CHIBITE IN BAGAMOYO 〜TANZANIA AFRICA〜

 

01 Mkungwe Wakuno
02 Mkulawa Hai
03 Dunia Inatisha
04 Chikae Gwe Chikae
05 Chikuku Mwende
06 Ejama Nyie
07 Zilimihanze Zikumota
08 Mleche Waze
09 Tuwe na Amani
10 Ilanzi

iTunes Music Store
8月5日 発売予定

 

Recording

Julius & Dahani

Plactice

ilimba

Children

 豊かな音楽的背景を持つCHIBITEの世界

 CHIBITE は、ピーター・ガブリエルのリアル・ワールド・レーベルからCDがリリースされているタンザニアの巨匠、故フクウェ・ザウォセ氏の意志を継いで音楽活動を続けている、主に家族で構成されている楽団です。タンザニアのドドマ地方の民族音楽をモチーフに、親指ピアノと呼ばれている ilimba や弦楽器の izeze 等を演奏して、バリエーション豊かな楽曲を創り出しています。海外での演奏経験も多く、故フクウェ・ザウォセ氏はピーター・ガブリエルとの競演もしたことがあり、ほかのメンバーもヨーロッパや日本で、たびたびツアーを行ってきました。


 故フクウェ・ザウォセ氏は、タンザニアの内陸部、ドドマ近郊の出身で、ゴゴ民族の音楽家です。その才能を「アフリカの父」とも言われたタンザニアの初代大統領、ジュリアス・ニエレレがドドマでその演奏を聴いて感動し、国立歌舞団に迎え入れるためダルエスサラームへ呼び寄せました。その後、ダルエスサラームから60キロ離れたバガモヨに設立されたバガモヨ芸術短期大学の教授になり、多くの演奏家を指導しました。

 「IN BAGAAMOYO 〜TANZANIA AFRICA〜」の録音は、彼らが住んでいるタンザニア東海岸に位置するバガモヨの野外スタジオで行われました。のどかな風景が広がるバガモヨの彼らの住まいは3棟の建物で、20人以上の大家族で暮らしています。建物と建物の間には楽器作りの小屋があり、メンバーはそれぞれ自分で楽器を作っています。楽器の素材は木材やひょうたん、自動車の部品など、身近にあるものを利用しています。廃材などをリサイクルする点では地球環境に優しい活動と言えるでしょう。裏庭には大きなマンゴーの木があり、その木陰が練習に最適の空間となっています。


Tabu

Lucas

 

 彼らにとって音楽は、生活の中での比重がとても大きいのです。朝方、差し込んでいる日の光がまだ斜めの時間帯に、もう誰かが庭先で手作りの椅子に座って楽器の練習を始めています。その傍らでは、老婦人が庭の掃除をしていたり、子供たちが遊んでいたりといったシチュエーションです。歌と踊りは子供たちにとっても日常的で、将来の音楽家が恵まれた環境の中で自然に音楽を身につけているように感じられます。のんびりとした田舎で、家族全員が音楽を楽しんでいます

 今回の録音では総勢20名以上のメンバーが参加しているため、とてもボリューム感あふれる演奏を披露してくれています。しかも、各曲の構成がバラエティーに富んでいて、倍音豊かな音色を響かせる親指ピアノと呼ばれている ilimba 、弦楽器の izeze 、複数の太鼓、木琴、カヤンバなど多くの楽器が使われています。ほとんど楽器を使わない声だけの曲や、鉄パイプを利用した笛による独奏曲もあります。彼らがオーケストラと呼んでいる大編成からシンプルな編成、独奏・独唱まで変化があって飽きないアルバムの構成になっています。


 どうぞ、CHIBITEの音楽をお楽しみください。