ラフカディオ・ハーン 入門
ラフカディオ・ハーン(日本名 小泉八雲)って知っていますか?
ああ、『怪談』の作者ね・・・日本人になった変な外国人??
少しでも多くの方とハーンの素晴らしさを分ち合えたら、共有出来たら、とそんな思いでハーンの作品等を紹介(勉強しながら?)していきたいと思います。
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2002年9月14日
『マンガ 若き日の小泉八雲』 監修:小泉 凡 作画:大西洋一
小泉八雲生誕150周年記念出版 平成12年10月15日初版発行
発行 (財)
「なぜ、前半生?」といわれるかもしれません。それは、けっして平凡で幸せの日々の連続ではなかった来日以前の八雲の生活環境、またそういった苦境のなかで、さまざまな人と巡り会って、助けられたり、裏切られたりしながら、自分にふさわしい生き方を見つけ出してきた、そういうきびしくも自由な「生き方」や巡歴した地の文化背景を知っていただくことに意味があると考えたからです。 (「あとがき」より抜粋)
「マンガ」といっても、それはメディアとしての手段であって、内容はとても充実しています。多くの方に読みやすく、八雲のことが理解できるためのお勧めの本です。
おもしろい、と思ったひとつに、ハーンの生誕地レフカダでの登場人物の会話に方言が使ってあること。これって、もしかして「出雲弁」? なんだか、笑えてしまいました。
レフカダでのお話を読みながら、2年前に訪れたレフカダのさまざまな場所が私の中で蘇ってきます。ハーンの生家、洗礼を受けた教会、幼きハーンが走り回ったであろう広場、エメラルドブルーのイオニア海、ギリシャ、レフカダの満天の星空、そして、唯一覚えたギリシャ語で「カリメーラ!」とあいさつをするとさわやかな笑顔で「カリメーラ!」と応えてくださった島の人たち・・・ (by Reiko)