タヒチのボラボラ島について思うこと (管理人の戯言)
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いろいろなリゾート島がある中で、なぜボラボラ島に興味を持つのでしょうか?
・内海(ラグーン)の色彩のグラデーションが
キレイだから・・・
・海はもちろん、島や花、 人、歌、空気、全てが
華やかで大らかで南国そのものだから・・・
・水上コテージで有名だから・・・
・マンタに 会いたいから・・・
・島の名前がテキト〜な感じで好きだから・・・
いろいろな意見があるかと思います。
そんな中で管理人が「なるほどなぁ」と思った、とある人の意見・・・
それは、「現在、地球上で、これだけパーフェクトで美しい形をした堡礁(ほしょう)という段階の島は他にないから」というものです。
ちょっとわかりにくいでしょうか。。
人間に一生があるように島(海洋火山島)にも実は一生があります。
何万年〜年千万年 という年月の中で、誕生し、珊瑚礁(さんごしょう)を形成し、そして消滅していく運命にあります。
年齢によって、島は様々な形に変化し、その年齢にあった姿を私達に見せてくれます。
初めて聞いた!という方のために少々話をさせてください・・
島の誕生初期は、「裾礁(きょしょう)」といいます。これは海底火山の噴火によってマグマが盛り上がり、海上に陸地ができ、その周辺(島のスソ)の浅瀬にサンゴ礁が発生している段階です。もちろんサンゴが発育するためには綺麗な水と太陽の光、そして温暖な環境が伴っている必要があります。タヒチ島やモーレア島、ハワイ島などが、この段階に該当します。
人間で言えば、とても若くて生気あふれる荒々しい年代ですね。
裾礁の段階の次が「堡礁(ほしょう)」です。陸地となっている本島が徐々に沈降し、その代わりに島の周囲に広がっていた珊瑚礁がさらに発達し、海上に陸地として現れてきます。本島の周囲にドーナツのようなサンゴでできた陸地の輪が連なり、その間にラグーン(礁湖)があるという段階です。この段階がボラボラ島です。
人間で言うと、ちょっと大人になってきた段階でしょうか。
堡礁がさらに進んだ段階が「環礁(かんしょう)」です。本島が完全に水面下に沈降し、島の周囲に広がっていた珊瑚礁だけが海上にドーナツのように残っている段階です。ランギロア島やモルディブ、ツバイ、トラック環礁などが該当します。
このように、裾礁(きょしょう)→堡礁(ほしょう)→環礁(かんしょう)の順で珊瑚礁からなる島は形態が大きく変化します。
右の写真(ボラボラ島の空撮写真)を見てください。
真ん中に本島があって、その周りをモツと呼ばれるサンゴ礁の周辺島(堡礁:バリアリーフ)が一周し、間に静かな内海(礁湖:ラグーン)があります。
島の人生(というか島生?)の中の堡礁という段階が、とりわけ絶妙なバランスで見ることができます。
ボラボラ島・・・ 人間でいえば、ちょうど適齢期で美しい時期にあるこの島に出会えるのは、
この時代に生きている人(生まれた人)だけの特権だと思います。
この時代に生まれた偶然に感謝してボラボラ島という彼女(彼?)会いにいってみませんか?
※文中の「とある人」は、元タヒチ観光局大阪事務所の所長のMさんです。。(無断でご意見拝借してごめんさないっ)
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