米大統領宛要請書 00-04-18
アメリカ合衆国 クリントン大統領閣下
                                      二〇〇〇年四月十八日
要 請 書

           麻布米軍ヘリ基地撤去実行委員会 実行委員長
           二〇〇〇年国民春闘港共闘委員会  代表幹事 溝口政次


 私たちは、東京都港区六本木にある貴国の軍事施設「ハーディ・バラックス」(私たちは「麻布米軍ヘリコプター基地」と呼んでいます)の撤去を要求します。
 この基地に隣接する東大生研の教職員など周辺の労働者・住民は、貴国軍隊のヘリコプターの騒音や墜落の危険に毎日さらされており、大変迷惑しています。私たちは三三年前から同基地の撤去と区民への開放を要求しています。また地元港区議会も再三にわたって同基地の撤去を要望していますが、依然として同基地は存続しているだけでなく、かえって拡張強化されていることを私たちは大変遺憾に思います。独立国におよそ例のない「首都の外国軍基地」を撤去し、敷地を日本国民に開放する事を私たちは要求します。それは両国の対等な友好関係のためにも必要なことです。

 加えて、都立青山公園の一部をつぶして拡張した「臨時へリポート」部分は、直ちに返還されるべきです。貴国軍隊と東京都・東京防衛施設局が一九八三年に交わした「三者協定」には「環状三号道工事終了後は現状回復する」と明記されています。それにもかかわらず、貴国軍隊の一方的意向により、工事終了後七年が経過した現在もなおそのまま継続使用されております。私たちはこのことに強い不信感と憤りを感じずにはいられません。三者協定にもとづきこの拡張部分を直ちに元通り公園に復旧するよう、私たちは強く要求します。

 私たちは、以下のように要請いたします。

            記

一、麻布米軍ヘリコプター基地(ハーディ・バラックス)を撤去し、日本国民に開放すること。

二、右が実現するまでの当面の措置として、危険性や被害を少しでも減らすために、パイロットおよび基地関係者が以下の点を守るよう、特に要求する。
@飛行にあたっては墜落事故を起こすことのないよう、万全の安全対策を講じること。特に、約束のコース以外は絶対に飛行しないこと。
Aヘリコプターを駐機する際は指定の場所に着地し、待機時は必ずエンジンを停止すること。その他周辺に騒音被害をまきちらかさないよう、しかるべき処置を取ること。

三、以下の点は直ちに実現するよう、特に要求する。
@三者協定にもとづき「臨時へリポート」を公園に復旧すること。
A米軍と防衛施設局との「協議」の進捗状況を知らせること。
                                              以上