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映画「プライベートライアン」をご覧になった方は 記憶の角に残っているでしょうか? 主人公のミラー大尉の一行が、認識票を大声で数えていて 空挺部隊の隊員から冷ややかな視線を浴びるあのシーンです。 その後ろにあったのが、軍用グライダーCG-4Aです。 現在アメリカ国内には完全な状態のCG-4Aは2機しかないそうです。 一機はオハイオ州の空軍博物館。 もう一機が今回訪れたテキサス州。テレルにある 「サイレント ウイング ミュージアム」です。 入場料:無料(寄付は自由) 開場時間:Tue〜Sat(10:00a.m. to 5:00p.m.) Sun(12:00 to 5:00p.m.) 元グライダー部隊のベテランが中心になり運営している。 "Waco CG-4A" パイロット:2名 乗員:13名 最大積載重量:3,750ポンド ウィングスパン:84フィート ジープ・トレーラー・対戦車砲など搭載可能。 素材は鉄製のチューブと木、そしてキャンバス。 この全く無防備な座席に座り、 風の音を聞きながら 当時のグライダー兵は何を考えていたのでしょう。 空挺部隊はエリートの集団と言われていますが、 同じ空挺部隊に属しながらパラシュート降下兵とグライダー降下兵には、 待遇の面で大きな差があったそうです。 グライダー降下兵は、当初一般の歩兵と同等と考えられており 今で言うところの危険手当の類は、 一切支給されなかったそうです。 CG-4Aギャラリーへ |