魔界都市ブルース−秋せつら
魔界都市ブルース「夜歩く」

眼を閉じて、曲がりくねったアスファルトの路を
当てもなく五分も歩けば、この町の住人でも、
見知らぬ場所に独り佇む自分を発見するかもしれない。
街と−−−夜の力を借りて。
そんな裏通りをひとつの影がやってきた。
黒い影であった
初夏には似合わない。−−なら、季節を変えればいい。
夏を冬に。温みを冷気に。やさしさを厳しさに。
−−黒いロング・コートをまとった長身は
その作業を完璧に成し遂げ、不可思議な変換を
招いたものは、コートの上の顔であった。
美しい。
そうとしか、形容のしようがない。
闇と月光の化学変化が生んだ魔性の落とし子。
どこから来て、どこへ行くのか。
秋せつらである。

祥伝社刊 菊地秀行氏著
「魔界都市ブルース−夜歩く」より
モデル:秋せつら


一番古い魔界系のイラストと比べて見ると(いや、見ないで下さい(大汗))
雰囲気がちょっと違うかな?(文章は菊地先生のものなので同じですけど)
魔界都市系で私の一番好きな短編です。


使用画材:Photoshop

HOMEへ戻る
魔界都市メニューへ戻る
光の扉TOPへ戻る
Please Mail Me


禁無断転載