<< 業界レポート = 広島県行政書士六法研究会(法学教室)>> 
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法解釈論(法解釈学習)のすすめ
新人行政書士のための法律&業務知識『仮登記担保』=情報誌シリーズ掲載<債権回収>(第9回)より
根角行政書士事務所作成の法令・判例集

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  六 法 研 究 会 ( 法 学 教 室 ) の ご 案 内  
 
仮称:六法研究会を開催するに当って、=講師:根角香織
 
*** 仮称:六法研究会員の皆さんへ、***

  仮称六法研究会の皆さん、関係者の皆さん、河野さんが世話人となりご準備されている研究会に参加されるメンバーの皆さんのお顔ぶれについては私自身がまだ把握していませんが、現在までのところ10名の方
(平成13年7月28日現在の入会者は24名)が参加されると聞き及んでいます。

 言うまでもなく、この研究会の目的は法律を学ぶことにより、我々行政書士が業務を行う上で必要なノウハウや応用判断能力を高めることにありますが、それはただ単に法技術をもって顧客の依頼趣旨や要望に応えるというだけのものではなく、常に社会正義の総量拡大に貢献するという目的でなければならないと思います。

  また、行政書士資格を取得し、それが職業として生活の糧になっているのが『法律家のプロ』であると思い勝ちですが、我々としては一資格業世界だけの視野や物差しだけで自己のレベルを評価したり、また先輩後輩間だけで比較し、自己の能力を過信するようなことであってはなりません。

  今まさに法律資格を取り巻く社会環境は激変の兆しを見せつつあります。これからの時代は資格でもない、職業でもないボランティアなどあらゆる立場の者が法律相談業務に携わってきます。ましてこれからは『アマチュア』でも『プロ』並みか、あるいはそれ以上の実力者が活躍する社会となることを考えねばなりません。

  そのことを考えると、我々資格者が法律知識なくして行えるような業務を指して、何々が専門であると言っても、その専門性が内容において一般市民では対応できないようなレベルのものでないかぎり、それは我々資格者にとっても専門とは言えず、それは概して自分の好みだけで業務を選択しているに過ぎないと言うべきでありましょう。

 これまで行政書士は少なくとも専門領域においては弁護士や司法書士等の他士業者に引けを取らぬよう、一歩も二歩も抜き出るような法律知識を必要としていましたが、これからは専門領域に止まらず、法律分野全般に渉る専門家とならなければなりません。

 そのためには着実に謙虚な態度で、先ずは順序正しく基本から学ぶことの重要性を再確認し、できるだけ広範な分野に渉り、六法の学習をする必要があります。それは業務知識の基本は何かという視点から、少なくとも基本的な法律は法律家としては常識と言われる位のレベルに達することであると思います。

  思うに、これまで皆さんが培われてきた業務知識やその応用としての書類の雛型や作成のノウハウだけを示す資料などの蓄積は多大なものであると思いますが、それは皆さんご自身が日頃の業務を通じて研鑚されたり、会などの研修会受講で修得したもの、あるいは先輩から教わり、受け継がれたものなど様々でしょうが、それは資料としては大変な蓄積でありますが、しかし、それらの多くは目に見える形こそあれ、法律知識として見た場合には、さほどのことはないというのが実感ではないでしょうか。

 そのような観点からは、仮に根拠法令や注釈もない書式便覧を編集するように書類の作成法だけのために資料を蓄積することが業務知識の習得であるとするならば、それは『論語読みの論語知らず』に似てはいないでしょうか。もし、そうであれば、法律家としては砂上に楼閣を築いたのに等しいことであり、それではいつまで経っても応用力としての実力を養うことにはならないと思うのであります。

 時はまさに司法制度改革が叫ばれる折、法律分野における資格制度が見直されようとしています。我々にとっては、これほど千歳一隅のチャンスはありません。そのためには一刻も早く法律家としての道を歩むべく法律を学ぶ機会を得たことは、これが長いプロセスの始まりととは言え、皆が共に励ましあい、苦労の甲斐を得た暁には、真の法律家の登竜門となることを信じて止みません。

 大変口幅ったいことを申し上げましたが、最後に主要科目についての解説などを仰せつかった小生としては、『ローマは一日にしてならず!』という諺のとおり、皆さんが地道に頑張れるよう創意工夫しながらやって行こうと思いますので何卒よろしくお願い申し上げます。

                                 平成12年2月18日 根角香織

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【 更新日=2004/02/18 水曜日