Diary

Ichiro Satoh

もともとAgentSpaceというモバイルエージェントシステムの開発履歴に関するページがあったのですが、開発関連話よりも雑談の方が多くなったので、2001年分から別のページを用意することにしました。

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2006年6月30日

お台場で見本市。ソフトウェア開発環境から組み込み系、RFIDまで何でもありの見本市なのですが、いろいろ付き合いがあって、知り合いまわり。そのうえVIP控え室で情報交換している時間の方が長く、展示を見て回るより人と話している時間の方が長かったかも。以前はソフトウェア開発環境が結構あったのですが、毎年減少傾向。RFIDはやたらにアクティブタグが多い。世間的にはパッシブタグは主戦場ということになっていますが、いよいよ流れが変わってきたという感じ。それにしてもこの主催者の見本市は苦手。ブースとブースの間の通り道を狭くして、客がいっぱいはいっているように見せかける演出をするのですが、歩きにくくて仕方ない。いったん、オフィスにもどって、それから夜は新国立劇場でバレエ「ジゼル」を鑑賞。今週になってからひょんなことから、4階席の安い席ですが、正面の席が手に入ったのです。さてジゼルを観るのは初めて。一幕目の農村の風景はずいぶんあっさりした演出だし、ソリストのバレエもいまひとつというより今二つ以下。二幕目ではなんとか盛り返しましたが、ソリストよりもバックの踊り手の出来によるものが大きいかも。バレエは以前はよくわからなかったのですが、さすがにワンシーズンにパリオペラ座のバレエを3本を観ると目が肥えてきます。

2006年6月29日

今日はRFIDタグ関連の委員会と所内の知財委員会。まともに時間が重なっていましたが、前者は会場がオフィスの隣のビル(如水会館)だったのは助かりました。さて先週は実験で忙殺されていて、知らなかったのですが、MicrosoftはWinFSをキャンセルにした記事がでていました。Microsoftの公式発表ではないので現時点ではなんともいえませんが。WinFSは本来はWindows Vistaの最大の目玉になるはずでしたし、Windows Vistaとの同時リリースが見送れてからも、パッケージとして後日配布されることがアナウンスされていましたが、結局、キャンセル。ちょっと大げさかもしれませんが、WinFSはPCがPCを超える(もしかすると最後の)チャンスだったと思います。よくも悪くもPCはファイルという概念に縛られすぎ。ここから解き放されないと次のステップにはいけない。例えば名簿ファイルは今ならばExcelでつくるわけですが、社員名簿とサークルの名簿はファイルを分けますが、本来ならば一つにして、必要に応じて用途に応じて選べればいいし、両方の名簿に含まれている人の住所が変わったときに両方の名簿を修正するのは手間。また、その名簿をメールソフトウェアのメールソフトウェアのアドレスリストとして扱えてもいい。データベース化すればこうした問題は簡単になったはず。それにしても頓挫した新WindowsプロジェクトであるCairoのオブジェクトベースの次世代ファイルシステムといい、Microsoftにとって次世代ファイルシステムは鬼門ですね。もちろんGoogle DesktopやSpotlightのように全部検索とインデックス情報を使ったファイル管理もあると思いますが、やっぱりスキームや属性ベースで整理・管理する方が本質的だと思います。もちろん、関係データベースをもとにしたファイルシステムではまともなデータスキーム設計は誰がするのかということになりますが、ある程度はアプリケーションが与えることができるはず。ということで最近のWindows技術では一番期待していただけに残念。個人的には関係データベースをもとにしたファイルシステムであるWinFS がだめならば、いっそのことXMLデータベースを使ってファイルシステムを作るのもいいかも。Office 2007では文書データや表計算データがXML形式になるのですから、ひとつのXML ツリーを管理して、そのなかに文書のXMLデータや表計算のXMLデータをサブツリーとして埋め込む。この場合、文書のなかのタイトルも段落もXMLのサブツリーとして管理されていますから、文書をひとつの文書としてだけでなく、タイトルや段落単位でみることもできるし、複数の文書もひとつのサブツリーとして扱えます。

2006年6月28日

博士学生の中間審査。まぁなんというか、ですね。午後は東京理科大学(野田)で講演。実は何も考えずに講演に望んだので、ただスライドをつなぎ合わせただけなので、話の流れが発散。悪い講演の見本みたいになったのですが、なんとか話をつないで強引にまとめる。さて、29日になる同時にたいへん困った事態が発生。Intel MacでATOKβ版が使用期限切れで、使用不能。つまり、ATOKに頼っている当方はまともな日本語文章が書けない事態。Intel Mac用のATOK は7月発売で、β版は29日が使用期限だったので仕方ないですがね。MacOS Xの「ことえり」は以前よりもまっとうになったとはい、当方には我慢できない。いまこの文章はegbridg(製品版)を使って入力していますが、egbridgeはWindows標準のIMEよりはましとはいえ、やはり当方には無理。このため、新しいATOKが発売されるまで、旧・現行バージョンのATOKが動作するPowerPC搭載のPowerBookにもどります。

2006年6月27日

打ち合わせで都内をうろうろ。ところでMacBook Proのメモリを1GBから2GBに増設。個々のアプリケーションの実行速度はかわらないものの、アプリケーションの切り替えはスムースになり、ストレスがだいぶ減りました。ただ、メモリ増設してから起動直後は1GB以上メモリが空いていたのですが、30分後には空き領域は30MB以下まで減少。やはりあればあるだけ使ってしまうのがメモリのようです。さてMacBook Proですが、ともかく発熱が激しい。内部温度計がどれほどの精度があるかはわかりませんが、70℃越え。アルミニウムボディなので内部の熱がすぐに筐体にまわるのだとおもいますが、左側のパームレスト(ハードディスクのあるあたり)は熱くて長時間さわっていられません。たしかに外に熱を逃がせば熱暴走の危険は減りますが、使う側は低温火傷になりかねない。夏場は無理かも。ハードディスクが熱いとすると、いま搭載されているのは5400rpmのハードディスクなのですが、これを4200rpmのハードディスクにダウングレードすると発熱が多少減るでしょうか。実は真剣に思案中。

2006年6月26日

出張中に発生した雑用の始末と教育系の学会向けの論文作成。もうわけがわからない。前者はともかく、後者は講演を依頼されたセッションのタイトルが「サイエンスコミュニケーション活性化のための博物館・科学館の新しいチャレンジ」だそうで、教育系学会はもちろんのこと博物館・科学館とも縁がないし、そもそもサイエンスコミュニケーションっていったい何なの。この夏は30日間ほどのあいだに、諸般の事情で断り切れなかった国内学会の依頼講演が目白押しで、教育系学会以外にも食品系学会や経済系学会などなど意味不明になっています。もっとも一番わけがわからないのはコンピュータ・通信系の学会の講演なのですが。

2006年6月25日

実験疲れでぐったり。なんにも頭が回りません。当然、査読もおわっていませんし、書類も書けていませんし、原稿も書けていません。ということで開き直っていますが、関係各位にはご理解のほどをお願いいたします。

2006年6月24日

朝一ではなく、朝二の「のぞみ」で神戸から東京に移動して、一日、オフィス。午前中は打ち合わせと、午後はわけがあって生物系セミナーを聴講。ところで、新聞に工学部離れの記事が出ていました。4年間で国立大学工学部への志願者は17%減だそうです。ただ、Web版ではなく紙媒体の記事には中高生の理数教育の強化が打開策として書かれていましたが、むしろ受験生は工学部卒に需要がますます減ると見ているのではないでしょうか。個人的には情報系に関しても、ソフトウェア開発はインドや中国などの海外に比重が移るとすると、今後はプログラマーの国内需要は減ることはあっても増えることはない。いわゆるSEの方も下流工程は当然として、徐々に上流工程まで海外外注比率が高くなるでしょうし、業務用ソフトウェアもパッケージ化だけでなく、SaaSベースが広がるでしょうから、SEの方も国内需要は減ることはあっても増えることはない。やはり応募減は将来需要減を見込んだ適正化とみるべきでしょうね。それと大学の場合、一部の人気大学を除くと、滑り止め受験が多いために定員より多めに合格者を出します、合格倍率が地方国公立の場合は2倍強で、中堅私立の場合は4倍を切ると実質全入、つまり受験者全員合格になるといわれていますから(もちろん大学によって違います)、その水準に近くなるとクオリティの維持は難しい状況になります。

2006年6月23日

実験最終日。今日は6年生と大学生相手に実験。何とか無事に終了。機材の搬送作業は日通なのですが、結構遅くなり、結局、もう一泊神戸に泊まることになりました。さて実験の方ですが、今回は2月にした実験でわからなかった部分の再実験が目的だったのですが、コンテンツはほぼ同じ、システム的にも機能は大きく変わっていないこともあって、被験者に好評だったということも同じ。ただ、今回はアンケートとインタービューに手間をかけていただいたので、それでどれぐらいのデータがとれるかが勝負。被験者に好評なのと研究的な成果はまったく別の問題。学術研究ですから前者がどれだけ成功でも、後者がダメなら研究としては成立しない。ただ、この優先順位を間違える人が多い。極論ですが、イベントではなく学術研究ですから、被験者になってくれた生徒さんが、つまらない、2度とやりたくない、といわれても、学術上の知見やデータが得られれば研究としては成果があったとみることもできます。さて今回の実験ですが、インタビューとアンケートの結果をみないことにはなんともいえないのですが、センサーの制御ソフトウェアを監視する都合で、来場者の様子を見ていましたが、この研究の今の方法はイベント的にはいいでしょうが、研究目的に対して適切な方法だったのかには疑問が残ります。

2006年6月22日

今日から実験開始。今日は3年生の一学年分を含む、120人ほどに実験。もちろん、小さなトラブルはあったもののどれも想定内。今回のシステムは2月の実験と同様に共同研究者のスピーカアレイと、当方が担当している位置センサを組み合わせて、ユーザの位置に応じて、それもユーザのいる場所だけで、音声によるユーザ支援をするというもの。システム的には2月と比べるとだいぶ安定してきました。センサーはアクティブRFIDを使いましたが、一般ではありえない方法で誤動作を防ぐことに。まぁRFIDはISO委員ですし、運用ノウハウはありますので。それにしても2月の実験会場は博物館だったのですが、そのときの参加者が今回の実験会場の神戸大附属小学校にもいたのは予想外。

2006年6月21日

神戸大学附属小学校で実験。今日は機材などの設営で本番は明日からなのにすでに体力勝負。もつのだろうか。

2006年6月20日

朝から機構本部(勤務先の研究所の法人)で会議。相変わらず座長なのにろくな議事進行をしておりません。それから神戸に移動。新幹線の車内は空調温度が高く設定されているのか、なんか暑い。ところで、NokiaとSimensが通信インフラ部門の事業を統合するという報道がありました。通信インフラ機器やサービスでは世界の1,2位を争う大会社の誕生になりそう。このクラスの通信インフラ会社が部門の切り出しと合弁を行うということは通信インフラメーカは単独ではやっていけないということでしょうか。あとは残りの通信インフラ機器メーカがどうするかですよね。わかる人にはわかると思いますが、さらに大きな再編があるかもしれまえん。それにしても国内の通信機器メーカはどうなるのでしょうかね。有力な固定電話通信キャリア、最近は有力携帯電話通信キャリアの庇護のもとで、独自仕様の機器に拘った結果、すでに国際競争力はないに等しい。今回のような大型再編が続くと、世界的には国内機器メーカは「ない」に等しい存在になりかねない。また、国内では有力通信キャリアが研究開発を行っていますが、世界的にはインフラメーカが研究開発主体になっているわけで、こうした大型インフラメーカの誕生はますますメーカ主体の研究開発の流れが加速しそう。以前、このページで某有力通信キャリアが研究開発に注力する時代ではないと書いたら、某有力キャリアの関係者から抗議されたのですが、やっぱり時代はその方向に進んでいるわけで、それに併せて再編するしかない。

2006年6月19日

明日の委員会の資料を見ようとしたら(まぁ前日に見ようとする方がいけないのだけど)、送られてきた資料PowerPointのファイルにパスワードがかかっていて読めない(パスワードかける必要があるとも思えない)。PowerPointのファイルは旧バージョンのPowerPointでも読めるのですが、暗号部分は最新のPowerPoint 2003が必要なことが判明。しかし手元にPowerPoint 2003をインストールしてあるコンピュータはない。ここで青ざめることに。オフィスにはOffice 2003が買ってあるにしても、深夜なのでオフィスにも行けず。結局、おいこまれて思いついた打開策は、来年発売になるOffice 2007のベータ版をダウンロードしてインストール。こんなことで次期をOfficeをインストールするとはね。それにしても無駄な時間を使いました。ところでOffice 2007ですが、GUIが以前のバージョンと大きく変わりますね。好みの問題もあるでしょうが、現バージョンのOfficeになれている人は慣れるまでたいへんかも、一時的にはオフィス業務の生産性が落ちるかもね。Microsoftも企業向けにOffice 2003の併売をする羽目になるかも。個人的にはまだ使い込んでいないのでなんともいえませんが、GUIの設計ポリシーとしてはなかなか興味深い。いずれにしてもMicrosoft OfficeのUser Experienceは他のアプリケーションにも影響をあたえるので、ソフトウェアの研究・開発をしているのならば早いうちに体験しておくべきですね。

2006年6月18日

Webニュースサイトの記事に最近経産省は検索エンジンにプロジェクトを始めるそうです。ここ数ヶ月、いくつかの新聞やニュースサイトに出ていたので驚くべきこともないのですが。基幹技術だから国内で保持しておきたいというのは経産省らしい発想だけど、国内企業の方は検索エンジンそのものに関心があるのかないのか。GoogleやYahoo、MSNなどの検索エンジンが強いのは、特許でがちがちに固められているからなのと、蓄積したデータ管理に独自のノウハウを持っているから。画像を含めるにしても検索エンジンだけをやっても既存特許と兼ね合いがあって、その特許侵害の裁判費用まで考えると開発費を投じる価値があるかは疑問だし、将来にわたって裁判費用を積み立てておかないといけない。開発した検索エンジンはオープンソースにするそうですが、オープンソースになるとたちどころに特許が無効になるとでも思っているのでしょうかね。オープンソースにしても特許侵害のとばっちりを受けかねない検索エンジンは怖くて使えない。また、Googleが圧倒的なデータ量を保持していられるのは独自のデータ管理機構を持っているから。つまり検索エンジンだけあっても、情報をためる部分がしっかりしないとだめなんです。ただ、こうしたプロジェクトとなるところは企業は検索エンジンはキーテクノロジーではないと見ているということでしょうか。キーテクノロジーならば企業は囲い込みをしますが、それを共同開発ということは、検索エンジンはうまみのないビジネスと考えているのかもしれません。もちろん、莫大な税金を投入するそうですから、がんばってもらいましょう。ところで、その記事のページの端っこに当方がだいぶ昔に書いたコラムへのリンクがあってびっくり。顔写真付きだし。だいたい、このコラムは某省の勉強会で当方の講演の録音テープおこしていただいたものを某省がニュースサイトに掲載許可をだしたもの。また、その講演は相当前の昔で(SCO騒動が起きる前だったはず)、こんなことを講演でいったかすらも記憶がないです。また、ニュースサイトへの掲載を知ったのは掲載されてしばらくして、知人に教えてもらってからでした。

2006年6月17日

勤務先から歩いて10分ほど離れた某ビルの会議室をお借りして実験。来週の実験の予備実験。来週の実験に使う部屋は天井が低いのですが、実験につかうアクティブRFID系機材がどの程度影響が出るかを確認することが中心作業。天井が低いと電波の反射波が多くなり、遠い位置から発信された電波を近くから発信した判別することがあるのです。もちろん、それを考慮してセンサーの制御・監視ソフトウェアは作りかえたのですが、やはり試してみないことにはわからない。勤務先のビルは新しいオフィスなので天井はまぁまぁ高いので、使えない。今回は土曜日ということで無理をいって別の場所に部屋をお借りしまして、一人で黙々と機器設置、実験、プログラム改修、機器の再設置の繰り返し。2,3時間で終えるつもりが、やはり不具合が出て、現地プログラミング。結構時間がかかりました。それにしても天井の低い部屋を貸してほしいと、意味不明のお願いを方々にしたたのですが、利用目的に加えて、天井の高さを気にする時点で相当に怪しまれたのでしょうか、守衛さんが頻繁に覗きに来たのですが、最後には被験者としても強力をいただきました。RFタグを付けて歩き回ってもらったりと、ずいぶんと迷惑をかけました。実験の予備実験にここまで手間をかけることはないのかもしれませんが、こうした準備作業をしなかったり、場当たり的ににやっている限りは、研究自体も場当たり的に終わってしまいます。当たり前のことですが、学術研究では実験というのは本番そのもの。さらに、その実験というのは事前にたてた仮説を証明するために行う作業だから、予想した結果が得られることが目標になるし、結果も想定範囲におさまるべき。だから、むしろその実験に至る準備段階の方が知見や研究ネタは多かったりします。コンピュータサイエンス系の研究ではデモンストレーションをすることが多いのですが、デモンストレーションよりもそこに至る過程の方が重要なのですが、その過程をアドホックに場当たり的にやるので、デモンストレーションして終わりになってしまい、次につながらないことが多いですね(もちろん自分を含めて)。

2006年6月16日

勤務先の先生からノウハウを伝授されて、Intel MacのPCカードモデムが認識しない問題が解決。いままで認識できなかった原因は不明なのですが、解決できたのでよいことにします。いずれにしても、これでひとまず出先からもメールが読み書きできるようになりました。もちろん、それが幸せか否かは別問題ですが。夜はワールドカップを見ながらプログラミング&動作試験。結局、徹夜というか、気がついたら朝8時を過ぎていました。作っていたのはセンサーの制御・監視ソフトウェアなのですが、一応、基本動作はできるようになりました。朝方、センサーを並べてプログラミングしている姿は相当怪しい。あとはGUIなどの細かい部分を仕上げ。今回は以前作ったソフトウェアのマイナーチェンジーで簡単にすませるはずだったのですが、内部データの構造を大きく変更する羽目になり、結果としてコアの部分はほとんど新規になってしまいました。こういうことをいうと、もとの設計が悪いから仕様変更で書き換え部分が多くなるといわれるのですが、ソフトウェア工学の研究者が語るような理想的な世界と現実は違います。そうそう最近、知り合いの研究者と、理論計算機科学とソフトウェア工学のどちらの研究が現実に近いかという議論になったのですが、分散は後者が広いから現実に近いものもあるけど、平均をとると大差ないという結論になったのですが、それでいいのだろうか。

2006年6月15日

打ち合わせが集中した日になりました。Mac miniを計10台ほど発注。前年度末に頓挫したPCクラスタ計画を再開。前年度はPowerPC搭載Mac miniを重箱状態で何段にも積み上げたPCクラスタを作りましたが、今年はデュアルコアPentium搭載Mac miniでデスクトップPCクラスタを構築します。そうそうJALからアンケートがやってくる。プレミアムエコノミーのような席を計画しているようですが、宣伝を兼ねたアンケートではなく、本気で価格やサービス内容、マイレージ加算率、ラウンジの利用有無など、自分たちで考えて欲しい項目までアンケートになっているところが、いかにも自信なさげで今のJALらしい。当方としては電源さえあれば席はエコノミーのままでもいいのです。そう電源さえあれば。ちなみにoneworld加入を前提にした項目はなし。意味不明の評価数字記入欄など、これほど作りが悪いアンケートをみるのは久しぶりで、逆の意味では感動。会社として大丈夫なのでしょうか、他人事ながら心配になります。

2006年6月14日

急遽、国際会議の関係で急遽Webサーバのコンテンツを書いたりと、食品関連の学会向けに原稿を書いたりと、やることが多すぎます。夜は新国立劇場でJ.Straussのオペラ「こうもり」鑑賞。当然、安いチケット。さて「こうもり」は初日、ともかく演出が斬新。あえて日本語で歌うシーンや、トゥーラントッドの有名なフレーズまで飛び出す始末で、いくらおぺらというよりもオペレッタといはいえ、そこまで笑いを狙わなくてもいいのに、心配になるほど笑いを狙っていました。歌手は日本人の二人は何度も聞いている歌手なのですが、今回は相当役に入り込んでいました。さすがに新国立劇場が頻繁に配役する歌手だけのことはあります。外人歌手勢もいいのですが、公爵役のメゾソプラノが断トツによかったです。いままでに聞いたことのない歌い方なのですが、おそらく大物になるのでしょうね。そのほかは過去に聞いたことがある歌手が多い。主役のアイゼンシュタイン役の歌手は聞くのが3回目。新国立劇場は当たり外れがあるのですが、シーズンのオープニング演目とエンディング演目には相当力をいれているということでしょうか。当たり前ですが、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでおなじみの曲がでてきます。だからということもないのですが、ニューイヤーコンサートの衛生中継を意識したとしか思えないバレエ付き。いずれにしても久しぶりにもう一回みにいきたいと思った内容でした。

2006年6月13日

4ヶ月ほど使ったコンパクトデジタルカメラ(リコーのGRD)の修理。壊れたというよりも光学ユニット(おそらくCCDの表面)にゴミがはいってしまい、それが写真に大きく写るということで修理依頼。結局、光学ユニットごと交換ということになり、対応してくれたリコーの方は2時間ほど待っていてくれれば交換するというのですが、さすがに2時間も待っている暇もなく。今日になって引き取り。最近のコンパクトデジタルカメラではレンズは段違いにいい。受光素子が小さいことが問題ですが、普段白黒モードで使う当方としてはあまり気にならない(フィルムだとTri-Xを愛用しているし)。平均的に優秀なカメラだけでなく、このカメラのように尖った製品が出てくるとおもしろいのですがね。話ついでにもう一つカメラネタ。手持ちのRFカメラのファームウェアをバージョンアップ。RFカメラでファームウェアをアップデートできる機種は世界に一つしかないので、わかる人には当方がどのカメラを使っているかがわかってしまいますね。アップデート後はホワイトバランスをオート設定にして蛍光灯の下で撮ると黄色がかるようになった気がするのですが、JPEGではなくRAWで撮れということでしょうか。そうそう先月、RFカメラ用の中古レンズを買ってしまいました。1950年代後半の古いレンズ(CANON 50mm F1.4 II)。値段が1万円でしたが、レンズに曇りがまったくない(このクラスのレンズを研磨に出す人はいないので、磨いたとは思えない)。買ってから調べると当時は定価が18,500円だったようですが、物価水準を考えると、いまでいうと20万円ちかいのでしょうか。F値が1.4のレンズだけあってボケが楽しめますが、被写界深度が浅くてピント合わせが難しい(MF一眼レフならば逆でしょうが)。このレンズを買ったということを事務の方に話したら、なぜ同社のF値0.95の50mmを買わないの?といわれのですが、マウントがやや独自だし、そんな明るいレンズはピント合わせがシビアなので使い切れない。ところで先述のGRDの前身のフィルムカメラGR-1用の28mmレンズが単体で発売したのですが、GRDを使っているとこのレンズも欲しくなったりします(というか中古でも売っているのか?)。

2006年6月12日

ここまで地上アナログTVで見られるワールドカップの試合は全部見てきたのですが、豪州vs.日本戦は結局オフィスを出るが11時近かったこともあり、家に着いたときには終わっていました。今週あたりから好カードも出てくるので楽しみ。個人的にはいい試合が見たいのであって、特に応援している国があるわけではない。それにしても昔はワールドカップは準決勝以降の試合の中継があるぐらいでしたから、時代は変わったものです。その分だけ寝不足の日が増えるのですがね。ところで行き帰りの電車では来週の実験用のプログラミング。機能追加は僅かだったので、一晩あればできると踏んでいたのですが、コア部分の大幅に変更しないといけないことに気づいて青ざめる。ということで内部のデータ構造を再設計する事態になっています。一晩どころか間に合うかも心配になってきました。もちろん、2,3日プログラミングだけしていられるのならば余裕で間に合うと思いますが、基本的に合間を見つけてはプログラミングする状況なので結構つらい。

2006年6月11日

ご存じのように2011年には地上アナログTV放送は終わることになっているので、そこに割り当てられた周波数の争奪戦が始まったという記事が出ていました。いずれは地上アナログTV放送向けの周波数は空くとは思いますが、記事通りになればいいのですが、個人的にはそう簡単にはいかないと予想しています。最近はその周波数の問題に関わらされることが多く、意見書に名前を連ねてほしいとか頼まれるのですが、どうも乗る気がしない。そのことに関して少々書いておきます。問題は2011年の段階で、地上デジタル放送向けの機器がどれぐらいぐらい普及しているかです。個人的には8割を切っていると予想していますし、某総研の方とこの話題になったときも社内シュミレーションではやはり8割程度と予想しているとのこと。そうすると2割の人が地上デジタルTV放送は見られないことになります。特に家に数台のある場合は全部のテレビが地上波デジタルTVに対応する家庭はさらに低くなる。実は困るのは視聴者だけでなく、民放TV局も同じ。そもそも民放TV局というのはTVCM放映料を含む広告スポンサー費用でまかなわれていますが、そのスポンサー料というのは視聴者数に比例しますし、多角化に成功したフジテレビを除くと収入のほとんどがスポンサー料。ですから、2割の人が見れないという状況になるとTV局は2割近い減収になるはずで、それをTV局自身が許容できるはずもなく、当面は某省の手前(補助金をもらっているからね)、地上波デジタルTV放送があれば地上アナログTV放送はいらないようなポーズをしていますが、2011年に近づいてくるとみんなが見られる地上アナログ放送をやめるのは公共性に反するとか、情報デバイドを助長するとか、機能的には使える地上アナログテレビを捨てるのは地球に優しくないとか、いろいろ聞こえのいい理由を作って停波の反対運動を盛り上げるのではないでしょうか。それに一番の問題はアンテナなのですよね。日本中にたっている地上アナログ放送用のアンテナを撤去して、地上デジタル放送向けのアンテナには変えるのはいったい誰なのでしょうか。今の地上デジタル放送対応テレビもそうですが、2011年近くになると地上アナログTV対応を謳った地上デジタル放送対応テレビが脚光を浴びそう。テレビを買い換えられてもアンテナを直せるとは限らないですからね。というわけで個人的には地上アナログ放送の停波は早くても2016年、下手をすると2021年になっても放送を続けているように予測しています。

2006年6月10日

ワールドカップが始まりましたね。開幕試合が行われれたミュンヘンのスタジアムは車窓から見たことがありますが、衝撃的な建物でした。ミュンヘンといえば地元チームのバイエルンミュンヘン。ここはサポートが激しいですから(囲まれても怖くはありません)、盛り上がったのでしょうね。開幕イベントはドイツ色というよりもバイエルン色を露骨に出していましたが、ドイツというこくには南側(バイエルン)と北側(プロイセンなど)では文化が結構違うし、特に北部の人は南部の人を田舎者扱いしていますから、開幕イベントの出し物にはちょっと引いていたかも。そうそうオーストラリア戦のあるカイザースラウテルンも一週間近くいたことがあり、実は欧州で始めていったサッカースタジアム。当時は地元チームは沖電気がメインスポンサーでした。ちなみにカイザースラウテルンは州都ですが、かなり小さな街で、駅の反対側は森。そうそうNATOの基地が近くあるそうで、基地城下町という一面をもっています。そうそうフランスに近いこともあり食事もまぁまぁでした。

2006年6月9日

オープンハウスの2日目。昨晩はあきらめると書いたプログラムですが、そのあとプログラミングを始めてしまい、気がつくと朝なので出勤。500行ほど書いていちおう動くところまで作り込んだのですが、いまひとつ地味なのでデモは断念。作ってみたものの華がないのですよね。ただ、まったく寝ていなかったのでオープンハウスの説明している最中に眠りそうになっていましたが。富士通の経営方針説明会の記事がでていましたが、携帯電話は手放さないそうです。まぁ企業の方針ですからどうでもいいのですが、本当に売る気がないのか、買い手がいないのか、どちらなのでしょうね。

2006年6月8日

勤務先のオープンハウス。でも別件に忙しくてそれどこれではないというのが本音。一昨日に印刷したポスターをフレームに入れて、会場に貼ったのは開始の3分前。やる気があるのかないのか。さてポスターの説明の方はというと、気がつくと休み時間が終わっている始末で立ちっぱなし。今回はオープンハウスの客層、つまりメーカと企業関係者が多いことを考えて、その方面の方々がコメントしやすい題材をポスターに選びました。こちらは説明するのが仕事ですが、ただ、説明するだけではそんなので質問でネタが拾える題材を用意。こちらも得することがないと損だから。夜はデモ用のプログラムを仕込もうと思ったのですが、別件が終わらずに断念。まぁまともにやっても終わるプログラム量ではなかったです。

2006年6月7日

今日は科研費特定「情報爆発」の全体会合で、本郷の東大医学部の講堂。さすが医学部。ビルもお金がかかっています。ビルからの見晴らしがすばらしいといったら、まわりから当方にはいわれたくないと怒られました。さて、科研費の会合ですが、当方は一介の公募班の研究代表者にすぎないので気が楽。ただし、午後はいったんオフィスに戻るなど忙しい、それから発表。おとなしく発表したつもりでしたが、聞いた方には過激だったらしい。一日目の締めとしてはよかったのではないでしょうか。

2006年6月6日

某研究機関の外部評価報告書の作成。もちろんここでは書けませんが、いろいろたいへんですよね。もちろん、当方のところも他人事ごとではないのですが、きちんとした実績をあげていないと本当にたいへんな事態になりますね。さてさて勤務先のオープンハウス用にポスターを作成&印刷。今回はIllustratorを持ち出して新規に書きましたが、図版は論文用図版の転用が多くなってしまいました。そしてA0用紙に印刷。例年、ポスターの印刷にはまるのですが、今年はノントラブル。

2006年6月5日

朝からひたすらプログラミング。ネットワークもののプログラミングの場合はコンソール画面を複数開いて、それぞれで通信ノードに対応したプログラムを実行するので、コンソール画面がいっぱい。それを観るためには大画面が必要となります。ということもあって、MacBook Proをもっていき、電車プログラミング。座っているとはいえ満員の田園都市線でノートPCを広げるのは結構チャレンジング。なにしろ一番混むといわれる路線だけはあって、半端な混み方ではない。特に急行の場合はシートの両サイドはドアに近いので混み具合が尋常ではないので、シートの真ん中当たりの座系を狙うのが鉄則。MacBook Proは横長ディスプレーだからいいですが、ノートPCでも一般の15インチクラスの液晶を広げると、前になっている人の脚に液晶が当たります。そうそう新しいVAIO-Uあたりを持ち出せば、立ったままプログラミングができるかに関心があるのですが、どうでしょうか。携帯電話でプログラミングできるか試したことがあります。携帯電話でプログラムを書いて、それをメールで送るだけなのですが、やはり効率が悪すぎでした。理想は携帯電話でブラインドタッチができるようになって、ポケットに手を入れたままプログラミングだったのですが、当たり前ですが無理。携帯電話の入力環境にあったプログラミング言語を考える方が先かも。ところで最近、脳波で機器を動作させる研究が進んでいますが、脳波でプログラミングをする場合はどうなのでしょうか。テキストベースのプログラミングでは当然効率が悪いし表現性が低いので、何か図形のようなものを思い浮かべるとプログラムが書けるというところでしょうか。そうそう今日の大学院授業でIDEを前提としたプログラミング言語にのぞまる機能や要件をきいてみたのですが、個人的な関心事はIDEではなく「脳波プログラミング」(まぁ授業だからIDEとか、ちまちましたネタを話すしかない)。頭で想像しただけでプログラミングできるというのはやはり理想ですし、脳波で機器制御より、脳波でプログラミングの方が人間の思考という観点からいても本質的なはず。

2006年6月4日

JALがoneworldに加盟することを発表しましたが、なんかずいぶん発表がおくれたような気がしますが。 なぜか欧州出張が多い当方としては気になるのはFinnair。Finnairはoneworldにすでにはいっていますが、成田-Helsinki便は9時間のフライト。一方、他社の欧州便のほとんどがHelsinki近くを通り過ぎて欧州都市につきますから、Helsinkiで欧州の他都市便に経由できると時間をセーブできるのです。ところで、フィンランドはおもしろいTVCMを作る制作会社が多いのですが、Finnairのパンダが出てくるTVCMはなかなかいいです。一見の価値はあります。話を戻しますが、JALのoneworldの加盟のプレス発表資料ですが、プレス発表資料としては異常なほどわかりにくいのですが、おそらく英文の直訳なのでしょうが、それを差し引いても異常。やはり加盟したくなかったのではないかと疑いたくなりますよね。

2006年6月3日

ひたすらプログラミング。一気にJavaのプログラム1500行ほど書く。最近は1日1000行程度に生産性が落ちていましたが、動作試験もしているので、1500行はまぁまぁの生産性かも。でもJavaで換算すると1日1000行切る程度のプログラミング速度では、システム系の研究者としてはやっていけないし、メジャー国際会議を狙うレベルの仕事をするとしたら1日1000行は当方もなく遅すぎる。というわけでIDEやテスティングツールを駆使して可能な限りを効率化して、1日に何千行も書く海外研究者に対抗することになります。やっぱり、この世界はプログラミングも論文書きもスピードがすべてだから、それが遅い人には居場所はないのですよね。なお、このプログラムは、某有名海外論文誌に出したら、結構細かい性能評価を求められて慌てて作成しているのが真相なのですが、確かにプログラミングが早い人だったら1日仕事で書けますね。来週は勤務先ではいろいろイベントがあるようですが、再投稿の締め切りもあるので、ひたすら性能評価になりそう。それにしてもこれほど追い込まれてプログラミングするのは久しぶり。明日中にできるでしょうかね。

2006年6月2日

午前中は神谷町の機構本部で会議。いちおう座長なのですが、会議を発散させているだけかも。それにしても委員長や座長というのが最近増えました。でもさすがに神谷町はレストランがまともですね。それだけはうらやましい。夕方からは新横浜で打ち合わせ。新横浜は情報系企業が多いのですが、草ぼうぼうの空き地と怪しいホテルしかない時代を知っているだけに、当時がオーバーラップしてしまいます。そうそう新横浜には駅ビルの工事が始まっていますが、近くにある某ホテルのショッピングセンターの惨状を考えると他人事ながら心配になります。そもそも新横浜はビジネス街だけどショッピング街ではないのですよね。

2006年6月1日

もう6月ですね。そんなことは関係なく忙しい。やらないといけないことがいっぱい。かかないといけない書類がいっぱい。いっぱいいっぱいで頭は空っぽになりつつあります。そうそうVaio-Uを発注。実は某所で拝見しているのですが、ちょっとだけさわった印象は決して使い勝手がいいとは思えませんでした。ただ、あくまでも実験用。結構小さいマシンが実験では必要だったりします。ただ、旧Vaio-Uはメモリサイズの制限から実験には使いにくかった。

2006年5月31日

早朝にオフィスで用事をすませてから、野田の東京理科大。来月の実験の下準備ですが、センサ類一式を車輪付きケースにいれて搬送。実験。ひとまず無事に動いたのですが、これが現地にもっているくといろいろトラブルが出るわけでして、楽観は禁物かも。ところでプログラミングの都合というか、Eclipseを大きな画面で開く都合で、ここ数日はMacBook Proを持ち歩いているのですが、セーフスリープ(Windowsでいうハイバネーション)にするとキーボードが入力を受け付けなくなるのですが、リブートなどでシャットダウンを始めると途中でキーボードが復活するのですが、いったい何が起きているのでしょうか。PowerBookではそうした問題はおきていなかったのに。もちろん普段はセーフスリープは使わないのですが、移動先でバッテリを交換するときはセーフスリープは必要(WindowsのノートPCではあたりまえの機能)。サポートされたのは最近とはいえ、PowerBookやMacBook Proでハイバネーションできることを知らない人が多いですよね。

2006年5月30日

NICTの外部評価委員を仰せつかり、京阪奈のNICT研究所にいって外部評価委員会に出席。評価委員の責務とはいえ、ちょっと質問をしすぎました。反省。次回からおとなしくています。立場上、内容に関してはいえませんが、部署によってレベルに差が目につきますね。それにNICTは予算額が多いだけに風当たりが強いのですが、内部の方はどうおもっているのでしょうか。それにしても京阪奈エリアは10年間であまり景色がかわりませんね。ところで道中の新幹線はひたすらプログラミング。はかどりましたが、完全にプログラミングに没頭していたので怪しい人に思われたかも。

2006年5月29日

ひたすら書き物。それと授業。そうそう松下電器とNECが携帯電話関連で業務提携があるという報道がいくつかありました。両者はすでに提携関係になるのですが、今回の話は携帯電話端末メーカの大幅な再編につながるかもしれません。すでに国内の携帯電話メーカの世界シェアはエリクソンと提携したソニーをのぞくと、全部あわせても10%以下。各メーカの世界シェアは統計誤差以下。風前の灯火。いつ消えてもおかしくない。もちろん、ソニーエリクソンをのぞく全文の国内端末メーカを統合したからといって生き残れるわけではありませんが、多少の延命はできるかもしれませんね。いずれにしてもメーカの統合なしだと3年で半減、5年で全滅もありえる状況。いまでも国内携帯電話は世界の先端にあると信じている人がいますが、だったら国内の端末メーカ製の端末が世界にあふれているはずなのですがね。

2006年5月28日

熱い、熱い、コンピュータが熱い。最近はソフトウェア開発にMacBookProを使っていますが、このノートPCはプロセッサがCore Duoのうえに、筐体がアルミボディでできていることもあり、パームレストへの熱のまわりが早い。PowerBookも熱かったですが、MacBook Proはさらに熱い。MacBookはプラスチックボディなので多少の熱の周りが遅いそうですが、ちょっとだけうらやましい。それにしてもユーザが低温火傷になりそうになりながらコンピュータを使うのは間違っています。たとえばキーボードから夏場はひんやりした風が出てきて、冬場は暖かい風が出てきてかじかんだ指先をなおしてくれるとか、パームレストに低周波発信器などを仕込んで手をマッサージしてくれるとか。

2006年5月27日

さすがにぐったり。プログラミングをしてみても、まったくはかどらず。ところで、昨日新聞のインタービュー記事にキヤノンもフィルムカメラ撤退(正しくは開発凍結)とありました。今週、中国にいったときに思いましたが、中国でも所得の高い上海ということもあるでしょうが、現地の方はデジタルカメラをもっている人も結構多く、そうでないと格安フィルムカメラ。最大マーケットである中国がこの状況だと、いまさらフィルムカメラを開発しても利益でないですよね。そういえばキヤノンはデジタルカメラは使っていますが、フィルムカメラでは使ったことがありませんでした。そのキヤノンの方から以前、聞いたのですが、デジタルカメラの組立労賃は製品原価の20%以下だそうです。セル生産に成功しているキヤノンであれば人件費高い国内で生産しても十分ペイするのかもしれませんね。それと中国工場の場合は従業に離職率が高く、中国はセル生産に向かいないとか。さてソフトウェア開発はというと、工業品で一昔前の流れ作業的な方法に向かっていますが、セル方式にむかうときがくるのでしょうか。複製が簡単にできるハードウェア製品とソフトウェア製品では根本的に違うのですが、ソフトウェアが今後、多品種少量化するのであれば考えておくべきことかもしれません。

2006年5月26日

書類作成、並行してすっかり溜まってしまったメールに返答。たまりたまったメールは結構な量になっています。夜は2月に博物館での実験用につくったアクティブRFIDシステムの仮設と動作確認。ということで機材を並べて、ひたすら結線。電波って難しい。これは月末に再現実験があるからなのですが、確認後は今回新調した強化プラスチック製スーツケースにしまって無事に終了。このケースですが、トラックに踏まれてもつぶれないということだけあって、なかなか丈夫。ところで話をシステムの方に戻しますが、機材一つ一つにACアダプターが必要なので今回の簡易システムでも、ACアダプターは10個以上。最近の定電圧回路はエネルギー効率があがっているとはいえ、電気の無駄ですよね。100ボルトとは別に、5ボルトまたは12ボルトぐらいで電力線を作った方がいいかもしれません。USBでもいいのですが電力が足りない、電力供給型Ethernetは結構は定格電流量も高くて結構機材を動かせるはず。以前、ユビキタスコンピューティングではなく、ユビキタスコンピュータという名称で、すべての機材に(コンピューティングサービスではなく)コンピュータが入って、ネットワークでつながるといいだしている人たちがいましたが(そもそもつないでどうするの?)、電力供給と兼ねれば自ずとつながるかもしれません。だったら電力線ネットワークでも同じだといわれそうですが、電力線ネットワークでノイズ発生源のひとつは安物ACアダプターなのですね。やはりACアダプターを世の中から排除することが早道かも。

2006年5月25日

機構本部のお仕事。ということで朝から神谷町。いい場所にありますね。念のために書いておきますが、所属先の国立情報学研究所は大学共同利用機関法人情報・システム研究機構という位置づけ。なお、大学共同利用機関法人とはなにかと聞かれても当方は説明できませんが。ところで、某研究会にいったら、会費を払っていないといわれ、学会に調べてもらったら、ちゃんと払っていることが判明。でもその過程で別の学会を払っていないことを判明。あわてて手続き開始。こちらは本当に申し訳ない(これを理由に除名にしてくれると、それはそれでうれしいけど)。学会といえば驚いたのは某学会から20周年記念企画として「Happy Academic Life」という双六ゲームが届いたのですが、当方のまわりでも激怒する人が続出。ゲームを通じて「幸福な研究人生に至る道」に到達するためのキャリアデザイン能力育成するそうです。ただ、アカデミックな研究は予算も人件費も税金でまかなわれていることが多いわけで、研究ができる環境というのは研究者一人では成立しない。なのに学会自らお気楽に「幸福な研究人生」(?)をゲームで支援するといい、さらに予算や人件費をゲームネタにしていたら、学会としての見識を疑われてもしかたない。ただ当方の場合は怒るのもばかばかしいので、その学会からは脱会することにして、こちらは脱会手続きを開始。それにしても学会もいろいろですよね。もろもろの雑用で研究者に負担をかけて研究を阻害している学会もありますし、予算や人件費をゲームネタして喜んでいる学会もあります。ほんとうにいろいろ。それに学会の数が多すぎ。

2006年5月24日

午前中は品川で打ち合わせ。オフィスにいったん戻って、今度は早大理工で打ち合わせ、またオフィスに戻る。そうそう某所でMacBookを拝見。キーボードは思ったより普通というか、違和感なく使えてびっくり。問題は重さとテカテカ液晶。ところでブラックモデルはなかなかいいのですが、往年のG3搭載PowerBookを思わせますね。ちなみに当時はG3搭載PowerBookにがっかりして、PowerBookからWindowsノートPCに移行しました。

2006年5月23日

RTLS (Real Time Locating System)の講演。講演時間は3時間近く。まぁ日本語だからいいのですが、前半は調子がいまひとつだったのですが、後半はいつもの調子にもどって講演。RFIDよりはRTLSの方が技術的にもコスト的にも目があると思うのですがね。なお、午前中は秋葉原に行って情報処理学会のユビキタス系研究会の研究発表会で座長。今日の研究会の担当幹事。ということで朝は少し早めにいったのですが、受付の学生さんは先においでになっていて申し訳ないことをしました。座長の後は運営委員会にでてそれから先述の講演。講演が終わってまた秋葉原にいって研究発表会の最後だけ出席。なんかあわただしい一日なのですが、それに驚かなくなっているのも問題。

2006年5月22日

朝は90分の基調講演。やっぱり英語で90分話すのはしんどい。ワークショップなので気が楽だったのですが、第六回目だそうですし、論文集はLNCSですし、結構な倍率があったワークショップだったのできちんと準備して望んでよかったです。講演は好評に終わったようなのでなにより。時間がないのですぐに空港に行きたかったのですが、講演が終わってからも質問攻めでなかなか会場を離れられず。なんとか振り切って、そのままタクシーをつかまえてリニアーモーターカーに乗って空港。そしてANA便に飛び乗って帰国。夜は霞ヶ関関連の委員会。当方の帰国に委員会の時間を合わせてもらったので遅刻するわけもいかなかったのですが、飛行機は出発から遅れてハラハラ。なんとか10分遅れに着陸して、当初予定した成田エクスプレスに乗れて、7時数分前に飛び込む。というわけで3時間弱の飛行は資料確認でおわってしまいました。そうそう上海の天候が悪かったこともあって飛行機は結構揺れました。それにしても中国は活気がありますね。混沌した感じがおもしろい。さて問題は明日の講演。もちろん日本語だから楽なのですが、今度は3時間講演でさらに長いので、それはそれで結構たいへん。

2006年5月21日

国際会議の会場(国際会議中心)はホテルから歩いて10分とかからない。ただ、スライドの準備。なんとか時間をもつ分だけの枚数は作ったのですが、あとは何をしゃべるかですが、これはいまだ思案中。ということで上海を観る時間はほとんどないです(当たり前ですが)。ただ幸いなことにホテルは浦東地区にあって上海の真ん中をながれる川(黄浦河)沿い。なので旧市街の観光名所がホテルの部屋から楽しめますし、特に夜景はきれいですね。香港もすごいとおもいましたが、上海もすごい。ところで、ホテルのビッフェ形式の朝食がすごかった。西洋風の朝食としても種類が多いのですが、和食、中華まであって、朝からラーメン、点心、餃子、そしてケーキ。貧乏性なので、ちょっと食べ過ぎ。ところで日本では格差化が話題になっていますが、たしかに中国と比べるとたいしたことがないのかも思ってしまいます。そうそうホテルの近くの大きなスーパーマーケットにいったのですが、普段見かける日本の食品がいっぱい。あれだけたくさんの種類のポッキーを見たのは久しぶり。また、ペットボトルも日本のスーパーやコンビニよりも種類が多い。ちなみに午後の紅茶のレモンティーは日本より色が濃い。

2006年5月20日

3時間もかからずに上海に到着。飛行時間が短く講演の準備は当然できず、書類に目を通すだけで終わってしまいました。空港から市内までは話題のリニアモーターカーに乗ってみました。400km/hオーバーはさすがに速いですね。でも200km/hあたりを超えたあたりから結構揺れます。リニアモーターカーは浮いているので、電車と違って揺れないと思っていましたが大差ないですね。それにしても上海はすごい。東京にいると高層ビルには見慣れていたつもりですが、奇抜な高層ビルがいっぱい。さすがは中国ですね。

2006年5月19日

夜はKDDI本社に行って某研究会の委員会で外出。オフィスに戻ったのは9時過ぎ。そして明後日の国際会議のキーノートスピーチ用のスライド作り。90分はさすがに長くスライド枚数も多い。ただ、途中でPowerPointが固まってファイルを壊したりとさんざんな目に遭いながら鋭意作成中。明日から海外出張だというのに間に合いますでしょうか。まぁ発表時間までに間に合わせればいいわけですが。ということで3日間ほど海外出張。ところでKDDI本社にいったからというわけではないですが、昨日はKDDIとGoogleの提携。auからGoogleが使えるわけですが、問題なのはauの公式サイトezwebだけでなく、一般のサイトも検索対象になります。これまで携帯電話キャリアは公式サイトと非公式サイト、いわゆる勝手サイトを厳密に分けるとともに、公式サイトに対して課金代行サービスをすることで手数料収入をえていたわけですが、auは勝手サイトを積極的に認めることになります。問題はライバルであるドコモがどう動くか。auにしてもドコモにしても、パケット収入は定額料金課であがっていない状況ですから、公式サイトの手数料収入の目減りは痛いはず。auというかKDDIは覚悟を決めたとみるべきでしょうが、ドコモはどうすのでしょうか。ドコモのiモードはインターネット接続サービスといっても、au以上に公式サイトと勝手サイトを厳密に分けることで、公式サイトを提供する企業の囲い込みをしてきました。また、公式サイトを出している企業の手前、そう簡単に勝手サイトにユーザを出す仕掛けは用意できないので、また遅れをとるかもしれません。5,6年前は先進の携帯電話ビジネスともてはやされたiモードも、今ではすっかり時代遅れのビジネスモデルになってしまいました。

2006年5月18日

今日はISO SC31 WG4。つまりパッシブRFIDの規格の委員会。ところで某有名海外ジャーナルから採録通知がくる。これが不思議な展開で、マイナー修正を要求されていたのですが、結局、修正した論文を送る前に採録通知。まぁ修正要求は軽微な表現上の修正ばかりでしたから、ありえる展開といえばその通りですがね。これで今年、海外ジャーナルで刊行される論文はSpringerの論文紙からが3本(そのうち一本は共著)、Elsevierからでるのが1本。国内の英文論文誌をいれて、論文誌論文は今年はあと増えても2、3本でしょうかね。そうそう米国ではJavaOneが開催されているようですが、あまり話題がないみたいですね。もちろん当方自身がJ2EE 5系にいまひとつ関心がないということもありますがね(だってJ2EEを使って作ることないから)。ここでJavaと心中する覚悟があれば、次期JavaであるMustangに入れ込んでもいいのですが、現状ではLook-and-Feelの部分に使いたい新しい機能があるぐらい。どのOS、言語にもいえるのですが、どこまで浸かるかは難しいところ。個人的には今年の注目はSunのJava Real-Time Systemの実装でしょうかね。

2006年5月17日

午前中は打ち合わせで外出。そのあと雑用、雑用、打ち合わせ。そのまま12時過ぎに帰宅してそのまま勢いで書きかけの論文を仕上げて投稿。仕事があらい。昨日の続きですが、Webニュースに出ていたAppleへのインタビュー記事によると、先日発表になったMacBookはiBookの後継機種だけでなく、12インチPowerBookの後継機種だそうです。12インチPowerBookを常用している一人としては、重さといい、キーボードといい、MacBookがまともに使えるとは思えません。また、別の記事ではMacBook (Pro)はThin and Lightだそうです。横長13インチ液晶モデルなのに2.36kgもあてLightというのはいくら米国向けPCでも最近はありえない。今の12インチPowerBookの次は軽いWindowsノートPCでしょうか。こちらもツルツル、テカテカの光沢液晶をさけると機種は限られるのですがね。Windowsを含めてノートPCの選択の幅が狭くなっているような気がします。もちろん値段も下がっているので贅沢はいえないのでしょうが、中途半端機種が増えましたよね。それにしてもMacBookにはがっかり。といいつつもどこかでMacBookをさわって気が変わっても許してください。

2006年5月16日

午前中に査読を8本、ISO関連の仕様書読み、それから雑用、雑用。ほんとうに嫌になります。ところで、Macintosh iBookの後継となるMacBookが発表。しかし、13インチ液晶搭載ノートPCで2.36kgというのはあり得ない重量。現行の12インチPowerBookでも2kgと重すぎなのに。12インチのPowerBookのIntel版は出ないのでしょうか。光沢液晶とヘンテコなキーボードもダメ。それよりもSonyのVAIO-Uの方が気になります。こちらは520gですからね。

2006年5月15日

会議や授業、雑用で今日も大忙し。ちょっともたないです。ところで、連休明けから一部メーカのフラッシュメモリの店頭価格がいっきに1割以上下がっています。その背景は供給過多が原因であることはわかるのですが、今年に入ってから米国と韓国でフラッシュメモリチップの闇カルテルが摘発されたりしているので、メーカ同士が生産調整に入る可能性は少なく、ますます下がりそう。それで気になるのは携帯オーディプレーヤーのフラッシュメモリ化と価格。Appleはフラッシュ版のiPod nanoの大容量化した製品を出してきてもよさそうなのですがね。どうなるでしょうか。一方で別の見方もできてAppleがiPod nanoを2GBと4GBで出して、しばらくしてから1GB搭載の低価格版を出してきたのですが、もちろん価格をさげてシェアアップを狙ったと読むことも出来ますが、それ以外にAppleが大容量に需要がないとみている可能性もあるわけで、フラッシュメモリメーカには結構ショックだったのではないでしょうか。いずれにしてもフラッシュメモリの急激な価格低下の中でAppleが大容量化を目指すのか、低価格化を目指すのかで、携帯オーディプレーヤーの市場動向がかわることはたしかでしょう。

2006年5月14日

結局、昨晩は徹夜仕事だったのですが、午前中はオフィスにいってやっつけ仕事。休んでいられるほど暇もない。今回は仕事がいっぱい、いっぱい。明日はそのうちのいくつかの締め切りを延ばしてもらうようにたのまないと本当にまずい。というか伸ばして頂けないと破綻する。もちろん、締め切りが延びても仕事量が総計が減るわけでないのですが。

2006年5月13日

ATOKのIntel Mac用のβ版をインストール。これでIntel Macでもまともに日本語が入力が出来るようになりました。現行のATOKはIntel Macに対応していないので、MacOS X標準のことえりを使ったり、EGBridgeの最新版をインストールしていましたが、いずれも変換精度もさることながら、辞書がいま一つ。やはりATOKは賢い。もちろんATOKを10年以上使っているので慣れがあるとは思いますが、無学習状態でもそれなりの変換をしてくれるのはさすが。1日の長がありますね。ただ、Windowsでも標準のIMEは使わずにATOKをインストール。携帯電話もATOK。昔はPC系はVJE、松茸、Katanaなどなどありましたが、Windowsが普及するとともにWindowsの標準でついてくる漢字変換ソフトウェアであるMS-IMEに席巻されてしまいました。MS-IMEはお茶目な変換をしてくれるので笑えるのですが、お茶目なMS-IMEのおかげで文章作成速度が落ちたり、誤変換で文章の真意がつたわらないことを考えると、ATOKに限らず商品漢字変換ソフトウェアを購入する価値は十分あると思います。少なくてもMS-IMEユーザの数を考えると、世の中全体では無視できない損失です。また、Linuxなどではオープンソース系の漢字変換ソフトウェアを使っている人が多いわけですが、もちろんきちんとした日本語文章が書けていればいいのですが、論文査読なので誤変換だらけの文章を読まされる立場からすると、オープンソースにこだわって間抜けな漢字変換ソフトウェアを使って頂くよりも、商用のまともな漢字変換ソフトウェアを使って頂いた方がありがたい。ところでAjaxを使った漢字変換などが提案されていますが、いずれは漢字変換はネットワークベースで行われるようになるのでしょうね。ただ、Ajaxでは手間が多すぎで、むしろ日本語の限らずWebベース文字入力用XMLを考えた方がよく、そろそろWebブラウザのメーカは標準化をしてもいいように思いますが、あまりウォッチしてませんが、すでに標準化がすすんでいるのでしょうか。さてIntel Mac対応ATOKのβ版ですが、MacBook Pro上で安定して動いています。ただ、一部のソフトウェア上では日本語入力モードと英数入力モードの切り替えができなりますね。まだまだβ版だから仕方ないですが。

2006年5月12日

NTTが今日、2期連続の減収減益を発表しました。固定電話の収益性が減っているのが要因のようですね。光ファイバーが普及すれば光ファイバーの収益でリカバーできるのかもしれませんが、固定電話に損益はますます大きくなるでしょうし、ファイバーはカッパーとちがって他の事業者との競争があるので現状の利益率を維持できるとは限らない。他人事ながら心配してしまいます。そのNTTの今後は通信・放送懇談会で議論されていますが、これもよくくわからない。立場上、いちおうウオッチしているのですが、懇談会があるたびに話が違ってきていますし、それを報道する大手メディアの記事や解釈がばらばら。これだけ混乱するのはちょっと例をみないですよね。いろいろうがった見方ができてしまいます。さて通信・放送懇談会のNTT関連の争点は、(1) NTTグループの資本関係を分離すべきか否か、(2) NTT東西のアクセス網を分離すべきか否か、そして直接経営には関わりませんが、(3) NTTの研究開発部門を分離すべきか否か、あたりが争点でしょうか。まず(1)はIP化で地域も全国も通的的な距離はあってないような状態ですから、いまさら県内と県外で分けても意味がないのはAT&Tの例を見ればあきらか。現実的なひとつの方法はNTT東西に分けたもともとの理由、つまりNTT東西に担当地域の境界をなくして競わせるという原点に戻ること。ただ、これにはNTT東西をNTT持株から独立させる必要がありますが、ドコモを含めて一体化を狙うNTT持株は相当抵抗しそう。また、データと音声をわけたとしても、音声通信はデータ通信の一つにすぎない時代になろうとしているので現実的ではない。また、移動と固定はいまは分かれていますが、将来はその境界はもっとちいさくなるはずで早いうちに方針を立てた方がいい。(2)はドライカッパーの分離で落ち着くように思いますが、問題なのは光ファイバー。NTTからファイバーを分離をしないと競争は促進されないのですが、カッパーはNTTの独占でしたが、ファイバーはNTT以外の事業者も敷設しているので、NTT弱体化を狙ってファイバーの解放をさせると他の事業者も潰しかねない。いずれにしてもNTTには全国津々浦々までファイバーを引くつもりなのか、収益があがる部分だけ敷設するのかを明確にしてほしいところ。後者ならば競争を促進して敷設範囲を広げる必要があるので、ファイバーも分離する必要が出てくるでしょうね。(1)と(2)に関してメディアから聞かれることがありますが、答えがないと答えるしかない。(3)はこのページで書くたびに関係者と元関係者から怒られるのでやめておきますが、独自交換機の時代ではなく、IPベースの業界標準品でネットワークを組む時代にNTT自身が本当に将来にわたって研究開発部門を持っていたいのかが当方にはよくわからない。

2006年5月11日

無事にJAL便で成田に戻る。747型機の2階(アッパー)だったので、全体はわからないのですが、客入りは70%を切っていることはたしか。国内エアラインの欧州便の場合、70%が採算ラインだそうですから(原油高の関係で75%という説も)、赤字運行は確実かも。もちろん往路と比べると混んでいるわけですが。機内ではずっと論文書き&プログラミング。論文書きに飽きるとプログラミング。プログラミングにつまると論文書きという感じ。ところで、スッチーさん曰く、このフライトでずっとして仕事をしていたは当方がぐらいといわれて同情されたのですが、ちょっと悲しい。5月の上旬ですから、出張ではなく旅行客がほどんとですから当然なのでしょうが、当方もいちおう旅行客の一人のはずなのですがね。さて論文の方は2/3ほどを書きましたが、間に合いますでしょうか。

2006年5月10日

帰国のためにCDG空港。午前中はPompindouの国立近代美術館に行きました。Pompindouは頻繁に展示作品を入れ替えるのですが、今回は常設展示を映像作品を中心に衣替え。比較的古い映像作品がメインでしたし、なかにはさすがといわせる展示もありましたが、映像にきれいさがなく気分が悪くなるものも多い。企画展はLAのモダンアートなどを展示。ただ、20世紀前半の所蔵品は前回のリニューアルと同様にほとんど展示していませんし、これも前回と同様にスペースの半分ぐらいしか使っていない。ところで、一回のロビーで子供向けの仮設展示をしていましたが、そこに本物のピカソの作品をおいてしまうところは、さすがはPompindouです。モダンアートは人によって好みがあるのですが、今回にかぎればパリ市立近代美術館の方がいいかもしれません。

2006年5月9日

私事渡航なのに今日が唯一フリーの日。代休消化の休暇といっても、遊んでいられるほど暇はないので、私費で出張をしているようなもの。今回の旅行でもっともいってみたかったのはパリ市立近代美術館(Musee d'Art Moderne de lab Ville de Paris)。ずいぶん長いことをリニューアル工事だったのですが、やっとオープン。といっても一部は工事中のままですが。パリで近代美術というとPompindouにある国立近代美術館が圧倒的なのですが、Pompindouはいい作品が多いのですが、作品がおとなしくて退屈なところがありますが、パリ市立近代美術館はなかなか過激な作品を集めています。モダンアートを楽しむという点ではPompindounoの時代ではないかもしれません。そうそうパリ市立には藤田嗣治の作品もありました。オフィス近くの東京国立近代美術館の藤田嗣治展は満員状態でじっくり作品を見れない状態でしたが、パリ市立は外見上は工事中ということもあってガラガラ。おかげで間近で見ましたが、彼特有のクリーム色の下地はヒビだらけ。彼の作品は保存がたいへんということをなっとくしました。それから隣にあるPalais de Tokyoで企画展を鑑賞。ここは変な企画展に変な作品の巣窟みたいなところですが、やはりはずせない美術館。それからパリ滞在時には恒例のMusee d' Oresay。なんだかんだ年に数回はいくわけですが、今回はCezane & Pissarro展を中心に鑑賞。豪勢にもCezaneとPissaroの作品で同じテーマの作品を交互にならべて展示。ご存知のようにCezaneとPissarroはいっしょに写生旅行などをしていることもあり、同じ風景を描いているのですが、並べてみてみるとやっぱり壮観。スタイルは違う画家ですが、色の置き方が驚くほど似ている。特に緑は画家によって違う色の絵の具を置くのですが、申し合わせたように同じ。それとたぶん絵の具が同じですね。夜はパリオペラ座でバレエ「Nosferatu」を鑑賞。この演目は当然、モダンバレエになりますが、ダイナミックさよりもストーリー重視のダンス。完成度は極めて高いのですが、もうすこし見せ場は欲しかったように思います。パリオペラ座の今シーズンはオペラが6本、バレエが2本鑑賞。オペラ座のワンシーズンあたりのオペラ演目は20本弱だから、観た比率は結構多いかも。

2006年5月8日

今日も打ち合わせ。午前中は時間があったので、Quartier LatinからLuxembourg公園を経由してSt. Germain des Presを散歩。この地域は結構土地勘があったりします。久しぶりにSorbonne近くの中世美術館。月曜日に空いている美術館は少なかったのがいった理由ですが、7,8年ぶり。ここのタペストリーは一見の価値があります。

2006年5月7日

日曜日の朝だというのに共著の書籍の打ち合わせ。なんとフランス語版もでるらしい。論文で中国語に訳されたものはありましたが、本は初めて。それにしても結構疲れます。それからパリオペラ座Basitlleで、Verdiのオペラ「Simon Boccanegra」を鑑賞。昨夜のオペラはなんだのかというぐらい、段違いに聴き応えのあるオペラでした。おそらく今シーズンに当方が聞いた聞いたオペラではベストです。パリまで来た甲斐がありました。主役のSimon 役のバリトン歌手(Carlos Alvarez)に加えて、脇役のGabriele役のテノール歌手(Stefano Secco)、Maria役のソプラノ歌手(Ana Maria Martinez)、Fiesco役(Ferruccio Furlanetto)が非常によい。演奏も過去に聴いたパリオペラ座の演奏の中でもなかなかの出来でした(同じ指揮者のオペラはきいているのですがね)。セットはそもそも中世の話なのですが、セットも衣装も現代風かつシンプル。その意味では見応えはないのですが、背景にピカピカ光る金属片でちりばめられているので、光の反射をうまくつかっていました。パリオペラ座は風変わりなセットが多いのですが(普通のセットは意地でも作らない?)、それでもどのセットも歌手が目立つようにしてあるのはさすがです。さてSimon Boccanegraはそもそも有名なアリアがあるわけでもなく、Verdiのオペラとしては地味な作品ですが、全体に中だるみがなくていい。ただ、聞く方も休むところがないので、おわったらぐったりです。ところで、Simon Boccanegraは2002年の7月にLondon Royal Opera Houseで同じ演目をみているので2回目。Royal Operaは舞台とライティングに凝りすぎだったという印象しか残っていないので、やはりパリオペラ座の方が出来がいいのでしょう。

2006年5月6日

パリオペラ座Garnierで、Rameauのオペラ「Platee」を鑑賞。初めてみる演目ですが、コメディもの。それとオペラですが、ダンスの方がメインという感じ。というわけで歌は主要な歌手はいいのですが、それ以外は技量の前に声量がないという感じ。最近のGernierの演目は舞台をシンプルにするものが多かったのですが、結構、大がかり。大量の火の粉が落ちてくる演出は圧巻。ところでデジタルカメラ(リコーのGR-D)が壊れてしまい、変な色の写真しかとれません。ただ、このカメラでは白黒モードで撮ることが多く、気づいていなかったのかも。使い始めて2ヶ月ちょっとで壊れるとは困ったものです。パリは昼はお天気雨、夕方からは雨。

2006年5月5日

JAL便でパリまで移動。ゴールデンウィーク中ということで成田空港は混んでいると思ったのですが、出発ロビーはガラガラ。結局、チェックインカウンターも手荷物検査もパスポートコントロールも並ぶということがありませんでした。飛行機はJALだからかもしれませんが、ガラガラ。エコノミー席は2〜3割程度。今回はマイレージポイントで飛んでいるので、おとなしくしているつもりでしたが、4シートを占領。それにしてもJALのスッチーの接客はあいかわらず疲れさせてくれます。なぜなんでしょうね。まわりくどいのですよね。さて機内ではひたすらスライド作り。帰国後に、電波を使った位置計測のチュートリアル講演しないといけないのですが、過去に作ったスライドがまったくないわけないのですが、3時間講演となると9割以上は新規につくることになります。ということで機内では40枚ほどをつくりましたが、途中で飽きてソフトウェアの研究者にもどってプログラミング。なんとかホテルに到着。宿泊は今回はパリの定宿のひとつにしたので気が楽。私事渡航のはずなのに公務渡航になりつつありますが、明日はのんびりできそう。

2006年5月4日

休日出勤とはならなかったものの、ひたすら査読。某著名海外ジャーナルの論文を2本(どちらもダブルスペースとはいえ、50ページ近い)、それなりに有名な海外ジャーナルの論文を1本、ぱっとしない国際会議の論文を7本。結局、徹夜仕事とになってしまいまいた。おかげでプログラミングの方はぜんぜんすすまず。連休明けに締め切りがくる国際会議のプログラム委員をいくつか引き受けているから、まだまだ苦労が続きます。さて明日から一週間ほどフランスにいってきます。

2006年5月3日

今日も休日出勤。ともかく大忙し。事務書類からジャーナル論文のカメラレディの作成&送付。海外は休みではないので、夜は欧州の研究者と電話ミーティング。当方の語学力の問題もあるけど、電話がすごく聞きにくい。だからというわけではないですが、週末から欧州。だけど時間に余裕がなく日曜の午前にパリでミーティング。フランス人にはありえないけど、むこうも結構追い込まれているのでしょうね。いずれにしても今日は国内は休日なので、事務仕事がこれ以上増えなかったのだけがせめてもの救い。なんとか合間を見つけてプログラミングと論文執筆。

2006年5月2日

事務処理とメールの返答でオーバーフロー気味。例年、GW中は雑務が減ってプログラミングに集中できるのですが、今年はいったいどうなっているのでしょうかね。そのうえ国際電話が3本もかかってくる始末。そうはいっても電車ではプログラミングに集中しているわけでして、なんとか5月中旬までには今作っているものの実装にきりをつけたい。ところで外出して7時頃にオフィスに戻ってくる途中、白山通りで御輿と遭遇。神田明神の関連で神保町の町内会でしょうか。実は9時になっても御輿を担いでいましたが、ずいぶん夜遅くにするのですね。はなしはかわって、Seagateの技術担当者のインタービューがWebニュースに出ていましたが、またまた予測を修正する必要がありそう。それにしてもコンピュータ関連のハードウェア技術では、ハードディスクが一番順調に技術が伸びていますよね。問題は増えた容量を何に使うかです。素人みたいにプロの研究者でも、そんな大容量ディスクに使い道などをあるのだろうかと心配する方もおられますが、あれば使い切るのがストレージ。計算リソースはケチケチしながら有効に使うものではなく、じゃぶじゃぶ無駄に使うものです。重要なのは何に無駄遣いをするかです。

2006年5月1日

世間では連休中の方もいるというのに、こちらは仕事が飽和中。書かないといけない書類が多すぎ。メールも処理しきれない。これ以上に人に仕事を頼むなと声を大きくしていいたい心境。ところで先月の人は一ヶ月に論文を何本書けるか、作戦ですが、結局、投稿論文が5本(最初、4本と書いたけどよくよく思い出したら共著論文があった)、条件付きになったジャーナル論文の修正・再投稿が2本。年度あけと言うこともあり雑務が多すぎて本数は伸びませんでした。もちろん論文は通勤途中ので電車で書くわけですが、先月の後半は雑用がいっぱいで毎日がその日のうちに帰れないという状況。さすがに無理でした。まわりから一ヶ月が30日ある4月より、31日ある月でやった方がいいという貴重な意見があり、31日ある月で再トライです。

2006年4月30日

太陽電池で駆動する時計を使っているのですが、なんと電池切れ。そのうえある程度、内部で電気をチャージしないと動かないので、太陽にかざしたからといってうごくわけでもない。役立たず。どうしようもないので時計をひなたぼっこさせることに。自動巻時計の電動巻き機(モータで時計を揺らして巻くそうです)を見て疑問に思ったことがありましたが、大差ないかも。

2006年4月29日

今日も休日出勤です。平日はなかなか時間がとれないので、溜まった仕事を終わらせる。ところで数日前に750GBドライブを見せてもらいました。といっても表面にはられたスペックシールをみただけですが。ドライブ一個で1TBを超えるのは時間の問題でしょう。ここ数年は垂直記録方式でしばらく密度を上げられるので、容量は順調にのびるはず。学生時代、ハードディスク容量が1GBを超えて驚いたのをいまだに覚えているのですが、時代はすすみますね。ただ研究者としては1TBではなく、その先、つまり1PBを超えたときを考えないといけません。大容量化されたハードディスクを何に使うかですが、1GBの時代はマルチメディアコンテンツでしたが、1PBの時代は検索用のIndexing情報と予想しています。つまり元データの何百倍のサイズを使って、検索を高速化・高精度化するためにメタ情報を格納するのではないでしょうか。

2006年4月28日

広尾でフランス大使館関係者とフレンチレストラン。ランチミーティングというと聞こえはいいですが、国際会議の打ち合わせ。いつの間にかプログラム委員長になっていたらしい。プログラム委員長もやれといわれればやりますが、この国際会議は名前以上のことは知らないし、当然出たこともない。このため、わけもわからないし、モチベーションもない。いずれにしても仕事がどかーんと増えることになります。それでなくてもぎりぎりの一線をすでに越えた状態なので(実は今週もその日のうちに帰れたのは今日だけでした) 。この時期は2006年3月期決算が集中するので、業界にいきるものとして主要各社の決算はみるのですが、目についたのは日立の情報系部門の決算書。ハードディスク部門は△270(単位億円)、つまり、270億円の赤字。日立は2003年にIBMのハードディスク部門を20億5,000万ドルで買い取ったわけですが、高いお金を出して赤字部門を買い取ったという感じ。さすがにIBMはHDDの生みの親であり、先をみていたのでしょうね。企業ですから儲かれば売らないわけで、当たり前といえば当たり前。それとハードディスクは良くも悪くも規格化された標準品なのですよね。だから最後は価格競争になるのは当然。素人的にみると日立は3.5インチのドライブは撤退して、2.5インチと1.8インチのドライブに注力した方がいいように思いますが、いまだに総合電機メーカの看板を下ろせない企業には無理な話かも。

2006年4月27日

せっかく会議が一つのなくなったというのに(委員長である当方の権限でなくしたというべきかも)、同じ時間に別の会議が増える。年明けからやたらに会議が増えた気がします。夜は表参道。高級フレンチレストランで、おいしい食事を食べながらひたすら研究の話をすることに。レストランなのかで完全にういたテーブルになっていました。いずれにしてもごちそうさまでした。

2006年4月26日

来月、某国際会議で招待講演を頼まれていたのを忘れていることに気づく。招待講演は論文を書いても1ページのアブストラクト程度だったりするので、投稿論文と違って論文執筆という行為がないので忘れやすいのです。だからといって普通忘れないでしょうけど。それにしても危ない、危ない。でも、これで飛行機のチケットがとれないと笑えない。

2006年4月25日

今日は9時間ほぼぶっ通しでビデオ編集。ご協力頂いた方々には本当に感謝です。絵コンテや元絵の多くを当方が用意してしまったので、自由度がなくて欲求不満だったかも。でも今回は時間がなかったのでお許しください。実は別件の関係で広告代理店や番組制作会社のプロの方とごいっしょすることがあり、見よう見まねで素人なりに絵コンテが描けるようになってしまったのです。ところで松下電器のノートPC(Let's Note)の春・夏モデルはCD/DVDドライブなしモデルだと15時間稼働だそうです。15時間バッテリがもつと欧米へのフライトでは乗り継ぎがあってもずっと仕事ができるわけで、結構魅力的。もちろんそこまで仕事をしたいか否かは別問題ですが。Macintoshを使う身としては小型・軽量のPowerBookの期待したいです。Let's Noteの場合、12インチ液晶+CD/DVDドライブ付きで1.2kgで12時間稼働なのに、PowerBookの場合は同じサイズの液晶とCD/DVDドライブ付きは2kgと重い上に、バッテリは4時間持ちません。やはり納得がいかないものがあります。それでそのPowerBookはIntelプロセッサの搭載の17インチモデルが発売になりましたが、12インチのPowerBookもIntelプロセッサ版を用意して頂きたいです。それと昨日、Sun MicrosystemsはCEOのScott McNealyが辞めて、Jonathan SchwartzがCEOになるというニュースがありました。Scott McNealyといえばIT業界の顔の一人ですし、ワークステーション時代の牽引役。なんか一つの時代が終わった感じですね。個人的には彼の毒舌を聞けなくなったは寂しいですが。Jonathan Schwartzは数年前にちょっとだけ話したことがあるのですが、妙に技術的な質問をしてきたのでおどろいたことがあります。結構、お坊ちゃんという感じの方ですが。

2006年4月24日

博士課程の授業、今年は英語で講義をするので10倍ぐらい疲れます。懸案だった論文の3本のうち1本は断念。1本は投稿。もう1本はいまだ執筆中。それにしても忙しくて余裕がない。論文どころでもないし、授業も合間にするという感じ。本当はよくないのですがね。

2006年4月23日

今日も論文執筆。というか図版を描くためにIllustratorと格闘していたというべきか。わけあって3本の論文の図版を描く羽目になったので、図の数がともかく多い。それとビデオに使う映像のために数式処理ソフトウェアで波動現象のシミュレーション&可視化を始めたのですが、ソフトウェアに慣れていないのか、モデリングに失敗しているのか、うまくいかない。難しい計算ではないはずなのですがね。後日、Mathematicaを持ち出してリベンジです。それよりもまず偏微分方程式の立て方からもう一度勉強しないとダメかもしれませんね。大学の数学授業を取り直したい気分なのですが、ただ、偏微分方程式の解き方の授業はあっても、現象を偏微分方程式でモデル化する授業はなかったかも。どうも最近はコンピュータサイエンスの研究者とは思えないことばかりしていような気がします。

2006年4月22日

急遽出かけることになったりと、土曜日だというのにいろいろ忙しい。ところでBlu-rayのブランクメディアを始めてみました。容量が25GBのもの。CD-R相当の追記型で1800円弱。CD-RW相当の書換可能型が2500円弱。DVD±RやDVD±RWのメディア価格からすると容量通り。つまり4.7GBのDVDの5倍ちょっとの容量ですが、価格も約5倍ということ。実は次世代DVDにはまったく期待していなかったのですが、このメディア価格は出始めにしては安く、この調子だと短期間で、DVD系よりも容量当たりのお買い得感が出てくるかもしれません。ただ、コンピュータなどのデータ記録に限ると、次世代DVDで何を記録するかがいまひとつわからない。もちろん主な用途はバックアップであることは確かですが、25GBという容量は結構大きい。MP3の音楽データだったら4000曲以上入ることになりますが、それだけの音楽データを貯めている人はそう多くない。やはり最初はマニア相手のニッチ市場でしょうか。もちろん業務用のデータバックアップ需要は大きいのですが、業務用は新規技術にすぐには飛びつかない。

2006年4月21日

午前中は打ち合わせで外出、午後からオフィスで仕事。オフィスから歩いて5分とかからない国立近代美術館に行って藤田嗣治展を拝見。まとまってみることはないので企画展としてはいいと思うのですが、ものすごい来場者の数。まともにみれません。そもそも好みのわかれる画家だと思うのですが、人気あるのですね。とはいえ、大量の本物をみるとわかることも多い。どれも塗りが薄く、塗り直しが少ない。作品に迷いがないということでしょうか。ところで後期の作品はパリ市立近代美術館所蔵のものが多かったのですが、パリ市立近代美術館はもうリニューアルが終わっているのでしょうか。6,7年工事状態だと思いますが。

2006年4月20日

科研Bの交付申請書を作成。たいした量ではないのですが罫線にいじめられる。その合間に論文投稿。ところでMicrosoftはVisualStudio 2005 Express Editionが恒久的に無料にすると発表。まぁすでに言語コンパイラは高度な最適化を求めない限りは無料が当たり前になっていますし、Eclipseのおかげで開発環境(IDE)も無料が当たり前という時代になってしまいました。もちろん使う立場に立てばありがたいわけですが、開発環境というのはソフトウェアの生産性を決める最も重要な要素なわけで、それが無料化されたとなるとソフトウェア開発っていったい何だっただろうと思ってしまいますが。問題は今後なのですが、一度無料になったものが有料になることは難しいので、今後もこの傾向は続くのでしょう。当たり前ですが企業は利益が出ないものの研究開発はしない。そうなるとコンパイラや開発環境はプロセッサメーカやOSメーカが、プロセッサやOSを売るためのオマケとして研究開発することはあっても、コンパイラや開発環境の専業メーカは成立しなくなりますし、プロセッサメーカやOSメーカがどこまで真剣にオマケの研究開発するかはわからない。オープンソースコミュニティが開発するから大丈夫という方がいますが、オープンソース方式の場合は漸進的進歩はできても、非連続な進歩ができるとは限らないですから。それにしてもMicrosoftはもう少し有料で頑張るかぁと思っていたのですが、Eclipseなどの無料開発環境に勝てなかったというよりは、Eclipseを含む非Windows対応の開発環境が普及することで、開発者がWindows以外に流れるのが嫌だったのでしょうね。大手で残る有料開発環境はIBMの旧Rational系の開発ツール。こちらは企業向けの上流工程用ツールが主力ですから、当分無料化はないかもしれませんが。

2006年4月19日

朝から会議。ただし、論文執筆。それから早大で打ち合わせ。またオフィスにもどる。昨日のことを思うと移動は少ないのですが、結構フラフラ。さて話はまるで変わるのですが、石油の高騰の影響だそうですが、コダックはフィルム値上げ。現像サービスの充実度からフジのフイルムを使うことが多いのですが、白黒フィルムはフジのNEOPANより、コダックのTri-Xが好みだったりします。Tri-Xはザラザラとした粒状性の悪さがいかにもアナログっぽい絵になります。いまどき白黒フィルムを使う人も少ないでしょうが。実は携帯しているデジカメ(リコーGR-D)も白黒モードになっていることが多いかも。フィルムを買い置きしておこうかなぁ。でも2月にフジがフィルムを値上げをするときに買い置きしすぎていたりします。

2006年4月18日

昼から虎ノ門にいって文部科学大臣表彰の表彰式に出席。大臣ではなく副大臣がこられていましたが、事務次官さんや局長さん、審議官さんは最後の記念撮影まで出席。お偉い方はいろいろたいへんですね。勝手気ままに行動する当方には向かないし、そもそもなれない。さて表彰式ですが、むしろ記念撮影の方が長かったかも。それと(今回出席された方々ではないですが)他省を含めて局長や審議官に知っている方が多く、偉い人たちというイメージがなかったのですが、実はお偉い人たちだったことを痛感。ところで学会の賞はプレートのことが多く、紙の表彰状を頂いたのは久しぶり。表彰状を入れる筒もついていました。ちなみに表彰状ですが、(わかる人でないとわからないのですが)財務省(旧大蔵省)印刷局が印刷した正式な台紙を使っています。つまり弁護士や会計士などの資格免許などの公文書と同じ台紙。表彰式が終わって一瞬だけオフィスに戻って事務仕事を終わらせ、昨日の科研基盤Bとは違う科研基盤B(こちらはただの研究分担者)の打ち合わせのために八王子に移動。実は午前中も外出&オフィスだったので、ぎりぎりのスケジューリングの1日となりました。そうそう虎ノ門では、表彰式の集合時間まで10分ほどあったので神谷町にあるという機構本部にいってみました。でも時間切れで早々に退散。勤務先は大学共同利用機関法人の一つである情報・システム研究機構の下にある国立情報学研究所というの正式な位置づけ。機構本部は地下鉄駅から近いですね。

2006年4月17日

国際会議の投稿論文をいっきに2本書く。どうかんがえても仕事が粗い。今年度の目標は数を絞ってていねいに論文を書くことだったのに。ただ、ここまで来れば、人は一月に何本まで論文を書けるかを試してみてもいいかも。何事も限界を知ることはいいことです。たぶん。さて内輪話で恐縮ですが、先週、科研費特定の交付書類をつくったのですが、基盤Bの交付内定通知。同じ交付書類なのに微妙にフォーマットに違うのが疑問なのですが、そうした疑問を持たずに粛々と書類を作るのが事務仕事の掟。実は先週、このページで事務書類に多用される罫線が嫌いと書いたら、早速、事務の方から罫線に慣れるようにと指導が入りました。

2006年4月16日

数日前にGoogle Calenderが便利といいながら、システム手帳を新調。何度かトライをしましたが、電子手帳は体質的に受け付けずシステム手帳を愛用。古いシステム手帳(Ashford)は6,7年ほど使ったのですが、柔らかいラム革だったこともありボロボロでしたし、壊れた水性ボールペンのインクで柄模様になってしまったのでした。ということでシステム手帳の買い換え。なかなかいいものがない。まぁこだわり過ぎなのですがね。まずはリング径。2,3年前は細いリングが流行っていましたが、最近はまた太くなっていてびっくり。リングが太いと手に当たって(右利きの場合)左側のページが書き難いので、細いリングもののを探すのですが、この時点で選択が大幅に狭まる。いまの手帳はペン挿しがないのですが、今回はペン挿し付きを探す。ここが細いと極細ペンしか挿さらないので太いものを探すのですが、ほとんどが細いものばかり。さらに選択の幅が狭まる。ところでペン挿しは取り付け位置(高さ)も重要で、(あこがれの)Firofaxは質感がいいのですが、ペン挿しが真ん中についているので、短いペンでないと出っ張ることになり、今回も除外。システム手帳は好みの部分が多いのでしょうが、機能を盛り込みすぎて逆に実用性を下げているものが多いですね。国産のシステム手帳(例えば能率協会のBindexとか)は機能が多すぎ。例えば裏側にたくさんのポケットがついていますが、手帳を分厚くなるだけなので、大きなものがあればよくて、ネームプレートやカード入れはやめてほしい。実はシステム手帳を選びながら、システム手帳はソフトウェアとよく似ているなぁと思った次第。個々の機能要求は妥当でも、機能が多すぎると性能も使い勝手も下げることになります。それと国産システム手帳はInteraction Designで、海外システム手帳はExperience Designですよね。もっとも、この傾向はシステム手帳に限ったことではなく、文房具からソフトウェアまで広くいえるかも。そもそも国内に限ると、いまだにInteraction DesignとExperience Designの違いがわかっていないデザイナーさんやCHI系研究者が多いような気がするのは、当方のような素人の思い過ごしでしょうかね。それ以前にUsabilityとUser Experienceを混同している研究者がまだまだ多いし。システム手帳は機能品だからUsabilityも大切ですが、機能だけだったら電子手帳や能率手帳でもいいわけで、User Experienceも重要。

2006年4月15日

昼過ぎにオフィスにいってちょっとお仕事。結局、10本ほど論文のダウンロート&印刷しただけで終わってしまいましたが。ところで、お台場の「ゆりかもめ」が運行停止になっているそうですが、お台場方面におつとめの方はたいへんですよね。それと観光客相手の店舗もいい迷惑でしょうが。それにしても「ゆりかもめ」というと、狭い、遅い、(運賃が)高いの三拍子が揃っていましたが、今後は「怖い」も追加されるのでしょうか。もっとも当方の場合は「ゆりかもめ」よりお台場が苦手ということはあるかもしれませんが。ところで「ゆりかもめ」に乗るといつも不思議なのは、無人運転がうりになっていますが、改札付近やホームには誘導や案内係のアルバイトさんが妙に多いこと。だったら最初から有人で運転して、運転手さんが安全確認をすればいいのに思います。観光客が多いというのはわかりますが、同様に無人で運行している他の新交通システムの場合は案内係はいないです。ところで、「ゆりかもめ」の先頭・後尾には運転台が隠してあるのですよね。実は運転手さんが運転している「ゆりかもめ」に乗ったことがあります。何かトラブルがあったのかと思えて逆に怖かったです。ただし、その運転手さんは途中の駅で運転台を隠して降りていってしまいました。運転手に見捨てられて走る列車というのも別の意味で怖い。

2006年4月14日

ハードディスク誕生から50周年という記事が出ていましたが、5MBから始まって、いまでは500GB(=500000MB)のハードディスクも当たり前ですから、50年間で10万倍以上になった計算。また、記事にあるように記録密度では50年間で5000万倍になりました。問題は今後なのですが、当面は垂直磁気記録が伸びるでしょうから、ここ2,3年は年率30%程度で記録密度は伸びるはず。ただ、大容量化指向の3.5インチハードディスクはサーバや家電向けが主体となり、デスクトップPCを含めて2.5インチハードディスクに、ノートPCは1.8インチまたは2.5インチハードディスクに移行するように予測しています。問題は垂直磁気記録方式の後なのですよね。あと出荷台数が増えれば用途は広がるわけで、録画・再生専用ハードディスク、耐熱性や耐震性を高めた車載用ハードディスクなど特殊用途ハードディスクが増えそう。

2006年4月13日

Google Calendarが公開されたので、早速試してみました。GUIの使い勝手は結構いい。さすがに通常のスケジュール管理アプリケーションと比べると落ちますが、普通に使う分には結構使える感じ。他人との共有設定もいろいろできるそうですから、会社などで社員管理に使うところもあるかもしれません。ただ、個人的には別な影響があるように思います。それは意外にもPDAが復活するのではないかというもの。PDAが売れなかった理由はいろいろあるわけですが、その一つはPCとPDAのデータ共有・同期が面倒だったことがあると思います。一方、PDAのキラーアプリケーションはスケジュール管理だったと思いますが、Google CalendarのようなWebベースのスケジュール管理であればデータはサーバ上にあるのですから、相違なPCだけでなく、PDAとも共有が簡単。Origami-PCなどの名称で、PDAライクな小型タブレットPCが注目されていますが、Webベースのスケジュール管理があると小型タブレットPCでスケジュールを入力する人は結構多いように思います。もちろんネットワークが接続できない場所ではスケジュールが見れなくなるのですが、Webベースのスケジュールを自動的にキャッシュするシステムが出てくるように思います。これがRSSの発展系になるのか、SyncMLのようなものになるのかはわかりませんが、いずれにしても小型タブレットPCが流行るとすると、キャッシングに再び脚光が集まるのではないでしょうか。ところで、個人的にはブログやSNSより、Webベースのスケジュール管理の方がインパクトが大きいと思います。もちろんブログやSNSもきっといいのでしょうが、Webベースのスケジュール管理の方が業務向けの実アプリケーションがたくさんあるのでビジネスになりやすい。例えばGoogle CalendarのAPIが公開されれば、Google Calendarを使ってトラックの配車管理もできるはずで、頭の使いようだと思いますけどね。

2006年4月12日

溜まっている仕事をするために早めに出勤したのですが、お約束のように田園都市線が遅れる。遅れついでカフェで仕事。結局、オフィスには普段よりも遅い到着。それにしても2回外出したりと結構忙しい。夜は科研費の特定領域の書類作成。ということでまたまた罫線と格闘。交付申請書類なので量は少ないのですが、毎度のことながら内容よりも罫線で手間がかかります。どこかをいじると全体がくずれ、それを直すと別のところがくずれることの繰り返し。情報爆発する前に罫線爆発しています(わかる人にしかわからないですね)。手書きの時代ならば枠に文字をいれさせるために罫線は必要だったと思いますが、コンピュータで書類を作成・管理する時代に罫線は本質的なのでしょうか。個々の書類で罫線に文字を押し込むために使っている手間と時間は僅かかもしれませんが、そうした書類がたくさんあって、たくさんの人が同様に手間と時間をかけているわけですが、全体としては結構な手間と時間の浪費だと思うのですがね。工場などの生産現場では無駄を省いて生産性を「カイゼン」することに熱心なのに、IT関連では「カイゼン」という言葉をききませんね。罫線をカイゼンして欲しい。

2006年4月11日

文部科学省から報道発表されていますが、平成18年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞という賞をいただくことになりました。ありがたく頂くことにします。これも皆様方のおかげであります。さてその表彰式が18日にあるそうですが、大臣表彰というからにはやっぱり大臣も来られるのでしょうか。現文部科学大臣ではないですが、実は大臣の前でプレゼンとデモをしたことがあったりします。そうそう表彰式関連の書類には、当日は「平装のこと」とあるのですが、研究者に平装というととんでもないことになりそう。さてさて今日も科研費の打ち合わせで神戸大学。それにしても神戸は坂が多い。神戸大学も坂の上にあるという感じ。夕方帰京。神戸も東京も天気が悪い。

2006年4月10日

科研費の打ち合わせのために神戸大学。それから神戸大学の附属小学校に伺って、実験の相談をさせていただくのと、実験に使う部屋の下見。先方の都合もわからずどうなるだろうか、という感じでしたが、ひとまず日程などもきまりやれやれ。それにしても小学校の中にはいるのは小学校卒業以来なかったです。ちょっと新鮮。

2006年4月9日

おとなしく自宅で論文読みと思索の1日。一週間ほど前のことですが、外出先で使っていたPHSモデムの通信速度が32Kbpsから64Kbpsに高速化(定額通信料はそのまま)。無線LANで数十Mbpsがでるという時代ですから、32Kbps分のバンド幅などは誤差なのですが、やはり倍は倍なのでありがたい。実は去年の今頃、2ヶ月間ほどですが、自宅のネットワーク接続はこの32KbpsのPHSで済ませていました。このことを人に話すと驚かれるのですが、オフィス以外ではメールを読むぐらいで、Webアクセスはせいぜいニュースサイトを読むぐらいだったので、予想以上に実害がなかったというのが実態。それに遅いとはいえ常時接続ですから。むしろ、なまじネットワークが速いと、不必要なWebページ(例えばこのページとかね)をみてしまうので、(広い意味の)生産性が下がっているように感じるのは気のせいでしょうかね。いずれにしても、いまはWebページの観覧数や滞在時間を伸ばす技術が評価されていますが、長期的にはWebブラウジングのページ数や滞在時間を短縮化する技術の方が重要視されるように思います。

2006年4月8日

オフィスでひたすら事務仕事してから、パーティに出席するために赤坂プリンスの新館。パーティは滞りなくおわりました。何はともあれおめでとうございます。そうそうパーティ会場の「トップオブアカサカ」だったことが、一部で話題を集めていますが、会場には気にせずにパーティに参加。ただ会場の窓からは皇居を挟んでオフィスのビルがよく見えました。たしかにオフィスの廊下から赤坂プリンスはよく見えるので当たり前なのですが。さて赤坂プリンスの旧館は物々しい警戒。パーティの名前をいってやっと入れてもらえたという感じ。どこかの国の要人がきているのでしょうか。でも主要国の場合は要人の都内滞在に使うホテルは決まっていて、プリンスホテルは使わない。ということは、もしかするとあの国でしょうかね。パーティ後はまたオフィスに戻って仕事。それから来週の用事の関係で買い物をしてから、またオフィスに戻って夜まで仕事。

2006年4月7日

今日も東京プリンスホテルでIntel Developer Forum。基調講演はViivやモバイル系、Itaniumの説明ですが、昨日以上に新味がない。結局、印象に残ったのは基調講演ステージの真ん中にMacBookとiMacがおいてあることぐらい。昨日も今日もプレス席のすぐ前の席にいましたが、今日は記者さんたちは皆さんよく寝ていらっしゃいました。Itaniumの説明にいたっては起きて聞いている記者さんは数人しかいない始末。いくらプレス向けに資料がでるとはいえ、ちょっと露骨。ちなみに知り合いの記者さんに伺ったところでは、昨日はプレスと事務局でいろいろあったそうですが、たしかに?マークが付く事務局運営ですね。午後は情報家電関連を中心に聞きましたが、昨年の方が情報があったように思います。米国のIntelと国内のIntelでViivに関する温度差が気になりました。国内のIntelの方はそもそもViivという言葉すら使わないし。なんかわけありかもね。夕方オフィスににもどって、ひたすら論文の仕上げ。年度明け早々なのにすでに仕事が飽和状態。

2006年4月6日

東京プリンスホテルのパークタワーに行ってIntel Developer Forumに出てみました。午前中にあった基調講演は新味もなく退屈。技術トラックは仮想マシンと省電力を中心にきいてきました。仮想マシンは去年はPentiumのデュアルコアと仮想マシンサポートが発表された直後だったので話題がいろいろありましたが、今回は話題がすくない。技術トラックも入門的なものが多かったかも。ただ、仮想マシンの説明で、Intelの方から仮想マシンサポート(VT)はx86系のプロテクトモードのリングでいうとリング-1(マイナス1)という位置づけは間違い、という説明がありました。国内の仮想マシンの研究者でも、VT技術はもう一つリング(リング-1)を増やしたという説明をする方が多いのですが、この説明に当方はピンと来ていなかったので納得でしたし、VT関連でもやもやしていたことがクリアになりました。担当者にIntelの説明資料にもリング-1があったような・・。と話したらインテル社内でも混同している人がいるそうですが。I/Oの仮想化の説明もありましたが、こちらは方針が決まっていない感じ。省電力は技術的には目新しいものはなかったのですが、Intelがワット当たりの計算パワーにこだわっていることは印象的でした。省電力のために入出力デバイスを高機能化する方向(プラットフォームの省電力のしわ寄せをデバイスにしているだけ?)を狙っているようですね。併設されていたデモをみていて感じたのですが、今ほどサーバ用プロセッサと(ノートPCを含む)クライアント用プロセッサに差がない時代は少ないかも。ところでパークタワーは新しく豪華ということなので多少は期待しましたが、プリンスホテルはプリンスホテルですね。昼食は(プリンス以外の)仕出し弁当が出たのでプリンスホテルのレストランで食べずに済んだのは不幸中の幸い。やはりプリンスホテルのレストランは高い、まずい、接客悪いですからね。実は今日を含めて3日連続でプリンスホテル。気が滅入ります。

2006年4月5日

これはびっくり。Intel MacにWindows XPインストールする試みが個人ユーザを中心に行われていましたが、Apple自身がソフトウェアを提供することになったようです。賞金まで登場したりと、苦労されていたユーザの努力はいったい?という感じですが。また、次期MacOS Xでは標準で提供されるとか。とはいえ、これはビジネス的にはうまい作戦。いざとなればWindowsをインストールできるということでIntel Macを買うユーザはいるかもしれませんね。特にMac miniに相当するマシンはWindowsマシンには少ないことから、Mac miniは売れるかもしれません。なんかAppleの思う壺。ところで昨日、Appleは仮想マシン上でWindows動作を狙っているのではないかと書いたわけですが、Appleがとった策は単純にデュアルブートでした。手持ちのMacBook Proにはまだ20GB程ディスクが空いていますが、WindowsXPをインストールしてみるしかないかも。

2006年4月4日

朝からから論文執筆。それからひたすら査読。MacOS Xを10.4.6にアップデート。ひとつまえの10.4.5からのアップデートだというのにIntel Mac用アップデータは108MBとでかい。そうそうMicrosoftがVirtual Server R2を無償公開。ゲストOSはLinux (RedHatとSUSE用)。メインフレームと仮想マシンとサーバとしてWindowsの上でLinuxを本格運用するケースがどれだけあるかはよくわかりませんけど。仮想マシンの研究は流行っているのですが、仮想マシンもリソース管理・保護機構なのですから、いずれはホストOSに組み込まれるものであり、(実行モードの話ではなく、ソフトウェア構成として)仮想マシンとホストOSを分けて考える方が間違いなのかもしれません。その意味では、OSをもっていないVMwareは技術的にも価格競争力的にも不利。また、研究的にも仮想マシンのためにOSの方を改変するような研究の方が筋が良く(もちろん両方を改変するべきでしょうね)、逆に既存OS上で仮想マシンだけを改変するような研究は個人的には?だったりします(まぁいろいろご意見はあると思いますが)。いずれにしても仮想マシンまわりはハードウェアのサポートで大きく変わる分野なので、事前にプロセッサの新機能の情報がはいる立場でもないと、研究としては手を出しにくい分野ですよね。さて話をMacintoshに戻しますが、AppleがPowerPCに見切りを付けたのはx86系の方が今後仮想マシン向け技術が進むと読んだのではないでしょうか。市場的にはMacintoshはWindowsのシェアに勝てるわけもなく、むしろMacOS上で仮想マシンを動かしてWindowsを動かして、x86用に書かれたWindows資産を取り込んだ方がいいですから。

2006年4月3日

今年度から勤務先の組織替えで内部的な所属が変わったそうです。いままでは「ソフトウェア研究系」でしたが、「アーキテクチャ科学研究系」になりました。建築学科と間違えられそうな名前なのですが。まぁその方が幸せかもしれませんが。それと肩書きも「助教授」から「教授」になりました。ということで午前中は昇進辞令の交付式。なのでスーツを着ていったら笑われてしまいました。霞が関に方面に行くときはいつもスーツなのですがね。ところで、今朝はオフィスのドアが空かなくて焦ったのですが、身分証(カード)が期限切れと反面。事務に新しい身分証を取りに行くと、事務の方に「学生」と間違えられたのですが、喜ぶべきでしょうか、悲しむべきでしょうか。

2006年4月2日

いろいろあって疲弊気味。でも仕事はいっぱい。午後はひたすら論文修正。実はこの論文は書いてから時間が空いているので、思い出すのにだいぶ時間がかかってしまいました。単に集中力が欠けているだけなのでしょうがね。論文もプログラムも書けるときに書くのが鉄則なのですが、それでも時間が空きすぎるのもよくないかも。ところで、先月、イタリア出張のときに宣伝ポスターに、どうみても(古い)丸ノ内線の車両が移っているけど、駅や乗客は外人という不思議な写真を見たのですが、そのときは日本でセットを作って撮ったのだと思ったのですが、このニュース記事で謎が解けました。丸の内線車両はブエノスアイレスで走っていたのですね。どうりで外国風なはずです。それにしても古い丸ノ内線車両の横帯の模様は懐かしいですね。昔の銀座線や丸ノ内線は駅と駅の間で一瞬車内が暗くなったのですが、いつのまにかなくなりましたね。

2006年4月1日

今日から新年度。ただし昨日締め切りの書類が出せれていないので、実はまだ前年度は終わっていないのかも。そうそう次世代DVDはBlu-rayとHD DVD で分かれて製品発表が進んでいますが、驚いたのは東芝のHD DVDプレーヤーの発表記者会見。記者発表にでられたから、全編ではないのですが、東芝役員による講演の一部を録画したものを拝見したのですが、国内の大手電機メーカでは前代未聞というぐらい、攻撃的な言動(特にこのメーカは穏和なことで知られていましたし)。統一化交渉の話は断片的に関係者から聞くことがありますが、いろいろあったみたいですね。それと業界関係者は意外に早く決着するだろうと読んでいる人が多く、さらにその趨勢を決める要因も出荷実績よりも「雰囲気」だそうです。でも圧倒的に多いのは様子見組。個人的には(ビデオ録画はほとんどしませんが、仮にしても) 録画は光ディスクではなくハードディスクにためるだろうし、映画とかはネットワーク配信の方がいい。Blu-rayかHD DVDかは、当方はどうでもいいし、むしろBlu-rayまたはHD DVDが普及が始まって、現行のDVD映画が安く売られることを期待しているだけ。

 

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Ichiro Satoh

Ph.D, Associate Professor
National Institute of Informatics

2-1-2 Hitotsubashi, Chiyoda-ku, Tokyo 101-8430 Japan
Tel: +81-3-4212-2546
Fax: +81-3-3556-1916