ラフカディオ・ハーンの会 第23回 2002.7・13

 

こんにちは、鉄森です。ハーンの会第23回例会の報告です。

夏真っ盛り!の7月13日、14時より比治山大学にて行われました。

 

1.ハーンの会 ニュース

1)ハーンの「回想記」として幼少年期の思い出7編の出典について。

前回紹介の銭本健二氏の論考「ラフカディオ・ハーンの『日本―解釈の試みー』」

2)八雲会総会参加報告。

・染村絢子氏の講演「梶谷・森・銭本先生を偲ぶ」

・銭本先生の墓参

3)各地の情報

     『比較文学』第44巻

     Angelus Novus 第29号

・『モラエス』2002 No.5 2冊寄贈を受ける 等

4)本の紹介

・府川源一郎 『「稲むらの火」の文化史』(久山堂、1999)

5)新刊書などの紹介

・金子三郎編 『記録 東京帝大一学生の聴講ノート』(リーブ企画、2002、非売品 限定100部)

以下2つの抜粋は照沼先生のご好意でいただいたものです。

     Yoshijiro Sato: THE MEANING OF THE TERM SHINTO

(Japanese Religions Offprinted from Vol.3 spring 1963 No.1)

     THE EAST AND THE WEST-A Study of Their Psychic and Cultural

Characteristics by Sidney Lewis Gulick

(Chales E. Tuttle Company:Publishers)

2・ 研究発表 「ワイルドとハーン」 比治山大学 教授 貝嶋 崇先生 

    ワイルド研究の権威者でいらっしゃる貝嶋崇先生は、ワイルドとハーンの共通点から二人の接点を見つけ出そうと資料をもとに調査された。

    アイルランド出身のワイルドとハーン。アイルランドの民話を集めたワイルドの母親、そして、日本の民話を集めたハーン。一方的ではあるが、ワイルドに関する記事を書いたハーン。日本への想いを募らせながら日本に来ることが実現できなかったワイルド、日本への想いを世界へ文学を通して実現させたハーン。

    もしも、ワイルドが望みどおり日本を訪れていたら・・・もしも、ワイルドとハーンが直接、話をしていたら・・・さまざまな角度を通しての見解から貝嶋先生ならではの結論をご教示された。

3・ティータイム

今日は、お菓子三昧?!の日でした。和やかにお茶をいただきながらも、話の途切れる間はなし・・・

4・『神国日本』

・前回のまとめ―「9、死者の支配」、「10、仏教の伝来」のまとめ

     「11、大乗仏教」、 「12、社会組織」について。

平井呈一訳 「日本―一つの試論」においては、この章が抜けている。

社会情勢を踏まえた上での削除か?

    ・濱川博 「絶筆『神国日本』にそそいだ情熱」

5・次回予告

8月10日 (土) 2時〜4時 比治山大学にて

     『神国日本』―13章「武家の興隆」、 14章「忠義の宗教」

6・その他

    広島ラフカディオ・ハーンの会、今年の目標の一つである?小泉時氏を広島へ、来ていただくための作戦会議(日程の調整等)・・・

 

ラフカディオ・ハーン、彼のことを少しでも知りたいと、ただ、それだけで一歩踏み込むとそこに広がる果てしない無限の世界・・・文学、教育、日本の文化、彼と関わりをもった数多くの文化人・・・また、今月も一つ世界が広がり心豊かになり満足!の一日でした。