Diary

Ichiro Satoh

もともとAgentSpaceというモバイルエージェントシステムの開発履歴に関するページがあったのですが、開発関連話よりも雑談の方が多くなったので、2001年分から別のページを用意することにしました。

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2005年12月31日

夕方、横浜に出かけた以外は自宅でプログラミング。年末年始はテレビがつまらないので、プログラミングに集中できます。一昨日から1800行ほどを書いたのですが、どう考えても最終的には1万行を超えるはずなので、まだまだ時間がかかりそう。今回は仮想マシンを何台も走らせて、その上でLinux+Javaという環境で実験をしながらの実装になっていますが、ネットワーク回りの挙動は仮想マシンと実マシンでは結構違うので、明日か明後日はオフィスに行ってPCクラスタで実験をしないといけないです。すでに2台でつないで実験した場合でも挙動が違っていますしね。さて、今年も今日で終わり。今年中に発表または刊行された国際会議が9本、論文誌が5本(いずれも単独・筆頭著者分)。海外出張は思い出せた限りでは10回。国際会議が多かった分、論文誌の論文が例年よりは少なかったです。また刊行は年明けになりますが、共著の洋書が出る予定(共著で和書も今年は書きましたが、いまさら和書を書いても暇と思われるだけのようなので、人には言えない)。研究は論文数ではないのですが、コンピュータサイエンスという研究分野は10年先には消失している可能性は十分あるわけでして、そうなると他分野、例えば物理や化学の研究者と対等に渡り合える程度のアウトプットは必要なのです。また、研究の速度を上げないといけません。実装はそう簡単に速くなるものではないので(速く実装できたら、その方法自体が論文ネタになります)、ともかく時間を有効に使うことと、研究構想から実装までの時間を短縮化する方法を考えないといけません。それと来年はコンピュータサイエンス以外の研究分野も狙ってみたいですね。

2005年12月30日

デジタルカメラのメディアに4GBのフラッシュメモリを使っているのですが、ディスクフォーマットの仕様上、一部のカメラは2GB分しかアクセスできないので、手持ちの SunDiskの4GBのフラッシュメモリにはスライドスイッチで4GB以外に2GB×2バンクとして使えるようになっています。先日、2GBモードのバンク切り替えでデータを飛ばしたのですが、その2日後ににはSunDiskのページには「スイッチの切り替え前に必ずバックアップをあらかじめおとりください。極稀に、保存されたデータが消去される場合が ございます。」と注意を促すアナウンスが出ていました。もう少し早くいってよ。という感じ。もっともつい最近まで、4GBのフラッシュを2GBモードで使っていても2GBまで使い切ることがなく、モード切り替えをしないと4GBがフルに使えることに気づいていなかったのですがね。それにしてもフラッシュメモリは安くなりました。昔購入した8MBのPCカード型フラッシュメモリとかが手元にありますが、いまでは二束三文以下。コンピュータの研究をしている立場だと、デバイスの価格下落率というのは重要なのですが、ノートPCはハードディスクからフラッシュメモリになるかも。企業は情報漏洩をさけるために、持ち歩くノートPCのハードディスクサイズは必要最小限にしたいようですから、法人向けノートPCのハードディスク容量は頭打ちになるかもしれませんね。そういえば某メーカの法人営業の方と話をしていたら、顧客から5GBのハードディスクを搭載して欲しいといわれて困ったそうです(そんな小さな容量のハードディスクはもう作っていないから)。ちなみに20GBのハードディスクにパーミションを切って小さく見せかけて納めたそうです。

2005年12月29日

今日もオフィス。ところで急遽、開発用マシンの移行作業を実施。1600×1200の液晶を搭載したノートPC(ThinkPad)に移行。普段、2560×1600の解像度の巨大・精細ディスプレーを使っているので、広いというわけではないのですが、1600×1200のディスプレーはEclipseなどの統合開発環境を使うのにはひとまず十分。ノートPCは部品交換をするものではないのですが、調子に乗って、ハードディスクを7200ppmの100GBに付け替えて、キーボードも英語版にして、さらにプロセッサ(Pentium M)も高クロックのものに置き換え、久しぶりに熱伝導シリコンを使いました。でも、実はPCの組み立てにはまるで興味がありません。最後にPCを組み立てたのはPentium Proのデュアルマシンでしたから、もうかなり昔。普段、時間がないというのもありますが、それよりもコンピュータは研究の対象兼道具にしかみていないので、手間をかけずに動くのが一番いい。多少独断的な見解ですが、PCの組み立ては自転車を組み立てるのに近いものがありますよね。自転車もPCも既製品を買ってきた方が、手っ取り早くて安い。ただ、既製品でもちょっとした改造で個性を出したい人もいるわけですし、部品を集めて自分で組み立てないと気が済まない人たちもいる。当方はというと移動できれば、ディスカウント店で売っているママチャリでいいというタイプなので、自転車を改造したり、組み立てたりしない。さらに目的地につけばいいので、乗っていて楽しいとかは関心がない。そういえばSteve JobsもPCと自転車を対比していましたね(初代Macintoshのポスターには自転車をモチーフにしたマークがあった)。簡単に内容をかくと、人間は他の動物比べると運動効率が悪いのですが(コンドルが一番いい)、でも自転車に乗ると人間が運動効率が一番いい動物になるそうで(コンドルの2倍になる)。そしてJobsにいわせると自転車は歩くという肉体的な機能を拡大する道具だったのに対して、PCは知的生産活動を拡大してくれる道具なのでだそうです。それと、PCはあくまでも知的生産活動を拡大する道具であって、人に代わって知的生産活動を肩代わりしてくれるものではないという視点は重要ですね。

2005年12月28日

勤務先は今日で御用納めらしいのですが、そんなことは一切関係なくお仕事。今日は久しぶりにノートPC(PowerBook)をオフィスにおいたまま帰宅しました。このため電車の中では暇になってしまうのですが、この年末年始に実装する予定になっているソフトウェアの設計が終わっていないので、その設計を書いていました。といってもソフトウェアの基本設計やプロトコル、UMLもどきのクラスの設計図をセクションペーパーに手書きでひたすら書いていくだけなのですがね。ただ、わずから暇を見つけてはプログラミングするような状況にありますので、設計と実装のあいだに時間があくので、設計をきちんと残しておかないと、いったい何をプログラミングしているかがわからなくなるのです。結局、自分で自分にソフトウェア発注するようなものですから。

2005年12月27日

金沢にいったらどうしても行きたかったのが、金沢21世紀美術館。ここ数年でできた美術館でももっとも話題になった美術館の一つ。一風変わった建家なのですが、なかなかよく考えてあります。モダンアート系の作品は個性が強いので、複数の作者の作品を展示するのが難しかったりしますが、円形の建家の中に四角い小部屋の集合体のようになっているので、部屋ごとにうまくテーマをわけて展示をしていてみやすい。また、明かり取りがよく計算されて開放感があります。また、円形回廊にそって一周できるようになっており、うろうろするのも楽しい。建家を見に行くだけでも価値があります。もうコンクリートうっちぱなしの美術館の時代ではないようです。企画展もなかなかレベルが高かったです。東京近辺では最近はまともなモダンアート系の企画展がないのでうらやましい限りです。また、話題になったプール形の作品を体験できました。プールの底から空を眺めるより、外からプールの中をうろうろする人を見る方が楽しい。

2005年12月26日

今朝は新聞の第一面のイトーヨーカ堂による西武・そごう百貨店の買収報道でびっくり。小売業界も再編が始まるのでしょうか。RFIDの関係で、大手スーパーやデパートとは結構おつきあいがありまして、ちょっとびっくり。在庫・物流担当者としかあわないのですが、スーパーの人とデパートの人では考え方が結構違うのですよね。スーパーの方は商品の仕入れ・販売コストにまず関心が行きますし、デパートの方は在庫管理とお得意様対策、コンビニは人件費が主な関心事。考え方が違うから相乗効果があるということでしょうが、一つ違うとどっちつかずの状態になります。スーパーは安価かつ大量に売りさばくのに対して、デパートは差別化してこそ存在意義がありますから、スーパーとデパートの区別がつかなくなると両者にとっていいことはないと思います。素人考えでは、業務とは関係のない間接部門の統合ぐらいしかできないような気がしますが、どうなるのでしょうか。もちろん、物流と在庫管理も共通化できる可能性はありますが、デパートの場合は物流は納入業者任せなので、共通化するとかえってコストがかかりかねない。そもそもデパートがRFIDタグに関心を示すのは返品処理を簡単化するためなのですよね。もちろん、RFIDを使った実験の報道発表では在庫管理や顧客サービスの向上というわけですがね。さて夜はJAL便で小松空港、それからバスで金沢市内に移動。そんなに積もっていなくて一安心。最近は毎週、飛行機に乗っています。

2005年12月25日

夜になってからケーキ屋の前を通りかかると人だかりになっているので、不思議に思って近づくとクリスマスケーキを半額セールで処分していました。クリスマスもすっかり終わりましたね。ところで、21日にいった旭山動物園の写真をWebにおきました。気がつくとペンギンばっかり写していたようです。さすがに上野動物園を抜いて来園者数が一番になるだけあって、純粋に動物園として楽しめるところでした。

2005年12月24日

TSMCの発表が複数の報道に流れていましたが、スライドを観ていると結構おもしろいことがわかります。さすがにファウンドリの最大手のことはありますね。個人的には意外だったのは90nmプロセスの需要。90nmスケールはATIやNVIDIA向けのGPUがメインだと思っていたのですが、ベースバンドチップの比率が高いというのは意外でした。国内外ともに3G携帯電話はデュアルプロセッサになっているので、その一方であるベースバンドチップも高集積になっているのですね。ARM系の高性能プロセッサを積んでいまるので当然といえば当然なのですが、RF回路も可能な限りCMOS側につくる時代ですからね。それにしても90nm以下の高精細になると、事実上、国内で生産を引き受けられるファウンドリはないので、台湾などの海外に依頼するしかないの現実。65nmになると作れる工場が国内にあるのかも怪しいところ(東芝・ソニーも完全には立ち上がっていない様子ですし)。フラッシュメモリとかに活路をもとめるといっても、サムソンなどの投資額・生産量に勝てるわけでもない。4から16bitのプロセッサでは数は出ても単価が小さいので儲かるわけではない。国内半導体業界も高集積チップの製造からは手を引いて、高性能ロジックの設計に特化すればいいのに。国内半導体メーカは世界的には高精細競争では1か2サイクル遅れているのですが、国産半導体が世界を席巻した時代を忘れられないようです。成功体験で現実が見られなくなる典型事例になっていますね。ソフトウェアの研究をしている立場からみると国内ソフトウェア業界には先がないように思いますが、それでも国内半導体業界よりはまし。半導体は1000億円単位で最新工場を作れるか否かなのですが、その資金余力がある企業は皆無。また、高精細競争は一度脱落したら二度と這い上がるチャンスはないのですが、一方のソフトウェアの方は一発逆転のチャンスがゼロではないですから。

2005年12月23日

ちょっと風邪気味。ということでコンピュータはさわらないようにして、ひたすら論文を読んでおりました。論文を読むのは仕事ですからね。あとは読むべき論文を見つけるカンと、全部は読んでられないので読むところを見つけるカン、そして何と言っても読んだ量。1日に数本読まないとこの世界では生きていけないし、米国だと博士課程の学生さんでも1日5本程度は当たり前。ただ、当方はというと平均すると1日2,3本だと思いますが、当然、忙しいときもあるので時間があるときに、どれだけまとめ読みしておくが勝負になります。研究の世界は少数のトップクオリティとその他大勢という二極化した世界ですから、ちょっと手を抜くと即取り残されます。よく「いい研究ネタがない」と愚痴られることがあるのですが、週に3,4本しか論文を読んでいない人には思いつくほど甘くないです。

2005年12月22日

ここ数日、Googleのトップページの頃はHappy Holidaysに関するものになっています。国内ではあまり知られていないようですが、ここ数年で米国ではクリスマスという名称は避けるようになりましたし、挨拶でもMerry Christmasは避けることがあります。理由はクリスマスはキリスト教の行事だから、不必要に宗教用語は使わないということ、いろいろ気苦労があります。その点、国内はおおらかというか、商業化されてしまって宗教もあったものではない。ところで去年も紹介しましたが、サンタクロースの秘密を暴いたビデオ。もとはサンタクロースのふるさとであるフィンランドのTV CM用ビデオ制作会社がショートビデオのコンテスト用に作成したビデオです。デパートなどにいるサンタクロースがどこから来て、どのように養成されるのかが明らかになります。最後までみるとオチがわかります。今年は続編も作られているのですが、まだオンラインでは公開されていないようですね。

2005年12月21日

旭川にいった理由の一つは、展示支援の科研費の研究分担者になっているのですが、その関係で旭山動物園に行くこと。もちろん公務です。旭山動物園は話題にはなっていましたが、実際に行ってみるとどうして人気を集めているのかがわかりました。この動物園は冬場は雪に覆われ、休園日も多い、場所も旭川、しかも旭川駅からも遠く離れている、そしてパンダやラッコ、コアラのように目玉になる動物はまったくいないのに、上野動物園の入園者数を超して国内最多というのはうなずけます。動物の種類を絞り込むかわりに、展示している動物に関しては展示方法を徹底的に工夫していて、普段見えない部分や行動を見せるということに注力しています。このため一般の動物園では観られない生態がよくわかります。また、飼育係の人が来園者の質問に丁寧に答えていますし、展示説明パネルは手書きの手作り、音声説明はその場で飼育係がマイク片手に話をしていているので、観客もちゃんと説明を聞いています。そして何よりも動物が活発に動いています。上野の動物園は展示説明パネルにはお金をかけますが、肝心の動物は寝ているばかりですが、それとはまったくの別世界。今回は科研費の関係で行くことになったのですが、研究全般にとっても、プレゼンは工夫次第ということを痛感しました。例のペンギンの行進も拝見しました。仕事とはいえ楽しい時間でした。次はプライベートでまた行きたいですね。動物好き嫌い関係なく、プレゼンや展示方法に関心がある方は一度は行かれるべきです。

2005年12月20日

神戸大学に行った後、兵庫県立人と自然の博物館で実証実験の打ち合わせ。打ち合わせと言うこともあって普段観ることのできない博物館の裏側、機材や展示棚、オブジェが所狭しにおいてある通用口や廊下、搬入口が観られたのは楽しかったです。それから伊丹空港から千歳に移動。フライトはJALなのですが、飛行機は50人乗りの小型旅客機(CRJ-200)。小さい飛行機だけに高度も低く、大阪の夜景がよく見えます。さて旭川には12時過ぎについたのですが、幸い風もなく、夜なので晴れているかはわかりませんが、雪は降っていません(至る所で積もっています)。現地の方にいわれると「今日はすごく暖かい」そうです。でも東京では絶対に体験できない寒さです。

2005年12月19日

出張疲れでぼーっとしていましたが、それでも午前中は慶大理工大学院の授業。ためしにデモをしてみましたが、いまひとつ受けが悪かった。実は数年前も慶大の大学院授業でデモをしたのですが同様に受けが悪く、「デモはノートにとれないので困ります」と怒られたことまであり予想していましたが。集中講義などを含めると結構多くの国内外大学の授業でデモをしていますが、同じ内容のデモをしても非常に受けるところと、デモよりも講義の方がいいといわれるところがあります。ソフトウェアの実装やそのデモに関心を持つか否かは大学、または学部や研究系の教育方針が出るようです(同じ大学でも学部が違う結構違う)。国内よりは海外の方がデモの受けがいい。また国内に限ると私立大学と国立大学を比べると国立大の方が受けがいい。この理由はよくわからないのですが、教員数対生徒数の関係で、授業課題などで具体的なソフトウェアを作らせるプロジェクト課題が私立大よりも国立大の方が充実しているのかもしれません。同じ内容を教えているように見えても、学生さんのイクスペリエンスには大学によって違いがあるのかもしれません。もちろん、ソフトウェアの研究はソフトウェアを作って動かすことがすべてではないので構いませんし、そもそもオフシェアが進み状況、この先国内で、ソフトウェア開発する仕事がどれだけ残るのかはわからないので、ソフトウェア開発のイクスペリエンスはあってもなくても実は関係ないのかもしれません。さて明日からは神戸と旭川の出張。旭川は寒そう。

2005年12月18日

成田に到着です。機内ではずっと論文を書いておりました。またもポケモンジェットです。今回のスッチーさんのチームは先月末にのった成田発パリ行きのチームでした。ということで飛行機に乗り込んだ瞬間に、スッチーさんには「搭乗ありがとうございます」ではなく、「あら、まぁ」といわれてしまいました。それと前回の乗った時に、ソーダウォーター(つまり、炭酸入りミネラルウォーター)を何度か頼んだのが印象に残っているのか、頼みもしないのにソーダウォーターをもってきてくれる始末。どのみちそれを頼むのですから、楽とえば楽なのですがね。ところで日本は寒波だそうですが、パリで過ごしているのでむしろ暖かく感じてしまいます。さて問題は論文が書き上がっていないこと。自宅までの移動の中でもひたすら書いてのですがね。

2005年12月17日

夕方のANA便で帰国。ということで午前中は時間ができたので、Quartier LatinからSt Germainの付近を徘徊。昨日までは雨続きで、久しぶりに晴れたこともあり、空気が澄んでいるので、Luxembourg公園でサンドイッチを食べて遅い朝食兼昼食。最後はSt. Germain des Presの近くにあるよくいくケーキ屋(現地ではサロン・ド・テと呼ぶ)でケーキを舌鼓。フランスは甘過ぎケーキが多いのですが、店によっては甘さ控えめのケーキが出てきます。今回は私事渡航で仕事をしに行くという特殊事情でしたが、通常は国際会議や公園などがあり、帰国する当日の飛行機に乗るまでの時間が一番落ち着ける時間だったりします。早起きをして市内を徘徊することになります。さてANA便は満員。隣の席をブロックするように頼んだのですが、スタンバイチケット(キャンセル待ち)のお客さんもいるほどの満員状態。結局、プレミアムエコノミーにアップグレードしてくれました。これで電源が確保できたわけですが、これで仕事モードになることは確実でいいのか悪いのかはよくわからないですが。今回はオペラ・バレエの見過ぎでプログラミングは思ったより進んでいないのですが、締め切りを待ってもらっている論文もあるのでそれも仕上げないといけません。

2005年12月16日

夜はパリオペラ座Garnierで「La tempation de Saint Antonie」。和訳すると聖アンニーの誘惑。オペラというか、ミュージカルを鑑賞。オペラ座には珍しくマイクと電子楽器を使いまくるという内容なのですが、出演者の全員が黒人の方ということもあって、劇仕立てになったゴスペルという感じ。内容、歌唱、演奏ともによかったのですが、海外のミュージカルは水準が高いので、これがロンドンやニューヨークでやったら不評だったかもしれません。ただ、ライティングは水準が高かったです。それと最後に関係者が出てきて踊っていましたが、劇の始まる前に舞台に登場して「携帯電話の電源を切ってください」とアナウンスした太めの劇場関係者もいっしょに踊っていたのはご愛敬でした。このところパリのオペラ座は新しい方のBastilleで観ることが多く、いわゆるオペラ座であるGarnierで観るのは久しぶり(といってもGarnierで観るのは今年の2月以来なので1年たっていませんが)。やっぱりGarnierは豪華ですね。ただ、全般にGarnierでやる演目の方が斬新なのですよね。

2005年12月15日

パリ第6大学でお仕事。夜はパリオペラ座でProkofievのオペラ「L'Amour des trois oranges」。はっきり言って知らない作品なのですが、舞台セットと演出、衣装が斬新でかなり楽しめました。1920年の作品なのですが、1900年以降のオペラは音楽性よりも芸術性重視のことが多く、不安だったのですが、これはタイトルからしてコメディですし、内容もコメディ。歌舞伎によくある早変わり的な演出から、主役はワイヤーアクションで中を浮くし、火薬は普段に使うし、火を噴く人まで搭乗してサーカス状態で、ともかく飽きさせない演出。ところでチケットはオペラ座のチケットボックスで買ったのですが、係の人は最初は売り切れでないというのですが、今シーズンはパリオペラ座で2つオペラを観たといったら、今度はシートが出てきました。それも舞台正面のいい席。オペラに行く前にパリ第6大学とはセーヌ川の向かいにあるPalias de Tokyoでモダンアートの企画展を鑑賞。今回はPalias de Tokyoでのパーティの招待状を頂いていたのですが、オペラを見に行くことにしたのでパーティ前に退散。作品に自走式コーヒーカップがあり、乗って遊ばせてもらいました。遊園地にあるコーヒーカップなのですが、ただ回転するだけでなく展示会場を自由に走れるというもの。ただ、動作が不安定なようで係の人はドライバを持ちながら待機していましたが。ところでPalias de Tokyoの隣にあるパリ市立近代美術館はいつになったらリニューアルオープンするのでしょうかね。

2005年12月14日

今回の出張はパリ第6大学(LIP6)からの招聘で費用も先方持ち。招聘関連の書類を作るのが面倒なので、勤務先には私事渡航ということにして出張。まぁおかげで空き時間は好き勝手ができるのですがね。午前中はOrsay美術館、それからSt. Germain地域を散策。Orsayは今年は3回目。昼食を食べに行ったレストランで、隣りのテーブルには日本人と思われる女性二人組。メニューが読めずに困っているので少しだけ助けたのですが、昨日のANA便のスッチーさんでした。さすがに客商売ですね。当方が何番の席に座っていて、何の飲み物を頼んだかまで覚えていました。夜はパリオペラ座でバレエ「白鳥の湖」。さすがに当節、世界で一番といわれるパリオペラ座バレエ団だけあって水準が高い。その中でも例の白鳥衣装をきたバレリーナは選りすぐりでしょうか、技術も表現性もすごい。

2005年12月13日

ANA便でパリ。プレミアムエコノミーにアップグレードしてくれました。これで電源確保。席の広さよりも電源供給が重要。ところで今回もポケモンジェット。10月以降にのったANA国際便5つのうち4つがポケモンジェット。そして、今回もインターネット接続のサービスがあったので、使ってしまったのですが、3時間ほど断線状態。スッチーさんに資料を見せてもらったのですが、ロシア上空は完全に網羅しているわけではないようです。それにしても飛行機に乗っているときぐらいはネットワークに接続したくないと、ことあるごとにいっていたのに、接続しないといけない状況に追い込まれるのは悲しいものがあります。ただし、機内でほぼ論文一本を書き上げたので、今晩と明晩に校正と図版を作成したら投稿できそう。仕事をする以外にすることがない状況というのは集中して仕事ができるものです。というか僅かな時間を見つけてでもプログラミングまたは論文書きをしないといけないというのが正しいのですが。話は変わって、Yahooがミニデスクトップ・アプリケーションのフレームワークWidget Engine 3.0 (Konfabulatorを買い取った)を発表したそうです。MacOS X 10.4でいうところのDashboardのようなソフトウェアなのですが、ミニデスクトップ・アプリケーションはこれから流行ると思います。Appleの30インチシネマディスプレー(2560×1600)を使っていますが、これからディスプレーの画面解像度が大きくなると、普通にアプリケーションを使っているだけでは画面がガラガラになるわけで、その空きスペースを埋めるアプリケーションは需要が出てくるはずです。特に入力はほとんどしないけど、ネットワークを介して天気予報や株式市況などの情報を自動的に表示し続けるようなソフトウェアはサイズ・解像度があがると人気を集めるでしょうね。ただ、こうした予測をいくら話しても14インチや17インチのXGA解像度のディスプレーを使っている人には可哀そうだけどわからない。未来を予測したければ未来を先取りすることです。そうすれば未来におきる問題もわかるようになります。ただ、何を先取りするのかはセンスの問題。仮に30万円を投資して速いプロセッサを積んだコンピュータを買っても、先取りできる期間はせいぜい半年か1年間。でもコンピュータのデバイスでディスプレーは一番進歩が遅いので、30万円投資すれば3〜5年先の将来を先取りできるのです。予算は上手に使いましょう。

2005年12月12日

午前中は慶大の授業、午後は早大。夜になってやっとオフィスでお仕事。実は明日から海外出張でいろいろ準備しなければいけないことがあるのですが、今回も徹夜で仕上げるしかないですね。出張中に締め切りになる論文査読がないのが不幸中の幸い。いつもだと出張の前日は査読、査読の状態ですからね。さて海外出張先はまたフランスなのですが、ユーロがあがっているというか、円が下がっていて今日はユーロ導入以来、対円ではユーロが最高値になりました。日本と欧米の金利差が拡大しているの背景にありますが、今回の出張前に日銀の量的緩和があると踏んでいた当方の予想は大外れ。そうそうフランスは滞在中はずっと雨みたい。当然、寒そう。

2005年12月11日

仕事が間に合わないので休日出勤。最近は休日出勤といかなくても、数時間は行く休日が多くなってしまいました。平日はいろいろ仕事があるので、集中して実験するのは休日しかないのです。それと最近は隔週で海外出張状態なのですが、土日は移動日になることが多い(もちろん貴重なプログラミングの時間なのですがね)。今日はプログラミング、実験、プログラミング、実験の繰り返し。予想以上に手間取り、結局のデータは何もとれず、わかったのはプログラムがまともに動かないことだけ。やはりマルチキャストを使ったプログラムは実際に動かしてみないとわからないですね。ところで、Windows Vista β2はRelease Candidate 0となり、来年4月以降に延期という報道がありました。 どうりでβ2のリリース案内がこないと思っていたら、(わかっていたとはいえ)遅れているのですね。手持ちのPCにβ1を入れているのですが、XPがβ1版だった頃と比べると安定かつ性能もいいのですが、Windows 2000やXPとの本質的な差違はいまひとつわからない。また、β1は未実装な機能が多く、何が新しくなったかもわからない。この調子だと来年中の発売は難しいかもしれませんね。知り合いにPCメーカの開発者&企画担当者が何人かおりますが、彼らはそろそろ来年末の商品企画を終わらせないといけないのですが、Windows Vistaの発売時期によって大きく企画内容がかわるわけで、彼らは難しい判断を迫られることになります。そのそも販売量はWindows Vistaがリリースした後と前では、新規OSによる需要拡大と新規OS待ちの需要縮小の2つが両極端にわかれるので、部品の先物買い付け交渉が難しくなります。それとWindows Vistaの出荷スケジュールの影響をまともにうけるのが、コンピュータ系の雑誌。昔も今も新しいOSが出る前後に、OSの紹介特集をすると数が売れるし、何よりも新製品も増えるので広告が増えるのです。これで休刊にするか、発行を継続するかがきまる雑誌は少なからずあります。雑誌といえば最近は開発よりのコンピュータ系の雑誌の休刊の話が多いですね。日経BPは日経バイトをやめるようです。確かに提携もとだったMcGraw HillのByte誌はだいぶ前になくなっていましたが。ここでは詳しいことは書けませんが、Java関係も月刊誌というわけではないですが、また一誌なくなるようですね。

2005年12月10日

XBox360が国内でも発売になったようです。海外で見ていたこともあって、すでに発売済みだと思っていました。確かに絵はきれいですが、印象に残ったのはむしろ筐体もACアダプターも重いこと。PowerMac G5相当のコンピュータを小さな筐体に押し込むのですから、熱対策は半端ではなかったのでしょうね。今度は国内で売れるのでしょうか。ライバルはPlaystation 3ではなく、携帯電話とiPodだと思うのですがね。ゲームマニアは長時間ゲームをするかもしれませんが、使用時間という点では携帯電話とiPodの方が長いわけで、使用時間でいえば家庭用ゲーム機は不利。個人的にもXBox360と携帯電話、iPodを並べられて、どちらか一つだけ欲しいものといわれたら、携帯電話かiPodを選ぶと思います。また、XBox360はネットワークゲームがウリになるそうですが、コアのユーザはネットゲームに関心があるかもしれませんが、多くのユーザに売るにはインターネット電話をウリにした方がいいのではないでしょうか。ただし、MicrosoftはWindowsを売らなければいけないわけで、XBox360がインターネット電話や電子メールなどのWindows PCの代わりになってしまうのは自分の首を占めることになりますから、ゲームを中心にして販促をしないといけないのは辛いところでしょう。逆に言えばソニーはPC事業に頼っているわけではないので、Playstation 3をゲーム機というよりも、電子メールやインターネット(TV)電話などのPCで人気のあるアプリケーションを前面に出して、簡易PC兼ゲーム機として販促できることになります。もちろん、ソニーが何を考えているかは当方にはわからないのですがね。

2005年12月9日

証券会社の人為的なミスによる大量売買が話題になっていますが、報道によると大量売りなので操作画面には警告メッセージが出たそうですが、想像ですが普段から警告メッセージがしょっちゅうでるシステムなので、警告メッセージ慣れをしていて反射的に無視したのかもしれませんね。以前、Airbusの方から伺ったことがあるのですが、飛行機は急降下など異常な操作をすると警告音がなるようになっているそうですが、警告音をなる条件が難しいそうで、頻繁にならすとパイロットが警告音に慣れてしまうそうです。それはともかく空売りなど株取引の仕組みを世の中に教えたという教育効果としては価値があったように思います。

2005年12月8日

さすがに疲れて集中力が落ちてきています。打ち合わせなどで一日外出することになったのですが、支離滅裂なことを結構いった可能性大。それにしても忙しい、処理量が仕事量に追いつかない。

2005年12月7日

参加した国際会議は昼過ぎまで。続きの会議に少しだけ顔を出してから、ホテルに預けておいた荷物を回収。ホテルはグラバー邸の公園のすぐ横なので、グラバー邸だけを大急ぎで見学して空港へ。ところで長崎は市電がまだ残っているのですが、乗って思いましたが市電は便利ですね。それに100円で全区間いけるのでお得。東京も市電を全面的に復活させればいいのに。オフィス前の白山通りは市電が通っていたそうですが、走っていれば便利なのに。ところで海外出張と連続で国内出張となったので、さすがにフラフラ。ということで帰りの飛行機もスーパーシートにアップグレードしてしまいました。そうでもないとアップグレードクーポンを使うときがないし。フラットになるタイプのシートで珍しく寝ていたのですが、すぐに羽田に着いてしまいました。ちなみに来週も海外出張です。

2005年12月6日

国際会議の発表と座長。座長は2回することになってしまいましたが。いわゆるユビキタスコンピューティング関連の国際会議ですが、ステアリングコミッティなので、論評しにくいのですが査読をもう少ししっかりやるべきでしょうね。論文集がLNCSだと中国からの投稿が多くなります。これは中国ではLNCSは論文実績としてはジャーナル扱いになるからだそうです。確かにLNCSにはISSN番号が入っていますが、それでいいのかという気はします。当方は年に3〜4本はLNCSに論文を書いているので、ジャーナル本数が多い研究者になってしまいます。会議が終わってからそのまま長崎県美術館。常設展とベルギー象徴派展という企画展を見てきたのですが、常設展は地方美術館のありがちな雑多な展示と違って、テーマを絞った展示でなかなかですね。企画展は好みがわかれそうな展示ですが、個人的にはアールヌーボォ系またはアールデコ系の装飾が好きな当方としてはおもしろかったです。ただ、象徴派といってもほとんど印象派なので、その意味では期待はずれだったのですが、もっとも本格的な象徴主義の作品を並べられてもそれはそれで考えものかも。

2005年12月5日

午前中は慶大大学院の授業、オフィスに戻って1件の打ち合わせと2件の来客、夕方から羽田にいってANA便で長崎。昨日までの海外出張疲れなのにハードな一日。飛行機はアップグレードクーポンでスーパーシートにしてしまいました。機内ではずっと仕事をしていたのですがね。さすがに体力が持ちません。ただし、明日の国際発表のスライドができていない。

2005年12月4日

成田に到着。今回の出張ではフランスに行くということで、何人かの方からフランスでおきていた暴動騒ぎを心配してくださったのですが、フランスに住んでいた者の感覚だと、いかにもフランス人らしい騒動。フランス人的な発想だと、車に火を付けて不満をぶつけているだけなので、適度にやらせておく。逆に無理して押さえ込むとかえって不満が蓄積すると考えます。それとフランス人のデモや争乱騒動は意外に秩序だっていて、フランス革命以来の伝統で、デモを制圧する警官は銃は持たないかわりに、デモする側も無茶はしない。実際、現地では危機感ゼロ状態。むしろ海外メディアで大きく取り上げられたことを驚いている状態。ちなみにフランスで怖いのは北アフリカの植民地問題と結びついたとき。この場合は投石や自動車に火を付けるのでは済まず、本物の爆弾が爆発しかねない。今回の騒動は幸いにもマルセイユなどの北アフリカの独立運動の拠点に飛び火しませんでした。もっと正しくいえば、今回の騒動はあくまでもフランスに帰化した北アフリカ系フランス人に対する待遇が問題で、反フランスを掲げて独立運動している人たちとは対局にあるので重ならないというべきでしょう。ちなみに10年前に住んでいたときは、その北アフリカ問題が深刻化して、報復合戦状態になっており、グルノーブルでは大学関係者が殺されたとかで反テロの決起集会が行われた日にグルノーブルに着きましたし、マルセイユの空港ではハイジャック騒動がおきるなど物騒な事体になっており、フランス人から爆弾テロの可能性があるのでパリに行くな、と真顔でいわれたりしていました。実際、しばらくしてパリの地下鉄で爆弾事件があったのですが、数日前までパリにいました。さて次の海外出張は再来週の初めからまたもフランス出張。でもその前に明日から長崎出張があります。

2005年12月3日

今日は帰国の途。TGVでグルノーブルからシャルルドゴールに出ることにしたのですが、1時間ほど時間があったので、急ぎ足でグルノーブル美術館を鑑賞。7,8年ぶり。ここはモダンアートではいいコレクションをもっています。フランスはほとんどの美術館はパリにあり、パリ以外には小規模な美術館しかないのですが、グルノーブル美術館はフランスでも地方美術館のなかでは一番発言力があるといわれているだけあって、常設展も企画展も水準は高い。フランスという国はパリにいる限りは気がつかないのですが、政治も経済、交通、文化もパリが中心。例えばいまの大統領は元パリ市長ということで地方の反感をかって大統領選に負けています。また鉄道も道路もパリを中心にして放射線状に伸びているので、地方都市間で移動する場合には仮に距離的には近くてもいったんパリに出た方が時間的には早かったりします。それだけにパリと地方の対立は結構根深い。当然、パリの美術館と地方美術館の対立も深刻だったりします。帰国はANA便だったのですが、はじめプレミアムエコノミーがとれず、またエコノミーもほぼ満席ということだったので、ANAの方に頼んで通路側の席にしてもらって、さらに隣の座席をブロックしてもらう(空席のままにしてもらう)という暴挙に出たのですが(よい子はまねしてはいけません)、結局、水平飛行に移ってからプレミアムエコノミーに変えてもらいました。なお、乗り込むときはプレミアムエコノミー満席だったので、どうやって空けたのかは謎。それにしても、どう考えてもエコノミーの客にしては頼むことが無茶ですし、わがままな客ですよね。反省です。さて機内ではよせばいいのにインターネット接続をしてしまい、仕事を増やしてしまっています。実は国際会議はネットワークの接続があまりよくなく、メール読み出しではタイムアウトになる始末でした。ただ、あさってから出張の航空券とホテルの予約を機内でしているのは問題かも。飛行機の中ぐらいしか時間的な余裕がないのです。

2005年12月2日

France TelecommとINRIAで講演。France Telecommの研究所はMeylan、INRIAはMontbonnotにあるのですが、距離は500メートルほど。両者から300メートルほど離れたXeroxの研究所に転がり込んでいたので、路線バス(以前はトロリーバスだった)の取り次いでいったのですが、見る風景が懐かしい。France Telecommは講演会場を実験用スマートルームにしてもらえたので、いろいろ拝見したのですが、研究自体に斬新さがなくがっかり。ユビキタスコンピューティングの研究プロジェクトではスマートルームを作ることが流行っているのですが、どのプロジェクトでもアドホックにスマートルームを作って、非現実的なデモをして終わり。スマートルームはマスコミ受けのいいでデモはできても、学術的な成果をほとんど残しておらず、せいぜい卒論や修論ネタを作り易いぐらい。いい加減気がつかないでしょうかね。よく知り合いの研究者から、スマートルームは作らないのですか?、と聞かれるのですが、10年前、Xeroxの研究所でスマートルームを使った研究を経験をしており、10年前にスマートルームは手を出してはいけないと学んでいるのです。もちろん、そのことを話す義理もないし、そもそもスマートルームやスマートホームに目を輝かしている人に何を言っても無駄なので、予算がないとか別の理由を並べてかわすわけですが。失敗する理由はいくつかあるのですが、スマートルームはデバイスやセンサーが各スマートルームに依存するので、対外的な研究成果の積み重ねどころか、内部的な研究成果の継承も難しい。それと特定の業務などにドメインを限定しないと、スマートルームの構成はもちろん、実現するサービスの方法も内容も多様化してしまい、アプリケーションも研究内容も発散しやすいのです。一度経験すれば学習するはずなのに、いつまでたっても皆さん同じ失敗を繰り返していますし、最近作られたスマートルームの多くは残念ながら10年前と同じ水準。きっとFrance Telecommのスマートルームも幹部受けはするのかもしれないけど、こうしたシステムを普段見ている見ている立場だと今更という感が強い。一方、INRIAの方は画像認識の研究をいろいろ見せてもらったのですが、認識精度は驚く水準ではありませんが、ロバスト性が高い、認識の失敗の少なさはすごかったです。最近、INRIAは結構いい仕事をしています。分散オブジェクトでも20年以上研究している経験をいかして、研究的にキーになるところをついた研究やソフトウェア作っていますね。France Telecommも分散オブジェクト関連のプロジェクトはいいのですがね。今回の出張はひたすら忙しかったので、奮発してミシュラン3星のレストランで夕食。Grenoble市内の中心部には2軒のレストランがミシュラン3星なのですが、創作的な料理で有名になった方にいってみました。なお、Parisのミシュラン3星はむちゃくちゃ高いですし、1年前から予約が必要ですが、Grenobleの場合は予約がなくても食べれますし、何よりもParisの中級レストランのお値段。

2005年12月1日

国際会議(Middleware'2005)の2日目。今日は発表。終わってやれやれですが、まだ明日も講演が残っているので、休まりません。それにしても性能評価を頑張っている論文が多いです。もちろん性能評価は重要なのですが、性能評価がやりやすい分野の論文が採録されている感じで、それ以外は性能評価がないことで落とされているのかも。問題なのはきっちりとした性能評価をするには技術だけでなく、人でもいるので、ミドルウェア分はこの先、論文を通すのはたいへんになるのかもしれません。昼休みに市内を探検しましたが、むかしと変わっていないですね。バンケットはバスで相当走ったところにあるシャートでディナーですが、どこかもわからない。Grenobleで最初に住んだ田舎町(いまはINRIAの研究所もある都会)からさらに離れたところみたい。Grenobleは山に囲まれており、山の形を見ればどの辺にいてどっちの向きかがわかるのですが、夜だからさっぱりわからない。さてお味はさすがにフランスということもあって、おいしかったです。でも明日の講演準備をしないといけないのにバスの都合でホテルに戻ったのは次の日。

2005年11月30日

国際会議(Middleware'2005)の1日目。招待講演は分散ハッシュテーブル(DHT)。それで有名な方なのでDHTの話になるのは仕方ないのですが、ほとんどがサーベイで最近の研究は最後の方でふれただけ。今更という感じでしたが、案の定、質問も最近の研究に関するものに集中。万能なDHTは作れないのですから、何にフォーカスするかなのですがね。論文発表は実アプリケーションを狙ったものがいくつかありましたが、ミドルウェアも実事例がないと論文にはならない時代なのですね。あと性能評価を相当頑張らないと通らない国際会議ですね。ところで会場のGrenobleは少し前に雪が降ったのか、町中でも所々雪が残っています。10年前はGrenobleに住んでいたので覚悟はできていますが、やっぱり冷えますね。国際会議が終わってから、Grenoble市内にあるFnac(仏系のCD, 電器製品、書籍の大型店のチェーン)にいったのですが、XBox360がおいてありました。確かに絵はきれいとはきれいですが、そこまでやらなくてもという気はします。実は初代Playstationを初めて見たのもGenobleのFancでした。そのときは仏ソニーの販売の方に、日本人ならゲームできるだろうと理由でデモを頼まれたのですが、ゲームとマンガの国というイメージなのでしょうね。ちなみに当方はゲームは得意ではありません。

2005年11月29日

ANA便でParisへ。先月のLondon便に続いてポケモンジェット。シベリアは晴天では広大な地平線に沈む夕日がみれました。ところで今回はアップグレードしてもらえてビジネス席。久しぶりのビジネス席になりましたが、ANAは食事はいいのですが、ANAのフラットになるシートは寝心地は今ひとつ。もちろん、寝ずにプログラミングと論文書きをしているので関係ないのですが、一番の問題は座り心地もいまひつなこと。PCで仕事をするのならばプレミアムエコノミーの方がいいかも。さて今回の出張は年明けに科研費関連で某博物館での実証実験に使うアクティブRFIDタグの複数リーダを制御・監視するソフトウェアを作るのがミッション。ただ、そのRFIDリーダが手元にないので細かい設計ができず、プログラミングできるところからプログラミングしている状況。それと研究を仕事にしている立場だと、ただ、ソフトウェアを作ればいいというものではなく、学術研究としての新規性や有用性を出せるかが勝負。それができないと趣味でプログラミングしているのと変わらないことになり、プロの研究者としては許されない。というわけで、やっつけ仕事的なソフトウェアであっても、最低でも国内論文誌に通せる程度の新規性を出しておかないといけない。さてParisからは市内には出ずに空港の駅からTGVでGrenoble。結構長旅です。今日のプログラミングははかどらずに500行ほど。シートテレビで映画を見てしまったのが敗因でした。それもチャーリーとチョコレート工場。実は映画館でも見ているのにシートテレビで復習してしまいました。

2005年11月28日

情報処理学会の連続セミナーで90分講演&パネル。内容はRFID(ICタグ)とRTLS(Real-Time Locating System)なのですが、ICタグに関してはネガティブなことをいい過ぎたようで反省。参加者は100人ちょっとのようでしたが、いかがでしたでしょうか。今回は暴露ネタが多かったので怒られる可能性が高いです。特にパネルのスライドでは世間的には伏せられていることを書いたので、おしかりを受けることは必至かも。でも本当だからね。今回は午前中は慶大大学院で理論系の授業。一日に2ステージは疲れるというのに、授業の方は直観主義論理の話をしたあとでしたから、セミナー講演で電波の話や位置計測の話をするには頭の切り替えもたいへん。結局、講演料はあったらしい。さて今週は国際会議の発表に加えて、1時間以上の講演がまだ2件残っています。ひとつはFrance Telecomm、もう一つはINRIA。ということで明日からはフランス出張。

2005年11月27日

オフィスですこしだけお仕事。機材動作のビデオ撮影をしていたのですが、最近は小型デジタルカメラでも結構きれいな動画が撮れますね。ひとむかし前のDVカメラのクオリティはある感じ。ただ、ズームがビデオとは動作が違うので、撮影中にズームアウト・インは避けた方がいいかもしれない。それから、昨日Walkmanのことを「ソニーのiPod」の書いたら、ソニー関係者から早速、おしかりというか、正しくはこれ以上だめ押しをしないでください、というお願いでしたが。

2005年11月26日

来週の29日から海外出張なので、もろもろの雑用の事前処理を実施中。毎度のことながら結構たいへん。ところで、某量販店で「ソニーのiPod」を拝見。もちろん、ソニーのハードディスクまたはフラッシュメモリのWalkmanのことですが、「ソニーのiPod」または「Walkmanと名前が付いたiPod」という位置づけが現状ではないでしょうか。すでにWalkmanは過去のブランドで、いまは携帯オーディオプレーヤーの代名詞はすっかりiPod。さてハードディスクを積んだモデルの方を見たのですが、ハード的な作りはなかなか、それと本物のiPodより小さい。ただ、欲しいかというとまったく欲しくない。PCからオーディオデータの転送に使うソフトウェアはWindows用だけでMacintoshでは動かないということもありますが、そのWindows用も評判がすこぶる悪いようですし(これは使っていないの確認していない)、なによりもAppleのiTunesに対応していない。このページでなんども書いていますが、iTunesでオーディオデータが転送できるMP3プレーヤーが欲しいのです。iTunesに対応したら、ソニー製のiPodも候補リストに下の方に入るかもしれません。でも本物iPodよりもお値段が高いようではダメですね。

2005年11月25日

今日一日で5つの国際会議の論文募集(CFP)を複数のメーリングリストに送信。相当数のメールを世間に送ったことになります。実際、CFPのスパム状態だと一部から怒られました。でも、ユビキタス、モバイル、エージェント、分散システム、メディアとそれぞれ違う5つの国際会議なのでお許しいただきたいです。こうなってしまったのもプログラムコミッティやステアリングコミッティなどの役員に国際会議はたくさんありまして、今回お送りしたCFPのうち4つは2ヶ月以内に締め切りがあるものです。ということで年内に何個の国際会議の役員になっているかは自分でもさっぱりわかっていない。というか怖くて数えられない。研究者のキャリアとしては国際会議の役員経験数は重要だそうで、役員を歴任した国際会議を列挙したリストを作る方が多いのですが、当方はというとすでに把握することをあきらめました。だから、どこからかやってきた国際会議のCFPで、おもしろそうな国際会議だと思って、そのCFPを見てみていてステアリングコミッティの名簿に自分の名前を見つけてびっくりする始末。ところで役員を引き受けている国際会議に米国開催のものはほとんどないのですが、これは偶然なのだろうか。

2005年11月24日

耐震強度を偽った建築設計が大問題化していますが、ソフトウェア業界でも似たようなことはたくさんありそう。ITゼネコンという言葉すらあるように、IT業界も建築業界も労働集約型産業ですし、ほとんどのソフトウェア開発は請負ですから、たしかに建築業界との類似性は高い。ただ、今回の報道でいろいろわかったのですが、建築業界はIT業界よりすすんでいますね。まず建築設計に対しては検査機関があること。これはソフトウェア開発でいうと、一般の企業からソフトウェア開発を請け負った企業がソフトウェア設計をした設計の妥当性を第3者機関に調べてもらうことに相当するのかな。システム全体のUMLの設計図をもとに、設計の妥当性を調べるという感じかもしれない。いまのIT業界にはない制度ですが、意外に需要があるかもしれませんね。ダメな設計でも検査機関のお墨付きがあれば立派な設計になります。もっともほとんどが不合格になる可能性もあります。次に興味深いのは建築業界は許認可・資格が重要であること、IT業界が許認可制になるのは願い下げですが、悪質業者の許認可剥奪と同様の制度は悪質ソフトウェア開発会社を排除するために必要かもしれませんね。IT業界は粉飾決算騒動が絶えませんから、財務表の提出義務を作るだけでもいいかもしれない。それと以前ゼネコンの方から伺ったのですが、建築業界では3000万円以上の施工では、施工体制台帳というものを作らなければいけないそうです。これには元請業者から末端の下請け、そして資材納入業者、警備会社にいたる事業者名や責任者を記載して、元請業者に現場指向体制を把握させることで、品質・安全上のトラブルの発生と責任関係の明確化させ、また不良業者の排除、安易な重層下請けを抑制するのが目的だとか。これをソフトウェア業界に導入すると、ソフトウェアにはそれに関わった下請けソフトウェア開発会社とそのマネージャーの名前から、マニュアル作成者などの名前がのるのでしょうか。ただ、ソフトウェア開発の業者や担当者は、ほとんどインドと中国の方になる可能性がありますね。

2005年11月23日

ここ数日、このページはすっかりMicrosoftウォッチャー状態になっていますが、またMicrosoftネタ。Officeのファイルフォーマットの標準化をするそうです。ファイルフォーマットがOfficeの寡占化の要因になっていたので重要ですが、ただ裏もありそう。電子メールなどによるファイルの交換や共有がなかった時代、つまりスタンドアローンでコンピュータを使っていた時代は、コンピュータで作成したワープロ文書や表計算、プレゼンスライドは印刷して渡すぐらいで、フロッピーなどを経由して他人にファイルを直接渡すことはそれほど多くなかった。だから、ワープロソフトも表計算ソフトもなんでもよかったし、実際、いろいろな種類があった。でもファイルを交換や共有が増えると、当然他人のファイルを読む必要が出てくるし、逆に他人にファイルを送って読んでもらう必要がある。そうなるとマイナーなワープロや表計算ソフトを使っていたユーザは取り残されましたし、Officeソフトウェアの市場もMS-Officeに寡占化されてしまった。その意味ではインターネットを一番うまく利用したのはMicrosoftだったのかもしれません。ですからファイルフォーマットを標準化できれば、そのフォーマットに対応したファイルであれば作成したOfficeソフトによらずに読み書きできるわけで、これでMS-Officeの独占を崩せるかもと思ったりしますが、問題はこれからもファイル単位でデータを共有・交換するのかです。GoogleやMicrosoftがWebベースのOfficeソフトウェア相当のサービスを展開したら、ファイルはGoogleまたはMicrosoftのサーバの中にあるわけで、同じ会社のOfficeサービスのユーザ間でファイルを交換する場合は単に送信元のユーザのファイルの複製が送信先のユーザの領域に作られるだけ。それに同じOfficeサービス会社のなかでの受け渡しならばファイルフォーマットを決める必要もないし、そもそもデータ領域を管理しているデータベースに都合のいい形で保存しておけば十分で、ファイル単位で保存しておく必要はどこにもない。だから、相違なOfficeサービスとファイルを交換するときだけ標準化されたOfficeフォーマットを使うことになって、一つのWeb版Officeサービスでは単に文書や表計算データを知り合いに送るということで、ファイルという単位でメールに添付することもないはず。おそらくOfficeサービスの提供会社はGoogleとMicrosoftの両方か、その一方に収斂してしまうのでしょうから、両者が都合のいいフォーマットを決めるかもしれません。また、MicrosoftにしてもGoogleにしても、メールや単純なWebでは不可能だった多様なファイル共有・交換機構を導入して、Officeサービス内でファイルというか、ユーザの作ったデータの囲みをするはず。実はWeb版OfficeではGoogleよりもMicrosoftの方が有利と予測したのでは、11月3日に書いたようにMicrosoftには広告料金を下げる余力があることに加えて、MicrosoftのCTOで、Windows Live!やOffice Live!を主導しているのがRay Ozzieであることなのです。彼はLotus NotesやGrooveなどのグループウェアを精通していますから徹底的にやってくる。一方のGoogleはサーバとユーザ間のサービスは得意でも、ユーザ同士が情報をやりとりするサービスの経験が少ないので、グループウェアによるファイルというかユーザデータの囲い込みではMicrosoftより不利とよんでいるからです。ところで、Windows Live!はソーシャルネットワークともとれる機能が予告されていますが、どれもLotus NotesやGrooveではおなじみのものばかり。ところで、Web版Officeサービスにおけるユーザデータの話をするとユーザがファイルを保存・管理するときはどうするのか、ということを聞く人がいます。確かにその通りなのですが、将来的には自分や企業でハードディスクに保存するというのは、Officeサービス側にデータを保存するよりも割高になっているはずです(いまでもGoogleのGmailは無料で1アカウントあたり2.6GB、それを複数アカウント作れば・・・)。だから、Officeサービス側にデータを保存するのが普通で、自前のコンピュータに保持するのが一部になっているかもしれない。だから、今のデータストレージサービスとは逆に、自前のストレージにファイルをおきたいとなると別料金を払うようになっているかもしれません。自分のデータを自分のハードディスクにおいて別料金を取られるのは変なのですが、Web版Officeサービスでは編集中のデータはサービス事業者側のサーバにあるわけですから、それをユーザ側で保持・管理するのはいろいろ仕掛けが必要になるはず。

2005年11月22日

しつこく昨日の続きですが、ソフトウェアの研究をしている立場からいうと、売り切りソフトウェアではビジネスにならないというのは、研究対象であるソフトウェアの位置づけも変わってしまうことになり、他人事ではなかったりします。既存のソフトウェア開発会社は数年おきのバージョンアップでは既存ユーザにバージョンアップする気をおこさせる、つまりバージョンアップマ費用を支払わせるために目新しい機能を数多く導入するわけですが、その機能強化では小手先の追加では対応できなくなり、ソフトウェア全体を作りかえることがしばしばおきます。これがフトウェアの発展に寄与していました。一方の所定期間ごとにライセンスを更新するようなビジネスモデルに移行した場合、大幅にソフトウェアを書き換えてもライセンス料をあげられるとは限らないので、大幅な書き換えはすくなくかも。そのかわり、既存ユーザの囲い込みを行うため日々機能を少しずつ改良・追加するマイナーバージョンアップを繰り返すことになるのでしょう。なお、いまのソフトウェア開発では出荷するまでに時間とコストがかかるわけですが、日々機能の改良・追加になると出荷してからも時間とコストがかかることになりますから、マイナーバージョンアップとメジャーバージョンアップを同時に進行できるソフトウェア開発会社はそうは多くないはず。また、既存のソフトウェア技術が対応できるかは疑問。いわゆるソフトウェア工学手法は企画、設計、開発、テスト、出荷のサイクルがベースになっていますが、そのサイクルを守るとしても、格段に高速に回して、さらに複数のサイクルが同時に回ることが求められますし、ソフトウェア構成技術に関しても動的かつ部分的なアップグレードに対応する方法が求められるのでしょう。無料または格安料金の代わりにベータ試験ユーザと料金を払って安定したバージョンを使う正規ユーザに2分されそう。いままでもこうした方法はとられていましたが、ソフトウェアの完成がないことになると、前者のユーザは常に新しいベータバージョンが供給され続けるところが、いままでとは違うところ。ところで、開発時間を短くするには動的データ型をもつをスクリプティング言語を使えばいいということになります。正しいとは思いますが、一方で動的な言語で書かれたソフトウェアはランタイムエラーが避けられない。サーバ側で動く分にはランタイムエラーでワーニングが大量に出ても構わないし、その場で対処できますが、一般のユーザ側のコンピュータで動くソフトウェアの場合、どうやってランタイムエラーを隠すかまたは知らせるかはそんなに簡単なことではない。ところでイノベーションジレンマなどの経済学書風にいうと、ソフトウェアやサービスの発展は断続的な進化から連続的な進化に移行することになり、イノベーションジレンマの考え方が正しいとすると日々機能追加・改良は、いずれは断続的な進化による技術、つまり新規に開発されたソフトウェアやサービスによって淘汰されることになります。ただ、長期的にはソフトウェアをPCなどのクライアント側にインストールせずに、サーバ側で動かせばいいということになってしまいそう。

2005年11月21日

PowerPointの一年間限定ライセンスの格安版が発売になるそうです。もっともOfficeのパーソナル版でWordとExcelだけにしてPowerPointを入れていないところに問題があるような気がしますが。互換OfficeであるOpenOfficeなどはWordとExcel(マクロをのぞく)は互換性が解決されつつありますが、PowerPointとの互換性はあってないようなものですから、PowerPointを使わないといけなくなる可能性は高く、いいところをついたのでしょう。実際、研究者にとってはPowerPointはWindowsのキラーアプリになっていました。Unix上でTeXで必死にスライドを作っていた方々までも、PowerPointを使うためにWindowsをインストールするようになりました(逆に言えばPowerPointがなければ研究者やエンジニアにWindowsはここまで普及しなかったかもしれません)。プレゼンテーションソフトウェアのために魂を売ったともいえますが、それだけプレゼンは大切だということでしょう(ちなみに当方は1994年ぐらいからMacintosh上でPowerPoint 4を使っていました)。ただし、今回の1年限定ライセンスは再延長がないそうです。1年後にはアンインストール&レジストリ削除で、初めて1年限定ライセンスを新規購入&インストールすることにするなどの抜け道を考える人は出てくるでしょうから、思惑通りにはいかないでしょうし、むしろMicrosoftは期間限定ライセンスを本格展開する実験と見た方がいいように見ています。ご存じのようにMicrosoftなどのパッケージソフトウェアの開発・販売会社はソフトウェアを定期的にバージョンアップすることで、商品競争力の強化することで新規顧客を獲得する同時に、既存ユーザにバージョンアップを勧誘して、バージョンアップ料を主な利益としていたわけですが、そのビジネスモデルがうまく回らなくなってきているのでしょう。例えばMS-Officeにしても強いて新バージョンを買わないといけない理由は何もない。実際、当方はファイル互換性を考慮するために新バージョンのOfficeを1セットは買いますが、普段使うWindowsマシンには旧バージョンOffice(Office 2000)をインストールします。ただ、それで特に困ることはないし、むしろ旧バージョンの方が動作が軽いの作業効率がいい。ユーザがバージョンアップしてくれないとなると、ソフトウェアは売り切り商品になりますから、儲かるビジネスではなくなってきているのでしょう。だったら期間限定にして安定収益を得ようというのはビジネス的には正しい。また、ユーザは日々機能が増え、改良がすすむサービスには関心をもっていますが、数年に一度バージョンアップされるようなソフトウェアにはお金を出さないのでしょう。ソフトウェアの開発・販売方法が大きく変わりつつあるようです。

2005年11月20日

出かけたついでに18日にオープンしたヨドバシカメラの横浜店にいってみました。以前、横浜のヨドバシカメラは5番街付近に分散していたのですが、5月まで三越があったところにうつったので広くなりました。ただし、それ以上にすごい人。人が溢れている状況で、エスカレータにのるだけでもたいへん、ということで途中で退散です。横浜は商圏&人口のわりに商業地域が一カ所に集中しているのですが、それだけに大きな店が有利になるところ。ビックカメラと争奪戦をしてでも確保したのは正解だと思いますが、人が多すぎですよね。なお、知り合いのメーカ関係者から聞いたところでは、開店日も準備の遅れから発表できず、開店の一週間前に発表された開店日も延期が噂になるほど準備が遅れたそうです。開店セールがなかったのも、お客さんの列ができると開店直前まで続いた工事に支障を来すからだとか。実際、出入り口は工事途中になっていますし、レストランを集めたフロアーは間に合わなかった。秋葉原店を開店して2ヶ月おかずに大型店を開店させるのは無理がありますよね。ちなみにフロアー構成や商品の配置は秋葉原店に近く、品揃えは秋葉原店よりいいかもしれない。それから書籍売り場を拡充しなかったのは、秋葉原店に入った有隣堂への配慮でしょうか。横浜では本屋といえば丸善でも三省堂でも紀伊国屋でもなく有隣堂ですから。ところで横浜駅西口といえば、三越はなくなりましたが、高島屋やシェラトンなどがならぶ一等地なのですが、量販店がその一角をしめるというのも時代の流れですね。

2005年11月19日

MicrosoftのWindows Live!とOffice Live!を主導したのはRay Ozzieといわれていますが、Bill Gatesのサービス指向シフトを宣言したメモ(Brace for Services Wave)で参照されていたRay Ozzieのメモを遅ればせながら読みました(別件もあり落ち着いて読む時間はなかなかないもので・・)。そのOzzieのメモですが、当たり前といえば当たり前の内容なのですが(逆に驚いているようではこの業界では生きていかない)、Bill Gatesが10年前にインターネットへの移行を宣言したメモ(The Internet Tidal Wave)に匹敵するほど重要とGates自身が書いているだけあって、よくまとまっているように感じます。何よりも5年程度先のMicrosoftの方向性を予測するうえではきわめて重要。それからSeamlessにこだわるあたりは彼らしい。業界関係者で彼について知らない人はいないと思いますが、OzzieはLotus Notesの考案者&開発者。ところどがNotes R4の開発を前後してLotusをやめてGrooveを創業し、GrooveごとMicrosoftに買収されて、いまではそのMicrosoftのCTO。実は知り合いのモバイルエージェント研究者が二人ほど大学を辞めて創立間もないGrooveにうつったので、有名になる前からGrooveとその創業者であるOzzieことはいろいろ聞いていたのですが、やっぱりただ者ではないのでしょうね。今にして思うとMicrosoftによるGrooveの買収はGrooveがほしかったのではなく、(Gatesの後任して)Ozzieを雇いたかったのと、MicrosoftがGrooveになろうとしているのかもしれません。実際、次期Microsoft Officeの共有機能はGrooveが提供していたサービスに近いかも。それとこうした社内メモの流出は故意のリークである可能性が高く、今回もMicrosoftの方針を見せたかったのでしょうね。本当に社内向けのメモだったら、ライバル企業の名前がたくさん出ているはず。ただ、このメモはApple関連の製品名がいっぱいですが、この方はMacintoshユーザでしょうか(iCalはMaintoshユーザでないと知らないでしょう)。

2005年11月18日

昼過ぎから名大に出張。行きは論文の仕上げと投稿。帰りの新幹線ではひたすらプログラミング。新幹線の中でRS232C制御用プログラムを書くのは悲しいものがあります。以前は新幹線車中でコンピュータ2台を100BASEのクロスケーブルでつないでプログラミングしたことはありますが、やはり2台のコンピュータを並べていると変な目で見られました。ということで今回はRS232Cがつながるデバイスは持ち込まず。当たり前ですよね。ニュースサイトを見ていたらGrenobleでボージョレ・ヌーボーの解禁パーティで騒動が起きたことが記事に出ていました。むかしグルノーブルに住んでいたころは、ボジョレーヌーボーの解禁日はオフィスの玄関で同僚が待っていて、飲まないとオフィスに入れなかった思い出があったりします(当方はアルコールはどちらかというと苦手)。パリをのぞくとフランス人は地元意識が強いので、地元のワインが最高だと信じて疑わないし、そもそも他の地方のワインは飲みもしない。というわけでフランス人はワインには詳しくないし、あまり興味がないです。ちなみにグルノーブルは場所的にボジョレーに近いこともあり解禁日は大騒ぎ。さて先月に引き続き、月末にはまたグルノーブルに行かないといけません。

2005年11月17日

早起きをして査読。昨晩から今朝にかけて国際会議の査読を5本。オフィス近くのスターバックスでコーヒーをテイクアウトしたら、カップがクリスマスバージョンになっていました。どうも世の中はクリスマスらしい。さて渋谷で変なイベントを発見。夜遅くだったので暗くてよくわからないかったのですが、帰宅後にニュースサイトを見てやっと何をやっていたのかがわかりました。確かに携帯オーディオで50時間もつとうれしいかもしれないけど、再生時間にこだわったオーディオ製品はアンプ電源が貧弱なので音が悪いことが多く、安物イヤーホーンでも明らかにわかるほど音がつぶれている製品を散見します。前にも書きましたが、携帯CDプレーヤーやMDプレーヤーが長時間再生競争に明け暮れていた時代の末期には信じられないほど音の悪い製品がどうどう売られていました。さて9月にあった製品発表はiPod nanoと、今回の新製品Walkmanは同じ日でしたが、前者は翌日発売、後者は11月発売と2ヶ月差がつけられ、そのうえ実売ベースで前者はカラー液晶かつ4GBモデルが、後者の非カラー液晶の2GBモデルと大差ない価格設定。ちなみに9月のシェアは30%と30%と互角だったのに、いまではiPodが60%越えだそうです。仕事柄、家電メーカの方と会ったり、伺ったりする機会が多いのですが、後者をだされているメーカの社員さんほど前者の普及率が高いところはないような気がします。いまどき愛社精神などはなくてもいいのですが、そこまで自社製品をけなさなくてもいいと思ったりもします。個人的には社員の方々よりは期待していて、音がよくて、そしてiTunesでMP3データを携帯オーディに流し込めるなら買ってもいいかなぁと思ったりしています。

2005年11月16日

国内メディアでは一部のWebニュース系をのぞくと話題にもならないのですが、海外ではソニーBMGの騒動はたいへんなことになっていますね。ソニーBMGがCDにつけたXCPとそのソフトウェアは大問題ですが、慌ててとった後始末も事態をどんどん悪くしているだけになっていますね。今回の騒動は10年もたたないうちにビジネススクール向けの教科書に、著作権という既得権を延命するために技術進歩に逆らった方法を導入し、かえって既得権益を失った企業の事例として今回のケースがのるのでしょうね。コピープロテクト付きのCDは買わないことにしているので、当方は幸い縁がなかったのです。ただ、ここまで事態が悪くなるとそう簡単には収拾できないと思われ、ソニーBMGはいったいどうやって後始末をつけるのかが気になります。なお、あまり知られていませんがXCP付きCDは、Windowsではコピープロテクトが働きますが、Macintoshではコピープロテクトは働かず普通のCDになってしまいます。普段、MacintoshでCDをMP3に落としている当方には、今回の騒動はどうも実感がないです。さて前述のように国内でこの騒動が話題にならないのですが、もしかしてMacintoshユーザばかりだから、でも、それはないですよね。もっともこうした話題は国内では当事者(今回はソニーBMG)を集団かつ一方的に糾弾して吊し上げるだけに終わってしまい、この先どうするかという議論にならないわけですが。さて話は変わって、午前中にパシフィコ横浜の組込機器系の見本市に行ったのですが、それなりに来場者もいますし、企業の出展も多いようですが、特に見るものがない見本市。会場がビックサイトだった時代から毎年行っていますが、今年は何を見たらいいのかを探すために見ているという感じでした。それは当方だけではないようで、テーマを絞らずに何でも並べたブースが人を集めていて、逆に絞ったところは今ひとつで、何か特定のキーワードが人気があるというわけでもなさそう。来場者も何を見ればいいのだろうかという感じの人が多いようです。なお、こうした見本市では何がないかを探すのかも大切なのですが、なかったものとしてはVxWorksなどのリアルタイム系OSの展示が減りましたね(ITRONはありましたが、今更誰も関心なし)、かといってLinuxもMontaVistaなどの特定の企業に収斂されている感じ。あとWireless系はZigbeeは製品出荷が始まったというのに展示は去年より減っている感じ(やっぱりだめ?)、Wireless USBは名前すらない(間に合うのでしょうか?)。MicrosoftもWindows CEを出していましたが、国内のWIndows CE部隊はHD DVD対策に動員されているとかで、見本市どころではないと知り合いに愚痴られてしまいまいた。そうそう次世代DVD関連の展示はありませんでしたね。それにしても知り合いが多い見本市です。会場に入るまでに3人程知り合いにあい、会場では人とあっては挨拶している時間の方が長かったかも。まぁほとんど挨拶回りにいったようものなので構わないのですが。そうそう動いているCellをはじめてみました。各コアの動作状況のモニターなども見せてもらいました。それにしても何に使うのかわからないプロセッサですね。もちろんゲーム機(PlayStation 3)に使うのが最大の目的でしょうが、その先がわからない。それとデモが下手すぎ。

2005年11月15日

忙しいです。それもかなり。いくら仕事がこなしても、それよりも早い速度でやってくる感じ。その仕事のほとんどはメールでやってくるのですが、メールを読まなければいいのかもしれないと、ちょっと恐ろしいことを考えたり、まぁそれができれば苦労しないのですが。ところで、そのメールですが、メールクライアントは定期にメールサーバから新着メールを読み出すように設定していたのですが、受信ボタンを押さないとメールを受けないようにしてみました。これですこしだけ幸せになった気分。実情が変わるわけではないのですが、自分でメールを読めるとき以外は新着メールを受け取らないというのは心理的にはいいものです。

2005年11月14日

このところ月曜日は1日に2回大学院の授業があったのですが、それも今日まで。来週からは一回になります。大学院とはいえ2回講義をすると体力使います。さて、いろいろ手間取ったようですが、JR東日本の携帯電話版Suicaが1月末から始まることが発表されました。これで自動改札機にSuicaの要領で携帯電話を叩きつける人が見られるようになります。ちなみにあまり強くたたきつていると、1回や2回では壊れなくても、徐々に疲労破壊がすすんである日、ちょっとしたことで割れることがあるので御用心。たぶん壊す人が続出してちょっとした問題になるのでしょうね。なお、当方というと実験などの立ち会ったこともあり、Suica付きの携帯電話に技術的関心はまったくというほどなくなっていたのですが、唯一気になっていたのはお金のチャージ方法。携帯電話でチャージするにしても、ドコモやKDDIに決済部分を押さえられてしまうか、JR東日本側が決済部分を押さえるかが焦点になっていたのですが、結局、JR東日本が頑張ったようです。JR東日本のクレジットカードで支払う形になっているので、ドコモやKDDIはあくまでもクレジット払いの通信処理をするだけで、Suicaにチャージしても使っていない分のお金はJR東日本が管理することになります。ただ、これができるのであれば携帯電話も、携帯電話の通信を通じて通話分を通信料金をチャージするという方法があってもいいはず。確かに利用者は心理的にチャージ分しか使わなくなる可能性がありますが、携帯電話キャリアにしてみればユーザが前払いで通信料金を払ってくれることと同じですから、ユーザとキャリア双方にとって悪い話ではないと思います。

2005年11月13日

日経ビジネスの今週発売号(11月14日号)の特集「虚妄の大学発ベンチャー」を拝見。内容が過激というので読んでみたのですが、普段見聞きしている話はもっと過激なので、特に驚くような話はなし。それと記事では2年後に大学ベンチャーの倒産ラッシュが起きると書いてありますが、確かに各省庁の補助金しか収益源がない企業ばかりなので、その補助金が切れれば経営は破綻することになります。ただし、ここ数年でいっぱいできた大学ベンチャーのほとんどはすでに事実上の休眠企業になっていますから、倒産というより廃業ですよね。むしろたいへんなのは各大学が先を争って作ったTLOの方かも。いずれにしても、大学関係の一部でしか話題になっていなかった話題が一般向けの経済週刊誌に取り上げられるようになったということが重要なのでしょう。それと大学ベンチャーの内情を聞く機会のない大学関係者は一読の価値はあるかもしれませんね。今週前半には本屋にも並ぶでしょう。

2005年11月12日

今日も国際会議の論文査読です。それもアドホックネットワークのルーティングの論文ばかり。それと現実逃避でプログラミングを2時間ほど。かなり泥臭い実装になってしまいました。これは研究分担者になっている科研費の実験に使うソフトウェアなのですが、RS232C-Ethernetアダプターを経由して、シリアル接続(RS232C)のセンサーを制御・監視するというもの。センサーのシリアル信号のコマンド表を見ながらその信号を送り出すプログラムを書くわけですが、コマンドが数値ではなく電気的なHigh-Lowの波形で表記されていたので、それをまず0と1の2進数に置き換えて、さらにそれを16進数にしてコマンドとして送信するコードを一つ一つ決めていきます。なお、このセンサーは制御コマンドを送るタイミングがセンシティブだったので、ひとまず10ms単位で遅延をいれたり伸ばしたりして試行錯誤でタイミングを調整しながらプログラムを作る羽目になってしまいました。ただ、今回は直接RS232Cを制御するのではなく、あいだにEthernetとTCP/IPが挟まるので、ネットワークトラフィックやホップ数によってはタイミング的に動かなくなる可能性があり、かなり心配。でも一番たいへんだったのはRS232C-Ethernetアダプターの仕様がわからなかたこと。このためRS232Cの通信速度などの設定すらできないという事態になっていたのですが、アダプターを分解してチップセットをしらべて、そのチップメーカのWebサイトから設定方法を調べるという荒技ということに。 それにしてもメジャーなチップセットで助かりました。なお、アダプターにIPアドレスを割り当てるときは、ネットワークに接続したアダプターをそのMACアドレスで特定するタイプだったのですが、まずはARPパケットをモニターしてMACアドレスを特定することから始めることに。ただ、はじめPCをクロスケーブルで繋いだときはMACアドレスでは特定できず、Ethernetスイッチに繋ぐとMACアドレスで特定可能になったのですが、ちょっと不思議(もしかしてARPの仕様上の制約?)。そうそうこのアダプターはシリアル通信設定用のポート番号がチップセットと仕様と違っていたようで、あわてて簡易ポートスキャンプログラムを作成して調べて解決。あとはTelentでつないで通信速度他を設定。昼食のサンドイッチをつまみながら30分程度で終わらせるつもりが、はまりました。

2005年11月11日

本当は出張関連で今日は代休ということになっていますが、当然それどころではなく、外回りをしたあと再びオフィスにもどって仕事。それから徹夜で査読。物理層(なぜかTDMA関連ばかり)の論文7本を次の日の昼までかかってなんとか終了。でも、今度はネットワーク層の論文の査読3本とアプリケーション層の論文3本の査読が待っています。査読となれば、ひとあたりのレイヤの論文は読みますが、どれかの層に限定して欲しい。また、最近査読にまわってくる論文の中で、ミドルウェアを含むアプリケーション層の論文の比率は1/3あるかないかになっています。ただ、これも時代の流れなのかもしれませんね。確かにソフトウェアの研究もハードウェアに近いところに行くか、サービスなどの運用を含めたアプリケーションに行くかのどちらかになりそうな気配。そろそろどちらに行くかに決めないといけないのかもしれません。

2005年11月10日

国際会議論文の査読中。それも無線の伝送方式(今回はTDMA絡みが多い)の論文をまとめ読み。どの論文もソフトウェア研究とはまったく関係がなく、頭の中はすっかり電波屋になっています。まぁ、それはそれで構わないのですが、何にしても明日までに査読を10本をしないといけません。そうそうJavaOneは終わったようですね。結局、いけませんでした。というかそれどころではないわけですが。それと普段はJavaでプログラミングすることが多いとはいえ、Javaそのものにまるで関心がなかったりします。Javaのここ5年間はEJBというフレームワークの設計の失敗を覆い隠すために言語の方を拡張してしまったという感じ。分散コンピューティングを研究している当方がいうのは変ですが、EJBはデータベースとの統合が重要なはずなのに、システム運用形態の一つである分散コンピューティングをメインターゲットに持ち出したところから間違っています。それとプログラミング言語は所詮道具、対象にあわせて選ぶべきです。どんなアプリケーションでも頑張れば書ける万能言語よりも、特定ドメインの範囲であれば簡単にかける言語の方がいい。今後はJavaという言語をとるのか、JVMという実行環境をとるのかの選択を迫られそうですね。ただ、現状はJava以外の言語ではまともに使えないJVMだし、一方の言語もJVMに縛られています。JavaはJVMの高度化や汎用化に注力すべきで、プログラミング言語としてのJavaはどうでもいい。

2005年11月9日

朝から勤務先の会議。それから野田の理科大。筑波エクスプレスができて便利になりました。ただし、結局、今日もその日のうちに帰れず。まぁそれはいいのですが、このところ休日がない状態が続いているので疲れます。MacOS X用のJavaのJ2SE ver.5 Release 3(1.5.0_05)が公開されたのでダウンロード。先月末に公開されたRelease 2はバスエラーでJVMごと落ちることが多かったのですが、これで少しは改善されるといいのですがね。いずれにしてもJVMはjavacがはき出すコードと少しでも違うコードを実行させるとJVMごと異常終了することが多い。自前でバイトコードの動的生成や変換を多用する当方は苦労がたえない。話はかわって横浜のヨドバシカメラが噂通り、5月までは三越があったところに店を集約すると発表。秋葉原店に引き続き、よくも大型店をつくる体力がありますね。それと秋葉原店のときもそうですが、ヨドバシカメラは開店の2週間ぐらい前になってやっと開店日などを発表するのは不思議。早めに発表した方がいいと思うのですがね。ちなみに当方の記憶が正しければ、横浜に最初にできたヨドバシカメラは五番街(ビブレ21、当時はニチイの裏)の小さいビルだったはず。ところで当方が高校生だった頃に水があふれて、五番街は水につかったことがあり、地下のある店はどこもちゃっぷ水につかっていことがあります。

2005年11月8日

今日はJavaOne。なのですがそれどころではなく、査読、・・・査読。無限に続く査読の連鎖。ここ数日は一日に5本ずつ査読しているのですが、それでもまだまだ終わらない。そのうえ講演資料から書類作成。さらにはLNCSのカメラレディ論文の締め切りが迫っていることを思い出す始末。普通は忘れないのでしょうが、数も多いし、それに論文は投稿した瞬間に忘れることにしています。そうそうモバイルエージェント関連では、最大の懸案事項になっていた倒産したGeneral Magicの特許ですが、その行く末がついに判明。世間的にはモバイルエージェントの普及しなかったのはキラーアプリケーションがなかったことになっていますが、実際の所は特許の問題が一番ネックになっていました。一例をあげるとモバイルエージェントを他のコンピュータに移動させるときにコードと実行状態を転送するタイミング(一番効率のいいタイミング)によっては、General Magicの特許に引っかかります。おそらく特許よりも先行する論文などがあるはずで、裁判になれば無効にできるかもしれませんが、企業は裁判費用を嫌うので、ちょっとでも権利者がはっきりしない特許が関わる技術には手を出しません。このためGeneral Magicが倒産して、その特許が行く末は関心の的だったのですが、Microsoftの息がかかった特許保持会社(Intellectual Ventures)に権利が移っていました(役員は元Microsoft幹部、またMicrosoftは大口出資者)。実は海外の(元)モバイルエージェント研究者と会うたびに、General Magicの特許の行く末の情報交換をするような事態になっており、買い取るとするとMicrosoftだろうという結論で終わっていたのですが、予想通りの展開。実はこの行く末を知ったのは、Microsoft Researchが次世代OSとして研究されているSingularityプロジェクトの関係でMicrosoft Researchの方とのやりとりの中で教えてもらったのですが、確かに関係のあるプロジェクトですね。上述のGeneral Magic特許も関係しますし、仮想機械がらみではGeneral Magicの別の特許と関わりますね。プロジェクト関係者からGeneral Magicの特許が使えるなったので開発がやりやすくなったといわれても、Microsoft関係者ではない、こちらは逆に困ってしまいます。なお、Singluarityは1980年代のXeroxがやっていた言語指向OSの蒸し返しというところはありますが、個人的にはセキュアOSという点ではSecure Linuxや仮想OSより好みですし(OS屋さんは嫌うのですがね)、CLR恐るべしです。そうそうSingluarityのOSカーネルの大部分はC#で書いてあることになっています。

2005年11月7日

午前中は慶大の大学院の授業、午後は勤務先の大学院の授業。大学院の授業とはいえ、一日2ステージは結構、疲れます。それ以外の時間はひたすら査読です。ところで、NTTの再再編の情報がいろいろ出てきていますが、読売新聞によるとNTTはネット事業などをNTTコミュニケーションズに統合だそうです。報道通りだとすると大きな疑問が一つでてきます。つまり、この統合の結果、NTT東日本とNTT西日本の行く末。早晩、固定電話は不良資産になると思いますが、どう処分するのでしょうか。光ファーバーのインフラを維持するにしてもサービスの方をNTTコミュニケーションに押さえられるとすると、かつての固定電話のようにインフラをもっていれば儲かるというものでもないでしょう。もっともNTTにとっての最大の悩みの種は人員の方かもしれませんが。それはともかく固定電話に多少なりとも資産価値があるうちに売った方がいいと思うのですが。それもできれば人員付きで。ところで加入権問題はどうなったのでしょうか。選挙があった影響もあるのかもしれませんが、通信行政絡みの懸案事項のいくつかが10月以降立ち消えになったと感じるのは当方だけでしょうかね。

2005年11月6日

日曜日ですが、筑波大学で科研費特定の研究集会。半分は理論系の発表なのでよくわからず、もちろん以前はそうした研究をしていた一人なのでいえる立場ではないですが、具体的なアプリケーションはなんだろうと悩んでいるうちにおわってしまいました。はじめて筑波エクスプレス(常磐新線)に乗りました。秋葉原と筑波は1時間。ほとんどの区間が直線なので速度を落とさずに走るという感じ。確かに便利になりましたが、筑波周辺にはどのような影響を与えるのでしょうかね。新幹線の場合は、新幹線駅ができると東京に買い物に行く人が出てきて地元経済は悪くなるのですが、筑波の場合は都内からの通勤圏となると人口も増えるわけで、どうなるかはしばらくなってみないとわからないのでしょうね。それから筑波大学の方に筑波エクスプレスで都内から通学圏になると生徒数は増える見込みか、逆に減る見込みかを聞いたのですが、筑波大学は地元学生の比率が低いので流出は少なく、一方、都内・埼玉の自宅通学する学生数が増える可能性があるので、増えることはあっても減ることはないという予測のようです。ただ、高校生以下は東京の学校に生徒が流れるかもしれませんね。研究者のご子息が多いためか私立進学熱が高い地域でしたが、筑波エクスプレスで東京の私立に通えるとなれば流れるケースは多いかも。

2005年11月5日

所用があって青山を中心に開催されていたTokyo Designers Week。知り合いのブースで立ち話をしてしまい、結局、メイン会場の神宮外苑にしかいけませんでしたが。今年は企業展示を一カ所に集めたので、急ぎで見るのにはよかったかもしれませんが、会場が狭すぎて展示品を制限している感じ。そのためか小さな小物をたくさん並べた方が人気を集めておりました(去年は海外出張でいけませんでした)。それと倉庫展示も企業主体。行列できるほど人気を集めているものもありましたが、全般に展示ブースを長細くしただけのものが多くインパクトがないです。美大などの学生展示は完全に野外、原っぱで展示しているとうい感じ。ちょっと気の毒。それにしても企業系展示は奇抜なデザインはだいぶ減りました。全般に素材重視、機能重視が最近の流れのようです。また、今年は海外勢の方が元気でしたし、展示されているものもよかったです。いまどき中身が代わり映えしなくても外見的デザインだけで売れると思っているの家電メーカぐらいですけど。それとデザイン業界ではユニバーサルデザインは聞かないようですね。

2005年11月4日

大学などの研究者ではないわからない話題で恐縮ですが、今日はこの時期恒例の書類の糊付け作業。前回(数年前)は見かねた事務官に手伝ってもらっていましたが、今回は自分で糊付け。というのは事実に反していて、秘書さんにほとんど手伝ってもらいました。それにしても、一昨日のなぜ罫線なのかから始まって、なぜ糊付けなのか(バラバラにならなければいいのだから、ホチキスでもいいよね)、なぜ表紙の右上を決められた色で塗らないといけないのか(書類を整理しておけばいいだけなのに)、などなど多くの疑問を抱きながら、事務に糊付け&色付けした書類をだして一段落。あとはだめ出しされて差し替えにならないことを祈るだけ。ちなみに担当事務の方は疲労困ぱい状態でした。本当にご苦労様です。というか一番迷惑をかけているのはおまえだろうといわれそうですが。さてさて、今日からGoogleパーソナライズ日本語版がスタート、さっそく試してみましたが、Googleの画面はシンプルなところがいいのですが、シンプルなのでパーソナライズしているという感じがしない。仮にユーザの好みで色やレイアウトなどの画面デザインもカスタマイズでできても使いやすくなるとは限らないのですが、この辺は携帯電話にシールを貼りまくる人の心理に近く、パーソナライズといった瞬間に個人の主張が前面に出てくるように思います。それからWindow Liveの方も日本語β版サイトはできていますが、サービスがほとんど始まっていないので、実質何もできない状態。ところで、Windows Liveのプレス資料を読んでいると、ソーシャルネットワークっぽいことが書かれているのですが、Microsoftはソーシャルネットワークまで狙っているのでしょうかね。確かにGoogleは知識情報に特化していて人と人が関わるところは弱いですし、何よりもソーシャルネットワークは嗜好性が取り出しやすいし、またリンクされているユーザも同じ嗜好をもっていると仮定できるので、ピンポイントに広告を打つのにいいサービスなのですよね。昨日でも少しふれましたが、広告収入でビジネスを考えるうえでは、広告を見てくれる人の数も大切ですが、パーソナライズした広告は広告効果が大きいので、広告料金を高く設定できるのです。

2005年11月3日

MicrosoftがGoogleをつぶす戦略が動き始めたようです。昨日、MicrosoftはMicrosoft LiveとOffice Liveを正式発表しましたが、Windows LiveはWebベースの電子メール、ブログ、インスタントメッセージ(IP電話機能付き)が利用可能なオンラインサービス、Office LiveはOfficeソフトウェアと業務向けグループウェアサービス(Lotus Notesのようなもの)のオンライン版のようで、ともに収益モデルは広告収入。オンライン版Officeを含めて、いままでも似たようなサービスがあったから新しくないと言い出すのは素人かマスメディアの発想。問題なのは(Webサービス系企業ではない)Microsoftが広告収入モデルを始めたということ。実はここ数ヶ月、Webビジネスの展開をずっと考えていたのですが、実はこれが想定される展開のなかでも一番怖いケースだったりします。当方の予測を簡単に説明しておくと、MicrosoftがOfficeパッケージ市場の縮小することへの覚悟ができていれば、現在のOfficeパッケージとのシームレスさなどを売りにすればいいわけで、Office Liveは相当なシェアをとれるでしょう。ここまでちょっと詳しい人ならば想像がつくのですが、問題なのはこの先。Microsoftは手持ちの資金力もありますし、パッケージソフト販売で稼げます。ですから広告料金をディスカウントできます。この広告料金というのは市場性があって、どこかのメディアが下げれば他のメディアも下げることになります。しかし、GoogleやYahooをはじめとして多くのWebサービス系企業は広告収入が唯一の収入源ですから、Microsoftに対抗して広告料金を下げたら収益性が悪くなります。もう一つの問題はオンライン版Officeは広告効果が高いということ。例えばGoogleは広告収入を当て込んでWeb検索サービスをしていますが、そのWeb検索サービスとオンライン版Officeを比べたら、利用者数が同じだだとすると、利用時間が長いオンライン版Officeの方が広告効果が高いことになります。広告は広告効果が高いところに吸い寄せらますから、Googleは広告をとられるだけでなく、広告料金の主導権もMicrosoftに奪われます。あとはMicrosoftはいつものやり方、つまり対Netscapeのときと同様に資金力にものをいわせるやり方で、Googleが弱体化するまで広告料金を下げていけばいい。GoogleはWeb検索でシェアを維持できたとしても、ビジネスとしては収益が減るので財務体質は悪化。当然株価もさがりますから、いままでのような資金調達能力はなくなるわけで、Googleの優位性は意外に早く崩れるかもしれませんね。もちろん広告料金が下がれば、Office LiveとWindows LiveサービスをするMicrosoftの収益も減りますが、先ほども書いたようにMicrosoftはWindowsの販売で稼げばいいので、広告料金の値下げ競争という持久戦になったときにGoogleに勝ち目はないのです。逆に言えばGoogleがこれに対抗して生き残る唯一の道はWebメール(Gmail)やオンライン版OfficeでMicrosoftよりも大きなシェアをとって、広告料金への主導権を維持する以外にはないのではないでしょうか。MicrosoftはOffice LiveとWindows Liveのベータ版を2006年初頭に始めるそうですが、Webサービスはパッケージソフトウェアと違ってサービスを提供しながら改良するビジネスですから、ベータ版の開始が事実上の始まり。そのときまでに対抗できるかがGoogleの命運を決めるのかもしれません。Googleに残された時間はない少ないです。なお、Microsoftの動向とは別に、広告ベースのネットワークサービスでは早晩広告料の値下げ競争が始まると予想しています。その理由はアフィリエイト広告の存在。アフィリエイト広告が広まったために広告数が増えたわけで、広告数が増えれば広告あたりの広告効果は減るので、当然、広告料金またはクリック回数も減ることになります。そうなると最初に収益性が悪化するのはアフィリエイトでお小遣いを稼いでいた個人、そして次が広告収入に頼っているWebサービス企業。広告料金のディスカウントが始まるとそのなかで生き残れるのはごく僅かでしょうね。ということで個人的には2回目のネットバブル崩壊はもう始まっているように考えています。そして数年後には広告収入モデル以外のビジネスモデルを作れた企業が台頭するのでしょう。

2005年11月2日

怒っています。罫線が大嫌いです!。書類作成というよりも、ひたすらMS-Wordと罫線と格闘していた一日(もちろん他にもいろいろ雑務があるわけですが)。この時期は科研費をはじめいろいろな書類作りがあるのですが、どの書類も罫線を多用しています。しかし、罫線の書類作成の手間を増やします。例えば罫線で囲まれた枠に文字を書くときでもちょっと文字が少ない、または多いだけでページが大きく乱れたりするので、試行錯誤の連続。書類を作成している際に罫線がおかしくなっていろいろ試行錯誤している時間×そうした経験のある人の数×各人の経験回数×その人たちの人件費、を考えると多大な経済損失のはず。確かに手書き書類であれば罫線で枠を作って、その中に書かせる必要性があったかもしれませんが、MS-Wordなどのテンプレートファイルをつかって書類を作る時代に罫線はいらないはず。少なくても縦方向の罫線をなくしてくれるだけでも、書類作成の手間が大幅に違うはずです。ちなみに海外の書類では罫線を使いません。なので外国人に罫線を多用した書類を見せただけで感動していましたし、ワープロの罫線ツールで罫線を書いてみせるとファンタスティックといわれたこともあります(いわれても悲しい)。ちなみに米国大学ではNSFやDARPA予算ではカバーレターなどは大学側で用紙を用意するそうですが、基本的に打ち込むだけで、予算書類の本文はページ制限以外に特別なフォーマットはないそうです。そうそう数年前に役所は書類に罫線を使うのをやめるべきだと、霞ヶ関方面の委員会に行くたびに、罫線をやめれば多大な経済効果があると叫んでいたのですが、某省の課長さんから、役所には罫線を多用した書類を作ることだけが存在価値のような人がたちがたくさんいて、彼らの仕事を守るために罫線は必要だとおしかりをうけました。実際、以前、科研費書類の一部は某省の外郭団体から販売されていた時期がありましたね。

2005年11月1日

今日は東京証券取引所のシステムがダウンしたそうですね。今回のトラブルの原因はほとんど情報が公開されていませんが、今日が1日というのがキーになりそう。起動する段階で止まったそうですが、この場合、その前、つまり前日に変なことになっていた可能性が高いのが世の中の常。証券取引所に限らず多くの企業は、月の1日と月末は決算関連で通常とは違うソフトウェアを走らせるので、その辺でもんだいがでたのかもしれませんね。普段使わないソフトウェアには不良箇所が多いものですから。それと業務(証券取引)を始めていない段階でトラブルがあったとすると、証券取引用トランザクション系ではなくて、データベースなどの情報システム系あたりが原因かもしれません。もちろん、トランザクション系で不良が出て、間違った株売り買いをしたら大騒動になったでしょうから、起動時に不具合が出たのはよかったともいます。ところで毎日再起動しているとは知りませんでした。ところで、今回の証券取引所が開いた記者会見で「ソフトのバックアップを整えることは、現実的には不可能」といったのは名言だったかも。ソフトウェアの研究者としては耳が痛いともいえますが、同時に今後の研究トレンドにもなるかもしれません。もちろん、なんでも研究ネタとして考えてしまうのも問題なのですが。そうそうMacOS Xの更新版(10.4.3)がでていますね。ひとまずバックアップ用マシンだけ更新。あとは数日は様子見。別に東京証券取引所のトラブルで心配になったのではなく、Mac OS XのTiger(10.4)を10.4.1にしたときにCarbon系アプリケーションの互換性に問題が出たこともあり、用心深くなっています。

2005年10月31日

午前中は慶大理工の大学院の授業、午後は勤務先の博士課程の授業。後者は雑談モードになってしまいましたが。それ以外は僅かな時間を見つけては書類を4つほど作成。MS-Wordと格闘しているだけというところもありますが、結局、所内投函の郵便にも宅配便にも間に合わずに、最後の手段ということで9時過ぎに東京中央郵便局に走り込んで投函するという状況(道なりで2kmほどの距離)。本当はオフィスに戻る予定でしたが、体力的に辛くなってきたので、そのまま東京駅からJRで帰ることに。先週に引き続き書類書き週間は続きます。それにしても忙しすぎ。ところで午前中に授業した大学は高田馬場方面にある大学との野球試合がある日は2限以降が応援のために休講になります。問題は月曜日の授業でして、土日の試合が雨で順延になったり、引き分けになると月曜日の授業は学部も大学院も休講になってしまいます。今回は土日で試合の方が決着がついたとかで、今日は正常通り授業。まぁ年2回だけですが、いまどき余裕がありますよね。一昔前とはちがって、私立大学よりも国立大学の方が授業管理が厳しいことも多く、今どきの国立大学の感覚ではあり得ないというか、絶対に許されないです。それと時代はかわって、私立大学と国立大学の事務部門を比べると私立大学の方がお役所的ですね。教員にしても事務員にしても人事的な流動性が下がると組織は硬直化するのかもしれません。他を知らないので硬直化していることさえ、気がつかない。

2005年10月30日

ひたすら書類書き。いろいろな書類があって収拾がついていませんが。ところで、このページをBlogやソーシャルネットワーク系に移行しないのか、とよく聞かれるのですが、ここで答えておきます。Blogにしてもソーシャルネットワークにしても、コンテンツの形態がだいたい決まっていて、さらに自分にとって使いやすいコンテンツ管理システム(CMS)がないのが、最大の理由。ソーシャルネットワークだと大変ですが、Blogぐらいなら自前でCMSをは作ればいいのでしょうが、なかなか面倒なのです。でも、このページ用には自前の簡易CMSがあったりします。このページは改行がなくて見難いのですが、改行をいれていないのはその自前簡易CMSが簡易すぎて改行処理をいれなかったのが、その理由。つまり改行をHTMLタグに変換する処理を入れなかった。ただ、以前は長くても3行程度しか書いていなかったので改行する必要もなかったわけですが。それにいまでは自前CMSもつかわずに、DreamweaverかGoLiveというプロ用Webエディターで書いていますが。そういえば新しいDreamweaverというか、Macromedia Studio 8が届いていたので、インストールしないといけないです。すでに2週間ほど放置状態。

2005年10月29日

さすがに疲れたのでぐったりしていました。今回は海外出張は3泊5日だったのですが、いろいろ書類書きがあったりで、毎朝5時に起きて仕事して、それから国際会議、イベントが終わると夜の10時。それから1時近くまで仕事をして寝るという状態だったので、忙しかったという印象しか残っていません。海外出張をすると話すと、うらやましがる人が多いのですが、日々の仕事は減るわけではないので、仕事に海外出張がふえるような事態になります。結局、研究者というのは個人営業の商店のようなものですからね。そうそう先日、出版社のO'reillyの方にあう機会があり、プログラミング言語別の書籍売り上げ比率というのを見せて頂いたのですが(公にしていい資料なのかはわからないので詳細は書きませんが)、Javaは比率も高く一定、Perlの落ち込みは大きい。他のScripting言語系も国内と海外は人気度が違うようですね。それとデータベースの方はMySQLの圧勝のようですね。オープンソース系のシステムの場合、書籍の売り上げは実際の利用度を結構反映しているのかもしれませんね。それとO'reillyの執筆者の多くが、フロリダやニューオリンズに住んでいるとかで、ハリケーンのためにいくつかの書籍が遅れそうだとか。たいへんですね。

2005年10月28日

東大の山上会館に行ってインターネットカンファレンスでセッション座長。そのセッションの発表3件とも専門でもないので、よくわからないのですが(もし専門だったら別の意味でわからないかも)、なんとか無事に終了。それにしても海外出張あけは難題山積。目が回るような忙しさ。座長直前に会場にいって、座長が終わると速攻でオフィスに戻る始末。関係者には申し訳ないです。ただ、オフィスから会場まで30分で移動できるました。そうそう電車(田園都市線)が遅れ。朝から調子が狂います。ただ、イヤホーンをしてひたすらノートPCで仕事をしていたので、徐行運転になってしばらくしてから、車内アナウンスに気づいた始末。仕事が捗ったからそれはそれでいいのですが。ところでそのノートPC(PowerBookの12インチ)のバッテリ持ちが急に悪くなったのですが、どうなっているのでしょうか。先週のPowerBookのハードディスク不良騒動で、実はPowerBookごと交換する事態になっていたいのですが、バッテリは古いPowerBookのものを引き継ぎましたが、ノートPCそのものはクロックも上がり、メモリ量も増えたのでバッテリ持ちが悪くなっているのかもしれませんが、それにしても急に悪くなったかんじ。出張中はバッテリをそれほど酷使してしていないはずなのですが、そろそろバッテリがへたってきたのかもしれません。ちなみにこのバッテリは製品不良で発火の可能性があるとかで回収扱い対象になっており、新しいものに変えてもらうことになります。だから荒く使っていたのがよくなかったのかも。

2005年10月27日

成田に帰国。機内では食事が終わってから2時間弱寝ましたが、あとはノートPCで書類書き。シート電源があると、仕事が捗りますね。もちろん疲れるのですが。今回の出張では換えのバッテリを2本もってきていたのですが、結局使わずじまい。そうそう今回の出張では、学会参加費と航空券以外では、ホテル代と空港からの往復バス代(40ポンド)だけしかお金を使いませんでした。英ポンドは高くて使えません。日本の物価の倍はある感覚。今度、ロンドンの地下鉄の初乗りが3ポンドになるそうですが、ということは地下鉄の料金が600円以上という計算。さすがに大英帝国は違いますね。

2005年10月26日

国際会議の3日目。出版社のPiason(PrenticeとAddisonの親会社)が書籍の展示をしていたのですが、展示ブース撤収時に売り物だった書籍をもらう。荷物になるのですが、結構定番の本を手に入れたはありがたい。国際会議終了後、バスで2時間以上かけてヒースロー空港に移動。ANA便で帰国。平日ということもあって、まるでJAL便のように空いています(JAL関係者に申し訳ないですが)。おかげでプレミアムエコノミー席にかてくれました。これで仕事がはかどります。というか捗らないと本当にまずい状況。帰国までに書類が書き終わるでしょうか。プレミアムエコノミー席ですが、この便は20席あって、先週の段階で18席が空いていた。つまり、プレミアムエコノミー席料金で乗っている乗客は4名。ちなみに乗ってみると6席が空き。ということで、ここ数日にプレミアムエコノミー席を購入した乗客がいなければ10人がアップグレードされた計算。ヒースロー空港といえばJALが、英国航空などが入っているアライアンスOne worldに加盟するそうです。使い勝手という点ではSky TeamでもOne worldでもどちらでもいいので加盟してもらった方がいいです。おそらく北米路線を考えるとDeltaとContinentalが加盟しているSky Teamよりも、すでに提携しているAmericanが加盟しているOne worldを優先したのでしょうが、欧州へのフライトを考えると、ヒースロー空港の乗り換えは必ずしも便利ともいえません。むしろエールフランスのいるSky Teamの方がよかったように思います。逆にアジア路線は加盟済みの航空会社と競合するわけですが、Sky Teamには大韓航空がいて、One worldにはキャセイがいるとなるので難しいところでしょうか。それにこれで、JALが個別に提携していたエールフランスのフライトでマイレージがつかないのは個人的には痛い。

2005年10月25日

国際会議の2日目。すごく熱心に発表を聞く人が多い会議です。こちらは研究テーマ設定と研究手法を中心に見ていますが、さすがに研究手法やプレゼンは米国のトップ大学の連中はうまいです。ただ、テーマ設定的にはそれ以外の大学の方がおもしろい。論文発表の8割は米国大学のものですが、米国人はほとんどいない。当方の研究に直接関連するものはなかったのですが、発表を聞きながらたくさん研究ネタが思いついたので、忙しい中、イギリスまでやってきた甲斐はあったかも。さて、会議のイベントで、市内にある、イギリス国王が40年かけて作ったという宮殿(Royal Pavilion)に行きましたが、外見はインド風、内装は中国風+インド風+熱帯風+、と趣味が最悪。一例をあげると、室内の円柱には竹風にみせかけるために竹のようなフシがあるのですが、上の方にはヤシの木風の葉っぱがついている始末。良くも悪くもイギリス人らしいというべきかもしれませんが。昔、バッキンガムとウィンザーの宮殿見学に行ったことがありますが、フランスやオーストリアの宮殿と比べると、趣味が個性的というか、美的センスに?マークが付くものが多いのですが、これはその中でも極め付き。

2005年10月24日

国際会議の1日目。内職もせずに全部の発表をきいておりました。研究そのものよりも問題設定がうまい発表が多い。さて会場はイギリス南部での海岸沿いで、夏場はリゾート地なのだと思いますが、雨もふっているし、海からの風が強くて立っているのが辛くなるような状況。泊まっているホテルは国際会議の会場から道路を挟んで隣だったので助かりましたが。さてホテルはHilton系でポイントカードを貯めていたので、海の見えるいい部屋に変えてくれました。といっても嵐の暗い海しか見えないのですが。

2005年10月23日

ANAの成田発ロンドン便。遅れて当初の搭乗時間の1時間遅れで搭乗。搭乗時間が何度もアナウンスされて、その都度遅れるのでさすがに険悪な雰囲気の中、搭乗ととなりました。ちなみに機体はポケモンジョット。機内にポケモン一色かとおそれたのですが、機内は普通です。いまこれを書いている現在は14時半ぐらいで、日本海上空を飛行中。そうです。よせばいいのに機内インターネット接続をしてみました。飛行機にのっているときぐらい、メールから解放されたかったのですが、査読が間に合わなくてしぶしぶ、機内から査読結果を送っています。悲しい。機内接続は5月に一度試したことがあるのですが、バッテリ持ちが心配で30分コースにしたのですが、今回はチェックインのときにプレミアムエコノミー席にアップグレードしてくれたので、電源確保。ということで常時接続コースにしてみました。ちなみに使い勝手ですが、結構帯域はあります。ただ遅延はかなり大きめ。ふつうのWebを見る分には使えます。また、5月の時より使いが性能がよくなっている感じ。ただし、飛行機の中でも、ネットワークにつながっていたいかというと、それだけは思わないのですがね。さて、2回目のページ更新。先ほどから時間がたったのですが、17時頃に機内で受け取ったメールで、国際会議のカメラレディ論文を執筆していなかったことに気づいてあわてて作成。ふつう忘れないと思うのですが、何しろ複数同時進行なので、だんだんごちゃごちゃになるのです。平謝りしつつ執筆中。ロンドンに着く前に送って片を付けたいのですが。さて3回目のページ更新。またまた時間がたって、いまは23時。コペンハーゲンの上あたりを飛んでいるのでしょうか。さて国際会議のカメラレディ論文ですが、なんとかロンドンに着く前に書き上げて、機内から送信。6時間ほどひたすら論文をかいていました。いままで論文締め切りでは綱渡りを散々してきましたが、飛行機中で書き始めて、その機内で論文送付しなければいけないほど追い込まれたのは初めて。

2005年10月22日

明日から3泊5日のイギリス出張。ということで出張中に案件を片づけています。まず国際会議(PerCom'06)の査読、14本のうち12本を片づける。正しくは2本は読んであったので、今日片づけたのは10本ですが。今年のPerComは投稿数が270件で、倍率8倍になると予想されるので、落とす論文はいいのですが、ボーダーラインの論文の査読には気を遣います。それにしてもダブルスペースで10ページを超える論文ばかりなので、読むだけでもたいへん。PerComの残りの2本と、別の国際会議の3本は成田で飛行機を乗るまで査読をあげることにします。なんども書いていますが、一月に査読論文を5本程度抱えただけで、査読論文が多いと大騒ぎしている方々がおられますが、そんな身分になっていみたいものです。うらやましい。やはり査読論文が多いというのは一月に30本を超えてからです。ところで午前中、某量販店の店頭で、新型iPodをみてみました。確かにミュージッククリップが再生できました。気がついたら背後には人だかりができていました。普通にミュージッククリップを楽しめるクオリティはあります。ただ、使うかというちょっとね。ニュース番組とかがビデオ版のPodcastingで配信されたら別ですが、やっぱりビデオコンテンツは飽きるし、そうなんどもみたいとは思わない。一回限りしか見ないようなコンテンツをそれに見合った価格で配信できるかどうかにかかっている感じ。

2005年10月21日

Googleにつながらない。海外回線のルーティングの不調だとかで、小一時間ほど海外サイトがつながりません。ということでGoogleもみられない。Webブックマークにあまりつかわずに、Googleのキーワード検索で所望のWebページにたどり着いている当方はWebがみられないことになります。最近のITトレンドは、Webベースで何でもすませようという方向ですが、ネットワークがつながらないと何にもできないわけで難しいところ。今の電力供給のように停電はまず起こらないというレベルに、ネットワーク接続性とサーバの信頼性があがらないことには、なんでもかんでもネットワークベースということにはならないのかもしれません。それまではネットワークベースのシステムに移行しつつ、バックアップ用の旧来のシステムをどう維持するかが焦点かもしれません。実は最近流行のWeb 2.0系の技術をみていて、意外に旧来システムは延命するのかもと思い始めています。流行とは完全逆行することをいっているのですが。それとWeb 2.0のアプリケーションでは基幹系が一つもないのですよね。そうそう今朝は田園都市線が停電で止まってしまい、ほとほと困りました。ほとんどパケットの気持ちになって必死に別の鉄道経路を探しました。ただ、鉄道が止まったときに、鉄道から鉄道に別の経路を探すのと、鉄道以外の経路を探すのはまったく別だったりします。Webという本来、いい加減なところがよかったシステムはそれ自体バックアップになるのは難しいわけで、Web以外をバックアップとして使うことになると思いますが、何を使うかが重要なのでしょうね。

2005年10月20日

結局、新型PowerBookを発注。ただし、15インチモデル。午前中は某社で無線LANをつかった位置捕捉システムのデモを拝見。電波到着時間差(TDOA)を使ったシステムとしては平均的な精度ですが、ノイズが影響がほとんど出ていないのはご立派。前もここのページで書きましたが、無線LANのアクセスポイントが数台あれば3メートル程度の精度で無線LAN付き機器の位置がわかるのです。話は全然変わるのですが、週末のハードディスククラッシュ騒動を教訓にして、gDiskというソフトウェアをインストール。Gmailをネットワークストレージとして使うファイルブラウザ。WindowsにはGmailFSやGMail Driveというソフトウェアがあったのですが、MacOS Xにはなかったので、面倒でもメールの添付ファイルとして、Gmailアカウントにファイルを送信して、ファイルバックアップ領域に使っていましたが、これでお気軽にバックアップできるようになります。ファイルはドラッグアンドドロップで転送できますが、フォルダーはzipなどに圧縮しないといけないのは面倒。フォルダーを自動で圧縮転送してくれると便利なのですがね。それにしてもGmailは無料で1アカウントあたり2.6GBまで使えるので、下手な無料ファイル共有サーバよりもいいかもしれません。ということでPowerPointファイルだけで1GBほどを使ってしまいました。

2005年10月19日

出張疲れが今頃出てきてお疲れ状態。でもひたすら書類作成でも先は長い。それから、ハードディスクが壊れた12インチPowerBookですが、アップルケアが使っているTechTool Pro 4をもってしてもだめでした。ということでハードディスクを取り替えないとやっぱりだめみたいです。実は今書いている書類のほとんどは出張中に書いてあったのですが、ハードディスクごと消えてしまったことになります。ところで今日、PowerBookの新型が発表になりました。15インチと17インチモデルは液晶解像度があがったのでよさそうですが。12インチモデルはDVDドライブが2層記録に対応した以外は代わり映えしないですね。どのモデルもプロセッサ性能が去年2月に発表されたモデルから変わっていません。問題はプロセッサなのですが、タイミング的にはモトローラのPowerPC G4の改良版が投入できるはずなのですが、クロックは同じ。ただ、15インチモデルはバッテリの持ちがよくなっているので、プロセッサか周辺回路が変わっているのでしょうか。15インチモデルが12インチモデル並みにバッテリが持つならば欲しいかも。2.5Kgもある15インチモデルを普段は持ち歩きたくないですが、出張の時などは画面が広い方がはかどるのです。出張中にプログラミングや論文書きをする当方としては重要だったりします。

2005年10月18日

情報処理学会の組込ソフトウェアシンポジウムの招待講演。実は先週の海外出張の帰りにほとんど寝ずにスライドを作っていたのに、PowerBookのハードディスク不良とともに失われてしまい。昨晩は徹夜状態、そして発表直前までスライド作成。相変わらず自転車操業です。こうした講演では話題を広げながら10分も話すと、聴衆の関心がわかるのですが、今回は90分話しても最後の最後まで何を聞きたいのかわからないままでした。講演後、早々に退散。それから帰りに事務局に聞いたら、講演料はなしだそうです。こちらもたいした話はしなかったので講演料をもらえないことは構わないのですが、講演料がない場合と講演料をいただける場合とで同じクオリティの話をするのも道義に反することになります。逆に講演を聴いている方々は結構な額のシンポジウム参加費を払われており、招待講演に参加費以上のことを期待されまるので、いろいろ難しいことになります。ただこの問題は講演する側というよりはシンポジウム主催する側の考え方しだいだったりします。ところで、シンポジウムの関係者の皆様方は口をそろえて、組込ソフトウェアという分野を確立したいとおっしゃるのですが、組込ソフトウェアは研究としては難しいですよね。突き詰めていくと、メモリやプロセッサ、入出力装置などの計算リソースに制限があることをのぞくと、他の分野と比べて本質的な違いが何かあるかといわれると、実はそれほどないかもしれない。それに計算リソースの制限にしても一昔前のコンピュータはいまより計算リソースに貧弱だったわけで、下手をすると一昔前に貧弱な計算リソースの中で、なんとか計算しようとするときに使われていた技法を焼き直しているだけになったりします。例えば8bitや16bitプロセッサを使った組込コンピュータ用の新しいソフトウェア開発手法といっても、大昔に8bitや16bitプロセッサだったパソコンやオフコンで使われていた頃に流行った技法の焼き直しだけだったりしますからね。なんにしても研究分野として確立することを目指されるのならば、組込ソフトウェア特有の本質的な問題を提示して、それを解決していくしかないわけで、シンポジウムへの参加人数が多かったから分野が確立したといわれてもね。ところで会場はお台場の科学未来館でしたが、どうも好きにはなれません。というか場所を先に聞いていたらたぶん断っていました。科学未来館を所轄するJSTの元さきがけ研究21の研究員をしていた立場としてはいってはいけないのでしょうが。

2005年10月17日

慶大理工の修士と総研大の博士の授業。出張あけの授業はただでさえつらいのに、一日に90分授業が二つはつらい。今日は結構手を抜いたところがありましたが。ところで、壊れたPowerBookですが、相変わらず壊れたままですが、ひとまず別のPowerBookに移行。以前、壊れたPowerBookからデータをバックアップしてあったので移行は楽なもの。ただし、どちらも同じ12インチPowerBookなので代わり映えがしないです。

2005年10月16日

たいへんです、PowerBookが起動しません。出張中に実はハードディスクが壊れていたのでしょうか、今日になってPowerBookを再起動をしたら二度と立ち上がらなくなってしまいました。出張前にデータをセーブしたバックアップ用の外付けディスクからは起動できるのでコンピュータそのもののハードウェア以上ではなさそう。なお、出張中に作成したデータはシャルルドゴールで飛行機をまっているあいだにサーバに転送しておいたのですが、帰りの飛行機から今日にかけて作った書類は読めない状態。さて症状はかなり重度で、問題の内蔵ハーディスクは物理的に壊れているようで認識もしてくれない。このバックアップディスクからディスクイメージをまるまるコピーして直したかったのですが、ハードディスクをアクセスできないことにはそれも無理。もちろんdiskutilやfsckなどの定番修復コマンドもダメ。後日、TechTool Proをためして、それでもだめだったら、ハードディスクを新しいものと取り替えないです。データだけは救いたいのですがね。それから今朝まで動いていたのは、おそらくボリュームヘッダーエリアのあたりが壊れていて、通常時にはアクセスしなかったので影響しなかったのでしょうか。経験のある人ならばわかると思いますが、PowerBookのハードディスク交換は面倒。キーボードの取り外し以外は技を要するところはないのですが、外さないといけないネジの数がともかく多い、そのうえネジの種類が多いので、ネジとネジ穴の対応をメモしながら作業を進めないといけません。時間があるときにやることにしましょう。しばらくはThinkPad X31に逆戻りです。ところでこのPowerBookは一年近く、毎日持ち歩いています。現行のPowerBookのアルミニウムボディは傷が付きにくく、キーボードもすり減ってもわかりにくいデザインになっているので、長く使い込んでいるという感覚がなかったのですが、やはり毎日持ち歩くノートPCは、小さな衝撃や振動が蓄積するためか一年ほど使うとどこか壊れてきます。

2005年10月15日

パリのシャルルドゴール空港からJAL便で成田に帰国。さてJAL便ですが、なんと満席。とはいっても予約をしたときは他社が満席でしが、その時点ではJALはまだまだ空いていましたが。それとパリ発成田行き2便飛んでいますが、今回は遅い方のフライトに乗ったのですが、この遅い方は乗客の日本人比率が高いのですが、今回は外人が比率いつもより高い感じ。いまどきJALはガラガラで快適に乗れるからこそ価値があるのに、満員では乗るメリットがないのですが。ちなみに往路のJAL便はエコノミー席はどうみても50%以下で、3人がけシートをひとりで占領していました。その日のANAのパリ行きは満員に近かったそうです。それとJALのB767とおもわれる機体がシャルルドゴール空港にいたのですが、あれはなんだったのでしょうか。ところでJALといえば、JALのエコノミーはウーロン茶がないです。別に無理して飲みたいわけでもないのですが。さて次の海外出張は再来週。今度はイギリス。ただし、JAL便ではなくANA便です。

2005年10月14日

TGVでいったんリヨンにでて、それからTGVでそのままシャルルドゴール空港まで移動。TGVは新幹線と比べると座席は狭いのですが、揺れが少ないし、静かなので快適。新幹線はすべての車両にモーターがあるので、そのモーターの音がうるさいのですし、高速運転中に車両が振動してそれが疲れるのですが、TGVは列車の一番前と後ろの車両だけにモーターがあるので、客車は静かです。また、車両構造に加えて線路技術の差のためか、振動も少ない。流れるような感じで走っていきます。実はTGVと新幹線の違いは運行方法によるのですが、新幹線のように停車駅が多い場合は加速力が必要でモーターの数を増やした方がいいのですが、駅が少なくても最高速度狙いの時は徐々に加速して速度を上げた方が有利なのです。もちろん新幹線はカーブが多いのですが、イタリアにはカーブが多い区間用の新幹線車両が開発されており、北欧などにも輸出されていますが、新幹線と比べると乗り心地がいいです。新幹線技術の海外輸出がわだいになっていますが、運行距離が短い台湾は新幹線向きですが、中国は駅間が長いのでTGVの方が有利。ただ、海外の特急電車に乗り慣れると新幹線は通勤電車に乗っているような感じでくつろげませんね(運行本数は通勤電車並み)。ちなみにフランスには電車の車外騒音の規制はないのですが、車内騒音の規制はあるというお国柄です。終点近くになると新幹線は「お疲れ様です」とアナウンスしますが、フランスは「列車の旅を楽しめましたか」とアナウンスします。それにしても新幹線は世界的には時代遅れになりつつありますけど、そろそろ新幹線は最先端というの思い込みは止めた方がいいと思うのですがね。

2005年10月13日

国際会議(sOc-EUSAI)の発表。何を話すかも考えずにプレゼンに望みましたが、アドリブだけで無事に終了。夜は国際会議のレセプションでCity Hallにいったのですが、以前、そこから歩いて2,3分のところに住んでいたいので懐かしい。そのあともGrenobleにいくことはあっても、市内をまわる余裕はありませんでした。さてGrenobleは市内はほとんど変わっていないのですが、その周辺は変わっています。トラムの路線がどんどん伸びているところは欧州の街らしい。ところで国際会議ですが、基本的に欧州関係者の会議なので、IEEEやACMの会議とは雰囲気が違います。昼食がおいしいというのが一番の違いですが。11月末にまたGrenobleに来るのですが、講演後にGrenobleにあるINRIAの研究所とFrance Telecomの研究所から講演の依頼を受けてしまったので、次回のGrenoble出張も忙しいことになりそう。これ以外に12月にはパリ第6大学でPhdコースの審査会に出席しないといけないので、年内にあと2回フランス出張をすることになります。

2005年10月12日

今回の目的地は、フランスの南東に位置するGrenoble。南東というとニースとかプロバンスを想像しますが、Grenobleはアルプス山系の街。いぜん冬のオリンピックがあった街なので寒いです。10年前にGrenobleにあるXeroxの研究所の客員研究員をしていたので、Grenobleは何ヶ月も住んでいたことがあります。当方が最初に住んだのは、Grenoble市内からバスで30分ぐらいかかる田舎街で、バス停の前にスーパーと薬屋があるぐらいで、レストランもない田舎街だったのですが、いまではINRIAの研究所まで出てきてしまって、科学技術都市を目指しているらしく、いまでは近代的なビルがいっぱいになっているらしい。昔は街中を羊が歩いてなんて信じられないのですがね。ところで羊といえば、羊は一匹でいるときは結構凶暴なので要注意。先手必勝で突進してくる羊がいます。当方は突進されたことはなかったのですが、細い道で出会い頭に睨めっこ状態になったことはあります。ちなみにそこには1ヶ月半ほど住んで、その後はGrenoble市内に引っ越すことになりました。

2005年10月11日

今回は移動の都合もあって、Parisで泊まってからGrenobleに移動。さてParisですが、結構暖かい。東京と同じ程度でしょうか。昨晩はSaint Louis島のホテルに泊まったのですが、Saint Louis島はいい雰囲気。すこし時間があったのでオルセー美術館にいってみました。展示作品は変わっていないのですが、好きな作品だけ見て退散。それにしても印象派のコレクションに関してはオルセーは断トツですね。オルセーは今年になって2回目ですが、過去にいった回数はわからなくなっています。10年ほど前にフランスに住んでいたときは隔週で行っていたので、30回近いかも。

2005年10月10日

JAL便でパリに移動。実は一ヶ月前は予約をしたときはANAは満員でとれなかったのですが、JALはガラガラ。3人シートを1人で使っておりました。乗客は空いているので楽なのですが、JALはたいへんでしょうね。機内では書類書きと発表用スライドを作成に時間をとられて、プログラミングの方は400行ほど。1時間ほど寝た以外はずっと仕事をしていたのですがね。シートテレビでは「第三の男」をやっておりました。仕事をしながら見ましたが、見るのは久しぶり。名作といわれるだけのことはありますね。それとカメラの陰影の使い方がうまい。そういえば9月にウィーンに行ったときは第三の男にでてくるプラッター公園と観覧車とカフェモーツアルトにいっていみました。

2005年10月9日

明日からは海外出張で一週間ほど留守にします。ということで出張のまえにやらないといけない仕事を片づけております。ということで論文の査読、査読・・・、査読という状態。でも国際会議の発表準備はまるでやっていないのですが、どうなることやら。それ以前に荷物をまったくまとめていないのですが、明日の朝までに終わるかなぁ。ところで、このページの更新も来週はすこし遅くなるかも。

2005年10月8日

今日も目が回るような忙しさ。ということでオフィスでお仕事。実は明後日から海外出張なので事前処理がたいへんになっています。ということでプログラミングの方はまったまま。結局、飛行機のなかですすめるしかないのでしょうね。プログラミングといえばMacromediaはFlexの次期バージョンから開発環境をEclipseにするそうですが、これでFlashのActionScriptもEclipseで開発することになるのでしょうか。実は実装中のシステムはクライアントをFlashで実装するか、Ajaxで実装するかが決断できていません。8月に実装したシステムはFlashで済ましたのですが、AjaxではなくFlashにしたのは、Webブラウザ間の挙動の相違がおもったより深刻だったのですが、いまはAjax用のライブラリが揃っていて、そのライブラリを使う限りはこうした互換性問題はある程度は吸収してくれそうですから、Ajaxでもいいのかもしれません。ただ、それでも迷うのはAjaxはFlashのようにオーサリングツールがないのでデザインの方で苦労するのと、それとAjaxは、本来は非同期性をつかってWebコンテンツのレスポンスを改善する技術なのですが、現状は既存のWebサービスではできなかったようなことをAjaxを実現しないとウケない。Google Mapでもそうですが、Webブラウザではなく専用クライアントソフトウェアを必要とするアプリケーションを、Webブラウザで実現してビックリさせたというのが注目を集めた理由の一つになっています(もちろん地図データベースはすごいですが)。逆に言うといかにもWebブラウザに向いていないアプリケーションを選ばないとAjaxは地味な実装技術になります。もちろんそれが健全なのですがね。

2005年10月7日

目が回りそうな一日。オフィスで査読をいっきに4本、校正刷りの確認、原稿を2本を並列に執筆、早大で打ち合わせ、学会の委員会に辿り着いたときは委員会が終わったという情けない状況。それからオフィスにもどって事務仕事。原稿の一本は霞ヶ関絡みでしたが、なんで当方が経済を語らなければいけないのかというもの。本当はCEATECに行きたかったのですが、そんな時間はまったく無し。明日もないし。ただ、CEATECに行かれた方に伺うと、キヤノン・東芝のSED以外はめぼしいものはないというので、無理していかなくてよかったという気もしますけど。やっぱり幕張は遠い。せめてお台場のビックサイトか、横浜のパシフィコでやってくれればいいのですが。CEATECがエクレトリックショーだったの頃は晴海でまだよかった。今年はいけなかったのですが、CEATECは土曜日が狙い目。空いているのでゆっくり見られます。そういえば小学生の頃に親に連れられてエクレトリックショーに何度かいった記憶があるのですが、実はこの業界は長いのかも。でも昔の方が景品が多かったよね。

2005年10月6日

昨日、ThinksPad Zシリーズが発表になりました。実は1月の段階で、ThinkPadの筐体とボードとボードの設計を全面的に見直すことや、それにともない既存のACアダプターやウルトラベイドライブが使えなくなることをきいておりました。もちろん発表まで、口止めされていましたので、黙っていましたが。ただ、そのときの話ではThinkPadがIBMからLenoveに移行する際の新会社発足とともに新生ThinkPadとして発表するときいておりました。その後、伺ったところではLenoveへの移行によりIBM時代と品質やサービスが変わるというイメージを恐れて、現行モデルの改良版を発表して継続性を強調することにしたことになったそうですが。それにしても発表までずいぶん時間がかかりましたね。もちろん、これ以上は守秘義務の問題があるので黙っておきますが。こうした情報は複数メーカからいろいろ伺う立場なのですが、それだけにコンピュータが買いにくくなるのですよね。ところでThinkPad Zの記者発表ではチタンカバーのPCは世界はじめと発表したそうですが、PowerBook G4の初代モデルもチタンだったとおもいますけどね。

2005年10月5日

イヤホーン(SHURE E4C)にかえてからiPodの音質が気になるようになってしまいました。なにしろ耳栓方式なので少量音の時の性能がわかってしまいます。それにしてもiPodの音はいかにも米国製オーディオ機器の音。つまり、中域にピークをもってくるので耳障りはいいのですが、解像感と透明感に欠けます。当方は初代のiPodに発売早々に飛びついたのですが、そのときの第一印象は米国の音だなぁとしみじみ思ったものでした。だからiPod用に解像感重視のE4Cを買ったわけです。逆に米国製でよかったと感じたのはアンプにパワーがあること。国内メーカはCD、MD、MP3プレーヤーも小型化と再生時間競争の明け暮れた結果、多くの製品はアンプパワーをかなり低めに押さえていますし、低消費電力重視で部品を選定するので音質は二の次。先日、国内メーカP社製の長時間再生が売り物の携帯CDプレーヤーでオーディオCDで聴いたのですが、イヤホーンを駆動するパワーも足りないうえに、イコライザーで低域をあげているので、音は割れるし、音質も32KbpsのMP3音源以下。iPodは初代と第4世代が手元にありますが、くやしいのですが第3世代がiPodのなかでは一番音質がよかったのではないでしょうか。ただ第2・3世代はイコライザーを使うと音が割れがひどいそうです(これは使っていないのでわからない)。第4世代はデコーダの音質はよさそうですが、アナログ回路に問題があるようで、電源オンオフのノイズを拾いますし、ハードディスクの高周波ノイズを拾っているのでしょうか、解像感にかけます。手持ちの第4世代iPodを初めて再生したときは不良品だと思って、修理を依頼しようとApple Storeにのこのこと出かけたのですが、店頭にあったデモ用iPodも同じ音でした。そろそろ第5世代iPodが出る頃だと思いますが、どうになりますか。初代のiPod miniは音をきいて買うまいと思いましたが、第2世代iPod miniは大きく改善。Shuffleはもっていませんが、音質は値段相応以下という記憶しかないです。新型のiPod nanoはきちんと聞いていないのですが、アナログ回路に問題がなければハードディスクがない分、第2世代iPod miniより音質がいいかもしれませんね。なお、音質は主観なので、以上はあくまでも素人の個人的な印象です。

2005年10月4日

一昨日、平成電電が民事再生法の適用を申請したそうですが、ややこしいことになっていますね。当方はこうした話題には疎いのですが、それでもIT系の企業に関するいろいろな噂は耳にはいってきます。平成電電に関しては8月頃から頻繁に噂をきくようになっていたのですが、その噂というのは同社と類似した名称をもつリース会社は、平成電電に機材をリースするとともに出資者をあつめているというもの。実際、当方も日経新聞などで一面広告として、年10%の利回り保証をうたい文句に出資者を募集をみたことがありました。当方の知り合いは出資したそうで、ご丁寧にも当方にも出資をすすめて頂きました。当方は財テクに興味ないし、そもそも年10%の利回り保証なんてありえいないですから、丁重にお断り。リース会社はリース物件を財務表にいれるので一見資産があるようにみえるのでしょうか、でも通信機器の陳腐化は速いのでリース期間後には資産価値は限らなくゼロなのにね。さて報道では、問題のリース会社は個人を中心に1万9000人から、約500億円の資金を集めたそうですから、これからはIT業界にとどまらず、社会的な騒動になりそうです。それにしてもIT会社と類似した名前の会社を作っては資金調達したところはMTCI事件の再来でしょうか。それに平成電電自体も同じように出資を集めていたのは知りませんでした。ところで平成電電の関連会社のドリームテクノロジーズが計画していた無線LANを使った広域通信サービスはどうなるのでしょうかね。

2005年10月3日

慶大理工の大学院の授業。喉がへん。ところでGoogleでサンフランシスコ市内全域で無料の無線LANサービスを始めるそうですね。Googleのサービスは常時接続があって成り立つものですから、自ら常時接続環境を構築するつもりでしょうか。今後はGmailを発展させて、Webベースのワープロ、Webベースの表計算ソフトウェアなどを提供してくるのでしょうね。そうなるとWebブラウザがあれば、その下のOSであるWindowsとかMacOSはいらいないということになってしまうのは当然。それにワープロで作った文書もスプレッドシートもGoogle側で保存されるのですから、手持ちのPCにストレージはいらないのも当然。ただ、最後は機能とユーザビリティの勝負かもしれません。当初はスタンドアローンのワープロソフトや表計算ソフトに機能では勝てませんが、Webベースの場合はサーバ側でどんどん機能を追加できますから、いずれは機能では抜くと思います。それにソフトウェアをいちいちインストールしなくてもいいのはありがたい。一方で勤務先にはSAP ERPベースの会計システムは、SAPの専用ビューアで実行する方法とWebブラウザで実行する方法があるのですが、それを見ていると懐疑的な部分もあります。Webブラウザの方はユーザビリティが悪い。もちろんAjaxとかを駆使すれば見た目のレスポンスなどは改善すると思いますし、入力データのUndoなどの実装はAjaxを駆使するとかえって面倒になりそう(少なくてもサーバ側の管理情報が増える)。もちろん、Googleが専用Webブラウザを投入する可能性もあります。いずれにしてもスタンドーアロンアプリケーションと遜色ないユーザビリティをもつWebベースアプリケーションを提供できるか否かが勝負だと思います。ちなみにSAPベースの会計システムでは、専用アプリケーションもWebブラウザもGUIなどの見た目はほぼ同じなのです。ただ、操作性がまるで違う。実はこの会計システムを見るまではオフィスアプリケーションがWebブラウザ化されたときは、それまでのオフィスアプリケーションと類似したGUIを提供すると予測していたのですが、類似させることが常によい結果をもたらすとは限らないことと、完全なWebブラウザ化の前に専用クライアントソフトウェアを使った移行期があるということを予想できたことが、不出来な会計システムから得られた教訓でした。あと個人的な関心事は、Webベースのオフィスアプリケーション一般化したときに、画面に表示された文書と文書を編集するためのGUIは区別できるのでしょうか。何をいいたいのかというと、データとプログラムのシームレス化される可能性があるということ。少なくても描画するWebブラウザからは両者の区別はできません。例えば、GUIの中で文書を編集するのではなく、文書の中にGUIが表示されているのでいいし、文書を編集する要領でGUIをユーザごとに作成することもあるでしょう。そうなったときに今のGUIが生き残れるとは思えないですけど。

2005年10月2日

2ヶ月以上迷いに迷ったのですが、iPod用にヘッドホーン(SHURE E4C)を買ってしまいました(正しくはイヤホーンですが) 。この結果、iPodよりイヤホーンの方が高いという事態に。E4Cですが、噂通りさすがに高音質。iPodの付属のヘッドホーンは付属品にしてはいい音なのですが、別世界。イヤホーンにしては珍しくフラットな音域特性を狙って設計してあるのですが、これは聞く環境と音源にもよりますからね。解像性と定位がはっきりするので元音源の録音方法とクオリティを選びますね。ただ、問題も多い。まずMP3独特の音の悪さというか、クセが耳につきます。やっぱりMP3は高域の伸びと消音の解像感が悪いですね。最近は気にしなくなっていたけど、久しぶりに痛感。それと遮音性はBOSEのノイズキャンセル付きヘッドホーンよりいいと思うのですが、なにしろ耳栓をして、その耳栓がガンガン鳴っている状態なので、外部の音が聞こえず、外で歩きながら使うのは怖い。車にクラクションをならされても、はねられるまで気づかない。命がけです。それとこれは耳栓型イヤホーン特有の問題ですが、きちんと装着しないと低域抜けの安っぽい音になるので装着が難しい。また、骨に響く音も耳にはいるので、自分の呼吸音がうるさい。人によっては心臓音が聞こえてうるさいといっていましたが、当方の場合はそれは聞こえなかった。ということでいい製品なのですが、使いこなしが難しそう。音がかなり固いのですが、エージングすると丸くなるのでしょうかね。なんか業務用のスタジオモニタースピーカの音ですよね。なんだかんだいっていますが、ひさしぶりにオーディオ小僧に戻れました。

2005年10月1日

もう10月ですよ、今年度も半分終わりましたね。どうしましょう。さてさて一昨日(29日)の発表ですが、Samsungは2012年までに330億ドルをかけて半導体製造施設を拡充するそうです。国内の半導体メーカを全部合わせてもこの設備投資額には及ばないはずで、国内の半導体メーカは業界再編して仮に大手すべてを統合して一つのメーカにしても勝ち目はないでしょう。半導体は最後はやっぱり規模ですからね。国内半導体メーカさんは身売りか、工場の売却を早々にして、売り抜ける方がいいかも。もちろん極めてニッチな半導体製品に特化するという方法もありますが、高集積度技術を発展させるには相当な研究開発費が必要なので、ニッチ市場を狙う限りはいずれは取り残されます。ところで大学3年生の頃まではコンピュータではなく半導体の研究に興味があったのですが、半導体にしなくてよかったかも。もっともコンピュータの研究も似たような状況だけど。どうして半導体にしなかったのかというと、卒論の研究室分けの直前に、学生実験で半導体の作成があり、シリコンウェハーにアルミを蒸着した、マスクを写して焼いて溶かしての繰り返しをすることになったのですが、飽きっぽい性格の当方には向かないと悟ったから。ただ、学生実験で半導体実験の順番がもう少し後だったら半導体の研究をしていたかもしれません。ただ、そうなっても行く末は同じかも。実は同期で半導体の研究室にいったほとんど連中が、修士を出て大手メーカに入っても、半導体ではなくシステム部門にまわされています。結局、今と大差ないのでしょうね。

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Ichiro Satoh

Ph.D, Associate Professor
National Institute of Informatics

2-1-2 Hitotsubashi, Chiyoda-ku, Tokyo 101-8430 Japan
Tel: +81-3-4212-2546
Fax: +81-3-3556-1916