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「千寿竹やぶ」
(せんじゅたけやぶ)
1974年創業
1997年の改裝で堂々たる店構えに変身
評価 ★★★★★
住所 足立区千住河原町7-12
Tel

03-3888-5897

最寄り駅

京成線千住大橋駅徒歩3分

アクセス 日光街道千住宮元町交差点南西、
墨堤通り沿い
営業時間

11時半〜15時、17時〜21時(日、祝11時半〜20時) 水、第3木休

席数

20數席(カウンタ4+小上がり4+テーブル4×2+離れ約8) 店内分煙

駐車場 2〜3台
最終訪問

2001.3.26(初囘訪問1996.12.20)

お店のホームペーヂあり
初めて此の店を訪れたのは96年12月20日、まだ改裝前の、閉店も早かった頃のことだ。
その時の印象は決して芳しいものではなかった。記録を見ると4段階評価(◎、○、△、X)で「△」がついている。蕎麦の味と香りはそこそこでアットホームな雰囲気はいいのだが、まだ若かりし私はその涙が出るほど少ない量と隣接した席がうるさかったことに怒りの炎を燃やしていたものだ。

その頃の店主は先代の中村武志氏。その後、「春風荘」「柏竹やぶ」「竹やぶ恵比寿店」等で修行された息子さんの中村充氏が二代目として戻り、その際に店舗も現在の形に改裝された。

4年近くの歳月が流れ、再訪した私を出迎えてくれたのは、改裝されて以前とはがらりと雰囲気の変わった少々敷居の高そうなたたずまいの店であった。
ちょっと氣輕には入りにくくなったなあ、と殘念に感じられたのだがそれはあくまで表面上のものにすぎなかった。外觀同樣大きな変貌をとげていた店内には素晴らしい空間が用意されていたのだ!!


まず今度の改裝で一番で有難かったのは入口を入ってすぐにある4席のカウンターだ。
蕎麦屋で一献傾け、ひとりの時間を過ごすときに4人掛けのテーブルを独占してしまうのは時々気がひけるものだが、テーブル席とは離れた場所に落ち着いたカウンターがあることでとても気が樂になる。お品書きの表に畫かれた「いらっしゃいませ ごゆっくりどうぞ」の言葉も嬉しい。
なにはともあれ前囘の如く隣席がウルサい心配もない(笑)。ただし、カウンタと小上がりは喫煙席なので、その点注意が必要ではある。(非喫煙者優先、ということだが)

落ち着けるカウンタ席

「ごゆっくりどうぞ」の配慮にこたえる爲にも先づは酒、アテにはやはり「そばがき」を選ぶ。ここのは1200円と少々高めの値段設定であるが、それだけの価値はある。どちらかというと私の好みとは違ったふうわり系なのだが、その香りと食感は素晴らしい。ついてくるツユが醤油臭いというか醤油そのもの?なのが少々與醒めではあるのだが、そんなものは別につけなくてもよろしい。そばがき單体だけで十分に樂しめる力強い味だ。
それから「竹やぶ」といえばやっぱり「燒きみそ」。熱々の石に載せられて出てくるスタイルは柏の夲店と同じであるが、松の実入りのそれは「竹やぶ恵比寿店(閉店)」と比較して甘辛さが控えめで食べやすい。地域性を考えたら味付けが逆の樣な気もするけど(笑)

で、何がいいかってアテが來て酒を飮んでる間、店員が全く干渉してこないのが素晴らしくいい。もしかするとそのときは奥の席で忙しかったのかも知れないが、こちらが蕎麦喰いたくなって呼ぶまで(気にかけてくれてはいるのだろうが)放置されているので本当にゆっくりと酒を樂しめたのだ。

そして、その至福の時が流れた後、蕎麦にうつる。
猪口に入って供されるツユは見かけは薄いがかなり甘辛さが強く私好みだ。やっぱ、東京の東側のツユはこうでなくっちゃあ!!
蕎麦(産地は長野県大鹿村)は「もりそば」も季節、枚數限定の「田舎そば」も、どちらも香りは鮮烈で喉越しも良い、「竹やぶ」の名に恥じない出來の良さだ。珍しく青みの強い葱を使っているが、まあこれが仮に白くとも、私は蕎麦と一緒には食しないので別によし。これだけの蕎麦に薬味をつけるなんて勿体ないこと至極、店の方も知ったもので田舎の方にはワサビがつかない。いっそのこと葱もワサビ同樣オプションにすればいいのに、とすら思う。

最後に出てくる蕎麦湯もなかなか濃厚で樂しめた。東京でまた是非訪れたい店のひとつである。
(2003.09記亊)

主なメニュー:もりそば500円、あらびき田舎そば(一日20枚限定)700円、かけそば600円、おろしそば(二枚重ね)、とろろそば(二枚重ね)各1300円、鴨せいろそば(季節物・二枚重ね)2700円、鴨南そば(季節物)2300円、かれーうどん900円、
にしん山椒焚き700円、ざる豆腐600円、天種(海老のかき揚げ)1000円、活才卷海老のかき揚げ1800円、天種(穴子)1000円、出汁卷玉子600円、燒きみそ800円、そばがき1200円、そばもち、そばぜんざい各700円他
酒:酔楽天大吟醸900円、羅生門(吟醸)700円、天狗舞(山廃)700円、浦霞700円、鬼ころし500円

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