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<掲載 -0040>
 
広島県行政書士会交通事故業務協議会研修資料
< 医療機器について >
平成11年12月17日の広島事故協の定例勉強会報告の補足説明
(解説 根角香織)
 
 去る平成11年12月17日の広島事故協の定例勉強会では長屋会員の解説による後遺障害診断書の見方等について学習が行われましたが、診断書中@の欄には予め検査所見の記入についての記載(指示)がありますが、その中で、医療用測定機器の横文字のアブリベーション(略語)やその機器の機能について質問がありましたが、会場では誰もが触れませんでしたので下記のとおり整理してみました。その他の点についても、かなり曖昧な部分がありましたが、とりあえずは下記の記入欄について私から資料を提供させて頂きます。参考になれば幸いです。

                                                 

 
 【自動車損害賠償責任保険後遺障害診断書】の見方について標記診断書
@精神・神経の障害 他覚症状および検査結果の記入欄には「知覚・反射・筋萎縮など神経学的所見や知能テスト・心理テストなど精神機能検査の結果も記入して下さい。XPCTEEGなどについても具体的に記入して下さい。眼・耳・四肢に機能障害がある場合もこの欄を利用して、原因となる他覚所見を記入してください。」とありますが、この指示による診断及び測定機器については次のように整理できます。

1、検査機器による診断の順番と概要

 @視診や問診など一般的な診察
 A脳神経外科では神経学的検査により大脳や小脳、脳神経、末梢神経などの異常を調べます。
 B頭部外傷がある場合や頭部の病変が疑われる場合に、頭部X
P検査が行われます。この検査では頭部の骨折や変形、骨病 変、頭蓋内病変による骨の二次的な変化 などについて調べるこ ともできます。

2、検査機器の名称および略語の意味

 @
XP検査=X線検査=(XPXray Photoの略)所謂レントゲン撮影、撮影による検査のことです。
 A
CTComputed Tomography (Cはコンピュータ)(Tは断層写真)従ってCTはコンピュータによる断層写真のことで、CT Scan(スキャンは詳細に調べること)はCTにより輪切りにして 断層撮影し、検査することでCTスキャンもレントゲン撮影と同様、X線を利用して頭蓋骨に囲まれた脳の水平断像を撮像するものです。
  頭蓋内の病変が疑われる方に行います。頭蓋内の腫瘍や出血、梗塞、奇形などの部位や大きさ、性状などがわかります。
  この場合、病変の性状を調べるために造影剤の点滴を行う事もあります。

 B
EEG Electronic Ephalo Graphs (Eはエレクトロニクス)(次ぎのEはエコー?エファロは英語ではない。)(Gはグラフ)Ephalo は脳波と言う意味で、グラフは文字通りグラフです。
  従って
EEGは超音波による反響イメージグラフを利用して脳波を記録すること(脳細胞の電気的活動を脳(皮膚)表面から採取して、脳の機能を観察するのが脳波検査)から脳波記録装置という意味であり、EEGRI やMRIと組み合わされた機器として測定に使用されます。

  超音波というのは、人間の耳に聞こえない非常に高い周波数の音波のことです。探触子(プロ−ブ)を検査する部位の皮膚面にあてて超音波ビ−ムによって体内の臓器の状態を画像として作り出す検査です。

  超音波は人体には無害であり、小さな病変を発見する事が出来ます。
検査では痛みはほとんどなく、瞬時に画像を得ることが出来るので動く様子を観察出来、ただ、超音波は空気中を伝わらないので身体にガスの多い場合は、きれいな画像が得られず、肺や胃腸(消化管)の診断には、適しません。

  超音波による検査部位については、身体の上の方から頚部・甲状腺・心臓・乳房・肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓・膀胱・前立腺・子宮・卵巣・胎児・血管等があり、検査目的としては各臓器の形態的診断のため行います。

  
EEGには脳波計としてのEEGもあり、測定は耳と頭皮に電極を置いて脳機能を電位変動で調べる検査です。てんかんや頭部外傷、意識障害のある患者さんに行われる事があります。

  
EEGの他には、誘発電位検査装置MEBなどもあります。MEBは聴性脳幹反応や体性感覚誘発電位等の事象関連電位検査に使用します。

3、
MRIについて、

  RI及びMRIの略の意味は、M=Magnetic R=Resonance I=Imaging (Mはマグネティック)
  (
Rはリソナンス)(Iはイメージング)でMRIは磁気共鳴断層撮影装置といいます。

  磁気共鳴断層撮影装置
(MR)は強い磁石と特殊な電波の力により人体内部の構造を鮮明に見ることができる装置で、超電導磁石と高性能コンピューターを用いた最新の医用画像新断装置です。頭部領域の小さな疾患や整形外科領域、腹部領域、循環器領域等の全身部位の診断ができます。放射線を用いないので従来放射線をあてたくなかった部位の検査も安心して行なうことができます。検査ベットに横になっているだけで体の向きを変えることもなく、検査による苦痛はありません。

  
RI検査とは放射性医薬品(ラジオアイソトープ:RIを含んだ薬)を注射したり飲むことによって目的の臓器に薬が集まることで、この薬からの微量の放射線を専用のカメラ(ガンマカメラ)で像としてフィルムに写す検査です。
  この検査によって臓器の形や働きがわかります。その他にも、全身の骨の異常や腫瘍を発見する検査や脳、心臓などの断層面を見る
SPECT(スペクト)検査があります。
  ほとんどの検査は検査用ベットの上で寝ているだけです。検査の時に大きなカメラが体の上に来ますが、圧迫感はありまん。心臓の検査を行う時には20分〜30分程両手を上にあげる姿勢をとります。心臓の検査でエルゴメーター(自転車)をこいでする場合もあります。
 
  MRIは磁気を使用して頭部の任意の方向の断面を撮像したもので、検査時間はCTよりも長くかかりますが、解像度もよく頭部の病変が疑われる場合に行います。腫瘍や出血、梗塞、奇形などの部位や大きさ、性状などがわかります。病変の性状を調べるために造影剤を注射する方もいます。
  心臓ペースメーカーを装着されている場合や閉所恐怖症、手術で金属が体内にある場合は
MRI施行による検査はできない場合があります。 
                                以上

交通事故損害賠償おける医療知識(診断書の読み方)
その1(判読困難な記述例)
その2( 一 般 的 な 例)
 
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【 更新日=2004/06/15 火曜日
 
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