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| 21世紀の課題、『感想と意見』根角香織 =全交連MLより= |
| 世界はどうなる? 今世紀以降も人類は生き長らえることができるか!? |
| 皆さん、新年を迎え、おめでとうございます。 多くの方から年賀状を頂き、ありがとうございました。今年からは年賀状を廃止すべきとは思いながらも、皆様への返戻のため名簿や挨拶文の準備をしているところです。 ところが、挨拶文が纏まらず、未だに思案するばかりといったところです。 以下は新世紀を迎えた際の感想や意見です。 【新しい民主主義のモデルとは? 社会制度の再構築、それは既存制度の破壊に始まる?】 新世紀は永劫回帰の一プロセス(地球史が一巡する過程)としては、一体全体どの時期に当てはまるのであろうか? 今世紀は歴史的再生の世紀になるか? なるとすれば、21世紀は再生紀の始まりでもある。 それは蘇生のための新たなる破砕=フラクタル(fractal=fracture)造りによりなされることなのかも? とすれば、破壊されるべき集団(人類社会)の形は新たなる(細胞)分裂により再生されるだろう。それが21世紀なのかも知れない。 20世紀の終わり頃、新たなる創造のための破壊が始まったとすれば、人々は個の確立を目指し、閉じ込められた鋳型社会から脱出し始めたことになる。 それは、あたかも軍団が解散するときの様に似て、古い社会のモデルや秩序から解き放たれ、それぞれが平和な新世界創りのため、新天地開拓へ向け旅立つかのように。 これからは異なる国や民族同士が、新たなる調和のための形を求めて、そして、互いが異なる生き方や種の存在を認め合い、育み合い、互いが求め合い、誘引し合わねばならないだろう。 【一方、今後の科学の発達と人類の行く末は? 科学(の発達)は危険と隣り合わせするような側面があることの反省点に立ち。】 そして、科学のあり方としては、遅くとも21世紀の中頃までには、この地上世界においても、森羅万象生きとし生ける物、すべてが織り成す美しい自然環境が再現されるようなことでなければならない。 さもなくば、如何なる科学の発達を持ってしても、人類がこれまで以上の生存能力を高めることにはならないのではあるまいか? これまでのような地球環境の破壊と引き換えに歩んで来た人類繁栄の歴史を繰り返すことは、ある意味では戦争による殺戮と同様の結果になりはしまいか? 互いが生存競争のため、互いが生き延びるためだけの手段では、それは現状をさらに悪化させることになるかも?このままでは、そして、いずれは人類全体が悲惨な運命を辿ることになるかも知れないのである。 このことは、霊長類の頂点にある人類の運命としては、あまりにも愚かなことであり、皮肉な末路を迎えることになりはしないかということでもある。 恐竜やマンモスでさえ、自然の力が働く(見えざる神の手による)までは、その生命をまっとうしたのである。 人類のみが自然を破壊し、自らの手で、その終焉の時期を早めるとすれば、それは地上の楽園を地獄と化すようなことではあるまいか?そのことは死後においても子孫を思う心とは裏腹に、その魂を悪魔に売り渡すことのような気がしてならないのである。 そして、その後、人々は無間地獄を永遠に彷徨うようなことになりはしないだろうか。 斯くして21世紀のあり方を考える時、もはや国同士がただ需要を満たすため、そして、そのためだけを重視した経済的発展を目指すことは許されないことかも、今世紀においても、これまでのような手段で国や集団ごとの繁栄を競い続けるなら、今となっては狭くなりすぎた地球が、さらに狭くなるに違いない。 また現実世界では病気が蔓延したり、食料不足で餓死したりしている国も後を絶たないが、一方では富める国ほど様々な危機に直面していることもある。その深刻さは人々の生き甲斐感喪失による自殺者や切れる若者や老人が多いことでも明らかである。 また、そうでない人達にとっても環境面においては、その息苦しさは増す一方である。環境の悪化は目に見えないレベルで確実に進行し続けている。今まさに、それはかつてないほど最悪の状況を呈しているのである。 とりわけ、我が国における生活住環境悪化の背景としては、産業廃棄物が齎す汚水による地下水の汚染や、排気ガスなどによる酸性雨など、有害雨現象も引き起こされており、また有害エネルギー物質から生ずる超微粒残存物の地中、大気中への蓄積が激しく、そして、そのことによる食物連鎖による各種科学物質の体内蓄積なども進んでおり、さらにはダイオキシン等をはじめ、夥しい種類の環境ホルン拡散による自然界の動植物や人体に異変が生じているなど、それは親から子へと、個人レベルでは生まれながらにして、避け難い状況にあり、誰もが好むと好まざるとを問わず、否応なしに日常生活を通じて自らが蝕んでいる状態なのである。 このような図式こそ、人類が科学によって滅びるプロセスなのかも知れない。それは、見方によっては、これまでの科学の恩恵の代償なのかも知れないのである。そして、それは、また見えざる神の領域を侵したことの結果であるかも知れないのである。 これまで人類が求めてきた繁栄の手段の多くは科学によるところが多かった。その多くが戦争の道具を開発することに始まり、そして、やがては平和利用という形で人々に豊かなる物質文明を齎したが、否、齎すかのように見えたのだが、これから先、その行く末には何が待ち受けているのであろうか? これまでの社会の進歩の度合いや、現下の国情などを振り返れば、政府や政治家だけに依存するだけでは、あまりにも頼りないだけに、このままでは、今世紀においてもなお人々の不安は日増しに募ることになりはしないでしょうか。 【見えざる神の手は何をしようとしているのだろうか?】 ヒトゲノム情報解析の完了を間近に控え、某国はこの情報の独占化を図ろうとしています。このことは人類の共有財産の独占というよりも、一国の政府や一企業が見えざる神の手を操ろうとする企てに似て、見方によっては人類に恐ろしい予感を与えるものであると思います。 近未来においては、人はDNA改良技術によって様々な難病をも克服し、長寿を得るかも知れません。また、世界はDNA組替え技術により食料を増産することができるようになり、それで人口爆発に対処できるようになるかも知れません。 だが、しかし、それによって人の心はどのように変化するのでしょうか? そして、生と死の関係、生命のサイクルに異変は起きないのだろうか?ということの疑問もあり、これらのことは21世紀における人類共通の問題として大変な論議になるでしょう。 何の異変も起きないとすれば、人間が神と一体となるということなのでしょうか?あるいは人間自身が神のような存在となるということにもなるのでしょうか? そして、またその人間の手によって生命の起源や、いずれは、そのために宇宙が造られたのではという軌跡が明きらかになるとすれば、その創り手の意味や意思はどのように解釈され、定義づけされることになるのであろうか? 仮に人や動物や植物など、生きとし生ける物すべての起源が明らかになる時、そして人間が(地上の)万物を再生したりする時、人は未来に向かって何を予感し、その先は何を求めるのでありましょうか? 果たして、科学万能時代の先には何があるのでしょうか。その行く末に待ち受けているのものとは? 人は科学を通して無限なる宇宙の営みを探ろとしていますが、それは人間自身が造った宗教のように、誰かが仕組んだ永劫回帰の一パターンであると推測していたからのことなのでしょうか? もしかして、見えざる手が見えて来ることは、パンドラの箱を開けるのに似て、取り返しのつかないことにならねば良いのだが。 あるいは、またそれが最終局面としての人間世界の終焉を告げる出来事にならねば良いのだが。それは新しい地球再生の引き金ともなりかねず、その創造も破壊から始まることであるとするなら、人間のみが、その破壊の対象外とは言えないということではなかろうか? いずれにしても21世紀には、人類は、ヒトゲノム情報やデジタル技術を応用、駆使することにより、これまではSF(空想科学)として描いているに過ぎなかった世界をより急速に現実化して行くに違いない。 そのためには、今から未来社会のリスクコントロールのための準備や、そのための制度の構築を急ぐ必要があるのだが、又、そのためには如何なるモラトリアム(現状安定化策だけのための重要政策延期措置)をも許されないということを改めて痛感するのであるが、現実はその時の結果によってのみ知らされるのかも知れない。 そのことの予測とは裏腹に21世紀突入と同時に人々の期待は科学万能時代に向けられ過ぎていると思うのは私だけのことであろうか? 2001年1月4日 根角 香織 |
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| 【 更新日=2002/10/10 木曜日 】 |