仙道超能力気功法とは人間の潜在能力を目ざめさせ、超能力を開発する精神と肉体の鍛練法である。そしてまた、間近に迫った破滅の時代を生きぬき、永遠の生を約束された仙人へと、あなたを導く最後の秘法でもある!

仙道超能力気功法入門

仙道超能力気功法とは*気*を活用した超能力開 発法

 中国5千年の歴史が生み出した仙道とは何か? ズバリ超能力開発法である。その根本は不思議なエネルギー*気*の力にある。

仙人を生んだ神秘の大国

 亜寒帯から熱帯、世界の最高峰から砂漠までを含む多様な気候。10億になんなんとする人口。5千年間、1度としてとだえたことのなかった分明。珍獣パンダ。ツボと経絡の医学・針灸。おそろしくゆったりとして謎めいている武術・太極拳。お隣りの大国、中国にはわれわれの知らない驚異の風物が、ひしめきあっている。

こうした神秘的なもののキワメツキが、中国独特の精神と肉体の鍛練法・仙道である。そして、それを実践する人が仙人だ。日本でも、長い白髭でツエを持ち、深山幽谷に住んで霞を食って生きている仙人とか、雲に乗り世俗を超越、不思議な術を駆使する不老不死の仙人、などといった形でよく物語に登場する。

しかし中国では、一般にいう超能力の開発法として仙道をみているので、必ずしも俗世間超越した存在だけが仙人ではない。だから、軍師として有名な人、宰相として手腕をふるった人、医師として後世に残る業績を残した人、武術家として天下に名の知れた人など、多種多様の仙人が存在する。

たとえば、三国時代(3世紀)の蜀の宰相として知られた諸葛孔明がそうだ。彼は軍師としても有名で、奇門遁甲をはじめとする各種の仙術を用い、強力な敵国をいくどとなく打ち破っている。もっと後の時代になると、朱元璋という人物をたすけて明という大帝国を打ちたてた軍師、劉伯温もこの種の人物で、軍学・武術・占術にかけては何百年に1人という大天才だった。彼のこうした能力もまた仙道修行により得られたものだ。

さて、この仙道の修行法でおもしろいのは、超能力開発法とはいうもののまったく宗教くささがない点だ。多少、インドのヨガに似ているところもあるが、ほとんど神や霊が出てこない。登場するのは、ただただこの宇宙のありとあらゆるものを形作っているという*気*だけである。

仙道に限らず中国の学問、技術はすべてこの*気*をその考えの根本においている。 宗教でさえも同様で、神や霊も人間や物と同じく*気*からできている、と言い切っ ている。

仙道ではこの*気*を感覚化し、意識を強めていくと、この天地自然の中にあるさまざまな他の*気*の存在が感じられ、やがてはそれらをコントロールできるようになるというのである。具体的にいうとオカルトのほうでいうテレパシー、心霊治療、予知、サイコメトリーといった能力が発揮できるようになる。ただしオカルトと違うのは、これらの力の元になっているのが心霊的な力でなく*気*であるという点だ。

自由自在に時空を超越

 こうして能力を得るため仙道修行者は*気*を感覚化したあと、これを下腹に送り、背骨のうしろ→頭→体の前面→下腹とめぐらせる。この1周を「小周天」といい、これを長い間続けていくと*気*は変化をはじめ、あざやかな光を発するようになる。

この光に強い意識をかけ凝縮させていくと、最後には自分とウリ2つの光でできた分身になる。この分身を使うと空中浮揚、テレポーテーションなどが可能となり、時間空間を超えた存在となる。やがてこの分身が肉体と一体化すると、永遠に滅びることのない不死の肉体ができあがる。

これが初めに書いた不老不死の仙人で、食物のかわりに*気*を直接体内に取り入れることから、霞を食って生きているとたとえられたのだ。

中国にはこうした仙人がゴマンといる。現在でも時々出てきては人々を驚かす。呂洞賓仙人はなんと1200歳にもなるという。筆者もその写真を台湾でみてビックリした李八百仙人は800歳だそうだ。太公望として有名な呂尚にしても、136歳でいちおう死んだが、家人がしばらくして棺を開けてみると、死体はなく衣服だけが残っていたという。太極拳の、張三ポウにいたっては、元の末に1度死んでから生き返り、清の時代まで足跡を残している。

記録を読むとこうした仙人は心霊科学でいう霊的状態ではなく、ごく普通の肉体的存在として描かれている。だれにも見えたし、試してくれといわれれば食物を食べ酒を飲み握手までしてくれたという。

いずれにせよ仙人の目ざしているのは、われわれ平凡人のような生活ではないが、かといって神仏のような存在になることでもないことはわかるだろう。あくまで人間でありながら最高の能力を持ち、自由自在に時空を超越することが仙人の目ざしているものといえる。

人間はいろいろな意味でギリギリの状態にある。これを乗り切るには、今の人類が変わらなければならないという人がいる。

20世紀の初めにこのことを予見した著名な進化論者、カトリック神父であったフランスのティヤール・ド・シャルダンによると、いずれ人類がいきづまった時、その種を超えた新人類が出現するという。その人類の行く所は時空を超えたある場所−Ω点−と書き残している。しかも彼の説では、新人類は肉体を持ったまま死ななくなる、というのだ。これはなにやら仙人の存在と符合するようで、非常に興味をそそられるのである。

*気*とは生体エネルギー

 さてあなたは、こうした仙人の存在や修行法を知ってどう思っただろう。まさかという人もいるだろうし、本当ならすばらしいと思う人もいるだろう。いずれにせよ、今のところ雲をつかむような……といった感じの人が最も多いと思われる。

かくいう筆者も、世界放浪のすえ、ふとしたキッカケで仙道に足を踏み入れるまでは、まったくあなたたちと同じだった。修行を始めてしばらくすると、現実に仙道書に書いてあるとおりの感覚が出現する。それでもまだ半信半疑。しかし、さらに段階があがると落ちついて仙道をみつめられるようになった。そして心理学書、生理学書、物理学書、さらには*気*の医学である漢方、針灸の専門書を読むようになってから、仙道の実体が決して錯覚や暗示ではないことがわかってきた。

こうした研究の結果、*気*とはこの宇宙に充満するエネルギーのことをいっているらしい、ということがわかった。エネルギーは電気・磁気・熱・運動・科学変化・重力といろいろな形をとるが、根本は同じで、ひとつのものが働きに応じて別の形をとっているにすぎない。*気*も同様で、仙道をやっていいるといろいろな感覚として現れるが、根本はひとつである。

 仙道によって*気*を感じる実験をしている最中、今いったエネルギーのいろいろな形を実感することができた。その感覚は鍼をツボに刺した時に得られるものにもほぼ一致した。具体的には流動感、圧力感、時には電気にふれた感じ、磁界のモヤーッとした感じなどである。

 人間を含む生物からは、こうした*気*が全身を流れ、たえず空間に放射されている。ちょっと訓練した人なら少し離れた空間に手をかざしただけで、あたかも空気の膜のような存在が感じられる。

 ヨガでいうオーラとはこの*気*のことで、筆者は手でふ れているその空気の膜ととまったく同じ形の光の層が、生体をおおっているのを見る ことができる。

 エール大学の神経解剖学教授のハロルド・バー博士によると種子から人間にいたるまで、すべての生体は一種の電界によって取りまかれ、たえずその作用を受けているという。彼は一連の実験でそれを立証した。

 また、ソ連のセルゲイフ博士は、この生体をおおっている一種の電界と磁界を「生物学的帯域」と名づけ、それを検出する装置を発明した。日本でも最近では、オーラ探知器と称したこの種の器具が販売されている。

 こうした研究の結果から、筆者は現在では、疑いなく*気*が生体エネルギーであると確信できるようになった。もっとも*気*は生物に限らず宇宙のありとあらゆる所にいきわたっているから、正確には人間(生物)の*気*が生体エネルギーだと言いかえたほうがいい。

 仙道ではまず、この生体エネルギーをコントロールすることから始め、ついで天地自然にあるすべてのエネルギーとコンタクトし、それを利用するところまで修行していくのである。

 神秘に満ちた*気*、すなわち生体エネルギーは、あなたをはじめ人間すべてが潜在的に持っているものだ。しかし、それを感覚としてとらえ活用する方法を知らない限り、偉大な力は永遠に眠りこんだままなのである。

 とにかく大事なことは頭で理解することではなく、実際にあなた自身の体で経験することだ。それ以外に仙道を理解する道はない。これからその実践に入っていくが、すべて筆者が修行したり実験したりしてつかんだ、最も合理的で有効な方法ばかりだ。真剣にかつ根気よく取り組めば、仙道の神秘的な力はきっとあなたのものになるだろう。


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