colum 祝! 初タイトル


FC東京がついに初タイトルを獲得した。 山崎ナビス コカップ決勝戦 で、浦和レッズと0−0のままペナルティ戦に突入、4−2で勝った。  試合内容については、シュート数27対8の数字が示す通り押されっぱ なしではあったが、これは守りのかなめジャーンの退場というアクシデ ントのせいもある。 内容的には、FC東京にとって今期最高の ゲームだった。 まずは大賀の至りである。

ジーコ神さまよ、今野石川茂庭の活躍をしっかり見てくれたかな? 加地 よりも石川今野の方が能力は高いぞ。 シンガポール戦には是非彼らを呼 んで欲しいものだ。

FC東京はJ2昇格と同時に旧称の「東京ガス」から「FC東京」に改称、 名実共に東京を代表するチームとなった。 同時に私も熱烈なサポーター となりましたです。(^^)V

そもそもJリーグ発足当時から、首都にチームがないのはどうい うわけかといぶかしみ、又大いに不満に思っていた。 ヨーロッ パでも南米でも、 首都のチームは強力且つ由緒のあるチームが多いのに、なぜ日本だけは 強力由緒どころかチームそのものがないのは、いかなることか。  そんなわけで、FC東京の出現は正に我が意を得たりというところだった。

しかし残念ながらJ1昇格後の成績はパッとしたものではなかった。  J1のステージ4位が最高で、常にリーグでの中位は保つものの、優勝 を狙うところまではどうしても届かない。 天皇杯やナビスコカップも 同様で、いいところ迄は行くが、最上位には手が届かない、という試合 の連続だった。

これはひとつには、母体(親会社)が東京ガスという、いわば公共企業で あり、他の一般営利企業(楽天とか)と違って、大金をかけた派手な補強 活動ができなかった、という事情からだろう。 

天下の東ガスに「たかが選手」(^^;の補強をするお金がない筈 はないが、 数億円を払って海外から獲得した選手が、ほとんど試合に出ないままで 契約解除、などという無駄な金の使い方をすれば、どこからどんな批判 が出るやらわかったものではない。 これが一般営利企業なら、 「なんと楽天的な会社や、アホな社長やなあ」と笑われるだけで済む が、東ガスや 東電だったら、たちまちメディアに叩かれて、下手をすれば訴訟沙汰に なる。

この辺がガスや電気事業所など公共性の高い企業の辛さというものか。  とはいえ、政治家に献金するよりは、サッカーチームに投資す る方が、地域文化の発展と都民の親睦という面では、遙かに有効 だと思うのだが・・・


勿論、首都東京生え抜き正式認定地元江戸っ子モノホンレアアイ テムのサッカーチームはFC東京だけであり、*崎あたりから ぽっと出の元*ベツネチームなどは東京のサッカーチームのうちには入ら ないのである。

全く別の話ではあるが、写真やTVでみる「あのオーナー」(今は『元』 だが)の風貌と言動は、傲岸不遜尊大横柄驕慢居丈高という文字をその まま人間にしたようなもので、茶化すにはもってこいでありんす。 

それにしても、このお方さまが早いところサッカーを諦めてくれたのは、 日本のサッカー界に取ってもっけの幸い、神風が吹いたような ものだ。  プロ野球のドタバタぶりを見ていると、あのまま居座っていられたら、 今頃どんなことになっていたかと思うとぞっとする。(笑)


まあ、それはともかく・・・ そんなわけでFC東京にはスター選手が ほとんどいない。 渋好みの面々には受けるが、浦和や磐田横浜のよう な華がないのである。 なにせ未だに東ガスの社員選手がいる というありさまなのだ。

そのような状態の中から、若手の有望株が続々と出現してくるのは嬉し い限りである。 オリンピック世代の石川茂庭今野徳永を筆頭に、ユー スの増嶋梶山鈴木(和製ロベカル)、日本人ではないがオジャンウン(韓国 ユース)などなど、一二年後が楽しみという選手が数多く存在する。

先日のアジアユース大会にしても、増嶋が出ていればもう少し違った展開 になっていたかも・・・という、期待と無念さが残る。

これらの選手中でも特に成長が見られたのは、今野と茂庭だろう。 茂庭 はオリンピックの頃から強さと高さは格別のものがあったが、最近は読み の能力も随分進化したように思える。 この辺は中沢と一脈相通ずる所が あり、中沢二世として代表チームの中核となる可能性 がある。

最大の収穫はやはり今野だろう。 オリンピック予選の早い時期には、 相手にさらわれる横パスを不用意に出すなど、不安定なシーンが何回 かあったが、その後大きく成長したようだ。

一昔前の井原のように、危険を事前に察知してその前に対処するという危 険察知能力、フル出場を続けても全く落ちない運動能力、更にはゴール前 でここ一発という位置に確実に顔を出す得点能力など、 ボランチ(舵取り)としての才能は非常に高いものがある

石川は怪我のためこの所出場の機会が少なかったが、やはり基本的な能力 は高い。 石川と佐藤由紀彦が交換トレードされた時には、「石川の方が スピードはあるが、クロスの精度は由紀彦の方が遙かに高い(当時は)。  なんで由紀彦を出すなんてもったいないことをするんだ」と怒ったものだ。  その後石川のクロスの精度が飛躍的に高まったので、現在では完全に納 得しているが・・・

現在のFC東京の最大の泣き所は、得点能力の不足 という点だろう。  「攻撃サッカー」というのが原監督の看板だが、その看板の割には 得点が少ない。 大熊監督時代の方が遙かに得点力はあったと思う。  現在のFC東京のサッカーは、「防御サッカー」 といった方が正確 のようで、闘莉王にも「守ってばかりいないで攻めてこい!」と挑発 されたりする。

守備面ではジャーン茂庭という強力なディフェンダーがいるし、ボランチ の今野宮沢三浦も良い仕事をしているので、まずは問題はない。 事実 今期のJリーグの中でも失点は最小クラスなのだ。

しかしFW陣が決定的に弱い。 ルーカスはまずまずの内容だが、なんと いっても先代ストライカーに「キング」アマラオという傑物がいたので、 これと比較されると辛い。 しかも彼に続く二番手FWが存在しない。  で、この所常にワントップというフォーメーションとなってしまう。  安部も戸田も近藤も、他のチームのエースストライカーと比べると、やは り小粒という感は否めない。

このFWの補強が次期の最優先課題だろう。 更にも うひとつ、サイド 攻撃が現在のFC東京の売りになっているが、そのサイド攻撃からの クロスの精度が低い。 中々ピンポイントで合わない ので、尚更点になりにくい、という難点がある。 

現在FC東京の選手で、ピンポイントでクロスを合わせられる選手は、 宮沢と石川位だろう。 右サイドは石川に任せるとしても、左サイド が弱い。 鈴木にしても馬場憂太にしても、クロスの精度は現時点で は決して高いとは思えない。 石川と宮沢が出場していない時には、 この弱点が如実に出てしまう。  俊輔なみとはいかなくても、もう少し正確なクロスが出せるように なれば、得点は更に増えると思われる。

もう一つ、優秀なトップ下(コントロールタワー)が存在しない。  試合を自由にコントロールし、ここ一発という時に、相手を確実に ノックアウトするキラーパスを出せる選手がいるといないとでは、 結果に大きな違いが出る。 この役目は、馬場憂太では完全に役不足だ し、ケリーはいわゆる「司令塔」とはタイプが違う。  もっとも中田中村クラスの司令塔は、Jリーグは勿論外国でもそう多く は存在しないが・・・

最後に総括。 現有勢力ではJリーグの優勝は狙えない 。 これは はっきりと断言できる。 優勝を狙う為には、優秀なストライカーの 獲得が絶対的な条件だろう。 エメルソンやアンジョンファンを取れ とは言わないが、それに近いクラスの強力FWの補強は絶対に必要だ。 


最後におまけ・・・

それにしても、エメルソンはいつ帰化するの?  昨年は「来年には」 という話しだったが、いっかな実現しそうにもない。 本人は「浦和 に永久在籍したい」と言っているのだから、早く日本にも「永久在籍」 して欲しいものだ。

エメルソンが代表に入れば、日本チームはぐっと強くなりまっせ!  来年のWカップ最終予選は余裕で突破できるし、コンフェデ だって優勝できるかも??? 



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