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カタールとの準々決勝は、試合としては0−0の引き分けで、PK戦に
より準決勝進出、同時に来年6月の世界大会への出場権を得た。 しか
し内容的には最悪の試合内容で、2−0、或いは3−0で負けていても
おかしくない内容だった。
この試合を見て痛感したのは、選手個人の身体能力の低さと 状況判断の甘さだった。 中盤でのボールキープが全くできず、キープ率は圧倒的にカタールの 方が上だった。 特にひどかったのは、こちらのスローイン のボールを、ことごとく相手に奪われていたことだ。 一度や二度ならともか く、スローインの7割位を相手に渡してしまうというのは、絶対に良く ない。 最初の数回のスローインで、カタールの選手のよせの速さはわかって いる筈だ。 相手が出てくる前の位置にポジションを取るということ が、どうしてできないのか。 これが身体能力と状況判断能力の低さ ということなのだろうか。 球際の競り合いでもほとんど競り負けていたし、ヘッドでの 空中戦もほとんど勝てなかった。 平山でさえ半分以上は負けていた のではないか。 前への走力でも完全に圧倒されていた。 ほぼ同じ位置からスタート しても、最初にボールの位置に到達するのは、ほとんどの場合カタール の選手だった。 カタールの選手に走り勝っていたのは、苔口位では なかっただろうか。 身体能力の面で圧倒されただけではなく、状況判断能力でも日本の選手 はかなり劣っていたと思う。 ボールをキープする場面、パスで繋ぐべ き場面、ロングボールで一気に前線へ運ぶ場面。 これらの どれを選ぶべきかの判断が非常に悪く、特に前半は近くに カタールの選手がいない 場面でさえ、単純に前へ蹴るだけの無意味なロングボール を前へ放り込み、 ラインを割って相手ボールになってしまう、というシーンが多かった。 大熊監督も必死になって例のドラ声(笑)で「つなげ!つなげ!」と どなっていたが、選手達は中々反応してくれなかった。 監督の声に 反応するだけの精神的肉体的余裕がなかったのだろう。 この状況判断の悪さは、大半の選手が控え選手で、レギュラーとして 常時試合に出てはいない、ということが大きな原因のようだ。 西ア ジアでは比較的低年齢の選手もレギュラーであることが多い。 その へんの差が出ているものと思われる。 この試合を見た限りでは、準決勝の対韓国戦はあまり期待できない ようだ。 韓国U20には、これまで1分け2敗と負け越しているが、 6日の試合で1勝を上げることができるだろうか。 かなり苦しい 試合になることは間違いない。 世界大会への出場という至上命令 が果たされた今、モチベーションを維持できるかどうかが、最大 の焦点ではないか。 もっとも、韓国もタイと引分けるなど、この大会はあまり調子が上がっ ていないようで、そのあたりつけいる隙はあるかも知れない。 とは いえ総合力で韓国有利は動かしがたく、順当に行けば0−1又は0−2 位で負け、というところだろうか。 一般に日本のサッカー選手は、フル代表>U23>U20>U17と、 若い世代ほど世界と比べての相対的レベルが低い、 という傾向がある。 学制の問題などもあるのだろうが、アジアやアフリカの選手の方は 比較的肉体的に早熟である、ということも理由の一つなのだろう。 又、U23/U20/U17という区切り方自体が、日本のサッカー界の 現状には合わないということもある。 これがU22>U18という 区切り方なら、かなり状況も違っているではないだろうか。 とはい え、この区切り方は日本の要望で変更できるというものではないので、 こちらで対策を工夫するよりしょうがないのである。 そのためには、やはり高校大学中心のサッカーではなく、年齢や学制 にとらわれないユースサッカーチームの育成しかないと思う。 その 点では、キャプテンの提唱のように、年間を通じて固定したユース 代表チームの創生は、非常に効果が有ると思われるので、是非実現 して欲しいものだ。 |