ということで電源確保に失敗。そのうえ急遽持って行くことになった15インチMacBook Proはエコノミー席には大きすぎて、前の人が席を倒すと画面を広げられません。やはり出発当日にMacBookが壊れたのはいたかったです。ということでプログラミング仕事は早々に諦めて、ひたすら読書。3時間ほどは寝ましたが、それでも文庫本1冊と専門書1冊を読む。さてイスタンブールの印象ですが、ともかくうるさかったということです。ちょうど今日が総選挙の投票日。ということで選挙運動の真っ最中だったのですが、日本の選挙と同様に街宣カーがアナウンスや音楽を鳴らしてで町中を走り回っていたのですが、街の広場では複数の政党の街宣カーが大音響を競い合っており、耳をふさがないと歩けないほど。今日でおそらく静かになったのではないでしょうか。でも当方の場合は日本に帰ってきたら、同様に選挙の街宣カーが走っているので、状況は好転せずです。そのうえ街宣カーで「住みよい街作り」と叫んでいるのですが、だったら静かにしていて欲しい。

2007年7月21日

これから帰路です。Lufthansa便でイスタンブールからフランクフルト、それからANA便でフランクフルトから成田。接続の関係でフランクフルト空港では5時間待ちの予定。ただし、フランクフルト空港への到着が遅れたので、フランクフルト市内にいくのにも中途半端な時間というわけで、Lufthansaのラウンジをうろうろ。さて、早速ですが、イスタンブールで撮った写真をWebページにおきました。かなりの枚数があります。この出張ではデジタルカメラを2台もっていったのですが、今日、Webにおいたのはそのうちの一台。もう一台のデジタルカメラで撮った写真は後日Webおくことにします。それにしてもイスタンブールは、どこも人でいっぱい、そして混沌と活気がいっぱいの街でした。イスタンブールの雰囲気が伝わるとよいのですが、いかがでしょうかね。なお、国際会議が終わってから街中を徘徊して写真を撮っているので、8割以上は泊まったホテル近くの繁華街の写真だったりします。

2007年7月20日

来年の会議(ICPS'08)についての打ち合わせ。諸般の事情でPublicity Chairをすることになったので、関係者と相談。諸般の事情というのは、一昨年のこの会議で会議関係者に「ナポリに行きたい」と話していたら、よほどナポリに行きたい顔をしていたのでしょうか、ナポリ大の人がローカルオルガナイズをしていいということになり、ナポリ近郊のソレントで開くことになってしまったのです。もちろん、当方だけが要因ということはないようですが、複数候補からナポリになったのは当方ためらしい。というわけでナポリに行きたいといった当方は引くに引けずにPublicity Chairを引き受けることに。「帰れソレント」曲のソレントですね。

2007年7月19日

国際会議の5日目です。さすがに飽きてきています。ワークショップの日。講演をたのまれているので、それが終わってから、いくつかのワークショップに出たのですが、知り合いに頼まれてサービス統合のワークショップに最後までいました。2日目の反省から質問は大人しめにしておりました。ワークショップの関係者と旧市街で合流して夕飯。関係者には現地の方も追われたので助かりました。

2007年7月18日

国際会議の4日目です。この会議ですが、論文募集のタイミング的にPerCom'07をリジェクトになった論文が多いらしく、意外にしっかり書けている論文が多いのですが、発表者の多くは欧州の方、米国の方も出身は欧州という方が多く、プレゼンはいまひとつのものが多いです。まぁ人のことはいえないのですがね。ホテルから少し離れたところに、工具街を発見。それがまさに工具街でペンチやドリルなどを売っている店がたくさん集まっています。基本的に類似した店を一カ所に集める文化のようです。これ以外にも社交用ドレスのお店ばかりのエリアなどがあります。トルコはもともとが遊牧民なので、お客のいるところに店を出すのではなく、お客が方が店のある場所に集まるという文化のようですね。

2007年7月17日

国際会議の3日目です。朝一のキーノートスピーチはおもいっきりつまらない。会議の関係者になんでつまらない人を呼ぶのかと聞いたら、来年の会議のジェネラルチェアを引き受けてくれたからだそうです。なんかねぇ、という感じです。バンケットは船上ツアーで食事がまずいかと思ったのですが、意外にもまとも。ボスポラス海峡の船上ツアーの定番コースを通ったようなのですが、何しろ夜なので何が何だかわからなかったです。ご存じのようにボスポラス海峡はヨーロッパとアジアの間の海峡ですが、イスタンブールはまさしく文化のクロスポイントですね。

2007年7月16日

国際会議(ICPS'07)の2日目。発表は無事に終了。デモなどウケ狙いに走った部分はありますが、印象だけは強く残ったでしょうね。当方の一つ前の発表に質問をしたのですが、潰すつもりはなかったのに、研究そのものを全否定する事態となってしまい、潰してしまいました。4月に別の国際会議で同じセッションの発表者を潰してしまったので自重していたのに。国際会議のレセプションまで2時間ほど時間ができたので、駆け足で旧市街のモスクとグランバザールにいってみました。実はグランバザールは怪しい商店街を想像していたのですが、普通に商店街ですよね。もちろん入りくんでいて迷路のようですが。怪しさという点では中野ブロードウェイの方が上かも。比較が間違っていますが。

2007年7月15日

泊まっているホテルはTaksim広場という大きな広場の前にありますが、朝起きてみると行進曲が鳴り響いており、その広場で軍事パレード。行進曲はオスマントルコ軍の行進曲を参考に作られているので、本物ですね。さて国際会議(ICPS'07)は1日目。チュートリアルが開かれていますが、講演スライド作りを優先。ところでイスタンブールにいったら、どうしも欲しかったものがあり、それはAkbilというプリペイドタイプの電子チケット。Java関連のソフトウェア開発をしている方は、この形からあるプロダクトを思い出せたのではないでしょうか。そうです、かつてのJava Ring。その後はiButtonという名前にかわりましたが(もともとこの名前だった)、使われているところがあるのですね。イスタンブールではSuicaやPASMOなどの非接触ICカードの代わりに、この接触型ボタンが使われており、実際、イスタンブール市内の地下鉄や市電、バスで使えるようです。小型の木造市電でもAkbilの読み取り機がついていて、ミスマッチがなかなかおもしろいです。Java RIngですが、何個かもらった記憶があるのですが、どこにいったのでしょうか。帰ったら探してみることにしましょう。JavaCard APIに準じた仮想機械が入っているので、Java Ringとなりましたが、ハードウェアそのものはJavaCard APIに依存している訳ではないそうなので、なんでJavaという名前を付けたのですかね。もちろんJavaScriptのように、Javaと関係ないのに、当時話題性があったJavaと関連づけるためにJavaという名称をいれてしまったよりはいいのですが。どちらにしても今となっては混乱のもとですよね。ちなみにAkbilはJava Ringが搭乗する以前から使われていたそうです。

2007年7月14日

今日から国際会議の発表のために海外出張。出発直前トラブル発生。MacBookは、ちょうど一週間前のバッテリトラブルにつづいて、今度はハードディスクが壊れたようで、起動せず。毎日、超満員の田園都市線で使っているので、網棚の上からカバンが落ちてきたり、満員電車で圧迫されたりで、すでにボディにはヒビが入っている状態。というわけで1年間も使うと3年間ぐらい使い倒したぐらいボロボロになります。ひとまずシングルユーザモードでは立ちが上がるようになったのですが、コンソールではまったく使えない。あきらめてMacBook Proを持参することにしましたが、さすがに青ざめました。まぁもっとも発表スライドも作っていなかったので、出張目的の国際会議には影響ないのですが。さて出張ですが、まずはANA便でパリに移動。それからAir Franceでイスタンブール。ANA便は古い機体ではなく、無事にプレミアムエコノミー&シート電源を確保です。イスタンブール便は飛行機自体はほぼ定刻通りついたもの、空港ビルと飛行機をつなぐ通路が動かず、またされたあげく、荷物が出てくるのも遅い。ということでホテルに着いたのは1時半でした。そうそう悩み続けていたスレッドバグは飛行機でプログラミング中に解決。でもちょっと合点がいかない。いずれにしても移動中が一番捗るというのは問題ですよね。

2007年7月13日

Second Lifeの日本語β版が公開されたそうですね。正直いって、当方はSecond Lifeは苦手。ファーストパーソンシューティング(FPS)系のゲームをしないからかもしれませんが、15分もやると疲れてしまうのです。もっともSecond Lifeで評論で有名なお方(評論に関わるので名前は伏せます)にきいたところ、やはり30分以上は続けてできないとか。Second Lifeはメディア露出度に対して、実ユーザ数が少ないことが話題になりますが、どうなのでしょうか。当方の周りに限れば、(当方を含めて)試しに使った人は多いけど、30分以内に飽きています。個人的には現金交換可能な仮想通貨(リンデンドル)に代表されるRMTに興味があったりします。RMTが実体経済に影響を与えるほど広まることは当分ないと思うのですが、RMTで利益をあげる情報サービスも出てくるはずで、そちら方に関心があったりします。

2007年7月12日

今日は会議がいっぱいの日です。勤務先の大学院はあっても、学部がないので、一般の大学に比べると会議数は少ない。それでも会議に取られる時間は結構あります。会議と並行して、プログラム委員長になっている国際会議の採否選定作業。一昨日が査読報告締め切りだったので、ほぼ揃って選定作業中。一つの論文には3人のプログラム委員を査読者として割り当てたのですが、その報告をざっと見る限りは、いい論文はいい、悪い論文は悪いという感じ。というわけで半分以上はすんなり決まりそう、あとはボーダー上の論文をどうするかです。

2007年7月11日

打ち合わせで神戸大学と兵庫県立の博物館。早めに出たので、神戸大学の最寄り駅には10時前についてしまい(打ち合わせは11時から)、駅近くのケーキ屋でケーキ二つを食べる。神戸大学付近は高級住宅地だけあって、スイーツの水準が高いです。さすがに朝っぱらケーキ2個は辛かったですがね。

2007年7月10日

学生さんの要望に従い、23インチから30インチディスプレーにダウングレードを敢行。さてディスプレーに関しては大画面化というトレンド以外に、メインディスプレーに加えて小型だけど目的に応じたディスプレーをたくさんつなげるというトレンドも考えられます。つまりメール到着を知らせる専用ディスプレーがあってもいい。現在のWidgetはデスクトップ上に表示されていますが、将来は各Widgetが専用の小型ディスプレーをもつことも考えられます。例えばカレンダーのWidgetだったら、(もしあれば)電子ペーパのディスプレーに表示した方がいいし、電卓のWidgetだったら、電卓っぽいボタン付きのディスプレーにつなぎたい。時計のWidgetだったら、時計にみえるような小型ディスプレーが欲しい。もっと話をすすめて、時計そのものをWidgetにするという手もあるかもしれません。いずれにしてもWidgetのような単純かつ単機能アプリケーション用ディスプレーというのは、その機能に対応したデバイスなどの区別がつかなくなるでしょう。これはTanglible User Interface (TUI)につながる話なのですが、個人的にはTUIそのものはありだと思いますが、TUI研究の方向性はかなり懐疑的だったりします。TUIの研究は、PCにかわるものとして研究されたり、すくなくても(PCとは)独立したUIデバイスとして扱われていますが、むしろ逆でPC周辺機器がTUIに向かうのではないでしょうか。また、いまのTUI研究はデバイスに特化して、アプリケーションソフトウェアと独立してすすめられていますが、むしろ逆でアプリケーションソフトウェアからTUIに向かうべきではないでしょうか。これを某先生に話したら、罵倒されるのでしょうが。さて話を戻しますが、次なる次の計画は彼のコンピュータ(MacPro)にディスプレーをいっぱいつながせることだったりします。さて浮いてしまった30インチディスプレーですが、当方のオフィスにあるMacPro(すでに30インチディスプレーがつながっています)にグラフィックカードをさして、30インチディスプレーを2つにして使ってみますかね。問題は置き場がないことなのですよね。

2007年7月9日

慶大大学院の授業。ところで学生さんに30インチのApple CINEMAディスプレー(2560×1600)を与えていたのですが、画面が広すぎて使いにくいので23インチのディスプレーに換えて欲しいという(ぜいたくな)要望を受ける。世間的には逆の要望は多いと思いますが、これは意外に核心に迫っているかもしれません。メニューが画面の上についているMacintoshで使っているからということもありますが、現在のOS やアプリケーションを使う限りはWindowsでも同じことになるでしょう。特にWebブラウザは画面サイズを有効に使っていませんね。というわけで彼に30インチディスプレーを渡した時点で予測をしておりました。ただ、研究者は時代を先取りしないといけません。ディスプレーが拡大方向にあるのであれば、(研究者としては多少の不便は我慢しても)時代を先取りするつまり、大画面をディスプレーを使うべきだし、実際に使わないと大画面ディスプレーの問題もわからないし、ソフトウェアの研究者ならば大画面化したときにどんなソフトウェアが求められるのかはわかりません。例えばEclipseやVisual Studioのような統合環境はディスプレーの大画面化とともに情報量が増えているわけで、23インチでは手狭だった操作も30インチになると使いやすくなることが多く、その影響はGUIだけではなく機能面への要求もかわってきます。ただ、30インチディスプレーは広い分、クビを動かす必要があり、肉体的な疲れも激しいのも事実。このためディスプレーは大画面化するにしても23インチ程度が人間工学的な限界なのかもしれません。いずれにしても次世代を体験するというのは研究者には必須の体験なので、8ヶ月間とはいえ、体験してもらえたのはよかったのではないでしょうか。

2007年7月8日

数日ぶりにスレッドバグへの悩みを再開。プログラミングだけをしているわけにもいかないので。Javaで書いているのですが、Javaの場合はスレッドに対応するブロックなどの構文記述するわけではなく、オブジェクト単位で管理をするので、オブジェクト構成などの設計レベルでは整合性があるのですが、実際のプログラミングでは字面に直接スレッド実行単位がみえるわけではない。ただし、synchronizedなどの同期操作だけは構文にスレッド補助記述を導入しているので、いくら(オブジェクト構成などの)設計レベルでスレッド関連の動作の正当性があっても、スレッド関連バグの原因となる同期操作は設計段階では読み取れないことになります。ひとつの方法は同期操作をオブジェクトとして導入することなのですがね。ただ、オブジェクトによる同期操作はMITのArgusのように可読性もさげるし、コンパイラで同期実行をコードに反映させるときに結構たいへん。並行プログラミング言語設計としては難しいところです。なお、スレッドも構文レベルで記述する方法もあるのですが、構文ブロックに収まるような粒度の小さいスレッドはいいのですが、ブロックを超えるような粒度の大きいスレッドが書けないですし、プロセッサがマルチコアが向かうとともに細流度並列実行よりも粗粒度並列実行に向かっていますから、構文レベルでマルチスレッドを記述するのは無理がありますね。

2007年7月7日

MacBookのバッテリが壊れる。充電されていないし、そもそもMacBookはそのバッテリを認識していない。そのバッテリはちょうど一年間使ったところなので、数日遅れで年間保障対象外。さてどうしたものでしょうか。出張用の予備バッテリがあるので(こちらは正常に認識・充電)、すぐに困るわけではないのですが。それにしても、このバッテリが壊れるトラブルは結構多いようですね。まぁ火が出るよりはいいのですが、

2007年7月6日

スターバックスで、あずきのフラペチーノを飲む。まぁ飲むのは2回目か3回目なのですが、同じ系統の抹茶フラペチーノとくらべると、生クリームの味をいかしきれていないね。なんかいまひとつ。スターバックスといえば、スターバックスの既存店の販売データを見せてもらったことがありますが(そもそもみせていいのかという気もしますが)、6月と7月は客数が10%程度減り、客単価は一定。ピークは冬だと思ったのですが、そうではなく10月と11月、そして5月なのですね。それと昨年度は夏場は店舗あたりの伸びなかった。スターバックスは株主向けには新規店の集客の悪さをあげていたそうですが、実は既存店が伸びなくなってきているのが問題なのかもしれません。ちなみに全体の利益率は3%程度。製造業からみると高いのですが、原価率が低いコーヒーを売っている割にはよくないですね。実はコーヒー原価よりもカップ原価の方が高いらしい(もちろん人件費が一番高いのですが)。客単価は昨年末に値上げしたので伸びるとは思いますが、客数に影響が出ているでしょうから、売り上げとしては相殺されるかもしれませんね。そうそうあまり知られていませんが、日本でスターバックスを設立したときの資本の40%はアフタヌーンティを展開しているサザビーだったりします。これが日本のスターバックスは茶系に展開できていない理由かもしれませんね。

2007年7月5日

博士課程の中間発表。まぁなんというか、審査する側としては「がんばってください」ぐらいしかいえません。それにしても博士課程に限らず情報系の学生さんはたいへんですよね。フラット化のあおりでソフトウェア開発はインドや中国に流れるわけで、そうなれば給与もグローバルな水準の中できまるわけで、国内の場合は給与は下がることはあっても上がることは考えにくい。国内場合、都会に比べて地方にあるソフトウェア会社の開発費は安かったので、大手のソフトウェア会社は都会で受注して、それを地方のソフトウェア会社に委託して安くあげる、つまり国内オフショアが常套手段だったのですが、いまはむしろ安くあげたい仕事はインドや中国にまわすので、地方のソフトウェア会社は相当仕事が減っているのが実態。そうなると地方大学の情報系学生さんは地元には職が少ないわけで都会に出てこないといけなくなります。地方ではIT企業誘致で地元経済活性化を叫ぶ地方自治体がありますが、うまくいくはずがない。さらに国内のソフトウェア産業は実質では縮小気味であること。今年度の情報通信白書(本編:17ページ)に、国内IT投資の推移データがあるのですが、日本のIT投資は増えているとはえ、2002年のITバブル崩壊以降はソフトウェアへの投資は横ばい状態、ハードウェアとの比率でみるとソフトウェアへの投資は減っているのです。ハードウェアに対して一定量のソフトウェアは必要であること、ハードウェアの単価は減る傾向にあることを考えると、ソフトウェアの単価が下がっているとみるべきでしょう。原因としては価格競争の激化、インドや中国などのオフショアが拡大したこと、オープンソースの普及が考えられますね。ちなみに情報通信白書の(本編:92ページ)に国別の情報通信関連学科の卒業者数の推移データがあるのですが、中国やインド、米国は伸びていますが、実は日本は10年以上横ばい状態。つまり人材は増えていないのですね。もうひとつの懸念要素は受注開発ソフトウェアの変質。ご存じのように国内のソフトウェア業界というのは受注開発ソフトウェアが中心。もうひとつ情報通信白書の(概要編:28ページ)からデータをもってくると、米国ではソフトウェア売上高のうちパッケージソフトウェアが65%、受注開発ソフトウェアが35%に対して、日本はパッケージソフトウェアが17%、受注開発ソフトウェアが83%になっており、受注ソフトウェア比率が高いことが特徴になります。ただし、受注開発ソフトウェアといっても一から書くことは希で、業務用パッケージソフトウェアを組み合わせやカスタマイズすることが主体。つまり開発者にはパッケージソフトウェアの機能をよく知っていて、それらを組み合わせられる能力が要求されるのであって、一からソフトウェアを設計・実装する能力への必要性は減っています。そうなると大学の古典的なプログラミング教育が本当にいいのかは見直した方がいい時期なのかもしれません。ところで、平成19年度版の情報通信白書ですが、今年度版はなかなかおもしろいですね。例えばオフショアに関してはこれだけ体系的な調査はいままでなかったのではないでしょうか。本編のPDFは結構サイズが大きいのですが、一見の価値はあります。

2007年7月4日

昨日に引き続き、スレッドのバグに悩む。今日は会議が3本あったのですが、会議中もバグつぶしのために試行錯誤。会議のひとつは事務のみなさんが中心だったので、当然白い目で見られておりました。普段、電車でもプログラミングなので気にしていませんでしたが、たしかにプログラミング、それもデバッガーと格闘している様子は、メールの読み書きや書類作成とはあきらかに違う動作ですよね。ただ、会議中とはいえ、デバッガーでプログラムをステップ実行しながら、必至に変数ウオッチをしている真っ最中に、人に発言をふるのはやめてほしい。

2007年7月3日

プログラミング中なのですが、スレッドのバグに悩む。ある排他処理でデッドロックになっていることまではわかったのですが、そもそもデッドロックになる状況とは思えず、ますます悩む。以前、ゲーム脳という言葉がありましたが、プログラミング脳というのもあるかも。プログラミングが佳境にはいると、歩いている最中でもコードのことを考えており、当然、プログラミング以外のことには注意力が散漫、会議中も気がつくの紙切れにシステム構成図を書いている。これってある種の異常状態ですよね。

2007年7月2日

当方はみていないのですが、NHKがマイクロソフトのWordやExcelを政府調達できなくなるという趣旨の報道をしたそうですね。政府調達基準は、国際規格などを優先するということで、それ以外の標準化されていないデータ形式を想定したアプリケーションを排除するという意図はなかったようで、NHKの先走りという気がしますが、いずれにしても総務省の定義だとOffice 2003以前の製品は調達できないことになりますよね。

2007年7月1日

Eclipse ver.3.3を別のコンピュータにインストールしたところ、起動で失敗。MacOS Xの場合、JDK ver.5の最新でないとダメなのですね。このコンピュータの場合、JDK ver.6βを入れていたのではまりました。

 

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Ichiro Satoh

Ph.D, Professor
National Institute of Informatics

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