総合防災訓練「ビッグレスキュー2001」での米軍赤坂プレスセンターの使用に反対する要請書  2001-08-31
総合防災訓練「ビッグレスキュー2001」での米軍赤坂プレスセンターの使用に反対する(要請書)

東京都知事 石 原 慎太郎 殿
東京都災害対策部 御中
                  2001年(平成13年)8月31日 
              麻布米軍ヘリ基地撤去実行委員会 実行委員長  溝  口  政  次 

 今月17日東京都は、きたる9月1日に予定されている総合防災訓練「ビッグレスキュー東京2001」の「実施細目」を発表しました。それによると訓練の会場は、JR八王子駅前、都立南多摩高校、多摩川河川敷、調布基地跡地、立川広域防災基地の5会場のほか、米軍横田基地、米軍赤坂プレスセンターが予定されています。米軍横田基地は「人員、物資の広域輸送拠点」として、米軍赤坂プレスセンターは「都心地区医療機関への移送中継拠点」として位置づけられています。

 また、石原知事は定例記者会見(17日)で、「あそこ(横田基地)は、兵站基地、中継基地だから、これを契機に羽田空港と同様に災害時の利用を前提とした広域輸送基地として、防災活動計画の中に位置づける必要がある」とも語りました。

 都民の生命・安全を救う災害救助の訓練をするために、何故米軍の基地を使用する必要があるのでしょうか?いうまでもなく、米軍基地はそもそも災害救助の施設ではなく、戦争を遂行するためのものです。米軍は米軍の論理で動いており、災害救助のために存在しているわけではありません。東京で実際に災害が発生した際に、米軍基地を使える保証はどこにもありません。実際に使える約束をしているのでしょうか。もし協定など結んでいないとしたら、利用の可能性がほとんどなく、実効性のない「訓練」ということになるでしょう。「都心地区医療機関への移送中継拠点」として他に適当な離着陸場が全くないわけでもないのに(もし無いというなら、それこそ大問題であり、早急に確保しなければならないものです)、近隣住民はもとより、港区・港区議会、さらには、東京都自身も撤去を要求し、加えて広域避難場所である都立青山公園を不法占拠している米軍・赤坂プレスセンター(麻布米軍ヘリ基地)を使用することは、その存在と現状を肯定することになり、一国の首都として恥ずべき行為であり、たとえ防災訓練といえども良識と節度をもって行うべきです。

 よって、私たちは、防災訓練に名を借りた「米軍赤坂プレスセンター」(麻布米軍ヘリ基地)の使用の中止を強くもとめるものです。