〜大きさと美形の高次元両立〜
超大型オオクワガタ!83.7mmと82.7mm、これがウワサの2つの「美形」血統!!
オオクワガタ・ブリーダーなら知らない人はいない愛知県の加藤隆行氏、そして加藤氏も達人と称する熊本県のI氏。 2人の名人からそれぞれ超大型血統オオクワガタが誕生しています。加藤氏の「GSP血統」とI氏の「2代目『旬太郎』血統」です。 実はこの2つの超大型血統オオクワガタは、その血脈や特徴に共通点も多く、興味深いものがあります。 ここでは、この2つの超大型美形血統オオクワガタについて紹介させていただきます。 (私は2人の血統のファンであり、本サイトの運営・製作は直接的にはお2方とは無関係です) |
熊本県 I氏 : 国産オオクワガタ 「2代目 旬太郎 血統」 | |||
<ギネスを凌駕する、83.7mmの巨躯でありながら超美形!> |
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2007年夏、熊本県の達人 I氏により、83.7mm、頭幅29.4mmの 巨大オオクワガタが誕生しました。 (2代目旬太郎/完品で羽化後、個体側の原因ではないと思われるトラブルにより死亡) 上記サイズの測定も、前胸背板と腹部(上羽)の間をキッチリ詰めて、縮みきっていない腹部(尻部)を含めない計測方法で、このサイズです。 特筆すべきは「大きさ」だけでなく、その「形」で、83.7mmの長さがありながら頭幅もそれに見合った29.4mm、(胸幅31.2mm)という、まさに「75mmくらいの美形個体の相似形」です。 頭幅÷体長は、35%強というバランスの良さで、さらに大アゴ等の長さもバランスがよく、アゴの長さや腹部の長さでサイズを稼いでいないのが貴重です。 ※我が家でも二代目旬太郎血統で83ミリクラスの個体が羽化しています。また、GSP血統との掛け合わせで85ミリに迫るような個体も出ています。(リンク先ページの下部に写真掲載) |
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<こちらも驚異の大型個体羽化率!> |
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加藤氏のGSP血統に負けず、I氏の本血統も驚異的な大型個体出現率です。 80mmオーバー個体が23頭中 6頭、さらに79mm以上にいたっては13頭もの個体が羽化しています(79mm以上の出現確率は57%)。 平均サイズ(最頻値)も79mmという、高次元の大型個体出現率です。 |
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<なんと、エアコン等の空調機器を利用しない自然派の育成方法でこの成果!> |
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I氏の育成方法は極めて自然の摂理に沿ったスタンスです。 空調機器(エアコン等)による温度管理は、ほとんどのオオクワブリーダーにとって当たり前の手法ですが、I氏は空調機器などは利用せず、床下等を利用した自然な環境で幼虫飼育される方法を、現在でも基本的に実践されてらっしゃいます。 また、自然環境に近い材飼育の一人者でもいらっしゃいますが、菌床飼育をされる場合でも添加剤などは極力少ない自然な方法を好まれてらっしゃるようです。 エアコンによる空調管理を実施せず、この成果・・・驚きです。 |
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<系譜(血脈)について> |
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「加藤氏の佐賀重戦車血統♀」と「I氏による自己採集の熊本産累代個体♂」の掛け合せにより生まれた個体(旬太郎♂)を、 「I氏のグレート血統個体♀」と掛け合せることで誕生した超大型血統。 ここまで読んでいただいた方には分かると思いますが、加藤氏のGSP血統と I氏の2代目旬太郎血統は、偶然にも、非常に似た血脈とその組み合わせ配分であることが分かります。 →2代目旬太郎血統 & GSP血統の系統図 |
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※ この「2代目 旬太郎」が羽化した翌シーズンの末、Iさんはオオクワガタのブリードから撤退されると 残念ながら表明されました。 (もったいないことですが、燃え尽き症候群なのでしょうか。。復帰を願ってます!) ※したがって、この血統は、早くも悲しいかな希少血統になってしまいそうです。。 (飼育している人は極めて少ないでしょうから・・) |
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