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日本、イラン、バーレーン、北朝鮮・・・
正直なところ、いやな
組に入ってしまったな、というのが誰しも思うところだろう。
高さと決定力のダエイ、鋭い突破力のカリミ、俊輔並の精度の高いプレース キックのマハダビキヤと多士済々、しかも異なるタイプのタレントの揃う、 アジア最強の攻撃陣を持つイラン。 鋭い縦へのスピードと若さのバーレー ン。 いずれも攻撃力はアジアでもトップクラスで、アジアカップでも苦戦 した相手だ。 しかし、イランにせよバーレーンにせよ、攻撃力は高いが守備力はそれ ほどでもない。 得点は多いが失点もまた多いのだ。 それに、この二 チームとは過去にかなりの数の対戦があり、相手の内容はほぼ把握して いる。 不気味なのはこの10年間対戦のない北朝鮮で、しかも現在日本との関係は 拉致問題や核問題などで紛糾の真っ最中。 おまけに競技場の芝迄、人工芝 になるか天然芝になるか、現時点では不明だという。 アウェーでの試合の場合、サポーターの入国は可能なのか、 サッカー協会関係者や報道陣の事前の視察は可能なのか、又その 安全は保証されるのか、 デイゲームかナイターか、そのあたりも今の所全く不明だ。 北朝鮮の関係筋では、「政治とスポーツは切り離して考えている。 (サポーターや関係者の)入国問題は全く心配ない」と言っているそうだ が、果たして本当なのか? 仮に北朝鮮への入国問題(ビザの発給など)がスムーズに行われたとして も、拉致問題がこれほど騒がれている現在、日本のサポーターが大挙して 北朝鮮を訪れるだろうか? いくらなんでも、サッカーの観戦に訪れた日本のサポーターを 「拉致」するとは思えないが、相手はかつて 社会主義友好国の国内でテロを行い、 体制は異なるとはいえ同胞の国で航空機を爆破し、日本のみならず欧州 の国の国民迄拉致し、あまつさえ「これが本人の遺骨です」と 一度ならず他人の遺骨を差し出すという、常識では到底考えられないよう な無謀且つ 悪逆非道の行いをする無法国家、ならずもの国家である。 なにをおっぱ じめるやらわかったものではない。 もし、観戦ツアー中のサポーターになにかのトラブルがあった場合のこと を考えると、旅行代理店もツアーを組むことに二の足を踏むのではないだ ろうか。 単なるサッカーの観戦に、例えその可能性は低いとはいえ、こ のような脅威を感じざるを得ないというのは、極めて異常な状態、異常な 国としか言いようがない。 このような状態と関係の国で試合を行うこと自体、無理なことである。 日本のサッカー協会はAFAに対して、現在の日本と北朝鮮の 状態及び北朝鮮の異常性を良く説明し、北朝鮮での試合は第三国で行う よう働きかけるべきであると思う。 さて肝心の話しだが、日本の最終予選突破は可能か? ズバリいえば 60%−70%の確率で可能と思う。 根拠はジーコ も言うように、 勝点10−11という計算で行くと、3勝2分1敗、或いは3勝1分2敗 ということになる。 北朝鮮の実力は未知数であるが、アジア一次予選の戦績など見る限り では、実力は日本の方が明らかに上である。 ホームで負ける相手で はない。 バーレーンにはアジアカップで苦戦しているが、あの時の 日本チームのコンディションは、炎暑のため最悪の状態だった。 3月の日本の気候からいっても、あの時よりは遙かに良いコン ディションで試合に臨めると思う。 最初のアウェーの試合は3月のイランだが、これははっきり 言って苦しい。 引分けなら上々、負けは覚悟の上というとこ ろだろうか。 これ で前半戦を終わって2勝1敗又は2勝1分、勝点6−7 というところ。 後半戦はアウェーが多い上に気候的にも夏場であり、苦しい戦いが続く だろう。 できるだけ前半戦で勝点を稼いでおきたいところだ。 第4戦の北朝鮮、第5戦のバーレーンが後半戦の山場で、最終予選 突破ラインを10−11とすると、この2試合で1勝1分な らOK ということになるが、果たしてどうだろうか。 この2試合で勝点 2(引分け2試合)或いはそれ以下となると、最終戦のホームでの イラン戦で決着がつくということになる。 しかも勝たなければ予選 突破は不可能という、重大なプレッシャーに耐えなければならない。 これはかなり厳しい状況なので、出来ればその前に予選突破を確定し ておきたい。 対戦相手が決まり、こうして相手チームを見てみると、コンフェデが 始まる前に予選突破決定をという当初の目論みは、かなり難しいようだ。 予選突破は最速なら第4戦のアウェーでの北朝鮮戦だが、第5戦 或いは最終戦迄もつれる可能性が高そうである。 8カ国中4.5カ国が本大会に出場可能という比率は、これまでのワールド カップ予選に比べてかなり高いものがある。 しかも、この1年半ほどの ジーコジャパンには、これまでの代表チームにはなかった成熟性というも のが見られる。 これまでの代表チームは、只ひたすら目的に向かって邁進するのみとい う、ある意味では誠心純粋、別の言い方をすれば愚直単純という、 高校野球的精神論の世界にあった。 それがこの所は、手を抜いてもいい所は手を抜き、「ここだけは」 という所はきっちり決める。 そういうヨーロッパや南米のチームのよう な、「大人の戦い方」が出来るようになってきた。 好き嫌いは別にして、 これはやはりジーコの功績だろう。 この「成熟性」「大人の戦い方」は、ワールドカップのような極度の プレッシャーのかかる試合では、かなり重要な要素になると思う。 こ れがあるとないとでは、結果にも大きな違いが出てくるだろう。 この あたりが、予選突破の確率60−70%という、予想の数字の根拠(の ひとつ)なのである。 サッカーとは直接関係ないが、北朝鮮による拉致問題は色々と奇妙な 点が多い。 何故横田めぐみさん始め第二次(と仮に書いておく)の 拉致被害者の足跡をこれほど隠さなければならないのか? そのあたりが疑問である。 既にこれらの方々を拉致したという点ははっきりと認めているのだから、 今更証拠をでっち上げて迄死亡という結果に拘らなくてもいいのでは ないか、という強い疑問がある。 これらの方々が機密事項に関わっていたから、ということが理由らしい が、金賢姫事件は既に決着がついているのだから、 それに拉致被害者が 関わっていたとしても、それを発表して特に問題はないように思える。 なのにここまで情報を秘匿するというのは、金賢姫事件以外にも重要な 犯罪、それも未だ発覚していない重大事件に、北朝鮮が関わっ ていたのではないか、という疑惑が生じてくる。 それがどのような内容のものなのか、これまでに発覚している事件か、 それとも未だ一般には知れられていない事件なのか、そのあたりさえ 全く不明である。 しかし、これほどひた隠しにするような事件であれば、 それはもしその内容が西側諸国に知られたら、重大な国際問題に 発展する可能性が高いという、非常に重要な内容のものなのだろう。 これに相当するような重要事項としては(以下は私個人の全くの想像に過 ぎないが)、例えば核開発問題(既に数発分の核爆弾に 相当する核燃料の再 処理を終了していると言われる)、テポドンなどの弾道ミサイル 関連、韓国内でのテロ活動或いは第二次朝鮮戦争の準備、日本でのテロ活 動とその支援、第三国での拉致支援(日本赤軍がやったような)、 などが思い浮かぶ。 しかし、核やミサイルの事項に拉致外国人を使うとは考えにくいので、や はり拉致被害者の母国又は関連国でのテロ支援や拉致支援などが、第一候 補になりそうだ。 拉致被害者の国籍は、日本だけでなく東欧に迄及ぶ ようで、これらの事実 が明るみに出ると、かなり多くの国を敵に回すということになる。 当該 国だけでなく、その他の国々の国際世論も、北朝鮮に対して極めて厳しい ものになるだろう。 それを回避するために、今回のように他人の遺骨を 当人のものと偽って渡すという、極めて非人道的な行為を実行したのでは ないか。 まるで狂犬病にかかったクージョみたいに、誰彼かまわず噛みつ きまわるという、異常且つ病的な国が相手だけに、今後の交渉も 一筋縄でも二筋縄でも行かないという困難さがあると思う。 なにせ 嘘をつくことを少しも悪いと思わないという、ヤクザか政治家(^^;の ような相手だけに、こちらも「話せばわかる」などという、甘っちょろ い認識で立ち向かうことは許されない。 経済制裁という手は確かにあるし、かなり有効な手段だとは思う。 しか し、これを発動した場合、北朝鮮がそれを理由に6カ国協議をボイコット する可能性は高い。 日本対北朝鮮の二国間だけの問題ならまだしも、 同盟国に迄影響が及ぶような手段はなるべくなら取りたくない、というの が日本政府の真意だろう。 このような相手に最も有効な武器は、国際世論の喚起 ではないだろうか。 もし、北朝鮮による拉致が相当数の国の人々に迄及んでいたのなら、 その事実を各国のメディア関連に積極的に流し、人道問題として 大きく取り上げるようにし向ける。 これが度重なって国際世 論が喚起されれ ば、各国から北朝鮮への人道的援助と称するものも次第に少なくなるだ ろう。 いかにも迂遠な方法のようだが、これは案外有効な方法だ。 すぐ致命的 なダメージがあるというのではないが、じわじわとボディブローの連打 のように効いてくる。 北朝鮮の国民には気の毒な方法ではあるが、そ れはまあ、自業自得というものだ。 ある程度ダメージを与えた所で、経済援助と経済制裁を交互にちらつか せながら、ねばり強く交渉する。 その頃には北朝鮮の疲弊も 甚だしく、 金体制もかなり傾きかかっているのではないかと思われるの で、交渉は案外スムーズに行くかも知れない。 日本以外の拉致被害者は、ルーマニアなど東欧の人々が多いそうだ。 この種の問題は国際世論の動向にかなり影響されるので、これらの 国々と連絡を取り合い、国際世論を喚起して北朝鮮を追い込む という手は、かなり有効だと思う。 |