4・18集会決議 2002/4/18
              集会決議

 私たちは「麻布米再ヘリポート某地撤去」の要求を掲げて本日ここに結集した。

 私たちの目前のこの土地は、1945年以来、米軍に奪われたままになっている。
 米軍は敗戦後ここを接収したが、当初はすぐ日本に返すはずだった。61年には東京都は、米軍の合意のもとに、ここすべてを公園にする計画を立てた。しかしその後米軍は居座りを続け、公園化計画は中断したままになっている。以来、近辺の労働者・住民は、ヘリの墜落の危険や離発着時の騒音に毎日悩まされてきた。

 加えて83年には「逆路工事中の一時的使用」を約東してさらに公園をつぶし臨時ヘリポートを拡張したが、93年の工事終了後も米軍はその協定を無視し公園用地を占拠したまま、9年たった現在もなお臨時ヘリポートを使い続けている。子供たちがサッカーや野球で遊んだ公園の一角は今も奪われたままだ。私たちは、この不法占拠された土地の即時返還を求め、公園への復旧を要求する。

 首都のど真ん中にまで外国軍の基地を置かせるばかりか、このような無法まで許している国がどこにあろうか。私たちはこの米軍の横暴と日本政府の弱腰とに、心から怒りを覚える。

 米軍はここばかりではなく横田・厚木そして沖縄など、日本全国でさらにひどい横暴を行い、周辺住民に大きな被害と苦しみを与え続けている。
 私たちの麻布ヘリ基地撤去運動は、全国各地の仲間の運動と連帯し、願いを同じくする全国の仲間とともに闘っていこう。

 政府は、16日、有事法制3法案を閣議決定し、昨日国会に提出した。3法案は、「武力攻撃事態」を極めて広く認めており、自治体・指定公共団体の戦争協力義務を定め、国民にも戦争協力を求めており、国民が保管命令に反したり自衛隊の立ち人り検査を拒否した場合は刑罰に処すというもので、アメリカの行う戦争にまさに国民を総動員しようという恐るべき内容だ。広範な世論に働きかけ、何としても有事法制の今国会成立を阻止しよう。

 1967年に始まったヘリ基地撤去運動は、区内の労働者・住民共同の闘いとしてねばり強く継続されてきた。この中で米軍車両の大学構内通行阻止、再三にわたる区議会・都議会での撤去決議、等の成果を積み重ね、さらに広範な宣伝、マスコミヘの働きかけ、裁判闘争、全国の基地撤去運動との交流連帯など、運動をさらに大きく広げて来た。

 また、隠され続けた協定書原文をついに明るみに出し、あの石原都知事をして「麻布ヘリ基地の撤去に努力」と表明させ、新たな前進を積み重ねてきた。
 さらに、昨年は、この間題で緒方靖夫、井上美代両参議院議員より国会に質問主意書が提出され、政府から「今後早期に結論を得るべく、努力してまいりたい」との答弁をひきだした。

 私たちは、今日の集会を一つの節目として、さらに新たな運動を力強く発展させていくものである。
 私たちは、公園を取り戻し、この鉄条網を取り払うその日まで、断固闘い続けるものである。

 右、宣言する

                2002年4月18日
          春闘勝利・麻布米軍ヘリ基地撤去4・18総決起集会